- 新刊
- 診療放射線技師
診療放射線技師 イエロー・ノート
臨床編
5th edition
定価 7,920円(税込) (本体7,200円+税)
- B5判 672ページ 2色(一部カラー),イラスト220点,写真430点
- 2024年9月2日刊行
- ISBN978-4-7583-2255-3
電子版
序文
編集の序
放射線の歴史は,1895年にドイツのW.C.レントゲンがX線を発見し,1896年にフランスのA.H.ベクレルが放射性物質を発見したことで始まった。医学と放射線のかかわりはW.C.レントゲンがX線を発見した翌年から始まり,すでに120年を優に経過している。
医学に極めて重要でかかわり深い放射線も,その取り扱い,特に医療分野での人体への放射線の照射には専門的で十分な知識と技術が必要不可欠である。そこで,わが国では1951(昭和26)年6月11日に「診療エックス線技師法」が制定され,放射線を人体に照射することを業とする者として規定されることとなった。その後,放射線機器・技術の急速な発展により高度な医療技術の提供が要求され,X線に限らず,高エネルギー放射線,粒子線および放射性同位元素など放射線全般にわたる人体への照射,さらにはMRI,超音波など非電離放射線を利用した画像診断装置等の使用を可能とした法律の改正が行われ,現在は「診療放射線技師法」と改められている。この法律の制定年は,医療分野で働く医師・歯科医師,看護師等に続くものであり,医療職種のなかでは長い歴史をもつものである。
この間,学校・養成所教育カリキュラムも幾度か改正されている。最近では2022(令和4)年4月から,診療放射線技師学校養成所指定規則の一部改正に基づく新カリキュラムが適用された。2021(令和3)年9月30日に改正された「診療放射線技師養成所指導ガイドライン」では,「実践臨床画像学」の新設など,いくつかの変更があった。これらを反映した2025(令和7)年版出題基準が発表され,2025年2月の国家試験から適応される。
また,診療放射線技師法改正が2021(令和3)年5月28日公布,10月1日施行となり,診療放射線技師による「静脈路確保」などの新業務が追加となった。2022年4月入学の学生から適応となっている。
2001年4月より施行された教育カリキュラムを実践している有志が中心となり,ガイドラインの内容を十分に網羅する『ブルー/イエロー・ノート』を編纂し,出版した。2006年に『2nd edition』,2012年に『3rd edition』,2017年に『4th edition』を出版,その後,画像検査機器の進歩,法律改正,現状に合わない古い記述や読者からの貴重なご意見を反映し,今回『5th edition』を刊行する運びとなった。
これまでと同様に本書の編纂は診療放射線技師教育に携わっている中堅の教育者を中心に行われ,編集方針もほぼ同一方式を採用した。例えば,「BROWSE」として各単元の重要項目を箇条書きにし,本文はできるだけ要点のみとし,「用語ア・ラ・カルト」の充実および「注意」をそのページ内に配置して,できるだけ1〜2ページ内で完結するようにした。また,「補足」「One Point Advice」を配置することにより学習のポイントや学習のアドバイスを示した点,さらには写真,イラストを積極的に追加し,視覚的に理解できるよう工夫を凝らした。
『イエロー・ノート』は,国家試験科目の「診療画像技術学・臨床画像学」「核医学検査技術学」「放射線治療技術学」「医療画像情報学」「放射線安全管理学」「医療安全管理学(実践臨床画像学,臨床実習を含む)」を網羅した内容となっている。これらに該当する教育カリキュラムは「診療画像技術学・臨床画像学18単位」「核医学検査技術学6単位」「放射線治療技術学7単位」「医療画像情報学6単位」「放射線安全管理学4単位」,そして「医療安全管理学2単位」「実践臨床画像学2単位」である。国家試験での各科目の出題割合は単位数の割合を反映したものとなっている。各科目のページ数はガイドラインの小項目数に比例した割合を採用した。
本書が大学や専門学校において診療放射線技師を志す学生はもちろんのこと,すでに病院,診療所等で診療放射線業務に従事している診療放射線技師や医療技術者にとって医学全般や基礎放射線科学の参考書として役立つことを期待している。
発刊にあたり,本書編集にご協力下さったメジカルビュー社のスタッフの方々に深く感謝致します。
2024年7月
東京都立大学 福士政広
放射線の歴史は,1895年にドイツのW.C.レントゲンがX線を発見し,1896年にフランスのA.H.ベクレルが放射性物質を発見したことで始まった。医学と放射線のかかわりはW.C.レントゲンがX線を発見した翌年から始まり,すでに120年を優に経過している。
医学に極めて重要でかかわり深い放射線も,その取り扱い,特に医療分野での人体への放射線の照射には専門的で十分な知識と技術が必要不可欠である。そこで,わが国では1951(昭和26)年6月11日に「診療エックス線技師法」が制定され,放射線を人体に照射することを業とする者として規定されることとなった。その後,放射線機器・技術の急速な発展により高度な医療技術の提供が要求され,X線に限らず,高エネルギー放射線,粒子線および放射性同位元素など放射線全般にわたる人体への照射,さらにはMRI,超音波など非電離放射線を利用した画像診断装置等の使用を可能とした法律の改正が行われ,現在は「診療放射線技師法」と改められている。この法律の制定年は,医療分野で働く医師・歯科医師,看護師等に続くものであり,医療職種のなかでは長い歴史をもつものである。
この間,学校・養成所教育カリキュラムも幾度か改正されている。最近では2022(令和4)年4月から,診療放射線技師学校養成所指定規則の一部改正に基づく新カリキュラムが適用された。2021(令和3)年9月30日に改正された「診療放射線技師養成所指導ガイドライン」では,「実践臨床画像学」の新設など,いくつかの変更があった。これらを反映した2025(令和7)年版出題基準が発表され,2025年2月の国家試験から適応される。
また,診療放射線技師法改正が2021(令和3)年5月28日公布,10月1日施行となり,診療放射線技師による「静脈路確保」などの新業務が追加となった。2022年4月入学の学生から適応となっている。
2001年4月より施行された教育カリキュラムを実践している有志が中心となり,ガイドラインの内容を十分に網羅する『ブルー/イエロー・ノート』を編纂し,出版した。2006年に『2nd edition』,2012年に『3rd edition』,2017年に『4th edition』を出版,その後,画像検査機器の進歩,法律改正,現状に合わない古い記述や読者からの貴重なご意見を反映し,今回『5th edition』を刊行する運びとなった。
これまでと同様に本書の編纂は診療放射線技師教育に携わっている中堅の教育者を中心に行われ,編集方針もほぼ同一方式を採用した。例えば,「BROWSE」として各単元の重要項目を箇条書きにし,本文はできるだけ要点のみとし,「用語ア・ラ・カルト」の充実および「注意」をそのページ内に配置して,できるだけ1〜2ページ内で完結するようにした。また,「補足」「One Point Advice」を配置することにより学習のポイントや学習のアドバイスを示した点,さらには写真,イラストを積極的に追加し,視覚的に理解できるよう工夫を凝らした。
『イエロー・ノート』は,国家試験科目の「診療画像技術学・臨床画像学」「核医学検査技術学」「放射線治療技術学」「医療画像情報学」「放射線安全管理学」「医療安全管理学(実践臨床画像学,臨床実習を含む)」を網羅した内容となっている。これらに該当する教育カリキュラムは「診療画像技術学・臨床画像学18単位」「核医学検査技術学6単位」「放射線治療技術学7単位」「医療画像情報学6単位」「放射線安全管理学4単位」,そして「医療安全管理学2単位」「実践臨床画像学2単位」である。国家試験での各科目の出題割合は単位数の割合を反映したものとなっている。各科目のページ数はガイドラインの小項目数に比例した割合を採用した。
本書が大学や専門学校において診療放射線技師を志す学生はもちろんのこと,すでに病院,診療所等で診療放射線業務に従事している診療放射線技師や医療技術者にとって医学全般や基礎放射線科学の参考書として役立つことを期待している。
発刊にあたり,本書編集にご協力下さったメジカルビュー社のスタッフの方々に深く感謝致します。
2024年7月
東京都立大学 福士政広
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目次
1 診療放射線技術学
【小倉 泉】
◉1 X線管の構造と機能
◉2 X線管の焦点と強度分布
◉3 X線管の管電圧-管電流(v-i)特性
◉4 X線管の許容負荷
◉5 2ピーク形(単相全波整流)装置の構成
◉6 2ピーク形装置の各部の特徴・特性
◉7 2ピーク形装置の計算,自己整流装置
◉8 3相装置
◉9 コンデンサ式装置
◉10 インバータ式装置の概要
◉11 インバータ式装置の特性
◉12 自動露出機構
◉13 イメージインテンシファイア(I.I.)
◉14 X線TV装置,画像表示モニタ
【齋藤祐樹・小倉 泉】
◉15 DF,DSA,DR装置とデジタルX線画像
◉16 CR装置,フラットパネルディテクタ
◉17 増感紙,蛍光板,その他の蛍光体,カセッテ
◉18 散乱線除去グリッド
◉19 X線撮影システム(乳房,骨密度測定,断層,拡大)
◉20 X線撮影システム(歯科用,集団検診用,可搬形)
◉21 循環器用X線装置,関連機器
◉22 X線CTの構造,線量評価
◉23 ヘリカルX線CT,マルチスライスCT
◉24 X線CTの画像再構成と性能評価
◉25 MRIの構成と検査室
◉26 MRIの撮像原理
◉27 MRIの特徴と性能評価
◉28 超音波画像診断装置
◉29 無散瞳眼底写真撮影装置(眼底カメラ)
◉30 用語の定義,X線装置の分類・形式・形名
◉31 X線発生装置のJIS,X線装置の安全管理
【長島宏幸】
◉32 画像の成立
◉33 撮影体位
◉34 被ばく線量の低減と防護
◉35 X線撮影
1頭部
2脊柱
3胸部
4腹部
5胸郭
6骨盤
7上肢
8下肢
9乳房・軟部組織
10口腔・顎顔面
11トモシンセシス・拡大撮影
◉36 X線造影剤
◉37 血管造影
◉38 上部消化管造影・注腸造影
◉39 泌尿器造影・子宮卵管造影
◉40 胆道形造影・その他の造影検査
◉41 IVR(インターベンショナル・ラジオロジー)
◉42 X線CT検査
◉43 骨塩定量検査
◉44 磁気共鳴画像(MRI)診断装置
◉45 磁気共鳴画像(MRI)検査
◉46 超音波診断装置
◉47 超音波検査
◉48 無散瞳眼底カメラ
◉49 診療放射線技師の役割と義務
2 核医学検査技術学
【福士政広】
◉1 放射性医薬品
1シングルフォトン放射性医薬品
2ジェネレータ
3放射性医薬品の標識法
4放射性医薬品の品質管理
5ポジトロン放射性薬剤
6ポジトロン薬剤(18FDG,15O,C15O,C15O2)の品質管理
7放射性医薬品の組織・臓器への集積機序
8放射性医薬品の副作用
9核医学画像のアーチファクト
◉2 核医学検査装置
1ガンマカメラ
2コリメータの種類と性能
3Nal(TI)シンチレータ
4光電子増倍管
5位置計算回路
6エネルギー選別機構
7各種補正機構
8付属機器
9性能評価
10SPECT装置
11SPECT装置のデータ収集法
12SPECT装置の画像再構成法
13SPECT装置の散乱線補正法,吸収補正法,分解能補正法
14SPECT装置の性能試験
15SPECT品質管理
16PET装置
17PET装置の原理とデータ収集法
18PET装置のデータ補正と画像再構成法
19PET装置の性能試験
20試料計測装置
21その他の測定装置
◉3 各機能検査
1機能検査の原理
2各種機能検査
◉4 臨床核医学検査
1脳神経系
2内分泌系
3呼吸器系
4循環器系
5消化器系
6泌尿生殖器系
7血液・造血器・リンパ系
8骨・関節系
9腫瘍・炎症系
◉5 その他
1核医学検査の順位
2前処置および負荷薬剤
3シンチグラム
4主な核医学検査と放射性医薬品の投与量
5放射性医薬品の投与方法
6核医学検査の重要な基準値
◉6 RI内用療法
3 放射線治療技術学
【橋本光康】
◉1 がん治療学総論
1腫瘍の病理と病期
2がん治療指針の基本
3がんの予後因子
【大谷浩樹】
◉2 放射線治療機器
1外部放射線治療装置
2高精度放射線治療装置
3粒子線治療装置
4密封小線源治療装置
5治療計画用装置
6各種補助器具
7品質保証・品質管理
【加藤真一】
◉3 吸収線量の評価
1外部X 線,γ線の線量計算
◉4 照射術式
1X線,γ線
2固定照射
3運動照射
4全身照射法
5重粒子線
【橋本光康】
6放射性核種
◉5 臨床放射線治療学
1正常組織と腫瘍の放射線感受性
2放射線治療の目的
3他の治療法との併用
4放射線治療計画
5時間的線量配分
6疾患分類別の放射線治療
7有害事象(有害反応・障害)
8記録,評価
4 医療画像情報学
【関根紀夫】
◉1 情報の表現
◉2 論理回路
◉3 コンピュータと情報処理の基礎
1センシトメトリ
◉4 画像形成
1画素,画像データ量
2画像の標本化・量子化
3空間周波数とフーリエ変換
4画像伝送
5人工知能
◉5 画像処理
1周波数処理
2データ圧縮
3画像間演算
4三次元表示
5コンピュータ支援診断・検出
6人工知能
◉6 画像評価
1画像の形成
2散乱線と画質
3撮影条件と画質
4入出力特性
5画像のコントラスト
6解像特性
7雑音特性
8画像の視覚評価
9信号検出理論
10ROC
11画像のSNR,DQE,NEQ
◉7 医療情報
1医療情報と規格
2医療情報システム
3医療情報システムの安全・品質管理
5 放射線安全管理学
【杉野雅人】
◉1 診療放射線技師法
◉2 医療法施行規則
◉3 放射性同位元素等の規則に関する法律
◉4 電離放射線障害防止規則
◉5 放射線防護体系
◉6 放射線防護に用いられる諸量
◉7 放射線被ばくの種類と防護
◉8 放射線被ばくの形態と防護
◉9 外部被ばく測定
◉10 内部被ばく測定
◉11 施設・環境測定
◉12 放射線取扱施設の管理
◉13 装置の管理
◉14 線源の管理
◉15 表面汚染管理
◉16 放射性廃棄物
◉17 放射線事故
6 医療安全管理学
【五十嵐 博】
◉1 医療安全の基礎知識
◉2 医療事故と医療過誤
◉3 ヒューマンエラーの発生要因
◉4 医療事故のメカニズムとその防止対策
◉5 事故が発生しやすい環境
◉6 特殊性を緩和した防止対策
◉7 インシデント・アクシデントを活かした対策
◉8 医療事故後の対応
◉9 今後の医療安全にかかわる取り組み
◉10 救急医療・救命措置
◉11 診療の補助行為に関する安全管理
◉12 造影剤を使用した検査やRI検査のために静脈路を確保する行為,RI検査医薬品の投与が終了した後に抜針および止血を行う行為
◉13 動脈路に造影剤注入装置を接続する行為(動脈路確保のためのものを除く)
◉14 上部消化管検査のために挿入した鼻腔カテーテルから造影剤を注入する行為,当該造影剤の投与が終了した後に鼻腔カテーテルを抜去する行為
◉15 下部消化管検査(CTコロノグラフィ検査を含む)のため,注入した造影剤及び空気を吸引する行為
【小倉 泉】
◉1 X線管の構造と機能
◉2 X線管の焦点と強度分布
◉3 X線管の管電圧-管電流(v-i)特性
◉4 X線管の許容負荷
◉5 2ピーク形(単相全波整流)装置の構成
◉6 2ピーク形装置の各部の特徴・特性
◉7 2ピーク形装置の計算,自己整流装置
◉8 3相装置
◉9 コンデンサ式装置
◉10 インバータ式装置の概要
◉11 インバータ式装置の特性
◉12 自動露出機構
◉13 イメージインテンシファイア(I.I.)
◉14 X線TV装置,画像表示モニタ
【齋藤祐樹・小倉 泉】
◉15 DF,DSA,DR装置とデジタルX線画像
◉16 CR装置,フラットパネルディテクタ
◉17 増感紙,蛍光板,その他の蛍光体,カセッテ
◉18 散乱線除去グリッド
◉19 X線撮影システム(乳房,骨密度測定,断層,拡大)
◉20 X線撮影システム(歯科用,集団検診用,可搬形)
◉21 循環器用X線装置,関連機器
◉22 X線CTの構造,線量評価
◉23 ヘリカルX線CT,マルチスライスCT
◉24 X線CTの画像再構成と性能評価
◉25 MRIの構成と検査室
◉26 MRIの撮像原理
◉27 MRIの特徴と性能評価
◉28 超音波画像診断装置
◉29 無散瞳眼底写真撮影装置(眼底カメラ)
◉30 用語の定義,X線装置の分類・形式・形名
◉31 X線発生装置のJIS,X線装置の安全管理
【長島宏幸】
◉32 画像の成立
◉33 撮影体位
◉34 被ばく線量の低減と防護
◉35 X線撮影
1頭部
2脊柱
3胸部
4腹部
5胸郭
6骨盤
7上肢
8下肢
9乳房・軟部組織
10口腔・顎顔面
11トモシンセシス・拡大撮影
◉36 X線造影剤
◉37 血管造影
◉38 上部消化管造影・注腸造影
◉39 泌尿器造影・子宮卵管造影
◉40 胆道形造影・その他の造影検査
◉41 IVR(インターベンショナル・ラジオロジー)
◉42 X線CT検査
◉43 骨塩定量検査
◉44 磁気共鳴画像(MRI)診断装置
◉45 磁気共鳴画像(MRI)検査
◉46 超音波診断装置
◉47 超音波検査
◉48 無散瞳眼底カメラ
◉49 診療放射線技師の役割と義務
2 核医学検査技術学
【福士政広】
◉1 放射性医薬品
1シングルフォトン放射性医薬品
2ジェネレータ
3放射性医薬品の標識法
4放射性医薬品の品質管理
5ポジトロン放射性薬剤
6ポジトロン薬剤(18FDG,15O,C15O,C15O2)の品質管理
7放射性医薬品の組織・臓器への集積機序
8放射性医薬品の副作用
9核医学画像のアーチファクト
◉2 核医学検査装置
1ガンマカメラ
2コリメータの種類と性能
3Nal(TI)シンチレータ
4光電子増倍管
5位置計算回路
6エネルギー選別機構
7各種補正機構
8付属機器
9性能評価
10SPECT装置
11SPECT装置のデータ収集法
12SPECT装置の画像再構成法
13SPECT装置の散乱線補正法,吸収補正法,分解能補正法
14SPECT装置の性能試験
15SPECT品質管理
16PET装置
17PET装置の原理とデータ収集法
18PET装置のデータ補正と画像再構成法
19PET装置の性能試験
20試料計測装置
21その他の測定装置
◉3 各機能検査
1機能検査の原理
2各種機能検査
◉4 臨床核医学検査
1脳神経系
2内分泌系
3呼吸器系
4循環器系
5消化器系
6泌尿生殖器系
7血液・造血器・リンパ系
8骨・関節系
9腫瘍・炎症系
◉5 その他
1核医学検査の順位
2前処置および負荷薬剤
3シンチグラム
4主な核医学検査と放射性医薬品の投与量
5放射性医薬品の投与方法
6核医学検査の重要な基準値
◉6 RI内用療法
3 放射線治療技術学
【橋本光康】
◉1 がん治療学総論
1腫瘍の病理と病期
2がん治療指針の基本
3がんの予後因子
【大谷浩樹】
◉2 放射線治療機器
1外部放射線治療装置
2高精度放射線治療装置
3粒子線治療装置
4密封小線源治療装置
5治療計画用装置
6各種補助器具
7品質保証・品質管理
【加藤真一】
◉3 吸収線量の評価
1外部X 線,γ線の線量計算
◉4 照射術式
1X線,γ線
2固定照射
3運動照射
4全身照射法
5重粒子線
【橋本光康】
6放射性核種
◉5 臨床放射線治療学
1正常組織と腫瘍の放射線感受性
2放射線治療の目的
3他の治療法との併用
4放射線治療計画
5時間的線量配分
6疾患分類別の放射線治療
7有害事象(有害反応・障害)
8記録,評価
4 医療画像情報学
【関根紀夫】
◉1 情報の表現
◉2 論理回路
◉3 コンピュータと情報処理の基礎
1センシトメトリ
◉4 画像形成
1画素,画像データ量
2画像の標本化・量子化
3空間周波数とフーリエ変換
4画像伝送
5人工知能
◉5 画像処理
1周波数処理
2データ圧縮
3画像間演算
4三次元表示
5コンピュータ支援診断・検出
6人工知能
◉6 画像評価
1画像の形成
2散乱線と画質
3撮影条件と画質
4入出力特性
5画像のコントラスト
6解像特性
7雑音特性
8画像の視覚評価
9信号検出理論
10ROC
11画像のSNR,DQE,NEQ
◉7 医療情報
1医療情報と規格
2医療情報システム
3医療情報システムの安全・品質管理
5 放射線安全管理学
【杉野雅人】
◉1 診療放射線技師法
◉2 医療法施行規則
◉3 放射性同位元素等の規則に関する法律
◉4 電離放射線障害防止規則
◉5 放射線防護体系
◉6 放射線防護に用いられる諸量
◉7 放射線被ばくの種類と防護
◉8 放射線被ばくの形態と防護
◉9 外部被ばく測定
◉10 内部被ばく測定
◉11 施設・環境測定
◉12 放射線取扱施設の管理
◉13 装置の管理
◉14 線源の管理
◉15 表面汚染管理
◉16 放射性廃棄物
◉17 放射線事故
6 医療安全管理学
【五十嵐 博】
◉1 医療安全の基礎知識
◉2 医療事故と医療過誤
◉3 ヒューマンエラーの発生要因
◉4 医療事故のメカニズムとその防止対策
◉5 事故が発生しやすい環境
◉6 特殊性を緩和した防止対策
◉7 インシデント・アクシデントを活かした対策
◉8 医療事故後の対応
◉9 今後の医療安全にかかわる取り組み
◉10 救急医療・救命措置
◉11 診療の補助行為に関する安全管理
◉12 造影剤を使用した検査やRI検査のために静脈路を確保する行為,RI検査医薬品の投与が終了した後に抜針および止血を行う行為
◉13 動脈路に造影剤注入装置を接続する行為(動脈路確保のためのものを除く)
◉14 上部消化管検査のために挿入した鼻腔カテーテルから造影剤を注入する行為,当該造影剤の投与が終了した後に鼻腔カテーテルを抜去する行為
◉15 下部消化管検査(CTコロノグラフィ検査を含む)のため,注入した造影剤及び空気を吸引する行為
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長年愛され続ける国試対策本の王道! 書き込んで完成させる,愛着の湧く1冊
「学生さんが各自の学習に合わせて「+α」の知識を書き込み,独自の講義ノートを作成できる」という基本コンセプトで,日々の学習を積み重ねながら自ずと国家試験に十分対応できる知識が身に付く書籍。本書『イエロー・ノート]は診療放射線技師(RT)養成校の学生が共通して学ぶ「臨床分野」を網羅し,各項目ごとに平易にかつポイントのみを記述し,図表を多用している。
改訂にあたっては,①新カリキュラムおよび令和7年版国家試験出題基準に準拠し,②タスク・シフト/シェア関連項目を反映(主に医療安全管理学の項目の新設),③旧出題基準の内容で新基準からは削除された項目を削除。
講義用のサブテキストから,学内試験,国試まで対応するRT養成校学生必携の一冊として,『ブルー・ノート』とセットで活用できる,国試対策の強い味方!