診療放射線技師 画像検査フルコース
改訂第2版
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定価 8,580円(税込) (本体7,800円+税)
- B5判 680ページ 2色(一部カラー)
- 2010年8月31日刊行
- ISBN978-4-7583-1131-1
序文
改訂第2版 監修の序
「診療放射線技師 画像検査フルコース」の初版が2003年に昭和大学病院放射線部技師室に勤務する診療放射線技師らにより出版されてから,すでに約7年が経過しました。その間にも,画像診断のみならず画像技術にも著しい進歩と発展が認められております。画像検査における知識と技術の先端水準を維持すべく,このたび,内容を新たにして「診療放射線技師 画像検査フルコース」改訂第2版が出版されることになりました。
画像検査技術は日々進歩し発達し,その質と安全性も向上しつつあります。画像検査機器は進歩し,画像ネットワークは発達し,3次元画像表示の技術も高度になっています。今日,新しい画像検査技術はより的確な画像診断になくてはならないものになりました。新しい画像の知識と技術を活用し医療水準を絶えず向上させ維持するには,画像検査に携わる診療放射線技師の自己啓発と協力に依るところが大であります。そのうえに,画像診断医と診療放射線技師とのコミュニケーションが密になって,診断と治療に必要な適切で有用な画像が得られることになり,また安全に画像検査が行われることになります。
ここ数年間で,FDG-PET検査は悪性腫瘍の病期診断や治療効果判定になくてはならないものになりました。この改訂第2版ではPET検査も追加され,そのほかの画像検査における最先端技術も網羅されました。
本書は診療放射線技師の仕事に必須な標準化された画像検査の知識や技術を丁寧に解説したマニュアル書です。今から初めて放射線部技師室で働く人にとっても,また既に画像検査の経験がある診療放射線技師にとっても不慣れな分野を勉強するのに大いに役立つものと思います。わかりやすく整理された内容は理解しやすく,画像検査室で勤務する看護師などにも利用していただけるものと思います。
2010年8月
財団法人脳神経疾患研究所 附属総合南東北病院
総合画像診断センター所長 宗近宏次
--------------------------
改訂第2版 編集の序
我が国における医療科学技術の発展と普及は多くの国民に安心と安全の医療を提供し,誰もがその恩恵に浴することが出来るようになってきました。各医療機関の情報公開が進むなかで,国民はさらに今まで以上に安心で安全な医療環境の提供,今まで以上に質の高い医療技術の提供,今まで以上に質の高い患者サービスの提供,医療水準に基づいた診断・治療・検査を求めるようになってきています。このような医療社会の中で放射線検査・治療のエキスパートを目指す診療放射線技師は各種学会のガイドラインの導入と普及を計り,常に最先端医療技術に眼を向け,日常医療の進化に向けた行動目標を設定しておく必要があります。
平成22年4月30日,厚生労働省医政局長から「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」(医政発0430第1号)の通知が発せられました。主旨は,多種多様な医療スタッフが,各々の高い専門性を前提とし,目的と情報を共有し,業務を分担するとともに互いに連携・補完し合い,患者の状況に的確に対応した医療を提供するチーム医療の実践を求めています。診療放射線技師のところでは「放射線治療・検査・管理や画像検査等に関する業務が増大する中,当該業務の専門家として医療現場において果たし得る役割は大きなものとなっている。以下に掲げる業務については,現行制度の下において診療放射線技師が実施することができることから,診療放射線技師を積極的に活用することが望まれている。1.画像診断における読影の補助を行うこと 2.放射線検査等に関する説明・相談を行うこと」と通知されています。『診療放射線技師 画像検査フルコース』改訂第2版は医療チームの協働・連携によるチーム医療の推進を意識し,画像診断や治療における診療科の要求に応えるべく,エキスパート診療放射線技師をサポートする内容としてまとめてあります。
本書の特徴は初版出版後に進化した関連分野の画像検査・治療技術を吟味し,導入した事であります。特に第4章IVRではCone beam CTを取り上げ,第5章CT検査では320列面検出器装置やDual Source CTを取り上げ,第6章MRI検査では3テスラMRIを取り上げ,第7章核医学検査では甲状腺機能亢進症のRI内用療法を取り上げ,PET核医学検査は新たに第8章として章を起こし,第11章放射線治療ではIMRTやIGRTを取り上げ,最先端技術を網羅しました。
本書はエキスパート診療放射線技師を目指す手引き書として,また放射線部で働くレジデントの医師,看護師,臨床工学技士,臨床検査技師にも有用な情報が満載されているので是非活用していただきたいと思います。
最後に,大変お忙しい中,監修の労を賜りました財団法人脳神経疾患研究所附属総合南東北病院 総合画像診断センター所長 宗近宏次先生,貴重な画像診断機器装置の写真や技術資料を提供していただいた関連機器メーカの方々に感謝を申し上げます。また,本書の出版にご尽力いただいたメジカルビュー社編集部スタッフに深甚の謝意を表します。
2010年 8月
学校法人 昭和大学
統括放射線技術部 統括部長 中澤靖夫
「診療放射線技師 画像検査フルコース」の初版が2003年に昭和大学病院放射線部技師室に勤務する診療放射線技師らにより出版されてから,すでに約7年が経過しました。その間にも,画像診断のみならず画像技術にも著しい進歩と発展が認められております。画像検査における知識と技術の先端水準を維持すべく,このたび,内容を新たにして「診療放射線技師 画像検査フルコース」改訂第2版が出版されることになりました。
画像検査技術は日々進歩し発達し,その質と安全性も向上しつつあります。画像検査機器は進歩し,画像ネットワークは発達し,3次元画像表示の技術も高度になっています。今日,新しい画像検査技術はより的確な画像診断になくてはならないものになりました。新しい画像の知識と技術を活用し医療水準を絶えず向上させ維持するには,画像検査に携わる診療放射線技師の自己啓発と協力に依るところが大であります。そのうえに,画像診断医と診療放射線技師とのコミュニケーションが密になって,診断と治療に必要な適切で有用な画像が得られることになり,また安全に画像検査が行われることになります。
ここ数年間で,FDG-PET検査は悪性腫瘍の病期診断や治療効果判定になくてはならないものになりました。この改訂第2版ではPET検査も追加され,そのほかの画像検査における最先端技術も網羅されました。
本書は診療放射線技師の仕事に必須な標準化された画像検査の知識や技術を丁寧に解説したマニュアル書です。今から初めて放射線部技師室で働く人にとっても,また既に画像検査の経験がある診療放射線技師にとっても不慣れな分野を勉強するのに大いに役立つものと思います。わかりやすく整理された内容は理解しやすく,画像検査室で勤務する看護師などにも利用していただけるものと思います。
2010年8月
財団法人脳神経疾患研究所 附属総合南東北病院
総合画像診断センター所長 宗近宏次
--------------------------
改訂第2版 編集の序
我が国における医療科学技術の発展と普及は多くの国民に安心と安全の医療を提供し,誰もがその恩恵に浴することが出来るようになってきました。各医療機関の情報公開が進むなかで,国民はさらに今まで以上に安心で安全な医療環境の提供,今まで以上に質の高い医療技術の提供,今まで以上に質の高い患者サービスの提供,医療水準に基づいた診断・治療・検査を求めるようになってきています。このような医療社会の中で放射線検査・治療のエキスパートを目指す診療放射線技師は各種学会のガイドラインの導入と普及を計り,常に最先端医療技術に眼を向け,日常医療の進化に向けた行動目標を設定しておく必要があります。
平成22年4月30日,厚生労働省医政局長から「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」(医政発0430第1号)の通知が発せられました。主旨は,多種多様な医療スタッフが,各々の高い専門性を前提とし,目的と情報を共有し,業務を分担するとともに互いに連携・補完し合い,患者の状況に的確に対応した医療を提供するチーム医療の実践を求めています。診療放射線技師のところでは「放射線治療・検査・管理や画像検査等に関する業務が増大する中,当該業務の専門家として医療現場において果たし得る役割は大きなものとなっている。以下に掲げる業務については,現行制度の下において診療放射線技師が実施することができることから,診療放射線技師を積極的に活用することが望まれている。1.画像診断における読影の補助を行うこと 2.放射線検査等に関する説明・相談を行うこと」と通知されています。『診療放射線技師 画像検査フルコース』改訂第2版は医療チームの協働・連携によるチーム医療の推進を意識し,画像診断や治療における診療科の要求に応えるべく,エキスパート診療放射線技師をサポートする内容としてまとめてあります。
本書の特徴は初版出版後に進化した関連分野の画像検査・治療技術を吟味し,導入した事であります。特に第4章IVRではCone beam CTを取り上げ,第5章CT検査では320列面検出器装置やDual Source CTを取り上げ,第6章MRI検査では3テスラMRIを取り上げ,第7章核医学検査では甲状腺機能亢進症のRI内用療法を取り上げ,PET核医学検査は新たに第8章として章を起こし,第11章放射線治療ではIMRTやIGRTを取り上げ,最先端技術を網羅しました。
本書はエキスパート診療放射線技師を目指す手引き書として,また放射線部で働くレジデントの医師,看護師,臨床工学技士,臨床検査技師にも有用な情報が満載されているので是非活用していただきたいと思います。
最後に,大変お忙しい中,監修の労を賜りました財団法人脳神経疾患研究所附属総合南東北病院 総合画像診断センター所長 宗近宏次先生,貴重な画像診断機器装置の写真や技術資料を提供していただいた関連機器メーカの方々に感謝を申し上げます。また,本書の出版にご尽力いただいたメジカルビュー社編集部スタッフに深甚の謝意を表します。
2010年 8月
学校法人 昭和大学
統括放射線技術部 統括部長 中澤靖夫
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目次
1章 病院情報システムと画像検査情報のフロー
1 病院情報システム
2 医療情報の電子化
3 医療情報電子化の目的
4 電子化されたシステムの検査オーダから結果参照まで
5 データの流れ
6 オーダエントリーの実際
7 検査予約の実際
8 放射線情報システム
9 PACS(画像管理伝送システム)
10 DICOM(医用デジタル画像と通信)
11 DICOMがサポートする範囲
12 読影レポートシステム
13 フィルムレス化
14 電子カルテ
15 電子カルテでの結果参照の例
2章 単純X線検査
1 単純X線装置の概要
2 胸部単純X線撮影
3 腹部単純X線撮影
4 頭部単純X線撮影
5 副鼻腔単純X線撮影
6 顔面骨単純X線撮影
7 聴器単純X線撮影
8 手単純X線撮影
9 手関節単純X線撮影
10 前腕骨単純X線撮影
11 肘単純X線撮影
12 上腕骨単純X線撮影
13 肩関節単純X線撮影
14 鎖骨単純X線撮影
15 肋骨単純X線撮影
16 頸椎単純X線撮影
17 胸椎単純X線撮影
18 腰椎単純X線撮影
19 股関節単純X線撮影
20 大腿骨単純X線撮影
21 膝関節単純X線撮影
22 下腿骨単純X線撮影
23 足関節単純X線撮影
24 足単純X線撮影
25 乳房単純X線撮影
26 セファロ単純X線撮影
27 パントモ断層X線撮影
3章 デジタルX線テレビ検査
1 デジタルX線テレビ装置概要
2 胃透視
3 小腸造影
4 注腸
5 排泄性尿路造影
6 尿道膀胱造影(CUG)
7 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
8 内視鏡的経鼻的胆道ドレナージ(ENBD)
9 経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)
10 胆道ステント
11 関節造影
12 脊髄腔造影
13 硬膜外造影
14 椎間板造影
15 神経根ブロック
16 下顎神経ブロック
17 気管支ファイバー
18 子宮卵管造影(HSG)
19 内視鏡的食道静脈瘤硬化療法(EIS)
20 イレウス管挿入
21 腎瘻造設
22 食道ステント
4章 IVR
1 IVR概要と装置概要
2 脳血管造影
3 頭部症例
4 腹部血管造影
5 腹部症例
6 大動脈造影
7 大動脈症例
8 四肢血管造影
9 四肢症例
10 心臓カテーテル検査
11 心臓カテーテル検査 □1 先天性心疾患
12 心臓カテーテル検査 □2 弁膜症
13 心臓カテーテル検査 □3 冠動脈疾患
14 心臓カテーテル検査 □4 左心室造影(LVG)
5章 CT検査
1 X線CT装置システムの概要
2 最新X線CT
3 CT検査を始める前に知っておかなければいけない基礎知識
4 確認事項
5 脳検査
6 眼窩・副鼻腔・顔面骨検査
7 聴器検査
8 頸部検査(咽頭・喉頭・唾液腺・甲状腺・副甲状腺)
9 胸部検査
10 HRCT
11 腹部検査(肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・副腎)
12 腹部臓器のDynamic study検査(肝臓・膵臓・腎臓)
13 骨盤検査(膀胱・尿路・前立腺・婦人科領域)
14 脊椎検査(頸椎・胸椎・腰椎)
15 消化管検査(胃~直腸)
16 脳血管 3D-CTA検査
17 血管検査(大動脈中心)
18 心臓検査
6章 MRI検査
1 MRI装置の概要
2 インフォームド・コンセントと検査の流れ
3 MRIの画像の見方
4 撮像パラメータとシーケンス
5 頭部検査
6 頭頸部検査
7 胸部検査
8 腹部検査
9 骨盤検査
10 脊椎検査
11 関節検査
12 MR angiography
13 MR hydrography
14 脂肪抑制法
15 特殊撮像
7章 核医学検査
1 検査概要
2 循環器(運動負荷心筋血流シンチグラフィ)
3 脳(脳血流シンチグラフィ,脳脊髄腔シンチグラフィ)
4 内分泌(甲状腺・副甲状腺シンチグラフィ,甲状腺機能亢進症のRI内用療法)
5 呼吸器(肺換気シンチグラフィ,肺血流シンチグラフィ)
6 消化器(肝受容体シンチグラフィ,肝胆道シンチグラフィ,消化管出血シンチグラフィ)
7 泌尿器(腎シンチグラフィ)
8 骨(骨シンチグラフィ,多発性骨転移の疼痛緩和治療)
9 血液・造血(骨髄シンチグラフィ)
10 腫瘍・炎症(ガリウムシンチグラフィ,タリウムシンチグラフィ)
8章 PET核医学検査
1 検査概要
2 脳
3 腫瘍
4 被曝
9章 超音波検査
1 超音波検査
2 肝臓
3 胆嚢・胆道
4 膵臓
5 脾臓
6 腎臓
7 乳腺
8 心臓
9 頸動脈超音波検査
10 下肢静脈超音波検査
11 下肢動脈超音波検査
12 造影超音波検査
13 膀胱,前立腺超音波検査
14 子宮・卵巣超音波検査
10章 無散瞳型眼底カメラ
1 無散瞳型眼底カメラ
2 基礎知識
3 撮影方法
4 解剖と臨床
11章 放射線治療
1 放射線治療基礎知識
2 放射線治療計画
3 照射方法について
4 IMRT
5 IGRT
6 小線源治療
7 癌患者の精神的ケア
8 朝カンファレンスの例
12章 各種画像検査と事例のまとめ方
1 新しい医療技術評価の考え方
2 医療技術評価とEBM
3 EBMの推進方法
4 事例のまとめ方
5 事例紹介 1 DR検査:腸重積症
事例紹介 2 MRI検査:キーンベック病
事例紹介 3 IVR検査:透析シャントPTA
事例紹介 4 CT撮影検査:急性虫垂炎(消化管穿孔)
事例紹介 5 核医学検査:アルコール性肝障害
事例紹介 6 一般撮影検査:膝蓋骨骨折
事例紹介 7 放射線治療:食道癌
13章 放射線被曝と防護
1 放射線被曝に対する考え方
2 単純X線検査における被曝と防護
3 一般透視検査における被曝と防護
4 血管造影およびIVRにおける被曝と防護
5 CT検査における被曝と防護
6 核医学検査における被曝と防護
7 放射線治療における被曝と防護
14章 造影剤の副作用と処置
1 X線造影剤の副作用について
2 MRI造影剤の副作用について
3 X線造影剤およびMRI造影剤副作用時の対応方法
1 病院情報システム
2 医療情報の電子化
3 医療情報電子化の目的
4 電子化されたシステムの検査オーダから結果参照まで
5 データの流れ
6 オーダエントリーの実際
7 検査予約の実際
8 放射線情報システム
9 PACS(画像管理伝送システム)
10 DICOM(医用デジタル画像と通信)
11 DICOMがサポートする範囲
12 読影レポートシステム
13 フィルムレス化
14 電子カルテ
15 電子カルテでの結果参照の例
2章 単純X線検査
1 単純X線装置の概要
2 胸部単純X線撮影
3 腹部単純X線撮影
4 頭部単純X線撮影
5 副鼻腔単純X線撮影
6 顔面骨単純X線撮影
7 聴器単純X線撮影
8 手単純X線撮影
9 手関節単純X線撮影
10 前腕骨単純X線撮影
11 肘単純X線撮影
12 上腕骨単純X線撮影
13 肩関節単純X線撮影
14 鎖骨単純X線撮影
15 肋骨単純X線撮影
16 頸椎単純X線撮影
17 胸椎単純X線撮影
18 腰椎単純X線撮影
19 股関節単純X線撮影
20 大腿骨単純X線撮影
21 膝関節単純X線撮影
22 下腿骨単純X線撮影
23 足関節単純X線撮影
24 足単純X線撮影
25 乳房単純X線撮影
26 セファロ単純X線撮影
27 パントモ断層X線撮影
3章 デジタルX線テレビ検査
1 デジタルX線テレビ装置概要
2 胃透視
3 小腸造影
4 注腸
5 排泄性尿路造影
6 尿道膀胱造影(CUG)
7 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
8 内視鏡的経鼻的胆道ドレナージ(ENBD)
9 経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)
10 胆道ステント
11 関節造影
12 脊髄腔造影
13 硬膜外造影
14 椎間板造影
15 神経根ブロック
16 下顎神経ブロック
17 気管支ファイバー
18 子宮卵管造影(HSG)
19 内視鏡的食道静脈瘤硬化療法(EIS)
20 イレウス管挿入
21 腎瘻造設
22 食道ステント
4章 IVR
1 IVR概要と装置概要
2 脳血管造影
3 頭部症例
4 腹部血管造影
5 腹部症例
6 大動脈造影
7 大動脈症例
8 四肢血管造影
9 四肢症例
10 心臓カテーテル検査
11 心臓カテーテル検査 □1 先天性心疾患
12 心臓カテーテル検査 □2 弁膜症
13 心臓カテーテル検査 □3 冠動脈疾患
14 心臓カテーテル検査 □4 左心室造影(LVG)
5章 CT検査
1 X線CT装置システムの概要
2 最新X線CT
3 CT検査を始める前に知っておかなければいけない基礎知識
4 確認事項
5 脳検査
6 眼窩・副鼻腔・顔面骨検査
7 聴器検査
8 頸部検査(咽頭・喉頭・唾液腺・甲状腺・副甲状腺)
9 胸部検査
10 HRCT
11 腹部検査(肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・副腎)
12 腹部臓器のDynamic study検査(肝臓・膵臓・腎臓)
13 骨盤検査(膀胱・尿路・前立腺・婦人科領域)
14 脊椎検査(頸椎・胸椎・腰椎)
15 消化管検査(胃~直腸)
16 脳血管 3D-CTA検査
17 血管検査(大動脈中心)
18 心臓検査
6章 MRI検査
1 MRI装置の概要
2 インフォームド・コンセントと検査の流れ
3 MRIの画像の見方
4 撮像パラメータとシーケンス
5 頭部検査
6 頭頸部検査
7 胸部検査
8 腹部検査
9 骨盤検査
10 脊椎検査
11 関節検査
12 MR angiography
13 MR hydrography
14 脂肪抑制法
15 特殊撮像
7章 核医学検査
1 検査概要
2 循環器(運動負荷心筋血流シンチグラフィ)
3 脳(脳血流シンチグラフィ,脳脊髄腔シンチグラフィ)
4 内分泌(甲状腺・副甲状腺シンチグラフィ,甲状腺機能亢進症のRI内用療法)
5 呼吸器(肺換気シンチグラフィ,肺血流シンチグラフィ)
6 消化器(肝受容体シンチグラフィ,肝胆道シンチグラフィ,消化管出血シンチグラフィ)
7 泌尿器(腎シンチグラフィ)
8 骨(骨シンチグラフィ,多発性骨転移の疼痛緩和治療)
9 血液・造血(骨髄シンチグラフィ)
10 腫瘍・炎症(ガリウムシンチグラフィ,タリウムシンチグラフィ)
8章 PET核医学検査
1 検査概要
2 脳
3 腫瘍
4 被曝
9章 超音波検査
1 超音波検査
2 肝臓
3 胆嚢・胆道
4 膵臓
5 脾臓
6 腎臓
7 乳腺
8 心臓
9 頸動脈超音波検査
10 下肢静脈超音波検査
11 下肢動脈超音波検査
12 造影超音波検査
13 膀胱,前立腺超音波検査
14 子宮・卵巣超音波検査
10章 無散瞳型眼底カメラ
1 無散瞳型眼底カメラ
2 基礎知識
3 撮影方法
4 解剖と臨床
11章 放射線治療
1 放射線治療基礎知識
2 放射線治療計画
3 照射方法について
4 IMRT
5 IGRT
6 小線源治療
7 癌患者の精神的ケア
8 朝カンファレンスの例
12章 各種画像検査と事例のまとめ方
1 新しい医療技術評価の考え方
2 医療技術評価とEBM
3 EBMの推進方法
4 事例のまとめ方
5 事例紹介 1 DR検査:腸重積症
事例紹介 2 MRI検査:キーンベック病
事例紹介 3 IVR検査:透析シャントPTA
事例紹介 4 CT撮影検査:急性虫垂炎(消化管穿孔)
事例紹介 5 核医学検査:アルコール性肝障害
事例紹介 6 一般撮影検査:膝蓋骨骨折
事例紹介 7 放射線治療:食道癌
13章 放射線被曝と防護
1 放射線被曝に対する考え方
2 単純X線検査における被曝と防護
3 一般透視検査における被曝と防護
4 血管造影およびIVRにおける被曝と防護
5 CT検査における被曝と防護
6 核医学検査における被曝と防護
7 放射線治療における被曝と防護
14章 造影剤の副作用と処置
1 X線造影剤の副作用について
2 MRI造影剤の副作用について
3 X線造影剤およびMRI造影剤副作用時の対応方法
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診療放射線技師が知っておくべき,すべての画像検査をこの1冊で!
好評をいただいた2003年刊行の書籍の改訂版が満を持して登場。「若手診療放射線技師や学生が経験するすべての画像検査を,ポイントをわかりやすく1冊にまとめる」という初版のコンセプトを踏襲。どんな検査で,何が目的で,どんな画像が得られるかがこの1冊で理解できる。基本的には初版の記述を生かしつつも,画像検査の進歩に合わせて新しい検査法や画像を適宜追加した。核医学検査の章に新規でPETが加わったほか,特にCTやMRI,超音波検査,放射線治療などで記述が刷新された。
本文は2色刷に変更し,カラー写真は巻頭ではなく本文中に配置され,さらに見やすく充実した1冊となっている。