どう撮り,何を作成する?
手術支援に役立つ3次元CT画像
[Web動画付]
定価 6,380円(税込) (本体5,800円+税)
- B5変型判 256ページ オールカラー,イラスト60点,写真656点
- 2021年12月27日刊行
- ISBN978-4-7583-2054-2
電子版
序文
監修の序
今の医療現場には2つの大きなトレンドがあります。低侵襲治療とオーダーメイド治療です。さまざまな背景因子を持つ患者さんの年齢,体力,併存疾患,病態に応じて,最高の治療効果を得ることと同時に,できるだけ術後の臓器機能を温存することを念頭に治療計画を立てる必要があります。「できるだけ小さな傷であっても,治療結果は最高のものを求める」という患者さん・医療者双方のニーズに応える形で,内視鏡手術やカテーテル治療が機器の発展とともに普及し,治療技術も向上してきました。
低侵襲治療を行う際に必要なのが,個々の患者さんの解剖的特徴を的確に把握した術前計画と,術中ナビゲートです。一人の優秀な医師がすべての治療をこなすのではなく,診療放射線技師,画像診断医,治療医,看護師等の多職種で構成されたチーム力が求められるほど治療手段は複雑化しています。そんな今,チームの全員が患者さん個々の病態をしっかりと理解して,理想の治療についての思いを一つにするために求められるのは,職人技的撮影技術や読影技術ではなく,チーム内の多職種全員がわかりやすい画像です。単なる断層像よりも,3D画像こそが,立体的に解剖と病巣を細部にわたり,それでいて直感的に理解できる手段として有用と考えます。しかしながら,多職種全員にわかりやすい画像にすることは容易ではありません。
本書は,術者の視点を想定し,どのような3次元CT画像をどのような角度で作成すればよいか,そのためにはどういう画像を撮影しておくかを解説した入門書であり,実用書です。せっかく作成した画像なのに,治療医が欲しい画像との間に乖離があったという経験は,皆さんお持ちだと思います。逆もまたしかりです。治療医が必要とする画像とは具体的にどのようなものかと日々悩んでいらっしゃる診療放射線技師の方々や,画像診断医を目指して研鑽を積んでいらっしゃる医師の方々,日々の診療の中で「このような画像があれば自分の治療や手術に活用できると思うが,どのように診療放射線技師や画像診断医に相談したら良いかわからない」という医師の方にも本書をお勧めします。
治療対象となる各臓器に求められる画像について,診療現場ですぐに役立てていただけるような構成と記述を心がけました。画像作成者,治療者が当院で長年培ってきたディスカッションのなかで生み出されたノウハウ満載になっておりますので,今日から早速手元に置いて,お役に立てていただければ幸いに存じます。
2021年12月
済生会熊本病院 副院長,呼吸器外科上席部長
吉岡正一
-------------------------------------------------
編集の序
近年,CTは飛躍的な進歩を遂げ,マルチスライスCTの多列化が進み,そのデータを用いて人体のほとんどを三次元で可視化することができるようになりました。臨床的には低侵襲治療が大きなトレンドとなり,鏡視下手術やロボット支援手術が増加,新たなデバイスも登場しさまざまなIVRが可能となってきています。このような流れのなかで,2008年度の診療報酬改定により画像等手術支援加算が新設されました。
当院は2013年および2018年に2室のハイブリッド手術室を新設し,さらに2019年に手術支援ロボットda Vinci@(Intuitive Surgical)を2台体制とし,「ロボット・低侵襲手術センター」を創設しました。これに伴う手術支援画像の需要増大に対し,2019年から診療放射線技師部門の1セクションとして「3D Innovation Room」を新設し,運用を開始しました。以前から画像に関するマニュアルは整備していましたが,CTの撮影・造影法に加え,3D作成マニュアルについても需要に応じ術式に合わせた項目を随時追加しながら標準化と教育を進めています。
本書は,3D作成に携わる診療放射線技師を対象として,「手術支援」(外科手術,IVRを含む)に主眼をおき,術前に必要な情報をどのように表現するか,その情報を引き出すためにどのように撮影するかについて,済生会熊本病院のCT撮影・3D作成マニュアルをアレンジし作成しました。手術支援を目的とした3D画像は,医師の術前のシミュレーションを可能にし,術中の視野に入らない部位の情報を瞬時に提供することができる貴重な情報源です。われわれは,医師が万全の体制で実際の手術に望むことができるように全力でサポートをしていかなければならないと考えています。そのためには,解剖と術式を知り,診療科とのコミュニケーションをとって,術者の視点を想定した画像作成が必要となります。今回,3Dについては作成法に加え医師が求めるポイントを記載し,一部ではありますが,手術動画や3D作成の動画も見ることができるよう構成しました。
本書の内容は当院医師の要望に基づく形で作成しており,施設や医師が変われば需要も変化してくると思われます。本書が,それぞれのご施設での手術支援画像構築,標準化や教育・マニュアル作成,さらにはチーム医療推進の一助になれば幸いです。
最後になりましたが,出版というチャレンジにお力添えいただきました中尾浩一病院長をはじめ,ご多忙ななかでも快くご指導いただいた各診療科の先生方に深謝いたします。また,日々の診療において安全で正確な検査に尽力いただいているCT室スタッフの皆様,新しいことにチャレンジしてくれている3D Innovation Roomのスタッフの皆様,今回の出版を後押しいただいたアミン株式会社の石元篤徳様に厚く御礼を申し上げます。
2021年12月 編集者を代表して
済生会熊本病院 中央放射線部
奥村 秀一郎
今の医療現場には2つの大きなトレンドがあります。低侵襲治療とオーダーメイド治療です。さまざまな背景因子を持つ患者さんの年齢,体力,併存疾患,病態に応じて,最高の治療効果を得ることと同時に,できるだけ術後の臓器機能を温存することを念頭に治療計画を立てる必要があります。「できるだけ小さな傷であっても,治療結果は最高のものを求める」という患者さん・医療者双方のニーズに応える形で,内視鏡手術やカテーテル治療が機器の発展とともに普及し,治療技術も向上してきました。
低侵襲治療を行う際に必要なのが,個々の患者さんの解剖的特徴を的確に把握した術前計画と,術中ナビゲートです。一人の優秀な医師がすべての治療をこなすのではなく,診療放射線技師,画像診断医,治療医,看護師等の多職種で構成されたチーム力が求められるほど治療手段は複雑化しています。そんな今,チームの全員が患者さん個々の病態をしっかりと理解して,理想の治療についての思いを一つにするために求められるのは,職人技的撮影技術や読影技術ではなく,チーム内の多職種全員がわかりやすい画像です。単なる断層像よりも,3D画像こそが,立体的に解剖と病巣を細部にわたり,それでいて直感的に理解できる手段として有用と考えます。しかしながら,多職種全員にわかりやすい画像にすることは容易ではありません。
本書は,術者の視点を想定し,どのような3次元CT画像をどのような角度で作成すればよいか,そのためにはどういう画像を撮影しておくかを解説した入門書であり,実用書です。せっかく作成した画像なのに,治療医が欲しい画像との間に乖離があったという経験は,皆さんお持ちだと思います。逆もまたしかりです。治療医が必要とする画像とは具体的にどのようなものかと日々悩んでいらっしゃる診療放射線技師の方々や,画像診断医を目指して研鑽を積んでいらっしゃる医師の方々,日々の診療の中で「このような画像があれば自分の治療や手術に活用できると思うが,どのように診療放射線技師や画像診断医に相談したら良いかわからない」という医師の方にも本書をお勧めします。
治療対象となる各臓器に求められる画像について,診療現場ですぐに役立てていただけるような構成と記述を心がけました。画像作成者,治療者が当院で長年培ってきたディスカッションのなかで生み出されたノウハウ満載になっておりますので,今日から早速手元に置いて,お役に立てていただければ幸いに存じます。
2021年12月
済生会熊本病院 副院長,呼吸器外科上席部長
吉岡正一
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編集の序
近年,CTは飛躍的な進歩を遂げ,マルチスライスCTの多列化が進み,そのデータを用いて人体のほとんどを三次元で可視化することができるようになりました。臨床的には低侵襲治療が大きなトレンドとなり,鏡視下手術やロボット支援手術が増加,新たなデバイスも登場しさまざまなIVRが可能となってきています。このような流れのなかで,2008年度の診療報酬改定により画像等手術支援加算が新設されました。
当院は2013年および2018年に2室のハイブリッド手術室を新設し,さらに2019年に手術支援ロボットda Vinci@(Intuitive Surgical)を2台体制とし,「ロボット・低侵襲手術センター」を創設しました。これに伴う手術支援画像の需要増大に対し,2019年から診療放射線技師部門の1セクションとして「3D Innovation Room」を新設し,運用を開始しました。以前から画像に関するマニュアルは整備していましたが,CTの撮影・造影法に加え,3D作成マニュアルについても需要に応じ術式に合わせた項目を随時追加しながら標準化と教育を進めています。
本書は,3D作成に携わる診療放射線技師を対象として,「手術支援」(外科手術,IVRを含む)に主眼をおき,術前に必要な情報をどのように表現するか,その情報を引き出すためにどのように撮影するかについて,済生会熊本病院のCT撮影・3D作成マニュアルをアレンジし作成しました。手術支援を目的とした3D画像は,医師の術前のシミュレーションを可能にし,術中の視野に入らない部位の情報を瞬時に提供することができる貴重な情報源です。われわれは,医師が万全の体制で実際の手術に望むことができるように全力でサポートをしていかなければならないと考えています。そのためには,解剖と術式を知り,診療科とのコミュニケーションをとって,術者の視点を想定した画像作成が必要となります。今回,3Dについては作成法に加え医師が求めるポイントを記載し,一部ではありますが,手術動画や3D作成の動画も見ることができるよう構成しました。
本書の内容は当院医師の要望に基づく形で作成しており,施設や医師が変われば需要も変化してくると思われます。本書が,それぞれのご施設での手術支援画像構築,標準化や教育・マニュアル作成,さらにはチーム医療推進の一助になれば幸いです。
最後になりましたが,出版というチャレンジにお力添えいただきました中尾浩一病院長をはじめ,ご多忙ななかでも快くご指導いただいた各診療科の先生方に深謝いたします。また,日々の診療において安全で正確な検査に尽力いただいているCT室スタッフの皆様,新しいことにチャレンジしてくれている3D Innovation Roomのスタッフの皆様,今回の出版を後押しいただいたアミン株式会社の石元篤徳様に厚く御礼を申し上げます。
2021年12月 編集者を代表して
済生会熊本病院 中央放射線部
奥村 秀一郎
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書評
済生会熊本病院の放射線部関係者のご執筆による待望の『手術支援に役立つ3次元CT画像』が刊行された。3次元画像診断に関する参考書は数多く存在するが,本書はこれまでの他書とは異なる視点で記載されている。まず,本書は臨床にすぐに役立つCT撮像法と3次元作成マニュアルが満載されている実用書である。ここには済生会熊本病院の放射線部で培われてきた,治療に携わる医師からの要望に応えるための診療放射線技師からみたエッセンスが詰まっている。また,カラー画像,表やシェーマを多く用いてわかりやすく図解されている。それから,実際の現場で必要な3次元画像の作成手順がフローチャートやポイントを用いて提示されている。そのほか,全身臓器を5つのパートに分けて,解剖や疾患別に丁寧に3次元画像作成の極意が解説されている。このように簡潔に実臨床にすぐに役立つ内容を初学者でも容易に理解できるように工夫されている本は見当たらない。
現代の医療は,内視鏡,カテーテル,ロボットを用いた低侵襲治療が求められているが,その高度な治療を安全に行うためには,術前の正確な3次元情報は必須である。本書は,術者の視点を想定し,どのような 3次元CT画像をどのような角度で作成すればよいか,そのためにはどういう画像を撮影しておく必要があるかを解説している。済生会熊本病院の治療担当医師,放射線診断医,診療放射線技師が長年培ってきたディスカッションに裏打ちされたノウハウが満載され,その臨場感も伝わってくるのではないであろうか。
編集者の一人である済生会熊本病院の重松放射線部長は熊本大学放射線医学教室での私の後輩であり,診療や研究に熱心な先生で,この本にも彼の熱意が感じられる。本書は済生会熊本病院の放射線部および治療担当医師の中で蓄えられた3次元CT画像の豊富な知識と経験が盛り込まれ,完成度の高い実用書である。臨床現場で出会う疾患を網羅しており,診療放射線技師だけでなく,画像診断に関心を持つ放射線科医師や治療に携わる外科や内科の医師にも役立つことは間違いない。是非,本書を参照いただき,多くの皆様に3次元CT画像を診療のお役に立てていただくことを期待したい。
評者 平井 俊範(熊本大学大学院生命科学研究部放射線診断学講座)
現代の医療は,内視鏡,カテーテル,ロボットを用いた低侵襲治療が求められているが,その高度な治療を安全に行うためには,術前の正確な3次元情報は必須である。本書は,術者の視点を想定し,どのような 3次元CT画像をどのような角度で作成すればよいか,そのためにはどういう画像を撮影しておく必要があるかを解説している。済生会熊本病院の治療担当医師,放射線診断医,診療放射線技師が長年培ってきたディスカッションに裏打ちされたノウハウが満載され,その臨場感も伝わってくるのではないであろうか。
編集者の一人である済生会熊本病院の重松放射線部長は熊本大学放射線医学教室での私の後輩であり,診療や研究に熱心な先生で,この本にも彼の熱意が感じられる。本書は済生会熊本病院の放射線部および治療担当医師の中で蓄えられた3次元CT画像の豊富な知識と経験が盛り込まれ,完成度の高い実用書である。臨床現場で出会う疾患を網羅しており,診療放射線技師だけでなく,画像診断に関心を持つ放射線科医師や治療に携わる外科や内科の医師にも役立つことは間違いない。是非,本書を参照いただき,多くの皆様に3次元CT画像を診療のお役に立てていただくことを期待したい。
評者 平井 俊範(熊本大学大学院生命科学研究部放射線診断学講座)
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目次
第1章 CT撮像・造影プロトコル
単純CT
整形外科領域の撮像のキホン
肩関節
肘関節
手関節
膝関節
足関節
手部(屈筋腱,伸筋腱)
下肢静脈(単純)
造影CT(血管CTA)
脳血管CTA(64列/helical scan)
脳血管CTA(320列/volume scan)
脳血管4D-CTA
ガンマナイフ治療計画用CTA
頸動脈CTA
冠動脈CTA撮影の前処置
冠動脈CTA撮影をする前に
冠動脈CTA(64列/helical scan)
冠動脈CTA(320列/volume scan)
冠動脈CTA+大動脈
冠動脈CTA+下肢動脈CTA
心房中隔欠損症
大動脈弁狭窄症
肺静脈
triple rule out
大動脈
大動脈(ステントグラフト術後)
Adamkiewicz artery
下肢動脈CTA
肺動脈+下肢静脈
造影CT(実質臓器)
副甲状腺
腹部全体
肝臓
胆嚢・胆管
膵
膵腫瘍
腎腫瘍
肺癌
胃癌
大腸癌(CT colonography)
悪性疾患転移検索
第2章 3D画像作成プロトコル
3D画像を作成する前に
3D画像作成時の注意
MPR,CPRについて
VRについて
金属アーチファクト低減処理について
その他
整形外科領域
脊椎
肋骨
肩関節(上腕近位部・肩甲骨を含む)
鎖骨
肘関節(上腕骨遠位端)
肘関節(橈骨,尺骨)
手関節(橈尺骨遠位端,手根骨)
手部(屈筋腱,伸筋腱)
骨盤
股関節
膝関節
足関節
踵骨
頭頸部血管
脳動脈瘤
脳動脈瘤(①動静脈全体像)
脳動脈瘤(②全体像)
脳動脈瘤(③拡大像,計測)
脳動脈瘤(④surgical view)
脳動静脈奇形・動静脈瘻
髄膜腫
顔面痙攣,三叉神経痛(単純)
頸動脈
心臓
冠動脈(VR,MIP)
冠動脈(CPR)
冠動脈(CABG術後)
大動脈弁狭窄症(弁周囲計測)
大動脈弁狭窄症(TAVI TFアプローチアクセスルート)
大動脈弁狭窄症(TAVI TAアプローチアクセスルート)
大動脈弁狭窄症(TAVI TAo/DAアプローチアクセスルート)
大動脈弁狭窄症(TAVI TSc/TSアプローチアクセスルート)
大動脈弁狭窄症
TAVI術後
大動脈弁輪拡張症,大動脈弁閉鎖不全症
心房中隔欠損
肺静脈
MICS/ロボット支援下僧帽弁形成術
大動脈・下肢血管
大動脈
Adamkiewicz artery
ステントグラフト適応測定(AAA)
ステントグラフト適応測定(TAA)
下肢動脈
下肢静脈(単純)
実質臓器
副甲状腺
肺癌
仮想気管支鏡ナビゲーション(VBN)
肝volumetry
肝動脈化学塞栓術(TACE)
部分的脾動脈塞栓術(PSE)
膵癌
大腸癌(CT colonography)
腎動静脈
ロボット支援下腎部分切除術
腹腔鏡下/ロボット支援下胃切除術
ロボット支援下直腸切除術
付録
運用
CTでの業務手順
単純CT検査手順
造影CT検査手順[静脈確保がCT室の場合]
造影CT検査手順[静脈確保が処置室(CT室以外)の場合]
心臓CT検査手順
造影検査前の注意
パワートリアライシス,パワーPICCを使用した造影CTについて
造影剤血管外漏出時の対応
造影剤副作用発生時の対応
体内デバイス
CT撮影時の対応
単純CT
整形外科領域の撮像のキホン
肩関節
肘関節
手関節
膝関節
足関節
手部(屈筋腱,伸筋腱)
下肢静脈(単純)
造影CT(血管CTA)
脳血管CTA(64列/helical scan)
脳血管CTA(320列/volume scan)
脳血管4D-CTA
ガンマナイフ治療計画用CTA
頸動脈CTA
冠動脈CTA撮影の前処置
冠動脈CTA撮影をする前に
冠動脈CTA(64列/helical scan)
冠動脈CTA(320列/volume scan)
冠動脈CTA+大動脈
冠動脈CTA+下肢動脈CTA
心房中隔欠損症
大動脈弁狭窄症
肺静脈
triple rule out
大動脈
大動脈(ステントグラフト術後)
Adamkiewicz artery
下肢動脈CTA
肺動脈+下肢静脈
造影CT(実質臓器)
副甲状腺
腹部全体
肝臓
胆嚢・胆管
膵
膵腫瘍
腎腫瘍
肺癌
胃癌
大腸癌(CT colonography)
悪性疾患転移検索
第2章 3D画像作成プロトコル
3D画像を作成する前に
3D画像作成時の注意
MPR,CPRについて
VRについて
金属アーチファクト低減処理について
その他
整形外科領域
脊椎
肋骨
肩関節(上腕近位部・肩甲骨を含む)
鎖骨
肘関節(上腕骨遠位端)
肘関節(橈骨,尺骨)
手関節(橈尺骨遠位端,手根骨)
手部(屈筋腱,伸筋腱)
骨盤
股関節
膝関節
足関節
踵骨
頭頸部血管
脳動脈瘤
脳動脈瘤(①動静脈全体像)
脳動脈瘤(②全体像)
脳動脈瘤(③拡大像,計測)
脳動脈瘤(④surgical view)
脳動静脈奇形・動静脈瘻
髄膜腫
顔面痙攣,三叉神経痛(単純)
頸動脈
心臓
冠動脈(VR,MIP)
冠動脈(CPR)
冠動脈(CABG術後)
大動脈弁狭窄症(弁周囲計測)
大動脈弁狭窄症(TAVI TFアプローチアクセスルート)
大動脈弁狭窄症(TAVI TAアプローチアクセスルート)
大動脈弁狭窄症(TAVI TAo/DAアプローチアクセスルート)
大動脈弁狭窄症(TAVI TSc/TSアプローチアクセスルート)
大動脈弁狭窄症
TAVI術後
大動脈弁輪拡張症,大動脈弁閉鎖不全症
心房中隔欠損
肺静脈
MICS/ロボット支援下僧帽弁形成術
大動脈・下肢血管
大動脈
Adamkiewicz artery
ステントグラフト適応測定(AAA)
ステントグラフト適応測定(TAA)
下肢動脈
下肢静脈(単純)
実質臓器
副甲状腺
肺癌
仮想気管支鏡ナビゲーション(VBN)
肝volumetry
肝動脈化学塞栓術(TACE)
部分的脾動脈塞栓術(PSE)
膵癌
大腸癌(CT colonography)
腎動静脈
ロボット支援下腎部分切除術
腹腔鏡下/ロボット支援下胃切除術
ロボット支援下直腸切除術
付録
運用
CTでの業務手順
単純CT検査手順
造影CT検査手順[静脈確保がCT室の場合]
造影CT検査手順[静脈確保が処置室(CT室以外)の場合]
心臓CT検査手順
造影検査前の注意
パワートリアライシス,パワーPICCを使用した造影CTについて
造影剤血管外漏出時の対応
造影剤副作用発生時の対応
体内デバイス
CT撮影時の対応
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術式や術野,オーダーした医師が求めるポイントを理解して最適な画像を作成!
診療放射線技師を主な対象として,3次元画像を手術前の術式検討やシミュレーションを目的として作成・活用するために最適な画像の撮り方から,どんな角度でどんな種類の画像を作ればよいかまでを解説。
済生会熊本病院で作成された新人教育用の3次元画像作成マニュアルをベースに,技師が知っておきたい手術の術式や術野の解説,画像をオーダーした医師が求めているポイントを掲載。さらに,マニュアル内の「運用」部分についても付録として掲載。
書籍に連動したいくつかの3D画像作成の動画や手術動画を弊社HPにて視聴可能。