新DS NOW 11

あすへの膵胆道ロボット支援下手術

あすへの膵胆道ロボット支援下手術

■担当編集委員 北川 裕久

定価 11,000円(税込) (本体10,000円+税)
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  • A4判  268ページ  オールカラー,Web動画61本/160分
  • 2021年9月11日刊行
  • ISBN978-4-7583-1660-6

施設ごとのこだわりや工夫,さらにはロボット支援下と腹腔鏡下での操作の利点・欠点を徹底検証!

総論でロボット支援下手術の現状やその教育法,da Vinciと国内産ロボットとの比較などを簡潔にまとめ,各論では,膵胆道領域でのロボット支援下手術について複数の施設での方法を掲載。
まだロボット支援下手術が定形化されきっていない領域ならではの施設ごとのこだわりや工夫,さらにはロボット支援下と腹腔鏡下での操作の利点・欠点を比較して解説。

■シリーズ編集主幹
白石憲男

■シリーズ編集委員
北川裕久/新田浩幸/山口茂樹


序文

 今般『新DS NOW No.11』では,胆膵の分野でも必ず主流となるであろうロボット支援下手術を主題としました。胆膵領域におけるロボット支援下手術はわが国ではいまだ黎明期であり,ロボット支援下膵切除術を安全に普及させるため,導入に関する指針の改訂版が2020 年3 月に示されました。術者,施設に関しても厳格な条件が定められ,2020 年4 月1 日より膵切除(膵頭十二指腸切除術/ 膵体尾部切除術)の術前症例登録が開始となり,プロクターが決められ,これから安全に発展を押し進め標準化をめざす段階にあります。
 胆膵領域にロボット支援下手術導入を計画されている施設は益々増えると思われますが,それに関して知りたい情報や技術を,基本となる腹腔鏡下手術エキスパートの手術とともにまとめ,上梓させて頂きました。「新DS NOW」シリーズの特徴を踏襲し,動画を豊富に取り入れ,文字だけでは伝わりにくい立体解剖や組織の感触,デバイスの操作感覚がわかるようご執筆頂きました。総論では,ロボット手術に関して現時点での全体像が見えるよう,臨床での実施状況,国産ロボットの紹介,開発側からのオピニオン,教育手法等について紹介していただきました。また各論では,膵頭十二指腸切除術,膵体尾部切除術,小児胆道拡張症における,先進施設のロボット支援下手術,さらに基本となる腹腔鏡下手術ではエキスパートにその手技を詳説して頂きました。
 ロボット支援下手術は,胆膵領域においても,今後大きく発展が望まれる分野です。「安全に一般的に行われる手術」となるには,触覚の確保などロボット自体の進歩改良も急務ですが,まずは安全性を担保した術式の定形化がその普及にも直結すると思われます。本書が,膵胆道のロボット支援下手術の発展・普及の推進に寄与することを祈念いたしております。
 最後に,ご多忙の中,編集委員の意図をご理解いただき,きめ細かに注文や修正依頼にご対応いただきました執筆者の先生方に心から感謝いたします。また,発刊に向けてご尽力いただきましたメジカルビュー社の担当諸氏にも深く御礼申し上げます。

2021 年7 月
北川裕久
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目次

総 論
 1.膵胆道領域ロボット支援下手術の現状と展望  [高折 恭一]
 2.国産手術支援ロボット vs da Vinci  [田中 毅 ほか]
 3.消化器外科領域ロボット支援下手術の教育  [柴崎 晋 ほか]
 4.ロボット支援下手術による「教育」  [瀧口 修司 ほか]
 
各 論
Ⅰ.膵頭十二指腸切除術
 私たちのロボット支援下膵頭十二指腸切除術(1)  [五十嵐一晴 ほか]
 私たちのロボット支援下膵頭十二指腸切除術(2)  [木口 剛造 ほか]
 私たちのロボット支援下膵頭十二指腸切除術(3)  [瀧下 智恵 ほか]
 私たちのロボット支援下膵頭十二指腸切除術(4)  [高木 弘誠]
 私たちの腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術(1)  [武田  裕 ほか]
 私たちの腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術(2)  [橋田 和樹 ほか]
Ⅱ.膵体尾部切除術
 私たちのロボット支援下膵体尾部切除術(1)  [三島 江平 ほか]
 私たちのロボット支援下膵体尾部切除術(2)  [井手 貴雄 ほか]
 私たちのロボット支援下膵体尾部切除術(3)  [石戸圭之輔 ほか]
 私たちのロボット支援下膵体尾部切除術(4)  [吉富 秀幸 ほか]
 私たちの腹腔鏡下膵体尾部切除術(1)  [大目 祐介 ほか]
 私たちの腹腔鏡下膵体尾部切除術(2)  [森川 孝則]
Ⅲ.胆道拡張症手術(小児外科)
 私たちのロボット支援下先天性胆道拡張症手術(1)  [古賀 寛之 ほか]
 私たちのロボット支援下胆道拡張症手術(2)  [大片 祐一]
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