妊婦の糖代謝異常
診療・管理マニュアル
第4版

定価 5,280円(税込) (本体4,800円+税)
- B5判 320ページ 2色
- 2025年3月28日刊行
- ISBN978-4-7583-2355-0
電子版
序文
第4版の刊行によせて
本学会では,2015年12月に「妊婦の糖代謝異常 診療・管理マニュアル」を刊行し,その後2018年,2021年に改訂を行い,いずれも好評を博してきました。その理由の一つとして,ガイドラインでは根拠が重視されるためクリニカルクエスチョン(CQ)が少なくなるのに対し,本マニュアルは臨床現場に即した形で,多職種が利用しやすい点が強みとなっていることが挙げられます。
2024年度には,第3版改訂から丸3年を迎えました。この間に,日本糖尿病学会や日本産科婦人科学会のガイドラインが改訂され,また新たに日本発の報告もいくつか発表されたことを受け,改訂を行う運びとなりました。
今回の改訂では,「産婦人科診療ガイドライン 産科編2023」および「糖尿病診療ガイドライン2024」との整合性を図るとともに,本領域における新たなエビデンスを取り入れるため,項目の見直しや追加作業も実施しました。改訂作業においては,第4版作成委員会の委員長を務められた安日一郎先生,副委員長を務められた曽根博仁先生,守屋達美先生,川﨑英二先生,宮越 敬先生に多大なご尽力をいただきました。また,編集委員会の6名による査読を経て,本改訂第4版が臨床現場で実際に役立つマニュアルとして機能することを確信しております。
最後になりましたが,ご多忙の中,執筆や査読にご協力いただいた先生方,そして献身的な支援をいただいた安日委員長,曽根副委員長,守屋副委員長,川﨑副委員長,宮越副委員長,さらに編集業務に多大なご尽力をいただいたメジカルビュー社の松田史征氏,浅見直博氏に深く感謝申し上げます。
本マニュアルが,妊娠と糖代謝異常に関する分野の多くの読者にとって役立つ一冊となることを,心より願っております。
2025年2月
一般社団法人 日本糖尿病・妊娠学会
理事長 杉山 隆
------------------------------
第4版の編集にあたって
日本糖尿病・妊娠学会では2015年12月,当時の平松祐司理事長のもと,『妊婦の糖代謝異常 診療・管理マニュアル 第1版』を刊行いたしました。わが国における糖尿病と妊娠にかかわる臨床現場の課題について,具体的なクリニカル・クエスチョン(CQ)とその回答という形式で第3版(2021年12月)刊行まで改訂を重ねました。この間,本マニュアルは産婦人科医,糖尿病内科医,新生児科医はもとより,助産師,栄養士,糖尿病指導療養士,看護師,その他の周産期医療の現場にかかわる医療従事者の診療マニュアルとして,さらに,診療に不可欠なチーム医療のメンタルモデルを共有するツールとして,その役割を果たしてきました。
今回の第4版の改訂では,従来のマニュアルとしてのCQ形式を一新しました。がんや生活習慣病といった分野の臨床では,無作為比較試験(RCT)とそのシステマティックレビュー/メタ解析によって数多くのエビデンスが次々と登場しています。一方,妊娠という分野はRCTが困難な領域であることが一つの限界となっています。初版からおよそ10年を経た今日,その限界に挑戦すべく糖尿病と妊娠にかかわるさまざまな新しい研究が登場し,そのエビデンスの構築が進んできました。今回の改訂では,臨床現場の論理と思考,そして検証を可能とするようなエビデンスの提供を強化することに重点を置き,杉山 隆理事長のもと,よりアカデミックな内容への改訂を目指しました。新たな項目立として,「総論:疫学と病態」,「プレコンセプションケア」,「新生児管理」,「分娩後の母体支援とフォローアップ」をそれぞれ独立した項目としてその内容を強化しました。また,新たに,杦本昌彦先生に「糖尿病網膜症」についてご執筆いただきました。さらに,最近の重要なテーマとして,糖尿病をもつ女性にかかわるスティグマ(stigma)という新たなトピックスを加えました。もちろん,中核をなす妊娠から産後までのさまざまな臨床課題についてのエビデンスも一層の充実を図りました。
なお,CQ形式の変更以外に,本版では第3版までといくつかの点で変更があります。第一に,従来記載していた引用文献のエビデンスレベルを削除しました。これは,近年の国際的な動向として,個々の文献のエビデンスレベルを直接記載するよりも,システマティックレビューやメタ解析を通じて,エビデンス全体の質や確実性を総合的に評価する手法が主流となっているという点を重視した変更です。第二に,スティグマの観点から,従来の医療従事者を中心にした表現から患者中心の表現に徹しました。具体的には,「糖尿病患者・女性・妊婦」という用語は「糖尿病をもつ(あるいは有する)患者・女性・妊婦」に,「血糖コントロール」を「血糖管理」に統一しました(その詳細は「糖尿病のスティグマとアドボカシー」をご参照ください)。最初は馴染みにくい表現と感じる読者も多いかもしれませんが,後述する「共感(感性を磨く)」のための一助とご理解いただければ幸いです。
AIが医療現場を席巻する日がすぐそこまできている今日,生身の人間としてのわれわれ医療従事者に求められることは,結果やバイアスに左右されることなく,思考を研ぎ澄まし,検証するロジックを鍛えることだと改めて思います。そして何よりも糖尿病をもつ女性への共感を育む感性が大切です。AI時代に備えて,本マニュアルが,思考,検証,そして感性を磨く一助になればと願っています。
最後になりましたが,日々多忙の中,ご執筆いただいた先生方,ならびに編集委員として査読にご協力いただいた先生方に深謝申し上げます。また,全面改訂という膨大な作業に際して,厳しいタイムスケジュールのなか,われわれを叱咤激励しながら編集業務にご尽力いただいたメジカルビュー社の浅見直博,松田史征,両氏に深謝いたします。
2025年3月
『第4版 妊婦の糖代謝異常 診療・管理マニュアル』
編集委員長 安日一郎
本学会では,2015年12月に「妊婦の糖代謝異常 診療・管理マニュアル」を刊行し,その後2018年,2021年に改訂を行い,いずれも好評を博してきました。その理由の一つとして,ガイドラインでは根拠が重視されるためクリニカルクエスチョン(CQ)が少なくなるのに対し,本マニュアルは臨床現場に即した形で,多職種が利用しやすい点が強みとなっていることが挙げられます。
2024年度には,第3版改訂から丸3年を迎えました。この間に,日本糖尿病学会や日本産科婦人科学会のガイドラインが改訂され,また新たに日本発の報告もいくつか発表されたことを受け,改訂を行う運びとなりました。
今回の改訂では,「産婦人科診療ガイドライン 産科編2023」および「糖尿病診療ガイドライン2024」との整合性を図るとともに,本領域における新たなエビデンスを取り入れるため,項目の見直しや追加作業も実施しました。改訂作業においては,第4版作成委員会の委員長を務められた安日一郎先生,副委員長を務められた曽根博仁先生,守屋達美先生,川﨑英二先生,宮越 敬先生に多大なご尽力をいただきました。また,編集委員会の6名による査読を経て,本改訂第4版が臨床現場で実際に役立つマニュアルとして機能することを確信しております。
最後になりましたが,ご多忙の中,執筆や査読にご協力いただいた先生方,そして献身的な支援をいただいた安日委員長,曽根副委員長,守屋副委員長,川﨑副委員長,宮越副委員長,さらに編集業務に多大なご尽力をいただいたメジカルビュー社の松田史征氏,浅見直博氏に深く感謝申し上げます。
本マニュアルが,妊娠と糖代謝異常に関する分野の多くの読者にとって役立つ一冊となることを,心より願っております。
2025年2月
一般社団法人 日本糖尿病・妊娠学会
理事長 杉山 隆
------------------------------
第4版の編集にあたって
日本糖尿病・妊娠学会では2015年12月,当時の平松祐司理事長のもと,『妊婦の糖代謝異常 診療・管理マニュアル 第1版』を刊行いたしました。わが国における糖尿病と妊娠にかかわる臨床現場の課題について,具体的なクリニカル・クエスチョン(CQ)とその回答という形式で第3版(2021年12月)刊行まで改訂を重ねました。この間,本マニュアルは産婦人科医,糖尿病内科医,新生児科医はもとより,助産師,栄養士,糖尿病指導療養士,看護師,その他の周産期医療の現場にかかわる医療従事者の診療マニュアルとして,さらに,診療に不可欠なチーム医療のメンタルモデルを共有するツールとして,その役割を果たしてきました。
今回の第4版の改訂では,従来のマニュアルとしてのCQ形式を一新しました。がんや生活習慣病といった分野の臨床では,無作為比較試験(RCT)とそのシステマティックレビュー/メタ解析によって数多くのエビデンスが次々と登場しています。一方,妊娠という分野はRCTが困難な領域であることが一つの限界となっています。初版からおよそ10年を経た今日,その限界に挑戦すべく糖尿病と妊娠にかかわるさまざまな新しい研究が登場し,そのエビデンスの構築が進んできました。今回の改訂では,臨床現場の論理と思考,そして検証を可能とするようなエビデンスの提供を強化することに重点を置き,杉山 隆理事長のもと,よりアカデミックな内容への改訂を目指しました。新たな項目立として,「総論:疫学と病態」,「プレコンセプションケア」,「新生児管理」,「分娩後の母体支援とフォローアップ」をそれぞれ独立した項目としてその内容を強化しました。また,新たに,杦本昌彦先生に「糖尿病網膜症」についてご執筆いただきました。さらに,最近の重要なテーマとして,糖尿病をもつ女性にかかわるスティグマ(stigma)という新たなトピックスを加えました。もちろん,中核をなす妊娠から産後までのさまざまな臨床課題についてのエビデンスも一層の充実を図りました。
なお,CQ形式の変更以外に,本版では第3版までといくつかの点で変更があります。第一に,従来記載していた引用文献のエビデンスレベルを削除しました。これは,近年の国際的な動向として,個々の文献のエビデンスレベルを直接記載するよりも,システマティックレビューやメタ解析を通じて,エビデンス全体の質や確実性を総合的に評価する手法が主流となっているという点を重視した変更です。第二に,スティグマの観点から,従来の医療従事者を中心にした表現から患者中心の表現に徹しました。具体的には,「糖尿病患者・女性・妊婦」という用語は「糖尿病をもつ(あるいは有する)患者・女性・妊婦」に,「血糖コントロール」を「血糖管理」に統一しました(その詳細は「糖尿病のスティグマとアドボカシー」をご参照ください)。最初は馴染みにくい表現と感じる読者も多いかもしれませんが,後述する「共感(感性を磨く)」のための一助とご理解いただければ幸いです。
AIが医療現場を席巻する日がすぐそこまできている今日,生身の人間としてのわれわれ医療従事者に求められることは,結果やバイアスに左右されることなく,思考を研ぎ澄まし,検証するロジックを鍛えることだと改めて思います。そして何よりも糖尿病をもつ女性への共感を育む感性が大切です。AI時代に備えて,本マニュアルが,思考,検証,そして感性を磨く一助になればと願っています。
最後になりましたが,日々多忙の中,ご執筆いただいた先生方,ならびに編集委員として査読にご協力いただいた先生方に深謝申し上げます。また,全面改訂という膨大な作業に際して,厳しいタイムスケジュールのなか,われわれを叱咤激励しながら編集業務にご尽力いただいたメジカルビュー社の浅見直博,松田史征,両氏に深謝いたします。
2025年3月
『第4版 妊婦の糖代謝異常 診療・管理マニュアル』
編集委員長 安日一郎
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目次
総論 妊娠と糖尿病
疫学
「糖尿病と妊娠」の歴史と疫学 杉山 隆
妊娠による生理的変化
妊娠による糖代謝の生理的変化 安日一郎
妊娠中の病態
妊娠が糖尿病に及ぼす影響 安日一郎
母体の高血糖が胎児へ及ぼす影響:巨大児 安日一郎
母体の高血糖が胎児へ及ぼす影響:先天性形態異常 和栗雅子
母体の高血糖と母体の産科合併症(産科的異常) 宮越 敬
母体の高血糖が新生児へ及ぼす影響:糖尿病母体から生まれた新生児 森岡一朗
各論Ⅰ 妊娠中の糖代謝異常
妊娠中の病態
妊娠中の糖代謝異常の分類と診断基準 宮越 敬
糖尿病合併妊娠 川﨑英二
妊娠中の糖代謝異常のスクリーニング 宮越 敬
妊娠糖尿病 宮越 敬
妊娠中の明らかな糖尿病 宮越 敬
妊娠関連発症1 型糖尿病 川﨑英二
各論Ⅱ 糖尿病をもつ女性のプレコンセプションケア
総論
糖尿病をもつ女性のプレコンセプションケア 荒田尚子
PCCとしての血糖管理
血糖管理目標 荒田尚子
薬物療法:インスリン療法 柳澤慶香
薬物療法:インスリン以外の薬物療法 柳澤慶香
食事療法 谷内洋子
PCCとしての合併症管理
高血圧 廣田勇士
糖尿病性腎症 守屋達美
糖尿病網膜症 杦本昌彦
脂質異常症 川﨑英二
PCCその他
葉酸サプリ 嶋田真弓,和栗雅子
計画妊娠 藤川 慧,和栗雅子
未経産の糖尿病をもつ女性に対する避妊法の指導 板倉敦夫
思春期の支援:性教育 田中佳代
産婦人科一般のプレコンセプションケア 菅 幸恵
各論Ⅲ 妊娠中の管理
妊娠初期の管理
妊娠の診断 森川 守
トピックス 妊娠前半期に診断された妊娠糖尿病 宮越 敬
糖尿病合併妊娠における妊娠悪阻の管理 森川 守
血糖管理・評価
目標血糖値 山田貴穂,曽根博仁
血糖自己測定(SMBG)の適応と実際 山田貴穂,曽根博仁
血糖自己測定(SMBG)の評価 山田貴穂,曽根博仁
持続グルコースモニタリング(CGM)の適応と実際 林 哲範
持続グルコースモニタリング(CGM)の評価 林 哲範
妊娠中のヘモグロビンA1c(HbA1c)値,グリコアルブミン(GA値) 児玉 暁,曽根博仁
食事・運動療法
妊娠中の食事療法の考え方 人見麻美子
妊娠中の至適体重増加 板倉敦夫
トピックス 日本糖尿病・妊娠学会としての「妊娠糖尿病体重増加の目安」策定に向けて板倉敦夫,藤川 慧
栄養指導の実際 人見麻美子
妊娠期における運動療法の意義と実践(産科の立場から) 大平安希子,衛藤英理子,増山 寿
運動療法:妊娠期の身体活動(内科の立場から) 谷内洋子,曽根博仁
インスリン療法
インスリン療法の適応と妊娠中に使用できるインスリン 市川雷師
強化インスリン療法 柳澤慶香
インスリンポンプ(CSII) 廣田勇士
トピックス Closed loop insulin therapy 廣田勇士
トピックス 妊娠糖尿病の簡易インスリン療法安日一郎,福岡 操
インスリン以外の薬物療法
妊娠糖尿病の治療:インスリン以外の薬物療法 安日一郎
産科管理(胎児)
胎児発育評価 池ノ上 学
羊水量 玉井順子,池ノ上 学
胎児の形態・機能 秋田啓介,池ノ上 学
産科管理(母体合併症)
妊娠高血圧症候群 衛藤英理子,増山 寿
切迫早産 森川 守
各論Ⅳ 分娩時の管理
分娩管理
分娩のタイミングと分娩様式の決定 安日一郎
肩甲難産 山下 洋
経腟分娩時の血糖管理(含む産褥早期の血糖管理) 山下 洋
選択的帝王切開時の血糖管理 山下 洋
分娩時の母体・胎児管理 谷口博子,上塘正人
各論Ⅴ 妊娠中の糖尿病合併症の管理
糖尿病性腎症 守屋達美
糖尿病性腎症の産科管理:妊娠高血圧腎症 衛藤英理子,増山 寿
糖尿病網膜症 杦本昌彦
糖尿病性ケトアシドーシスの病態・管理 田中仁悟,谷口博子,上塘正人
各論Ⅵ 産褥管理
妊娠糖尿病既往女性における母乳哺育の確立と意義 成田 伸
産褥期の栄養食事指導 人見麻美子
各論Ⅶ その他
肥満妊婦の妊娠管理で注意すべき点 板倉敦夫
妊娠中のメンタルヘルス 田中佳代
各論Ⅷ 新生児管理
糖尿病・妊娠糖尿病母体から生まれた新生児(IDM)
低血糖 内山 温
呼吸障害 内山 温
高ビリルビン血症 内山 温
先天性形態異常 内山 温
母乳育児の確立と意義 菊池 透
各論Ⅸ 分娩後の母体支援とフォローアップ
糖尿病をもつ女性の分娩後支援・育児支援 田中佳代
分娩後から始まるプレコンセプションケア:インターコンセプションケア 荒田尚子
妊娠糖尿病既往女性のフォローアップと糖尿病発症リスク 川﨑麻紀
妊娠糖尿病既往女性の糖尿病以外の長期予後 川﨑麻紀
妊娠糖尿病既往女性のインターコンセプションケア 菅 幸恵,安日一郎
糖代謝異常女性の産後の避妊法 板倉敦夫
各論Ⅹ 糖尿病・妊娠糖尿病母体から
生まれた児の長期予後
糖尿病・妊娠糖尿病母体から生まれた児の長期予後 菊池 透
附記 関連事項
糖尿病のスティグマとアドボカシー 安孫子亜津子
糖代謝異常合併妊娠の保険適用 西村亜希子,千草義継,原島伸一
疫学
「糖尿病と妊娠」の歴史と疫学 杉山 隆
妊娠による生理的変化
妊娠による糖代謝の生理的変化 安日一郎
妊娠中の病態
妊娠が糖尿病に及ぼす影響 安日一郎
母体の高血糖が胎児へ及ぼす影響:巨大児 安日一郎
母体の高血糖が胎児へ及ぼす影響:先天性形態異常 和栗雅子
母体の高血糖と母体の産科合併症(産科的異常) 宮越 敬
母体の高血糖が新生児へ及ぼす影響:糖尿病母体から生まれた新生児 森岡一朗
各論Ⅰ 妊娠中の糖代謝異常
妊娠中の病態
妊娠中の糖代謝異常の分類と診断基準 宮越 敬
糖尿病合併妊娠 川﨑英二
妊娠中の糖代謝異常のスクリーニング 宮越 敬
妊娠糖尿病 宮越 敬
妊娠中の明らかな糖尿病 宮越 敬
妊娠関連発症1 型糖尿病 川﨑英二
各論Ⅱ 糖尿病をもつ女性のプレコンセプションケア
総論
糖尿病をもつ女性のプレコンセプションケア 荒田尚子
PCCとしての血糖管理
血糖管理目標 荒田尚子
薬物療法:インスリン療法 柳澤慶香
薬物療法:インスリン以外の薬物療法 柳澤慶香
食事療法 谷内洋子
PCCとしての合併症管理
高血圧 廣田勇士
糖尿病性腎症 守屋達美
糖尿病網膜症 杦本昌彦
脂質異常症 川﨑英二
PCCその他
葉酸サプリ 嶋田真弓,和栗雅子
計画妊娠 藤川 慧,和栗雅子
未経産の糖尿病をもつ女性に対する避妊法の指導 板倉敦夫
思春期の支援:性教育 田中佳代
産婦人科一般のプレコンセプションケア 菅 幸恵
各論Ⅲ 妊娠中の管理
妊娠初期の管理
妊娠の診断 森川 守
トピックス 妊娠前半期に診断された妊娠糖尿病 宮越 敬
糖尿病合併妊娠における妊娠悪阻の管理 森川 守
血糖管理・評価
目標血糖値 山田貴穂,曽根博仁
血糖自己測定(SMBG)の適応と実際 山田貴穂,曽根博仁
血糖自己測定(SMBG)の評価 山田貴穂,曽根博仁
持続グルコースモニタリング(CGM)の適応と実際 林 哲範
持続グルコースモニタリング(CGM)の評価 林 哲範
妊娠中のヘモグロビンA1c(HbA1c)値,グリコアルブミン(GA値) 児玉 暁,曽根博仁
食事・運動療法
妊娠中の食事療法の考え方 人見麻美子
妊娠中の至適体重増加 板倉敦夫
トピックス 日本糖尿病・妊娠学会としての「妊娠糖尿病体重増加の目安」策定に向けて板倉敦夫,藤川 慧
栄養指導の実際 人見麻美子
妊娠期における運動療法の意義と実践(産科の立場から) 大平安希子,衛藤英理子,増山 寿
運動療法:妊娠期の身体活動(内科の立場から) 谷内洋子,曽根博仁
インスリン療法
インスリン療法の適応と妊娠中に使用できるインスリン 市川雷師
強化インスリン療法 柳澤慶香
インスリンポンプ(CSII) 廣田勇士
トピックス Closed loop insulin therapy 廣田勇士
トピックス 妊娠糖尿病の簡易インスリン療法安日一郎,福岡 操
インスリン以外の薬物療法
妊娠糖尿病の治療:インスリン以外の薬物療法 安日一郎
産科管理(胎児)
胎児発育評価 池ノ上 学
羊水量 玉井順子,池ノ上 学
胎児の形態・機能 秋田啓介,池ノ上 学
産科管理(母体合併症)
妊娠高血圧症候群 衛藤英理子,増山 寿
切迫早産 森川 守
各論Ⅳ 分娩時の管理
分娩管理
分娩のタイミングと分娩様式の決定 安日一郎
肩甲難産 山下 洋
経腟分娩時の血糖管理(含む産褥早期の血糖管理) 山下 洋
選択的帝王切開時の血糖管理 山下 洋
分娩時の母体・胎児管理 谷口博子,上塘正人
各論Ⅴ 妊娠中の糖尿病合併症の管理
糖尿病性腎症 守屋達美
糖尿病性腎症の産科管理:妊娠高血圧腎症 衛藤英理子,増山 寿
糖尿病網膜症 杦本昌彦
糖尿病性ケトアシドーシスの病態・管理 田中仁悟,谷口博子,上塘正人
各論Ⅵ 産褥管理
妊娠糖尿病既往女性における母乳哺育の確立と意義 成田 伸
産褥期の栄養食事指導 人見麻美子
各論Ⅶ その他
肥満妊婦の妊娠管理で注意すべき点 板倉敦夫
妊娠中のメンタルヘルス 田中佳代
各論Ⅷ 新生児管理
糖尿病・妊娠糖尿病母体から生まれた新生児(IDM)
低血糖 内山 温
呼吸障害 内山 温
高ビリルビン血症 内山 温
先天性形態異常 内山 温
母乳育児の確立と意義 菊池 透
各論Ⅸ 分娩後の母体支援とフォローアップ
糖尿病をもつ女性の分娩後支援・育児支援 田中佳代
分娩後から始まるプレコンセプションケア:インターコンセプションケア 荒田尚子
妊娠糖尿病既往女性のフォローアップと糖尿病発症リスク 川﨑麻紀
妊娠糖尿病既往女性の糖尿病以外の長期予後 川﨑麻紀
妊娠糖尿病既往女性のインターコンセプションケア 菅 幸恵,安日一郎
糖代謝異常女性の産後の避妊法 板倉敦夫
各論Ⅹ 糖尿病・妊娠糖尿病母体から
生まれた児の長期予後
糖尿病・妊娠糖尿病母体から生まれた児の長期予後 菊池 透
附記 関連事項
糖尿病のスティグマとアドボカシー 安孫子亜津子
糖代謝異常合併妊娠の保険適用 西村亜希子,千草義継,原島伸一
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「産婦人科診療ガイドライン2023」および「糖尿病診療ガイドライン2024」の改定に伴い、全体的な構成を刷新!
糖代謝異常合併妊娠の管理指針をまとめた,日本糖尿病・妊娠学会編集によるマニュアルの第4版。「産婦人科診療ガイドライン2023」および「糖尿病診療ガイドライン2024」の改定に伴い、全体的な構成を刷新し、プレコンセプションケアなどの新規項目を加え大幅にアップデートを行った。