MRI応用自在
第4版
定価 8,690円(税込) (本体7,900円+税)
- B5変型判 532ページ 2色(一部カラー),イラスト100点,写真1,000点
- 2021年3月1日刊行
- ISBN978-4-7583-2102-0
電子版
序文
第4版 序文
「MRI 応用自在」の初版は2001年に出版されました。本年は2021年ですので,20 年の時を経て,第4 版が出版されることになります。初版をさらに10年遡る1991年はMRI の黎明期で,私はMRI を自分で操作し,徹夜でファントムを撮像してシークエンスを改良し,翌日すぐに臨床に反映するということを繰り返していました。まさに本書出版の目的とするところを実践し続ける毎日でありました。
30 年余りのMRI の臨床応用の歴史の中で,10 年ほど前からMRI が難しく,とっつきにくくなりました。「少し勉強すれば自分で手作りできる時代」からだんだんと変質して,ブラックボックス化が進んだのです。この結果,企業からいただいたものを少し変えて撮像するという臨床への応用形態が主体となり,一日に撮像する検査数を増やすこと,また研究を続けるために新シークエンスを獲得することなどが,より重んじられる現況もあります。
しかし私達にはすべからく,常に患者さんのために手足を動かすべきという自負があり,弛まず工夫を続けています。ディスプレイ越しには見えない患者さんとそのご家族の悲しみは,熱中すると忘れてしまいがちです。しかし「この患者さんが自分の家族だったら」とすぐ我に返り,居住まいを正して仕事に向かう気持にはまったく変わりがありません。ともすれば機械が自動的に与えたWindowを,盲目的にワンクリック送信しがちな昨今にあっても,根源的な目的と熱意は,少なくとも一部の人においては変わらず維持されていると思います。
本書は,より難解になったMRI を包括的に解説し,みなさんの熱意が患者さんに届けられるお手伝いをしたいと思います。ISMRM の座談会で司会をしてくださる堀 正明教授,本杉宇太郎先生,また高橋光幸技師長に編集に参加していただき,新しい項目を入れていただきました。編集協力として,北川 久さん,堀江朋彦科長にご協力いただき,第一線で活躍する合計116名の執筆者にお書きいただきました。
本書では2点,新しくなった点があります。
モダリティーメーカー表記:【C】キヤノン,【G】 GE,【H】日立製作所,【P】Philips,【S】 Siemens と,各社のアルファベット頭文字の表記として,よりコンパクトに見やすくいたしました。
用語(略号)の説明:用語集を廃し,より簡便にアクセスできるように,欄外注として見やすくいたしました。
完成まで粘り強く編集者・執筆者と連絡をとってくださったメジカルビュー社の苅谷竜太郎様,高橋 萌様には心より御礼を申し上げます。
本書がみなさまのお役に立てますことを心より願っております。
2021年2月
高原太郎
「MRI 応用自在」の初版は2001年に出版されました。本年は2021年ですので,20 年の時を経て,第4 版が出版されることになります。初版をさらに10年遡る1991年はMRI の黎明期で,私はMRI を自分で操作し,徹夜でファントムを撮像してシークエンスを改良し,翌日すぐに臨床に反映するということを繰り返していました。まさに本書出版の目的とするところを実践し続ける毎日でありました。
30 年余りのMRI の臨床応用の歴史の中で,10 年ほど前からMRI が難しく,とっつきにくくなりました。「少し勉強すれば自分で手作りできる時代」からだんだんと変質して,ブラックボックス化が進んだのです。この結果,企業からいただいたものを少し変えて撮像するという臨床への応用形態が主体となり,一日に撮像する検査数を増やすこと,また研究を続けるために新シークエンスを獲得することなどが,より重んじられる現況もあります。
しかし私達にはすべからく,常に患者さんのために手足を動かすべきという自負があり,弛まず工夫を続けています。ディスプレイ越しには見えない患者さんとそのご家族の悲しみは,熱中すると忘れてしまいがちです。しかし「この患者さんが自分の家族だったら」とすぐ我に返り,居住まいを正して仕事に向かう気持にはまったく変わりがありません。ともすれば機械が自動的に与えたWindowを,盲目的にワンクリック送信しがちな昨今にあっても,根源的な目的と熱意は,少なくとも一部の人においては変わらず維持されていると思います。
本書は,より難解になったMRI を包括的に解説し,みなさんの熱意が患者さんに届けられるお手伝いをしたいと思います。ISMRM の座談会で司会をしてくださる堀 正明教授,本杉宇太郎先生,また高橋光幸技師長に編集に参加していただき,新しい項目を入れていただきました。編集協力として,北川 久さん,堀江朋彦科長にご協力いただき,第一線で活躍する合計116名の執筆者にお書きいただきました。
本書では2点,新しくなった点があります。
モダリティーメーカー表記:【C】キヤノン,【G】 GE,【H】日立製作所,【P】Philips,【S】 Siemens と,各社のアルファベット頭文字の表記として,よりコンパクトに見やすくいたしました。
用語(略号)の説明:用語集を廃し,より簡便にアクセスできるように,欄外注として見やすくいたしました。
完成まで粘り強く編集者・執筆者と連絡をとってくださったメジカルビュー社の苅谷竜太郎様,高橋 萌様には心より御礼を申し上げます。
本書がみなさまのお役に立てますことを心より願っております。
2021年2月
高原太郎
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目次
技術的事項
Ⅰ k-space/sequence parameterの意味
1 k-space 町田好男
2 シーケンスチャート(pulse sequence timing diagram) 松田 豪
3 拡張位相グラフ法(EPG) 巨瀬勝美
4(受信)バンド幅 加藤広士
5 造影灌流像 井田正博
6 Perfusionに関連するパラメーター 工藤與亮
7 Diffusionに関連するパラメーター 大野直樹
8 MRS 磯辺智範
Ⅱ 高速化技術
1 PI 竹島秀則
2 圧縮センシング(compressed sensing)の概念 篠原広行
3 Compressed SENSEの臨床 野田誠一郎
4 HyperSense 竹井直行
5 深層学習の医学への応用 平原大助
6 Deep Learning Reconstruction 原岡健太郎
7 画質評価法(SSIMなど) 鈴木雄一
Ⅲ 脂肪抑制関連技術
1 ProSet 田渕 隆
2 SSRF 五十嵐太郎
3 IDEAL・IDEAL-IQ 貝原 雄
4 FLEX・mDIXON 吉満研吾
5 SSGR 高原太郎
6 SPAIR 北 美保
Ⅳ 高速SE法 T2強調像関連
1 Radial scan法(PROPELLER・BLADE・MultiVane・JET・RADAR) 五月女康作
2 3D VRFA-TSE(1)概念と理論 米山正己
3 3D VRFA-TSE(2)臨床応用 北川 久
Ⅴ 高速GRE法関連
1 Balanced SSFP 米山正己
2 LAVA・VIBE・eTHRIVE・Quick 3Ds・TIGRE 秦 博文
3 MPRAGE・IR-SPGR 北川 久
4 MP2RAGE 洞田貫啓一
5 DISCO 五十嵐太郎
6 GRASP(stack-of-stars) 藤本晃司
Ⅵ T2*強調像とその周辺技術
1 SWI 宇根田宏徳
2 位相差強調画像化法(PADRE) 米田哲也
3 MERGE 堀 大樹
4 COSMIC 井下裕行
5 SWAN 井下裕行
6 定量的磁化率マッピング 工藤與亮
Ⅶ 拡散強調像
1 ADCとSNRの関係 尾﨑正則
2 Monoexponentialとbiexponential 田村隆行
3 Gradient overplus 福間由紀子
4 Tetrahedral encoding 若山哲也
5 Computed DWI 高原太郎
6 ADC histogram analysis 高原太郎
7 Dual SE DWI・Twice refocus SE DWI 北川 久
8 RESOLVE 天野 淳
9 Low b imagingの特徴 中 孝文
10 MSDE 丹治 一
11 IVIM 本杉宇太郎
12 q-space 鈴木雄一,畑 純一
13 DKI 横沢 俊
14 OGSE 井村千明
15 FOCUS 堀 大樹
16 STIRの特徴 北 美保
17 躯幹部の広範囲拡散強調像 (DWIBS) 高原太郎,今井 裕
18 Direct coronal diffusion 梶原 直,高原太郎
19 MUSE 若山哲也
Ⅷ アーチファクト抑制技術
1 Navigator echo 田渕 隆
2 PACE 高橋順士
3 3D-PROMO 内田幸司
4 装置側カメラによる体動補正(Kinetic sensor) 井村千明
5 メタルアーチファクト低減技術 宇根田宏徳
6 感度補正技術 内田幸司
Ⅸ そのほかの計測・撮影技術
1 Synthetic MRI 萩原彰文
2 MR fingerprinting(1)基礎 寺田康彦
3 MR fingerprinting(2)臨床 田岡俊昭
4 T1ρ 青山信和
5 T1 mapping 寺田康彦
6 UTE 奥秋知幸
7 MR microscopy 巨瀬勝美
8 局所励起技術 (ZOOMit) 宇根田宏徳
9 LOLO(Zoom image) 小原 真
10 VBM 後藤政実
11 SPM12とDARTEL解析 後藤政実
12 VSRAD 後藤政実
13 MRE 沼野智一
Ⅹ ハード・安全など
1 MRIの安全管理(1)MRIの医療事故の現況 圡井 司
2 MRIの安全管理(2)MRIの医療事故の詳細例と事故から学ぶ対策 土橋俊男
3 化粧の対応 星 由紀子
4 貼付剤の対応 吉田 礼
5 震災後のMRI対応 引地健生
6 条件付きMRI対応デバイス 矢部邦宏
7 MRI用マーカー 石森文朗
8 Air coil 貝原 雄
9 ヘリウムフリーマグネット 諏訪 亨
10 Cinematic rendering・Cinematic VRT 井村千明
11 PET/MRI 久保 均
12 MRIガイド下前立腺生検 片平和博
13 MRIガイド下乳房生検 戸﨑光宏
14 乳房MRI超音波フュージョンガイド下生検 植松孝悦
15 CWI 片平和博
16 DWIBS/CT fusion 境野晋二朗
17 MR用インジェクター 傳法昌幸
18 Gd造影剤の安全性 神田知紀
臨床応用
Ⅰ Hydrography
1 概論 高原太郎,原留弘樹
2 SSFSEと容積 小林邦典
3 MRCP ピットフォール 入江裕之
4 MRU 小澤由莉子
5 MR cisternography・MR myelography 長縄慎二
6 MR amniofetography 原田明典,扇 和之
Ⅱ 脳神経
1 拡散像 急性期脳梗塞 井田正博
2 拡散テンソル(1) 森 進
3 拡散テンソル(2)その他の発展内容 酒井晃二
4 AiCEの脳への応用 北島美香
5 functional MRI 山田 惠
6 MRDSA 土屋一洋,片瀬七朗
7 4D MRA 土屋一洋
8 CEST・APT 栂尾 理
9 MSDEによる脳転移診断 菊地一史,米山正己,吉浦 敬
10 MR neurography 高原太郎
11 Glymphatic system 田岡俊昭
12 Dp-MRN・SHINKEI・3D NerveVIEW 米山正己
13 DKIおよびQSIを用いた脊髄神経の描出(脊髄,脊椎の定量的撮像と解析) 堀 正明
14 Silent MRA(0 TE MRA) 高野 直
15 ニューロメラニンMRI 鎌形康司
Ⅲ 乳腺
1 MR mammography 印牧義英
2 超早期相診断 森 菜緒子
3 ADC以外のパラメーターの有用性(S-index) 後藤眞理子
4 乳癌のIVIM / 非ガウス拡散イメージング・至適b値 飯間麻美,片岡正子
5 非造影MRIによる乳癌検診 高原太郎
6 Abbreviated breast MRI 町田洋一
7 乳腺MRIガイド下生検(biopsy) 嶋本 裕
Ⅳ 肝臓
1 EOB-DTPA 五島 聡
2 脂肪・鉄定量 増井孝之
3 肝臓臨床のMR elastography 舟山 慧
4 多時相動脈相撮像 市川新太郎
Ⅴ 血管イメージング
1 4D-Flow(三次元cine位相コントラスト法) 竹原康雄,寺田理希
2 FBI・TRANCE・Native・Inhance delta 松島孝昌
3 ASL 中村理宣
4 PASLの臨床応用 藤間憲幸
5 pCASLの臨床応用 藤原康博
6 CINEMA(1)技術解説 中村理宣
7 CINEMA(2)臨床応用 井料保彦,平井俊範
8 Time-SLIP法 山本晃義
9 Vessel wall imaging(plaque imaging) 中 孝文
10 QISS法の特徴 齋藤 亮
11 MR venography-2D TOF 呼吸補正併用 秦 博文
Ⅵ その他の臓器
1 肺におけるMRIの意義 大野良治
2 肺癌の描出 大野良治
3 前立腺癌のMRI診断 片平和博
4 DWIBSを用いた骨転移診断 吉田宗一郎
5 女性骨盤のMRI検査 高津安男
6 急性期小腸閉塞 高原太郎,福島 徹
7 小腸 その他 高原太郎
8 心臓検査におけるMRIの意義 横山健一
9 心筋虚血と梗塞の診断 奥田茂男
10 臓器撮像におけるT1 mappingー心筋T1 mapping系撮像を中心にー 片平和博
11 小児・胎児検査の勘どころ 丹羽 徹
12 検像技術 高津安男
Ⅰ k-space/sequence parameterの意味
1 k-space 町田好男
2 シーケンスチャート(pulse sequence timing diagram) 松田 豪
3 拡張位相グラフ法(EPG) 巨瀬勝美
4(受信)バンド幅 加藤広士
5 造影灌流像 井田正博
6 Perfusionに関連するパラメーター 工藤與亮
7 Diffusionに関連するパラメーター 大野直樹
8 MRS 磯辺智範
Ⅱ 高速化技術
1 PI 竹島秀則
2 圧縮センシング(compressed sensing)の概念 篠原広行
3 Compressed SENSEの臨床 野田誠一郎
4 HyperSense 竹井直行
5 深層学習の医学への応用 平原大助
6 Deep Learning Reconstruction 原岡健太郎
7 画質評価法(SSIMなど) 鈴木雄一
Ⅲ 脂肪抑制関連技術
1 ProSet 田渕 隆
2 SSRF 五十嵐太郎
3 IDEAL・IDEAL-IQ 貝原 雄
4 FLEX・mDIXON 吉満研吾
5 SSGR 高原太郎
6 SPAIR 北 美保
Ⅳ 高速SE法 T2強調像関連
1 Radial scan法(PROPELLER・BLADE・MultiVane・JET・RADAR) 五月女康作
2 3D VRFA-TSE(1)概念と理論 米山正己
3 3D VRFA-TSE(2)臨床応用 北川 久
Ⅴ 高速GRE法関連
1 Balanced SSFP 米山正己
2 LAVA・VIBE・eTHRIVE・Quick 3Ds・TIGRE 秦 博文
3 MPRAGE・IR-SPGR 北川 久
4 MP2RAGE 洞田貫啓一
5 DISCO 五十嵐太郎
6 GRASP(stack-of-stars) 藤本晃司
Ⅵ T2*強調像とその周辺技術
1 SWI 宇根田宏徳
2 位相差強調画像化法(PADRE) 米田哲也
3 MERGE 堀 大樹
4 COSMIC 井下裕行
5 SWAN 井下裕行
6 定量的磁化率マッピング 工藤與亮
Ⅶ 拡散強調像
1 ADCとSNRの関係 尾﨑正則
2 Monoexponentialとbiexponential 田村隆行
3 Gradient overplus 福間由紀子
4 Tetrahedral encoding 若山哲也
5 Computed DWI 高原太郎
6 ADC histogram analysis 高原太郎
7 Dual SE DWI・Twice refocus SE DWI 北川 久
8 RESOLVE 天野 淳
9 Low b imagingの特徴 中 孝文
10 MSDE 丹治 一
11 IVIM 本杉宇太郎
12 q-space 鈴木雄一,畑 純一
13 DKI 横沢 俊
14 OGSE 井村千明
15 FOCUS 堀 大樹
16 STIRの特徴 北 美保
17 躯幹部の広範囲拡散強調像 (DWIBS) 高原太郎,今井 裕
18 Direct coronal diffusion 梶原 直,高原太郎
19 MUSE 若山哲也
Ⅷ アーチファクト抑制技術
1 Navigator echo 田渕 隆
2 PACE 高橋順士
3 3D-PROMO 内田幸司
4 装置側カメラによる体動補正(Kinetic sensor) 井村千明
5 メタルアーチファクト低減技術 宇根田宏徳
6 感度補正技術 内田幸司
Ⅸ そのほかの計測・撮影技術
1 Synthetic MRI 萩原彰文
2 MR fingerprinting(1)基礎 寺田康彦
3 MR fingerprinting(2)臨床 田岡俊昭
4 T1ρ 青山信和
5 T1 mapping 寺田康彦
6 UTE 奥秋知幸
7 MR microscopy 巨瀬勝美
8 局所励起技術 (ZOOMit) 宇根田宏徳
9 LOLO(Zoom image) 小原 真
10 VBM 後藤政実
11 SPM12とDARTEL解析 後藤政実
12 VSRAD 後藤政実
13 MRE 沼野智一
Ⅹ ハード・安全など
1 MRIの安全管理(1)MRIの医療事故の現況 圡井 司
2 MRIの安全管理(2)MRIの医療事故の詳細例と事故から学ぶ対策 土橋俊男
3 化粧の対応 星 由紀子
4 貼付剤の対応 吉田 礼
5 震災後のMRI対応 引地健生
6 条件付きMRI対応デバイス 矢部邦宏
7 MRI用マーカー 石森文朗
8 Air coil 貝原 雄
9 ヘリウムフリーマグネット 諏訪 亨
10 Cinematic rendering・Cinematic VRT 井村千明
11 PET/MRI 久保 均
12 MRIガイド下前立腺生検 片平和博
13 MRIガイド下乳房生検 戸﨑光宏
14 乳房MRI超音波フュージョンガイド下生検 植松孝悦
15 CWI 片平和博
16 DWIBS/CT fusion 境野晋二朗
17 MR用インジェクター 傳法昌幸
18 Gd造影剤の安全性 神田知紀
臨床応用
Ⅰ Hydrography
1 概論 高原太郎,原留弘樹
2 SSFSEと容積 小林邦典
3 MRCP ピットフォール 入江裕之
4 MRU 小澤由莉子
5 MR cisternography・MR myelography 長縄慎二
6 MR amniofetography 原田明典,扇 和之
Ⅱ 脳神経
1 拡散像 急性期脳梗塞 井田正博
2 拡散テンソル(1) 森 進
3 拡散テンソル(2)その他の発展内容 酒井晃二
4 AiCEの脳への応用 北島美香
5 functional MRI 山田 惠
6 MRDSA 土屋一洋,片瀬七朗
7 4D MRA 土屋一洋
8 CEST・APT 栂尾 理
9 MSDEによる脳転移診断 菊地一史,米山正己,吉浦 敬
10 MR neurography 高原太郎
11 Glymphatic system 田岡俊昭
12 Dp-MRN・SHINKEI・3D NerveVIEW 米山正己
13 DKIおよびQSIを用いた脊髄神経の描出(脊髄,脊椎の定量的撮像と解析) 堀 正明
14 Silent MRA(0 TE MRA) 高野 直
15 ニューロメラニンMRI 鎌形康司
Ⅲ 乳腺
1 MR mammography 印牧義英
2 超早期相診断 森 菜緒子
3 ADC以外のパラメーターの有用性(S-index) 後藤眞理子
4 乳癌のIVIM / 非ガウス拡散イメージング・至適b値 飯間麻美,片岡正子
5 非造影MRIによる乳癌検診 高原太郎
6 Abbreviated breast MRI 町田洋一
7 乳腺MRIガイド下生検(biopsy) 嶋本 裕
Ⅳ 肝臓
1 EOB-DTPA 五島 聡
2 脂肪・鉄定量 増井孝之
3 肝臓臨床のMR elastography 舟山 慧
4 多時相動脈相撮像 市川新太郎
Ⅴ 血管イメージング
1 4D-Flow(三次元cine位相コントラスト法) 竹原康雄,寺田理希
2 FBI・TRANCE・Native・Inhance delta 松島孝昌
3 ASL 中村理宣
4 PASLの臨床応用 藤間憲幸
5 pCASLの臨床応用 藤原康博
6 CINEMA(1)技術解説 中村理宣
7 CINEMA(2)臨床応用 井料保彦,平井俊範
8 Time-SLIP法 山本晃義
9 Vessel wall imaging(plaque imaging) 中 孝文
10 QISS法の特徴 齋藤 亮
11 MR venography-2D TOF 呼吸補正併用 秦 博文
Ⅵ その他の臓器
1 肺におけるMRIの意義 大野良治
2 肺癌の描出 大野良治
3 前立腺癌のMRI診断 片平和博
4 DWIBSを用いた骨転移診断 吉田宗一郎
5 女性骨盤のMRI検査 高津安男
6 急性期小腸閉塞 高原太郎,福島 徹
7 小腸 その他 高原太郎
8 心臓検査におけるMRIの意義 横山健一
9 心筋虚血と梗塞の診断 奥田茂男
10 臓器撮像におけるT1 mappingー心筋T1 mapping系撮像を中心にー 片平和博
11 小児・胎児検査の勘どころ 丹羽 徹
12 検像技術 高津安男
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基礎から最新応用までを広く深く学べる最強の1冊が待望のアップデート!
「MRIを実践するパワー・ユーザーと,医療画像機器メーカーに勤める専門家に,いかに理解しやすく説明するか」をコンセプトに,基礎から最新までのMRI技術を解説。
改訂にあたっては,近年大きく進歩した「高速撮像技術」「アーチファクト抑制技術」「拡散強調像」等の項目を充実させ,また各メーカーが開発した新しい技術についても解説。さらに臨床応用編では脳神経,乳腺,肝臓などの部位ごとに,技術の進歩を踏まえた有用な撮像方法についての記載に改めている。