5年でマスター 消化器標準手術
消化器外科専門医への道
改訂第2版
定価 15,400円(税込) (本体14,000円+税)
- B5変型判 536ページ 2色,イラスト600点
- 2018年12月1日刊行
- ISBN978-4-7583-1536-4
電子版
序文
監修のことば「若き外科医の洋々たる前途のために」
平成18(2006)年に「卒後5年でマスターする消化器標準手術」を上梓し,爾来執筆していただいた先生方のご指導とメジカルビュー社編集部の方々のご尽力のもと,多くの皆様のご厚情を賜り,第11刷まで版を重ねてまいることが出来ました。この間も医療・医学の発展は飛躍的なものがあり,このことは外科学,執中,消化器外科学も例外ではなく,疾患概念,診断技術,治療方針,標準治療のあり方,各種ガイドライン,そして「手術手技」にも大きな変化が齎(もたら)され,今日に至っております。まさに,普遍の真理を堅持しつつ,時代の変化に適切に対応していく「不易流行」という松尾芭蕉の理念と文言が実感されます。
さらにこの間,医師研修制度や専門医制度の変革や,それに伴う専門医修練カリキュラムの改変もあり,本書も新たな視点から全面改訂が求められ,また前刊で編集の任にあった,私,桑野博行が群馬大学を平成30(2018)年4月に退任することとなり,新たな取り組みを企るには絶好の機会と考えました。幸い群馬大学総合外科学講座主任教授,並びに群馬大学附属病院外科診療センター長を引き継いでいただいた,調 憲 群馬大学肝胆膵外科学教授が,新刊における編集の労をご快諾いただき,またメジカルビュー社のご理解も賜わり,ここに新たに「改訂第2版 5年でマスター消化器標準手術─消化器外科専門医への道─」を発刊するに至りました。
私も,今回編集作業に貢献していただいた調 憲先生,ご執筆頂いた先生方のご尽力,そしてメジカルビュー社の編集部の皆様のご厚情に感謝しつつ,引き続き監修作業をさせていただきました。
さて,不肖私,桑野博行が会頭として開催させていただいた平成29(2017)年4月の第117回日本外科学会定期学術集会のメインテーマの1つ,「考える外科学」という特別企画のセッションの中に「鏡視下手術solo surgery時代の外科教育を考える」というプログラムを設定致しました。消化器外科も含め,「外科教育」も新たな工夫と取り組みによる普及と展開が喫緊の課題であると「考える」からです。この中では,各施設で様々な取り組みがなされていることに大いに勇気づけられました。今日の消化器外科学における標準手術,その概念と基礎,そしてその教育を通して若き外科医をいかに育んでゆくのかは私共の大きな命題であり責任であります。
先達の教えを素直に学んで守り「守」,いつしかそれを自身でより良い型を求め「破」,そして自分の型を確立してゆく「離」,すなわち「守・破・離」という言葉があります。
一方,それでも基本は忘れてはならないということも,それとともに重要です。本書が消化器外科に携わる若き外科医の洋々たる前途に資することを願ってやみません。
「規矩作法(きくさほう),守りつくして破るとも,離るるとても本(もと)を忘るな(千利休,「利休百首」)
2018年10月
群馬大学特別教授・福岡市民病院院長
桑野博行
----------------------
改訂第2版の序
最近の新専門医制度の導入により,外科系専門医制度のグランドデザインが確立しました。日本外科学会の専門医制度を基盤に,日本消化器外科学会の専門医制度はいわゆる“2階建て”の制度としての役割がより明瞭になっています。専門医制度の見直しによって日本消化器外科学会の専門医の必要経験症例数は450例から300例に緩和され,筆頭論文も3編から1編へとハードルが下られることになりました。それにともなって消化器外科専門医の取得年齢は39.1歳から34歳へとなることが期待されています。すなわち,今回の改定で消化器外科専門医は卒後10年で取得することになります。
昔,私は先輩から“あなたが10年かかって到達したことは後輩には5年で到達させなさい。”と言われてきました。今,内視鏡手術やロボット支援手術などの手術の低侵襲化はさらなる進化を遂げ,消化器外科医は新たな技術の習得を必要とされています。基本的な手術技術の習得の効率を上げ,習得期間を短くすることで,更なる技術の進化に対応することが可能になります。
本書は2006年に初版が出版されてから,消化器外科専門医を目指す若手外科医の手引きとして愛されてきました。初版から随所に著者の経験に基づき重要であると考える様々な「ポイント」や「アドバイス」を設けるなど,教科書的な知識以外の重要な点が補われており,手術を短期間に習得できるように工夫が凝らされていました。このようなコンセプトは変えることなく,今回は様々な術式への“内視鏡”技術の導入にも対応できるように本書を改訂しました。
消化器外科学会専門医取得の必要経験数は少なくなりましたが,求められる手術技術のレベルは決して下がってはいません。絶え間ない術式の進化とともに,外科医は常に技術の研鑽と向上を求められています。本書が消化器外科医を目指す若い外科医の一助となり,消化器外科医としての果てしない成長の基盤となることを祈念してやみません。
2018年10月14日
群馬大学大学院総合外科学講座主任
肝胆膵外科学分野教授
調 憲
平成18(2006)年に「卒後5年でマスターする消化器標準手術」を上梓し,爾来執筆していただいた先生方のご指導とメジカルビュー社編集部の方々のご尽力のもと,多くの皆様のご厚情を賜り,第11刷まで版を重ねてまいることが出来ました。この間も医療・医学の発展は飛躍的なものがあり,このことは外科学,執中,消化器外科学も例外ではなく,疾患概念,診断技術,治療方針,標準治療のあり方,各種ガイドライン,そして「手術手技」にも大きな変化が齎(もたら)され,今日に至っております。まさに,普遍の真理を堅持しつつ,時代の変化に適切に対応していく「不易流行」という松尾芭蕉の理念と文言が実感されます。
さらにこの間,医師研修制度や専門医制度の変革や,それに伴う専門医修練カリキュラムの改変もあり,本書も新たな視点から全面改訂が求められ,また前刊で編集の任にあった,私,桑野博行が群馬大学を平成30(2018)年4月に退任することとなり,新たな取り組みを企るには絶好の機会と考えました。幸い群馬大学総合外科学講座主任教授,並びに群馬大学附属病院外科診療センター長を引き継いでいただいた,調 憲 群馬大学肝胆膵外科学教授が,新刊における編集の労をご快諾いただき,またメジカルビュー社のご理解も賜わり,ここに新たに「改訂第2版 5年でマスター消化器標準手術─消化器外科専門医への道─」を発刊するに至りました。
私も,今回編集作業に貢献していただいた調 憲先生,ご執筆頂いた先生方のご尽力,そしてメジカルビュー社の編集部の皆様のご厚情に感謝しつつ,引き続き監修作業をさせていただきました。
さて,不肖私,桑野博行が会頭として開催させていただいた平成29(2017)年4月の第117回日本外科学会定期学術集会のメインテーマの1つ,「考える外科学」という特別企画のセッションの中に「鏡視下手術solo surgery時代の外科教育を考える」というプログラムを設定致しました。消化器外科も含め,「外科教育」も新たな工夫と取り組みによる普及と展開が喫緊の課題であると「考える」からです。この中では,各施設で様々な取り組みがなされていることに大いに勇気づけられました。今日の消化器外科学における標準手術,その概念と基礎,そしてその教育を通して若き外科医をいかに育んでゆくのかは私共の大きな命題であり責任であります。
先達の教えを素直に学んで守り「守」,いつしかそれを自身でより良い型を求め「破」,そして自分の型を確立してゆく「離」,すなわち「守・破・離」という言葉があります。
一方,それでも基本は忘れてはならないということも,それとともに重要です。本書が消化器外科に携わる若き外科医の洋々たる前途に資することを願ってやみません。
「規矩作法(きくさほう),守りつくして破るとも,離るるとても本(もと)を忘るな(千利休,「利休百首」)
2018年10月
群馬大学特別教授・福岡市民病院院長
桑野博行
----------------------
改訂第2版の序
最近の新専門医制度の導入により,外科系専門医制度のグランドデザインが確立しました。日本外科学会の専門医制度を基盤に,日本消化器外科学会の専門医制度はいわゆる“2階建て”の制度としての役割がより明瞭になっています。専門医制度の見直しによって日本消化器外科学会の専門医の必要経験症例数は450例から300例に緩和され,筆頭論文も3編から1編へとハードルが下られることになりました。それにともなって消化器外科専門医の取得年齢は39.1歳から34歳へとなることが期待されています。すなわち,今回の改定で消化器外科専門医は卒後10年で取得することになります。
昔,私は先輩から“あなたが10年かかって到達したことは後輩には5年で到達させなさい。”と言われてきました。今,内視鏡手術やロボット支援手術などの手術の低侵襲化はさらなる進化を遂げ,消化器外科医は新たな技術の習得を必要とされています。基本的な手術技術の習得の効率を上げ,習得期間を短くすることで,更なる技術の進化に対応することが可能になります。
本書は2006年に初版が出版されてから,消化器外科専門医を目指す若手外科医の手引きとして愛されてきました。初版から随所に著者の経験に基づき重要であると考える様々な「ポイント」や「アドバイス」を設けるなど,教科書的な知識以外の重要な点が補われており,手術を短期間に習得できるように工夫が凝らされていました。このようなコンセプトは変えることなく,今回は様々な術式への“内視鏡”技術の導入にも対応できるように本書を改訂しました。
消化器外科学会専門医取得の必要経験数は少なくなりましたが,求められる手術技術のレベルは決して下がってはいません。絶え間ない術式の進化とともに,外科医は常に技術の研鑽と向上を求められています。本書が消化器外科医を目指す若い外科医の一助となり,消化器外科医としての果てしない成長の基盤となることを祈念してやみません。
2018年10月14日
群馬大学大学院総合外科学講座主任
肝胆膵外科学分野教授
調 憲
全文表示する
閉じる
目次
総論
清潔操作 小澤広輝,川久保博文,北川雄光
手洗い 小澤広輝,川久保博文,北川雄光
術野の消毒 大木進司,河野浩二
糸結び 菊池寛利,竹内裕也
縫合 菊池寛利,竹内裕也
器械吻合 加藤広行,金澤匡司,芦澤 舞
皮膚切開 青木 豪,海野倫明
開腹手技 青木 豪,海野倫明
開胸手技 牧野知紀,土岐祐一郎
消化管吻合 田中晃司,土岐祐一郎
メスの使い方 岡島英明
電気メスの使い方 吉住朋晴,前原喜彦
鉗子の種類と使用法 夏越祥次,佐々木健
止血─深部結紮 吉田 雅,武冨紹信
縫合止血 吉田 雅,武冨紹信
食道
頸部食道周囲膿瘍ドレナージ術 宗田 真,桑野博行,調 憲
食道裂孔ヘルニア修復術 加藤広行,金澤匡司,芦澤 舞
食道アカラシア手術 川久保博文,北川雄光
食道切除術 八木浩一,西田正人,瀬戸泰之
食道再建術(再建のみ) 渡邊雅之,問端 輔,上月亮太郎
食道瘻造設術 森田 勝,池部正彦,藤也寸志
食道憩室切除術 佐伯浩司,中島雄一郎,沖 英次
食道良性腫瘍摘出術 太田光彦,池部正彦,藤也寸志
食道噴門形成術 宮崎達也,宗田 真,桑野博行
胃
胃切開縫合術 持木彫人
胃空腸吻合術 中島雄一郎,佐伯浩司,沖 英次
胃瘻造設術 山崎悠太,松田佳子,掛地吉弘
幽門形成術 岩田直樹,小寺泰弘
幽門側胃切除術 吉田和弘,今井健晴,山口和也
腹腔鏡下胃・十二指腸穿孔閉鎖術 岩槻政晃,吉田直矢,馬場秀夫
胃軸捻転手術 窪田 健,大辻英吾
小腸・結腸
腸切開・縫合術 安藤幸滋,佐伯浩司,沖 英次
小腸部分切除術 小川博臣
結腸切除術(腹腔鏡手術を含む) 白下英史,衛藤 剛,猪股雅史
虫垂切除術 藤田文彦,赤木由人
ストーマ造設術・閉鎖術 田島雄介,天野邦彦,石田秀行
腸閉塞症手術 小練研司,森川充洋,五井孝憲
回盲部切除術 山口茂樹,石井利昌,平能康充
直腸・肛門
痔核根治術 赤木一成
直腸肛門周囲膿瘍切開術 赤木一成
痔瘻根治術 山本 学,蘆田啓吾,藤原義之
直腸脱手術 岡本春彦,畠山勝義
直腸切断術 棟近太郎,吉松軍平,長谷川傑
高位前方切除術 奥谷浩一,沖田憲司,竹政伊知朗
ハルトマン手術 畑 泰司,水島恒和,森 正樹
経肛門的直腸腫瘍局所切除術 冨田尚裕,山野智基,池田正孝
肛門括約筋形成術(組織置換による) 荒木俊光,大北喜基,楠 正人
肝臓
肝外側区域切除術 岩橋衆一,島田光生,森根裕二
肝部分切除術 有泉俊一,山本雅一
開腹肝生検 小泉 哲,大坪毅人
開腹肝腫瘍焼灼術 小林 剛,大段秀樹
肝嚢胞開窓術 松隈 聰,徳光幸生,永野浩昭
肝縫合術 前川恭一郎,高槻光寿,江口 晋
食道・胃静脈瘤手術 脇山茂樹,矢永勝彦
胆嚢
開腹胆嚢摘出術 髙井昭洋,井上 仁,高田泰次
腹腔鏡下胆嚢摘出術 光法雄介,田邉 稔
総胆管截石術 堀口明彦,浅野之夫
胆管空腸吻合術 澤田 雄,松山隆生,遠藤 格
胆管切除術 濱田剛臣,七島篤志
胆管形成術 高屋敷吏,吉富秀幸,大塚将之
十二指腸乳頭形成術 堅田朋大,坂田 純,若井俊文
総胆管拡張症手術 木村憲央,袴田健一
胆道バイパス術 大澤高陽,佐野 力
膵臓
膵体尾部切除術 廣野誠子,山上裕機
膵嚢胞 川畑康成,林 彦多,田島義証
膵縫合 安藤恭久,岡野圭一,鈴木康之
膵部分切除術 牧野 勇,田島秀浩,太田哲生
膵(管)消化管吻合術 平野勝久,吉岡伊作,藤井 努
脾臓
脾臓摘出術 川中博文,江頭明典,田尻裕匡
脾縫合術 播本憲史,調 憲
脾臓部分切除術 松浦俊治,田口智章
その他
鼠 径ヘルニア手術─成人鼠径ヘルニアに対するLichtenstein 法とTEP 法─ 内田博喜,太田正之,多田和裕,猪股雅史
腹壁ヘルニア手術 小泉 哲,大坪毅人
急性汎発性腹膜炎手術 石岡大輔,齊藤正昭,力山敏樹
試験開腹術 茂木陽子
後腹膜腫瘍手術 新木健一郎,播本憲史,調 憲
腹壁・腸間膜・大網腫瘍切除(後腹膜腫瘍は除く) 河口賀彦,赤池英憲,市川大輔
消化管穿孔部閉鎖術 緒方杏一,宗田 真,調 憲
腹腔鏡手術総論
気腹 浅尾高行
ポート挿入 浅尾高行
腹腔鏡の基本操作 浅尾高行
スコープ操作 浅尾高行
剥離操作 浅尾高行
鉗子 浅尾高行
クリッピング 浅尾高行
止血・凝固・切開 浅尾高行
清潔操作 小澤広輝,川久保博文,北川雄光
手洗い 小澤広輝,川久保博文,北川雄光
術野の消毒 大木進司,河野浩二
糸結び 菊池寛利,竹内裕也
縫合 菊池寛利,竹内裕也
器械吻合 加藤広行,金澤匡司,芦澤 舞
皮膚切開 青木 豪,海野倫明
開腹手技 青木 豪,海野倫明
開胸手技 牧野知紀,土岐祐一郎
消化管吻合 田中晃司,土岐祐一郎
メスの使い方 岡島英明
電気メスの使い方 吉住朋晴,前原喜彦
鉗子の種類と使用法 夏越祥次,佐々木健
止血─深部結紮 吉田 雅,武冨紹信
縫合止血 吉田 雅,武冨紹信
食道
頸部食道周囲膿瘍ドレナージ術 宗田 真,桑野博行,調 憲
食道裂孔ヘルニア修復術 加藤広行,金澤匡司,芦澤 舞
食道アカラシア手術 川久保博文,北川雄光
食道切除術 八木浩一,西田正人,瀬戸泰之
食道再建術(再建のみ) 渡邊雅之,問端 輔,上月亮太郎
食道瘻造設術 森田 勝,池部正彦,藤也寸志
食道憩室切除術 佐伯浩司,中島雄一郎,沖 英次
食道良性腫瘍摘出術 太田光彦,池部正彦,藤也寸志
食道噴門形成術 宮崎達也,宗田 真,桑野博行
胃
胃切開縫合術 持木彫人
胃空腸吻合術 中島雄一郎,佐伯浩司,沖 英次
胃瘻造設術 山崎悠太,松田佳子,掛地吉弘
幽門形成術 岩田直樹,小寺泰弘
幽門側胃切除術 吉田和弘,今井健晴,山口和也
腹腔鏡下胃・十二指腸穿孔閉鎖術 岩槻政晃,吉田直矢,馬場秀夫
胃軸捻転手術 窪田 健,大辻英吾
小腸・結腸
腸切開・縫合術 安藤幸滋,佐伯浩司,沖 英次
小腸部分切除術 小川博臣
結腸切除術(腹腔鏡手術を含む) 白下英史,衛藤 剛,猪股雅史
虫垂切除術 藤田文彦,赤木由人
ストーマ造設術・閉鎖術 田島雄介,天野邦彦,石田秀行
腸閉塞症手術 小練研司,森川充洋,五井孝憲
回盲部切除術 山口茂樹,石井利昌,平能康充
直腸・肛門
痔核根治術 赤木一成
直腸肛門周囲膿瘍切開術 赤木一成
痔瘻根治術 山本 学,蘆田啓吾,藤原義之
直腸脱手術 岡本春彦,畠山勝義
直腸切断術 棟近太郎,吉松軍平,長谷川傑
高位前方切除術 奥谷浩一,沖田憲司,竹政伊知朗
ハルトマン手術 畑 泰司,水島恒和,森 正樹
経肛門的直腸腫瘍局所切除術 冨田尚裕,山野智基,池田正孝
肛門括約筋形成術(組織置換による) 荒木俊光,大北喜基,楠 正人
肝臓
肝外側区域切除術 岩橋衆一,島田光生,森根裕二
肝部分切除術 有泉俊一,山本雅一
開腹肝生検 小泉 哲,大坪毅人
開腹肝腫瘍焼灼術 小林 剛,大段秀樹
肝嚢胞開窓術 松隈 聰,徳光幸生,永野浩昭
肝縫合術 前川恭一郎,高槻光寿,江口 晋
食道・胃静脈瘤手術 脇山茂樹,矢永勝彦
胆嚢
開腹胆嚢摘出術 髙井昭洋,井上 仁,高田泰次
腹腔鏡下胆嚢摘出術 光法雄介,田邉 稔
総胆管截石術 堀口明彦,浅野之夫
胆管空腸吻合術 澤田 雄,松山隆生,遠藤 格
胆管切除術 濱田剛臣,七島篤志
胆管形成術 高屋敷吏,吉富秀幸,大塚将之
十二指腸乳頭形成術 堅田朋大,坂田 純,若井俊文
総胆管拡張症手術 木村憲央,袴田健一
胆道バイパス術 大澤高陽,佐野 力
膵臓
膵体尾部切除術 廣野誠子,山上裕機
膵嚢胞 川畑康成,林 彦多,田島義証
膵縫合 安藤恭久,岡野圭一,鈴木康之
膵部分切除術 牧野 勇,田島秀浩,太田哲生
膵(管)消化管吻合術 平野勝久,吉岡伊作,藤井 努
脾臓
脾臓摘出術 川中博文,江頭明典,田尻裕匡
脾縫合術 播本憲史,調 憲
脾臓部分切除術 松浦俊治,田口智章
その他
鼠 径ヘルニア手術─成人鼠径ヘルニアに対するLichtenstein 法とTEP 法─ 内田博喜,太田正之,多田和裕,猪股雅史
腹壁ヘルニア手術 小泉 哲,大坪毅人
急性汎発性腹膜炎手術 石岡大輔,齊藤正昭,力山敏樹
試験開腹術 茂木陽子
後腹膜腫瘍手術 新木健一郎,播本憲史,調 憲
腹壁・腸間膜・大網腫瘍切除(後腹膜腫瘍は除く) 河口賀彦,赤池英憲,市川大輔
消化管穿孔部閉鎖術 緒方杏一,宗田 真,調 憲
腹腔鏡手術総論
気腹 浅尾高行
ポート挿入 浅尾高行
腹腔鏡の基本操作 浅尾高行
スコープ操作 浅尾高行
剥離操作 浅尾高行
鉗子 浅尾高行
クリッピング 浅尾高行
止血・凝固・切開 浅尾高行
全文表示する
閉じる
消化器外科専門医への道はこの1冊から始まる
2006年の刊行以来長く好評をいただいていた『卒後5年でマスターする 消化器標準手術』の改訂版。
今回の改訂では,消化器外科専門医修練カリキュラムの中から新たに24の手術を追加し,腹腔鏡手術が増えている手術には解説を追記。手術の基本的な解説だけではなく,現在の消化器外科領域を代表する執筆陣が,手技のコツや助手のポイントなどを書き添えている。
他の教科書には載っていないknack & pitfallsも満載の本書を,ぜひ臨床の傍らに備えてご活用いただきたい。