循環器診療 ザ・ベーシック
心臓ペースメーカ・
ICD・CRT・CRT-D
知識を習得し,実践で活かす最強のメソッド
定価 7,150円(税込) (本体6,500円+税)
- B5判 276ページ オールカラー,写真200点
- 2018年9月28日刊行
- ISBN978-4-7583-1443-5
序文
刊行にあたって
循環器疾患には多様な疾患が含まれますが,主要なものとしては虚血性心疾患,不整脈,心不全,弁膜症,先天性心疾患,肺高血圧症などがあります。このような循環器疾患の診療において,病歴や身体所見,さらに心電図や胸部X線が必須であることはいうまでもありませんが,心エコー,CT,MRIなど心血管イメージングの進歩は目覚しく,これらマルチモダリティを組み合わせて効率よく診断し,治療を進めることが求められています。
このような背景をふまえ,「循環器診療ザ・ベーシックシリーズ」を企画いたしました。主要な循環器疾患を網羅し,基礎知識とそれを使いこなすための実臨床での考え方やテクニックを学びとる実践的なシリーズです。疾患や検査の知識は有しているが,いざ実臨床の場面ではその知識をどのように使いこなせばいいのかわからない。そんな場面を想定して,各項目を「基礎知識 Knowledge」と「実践 Practice」にわけています。「基礎知識」ではイラストや画像を用い疾患や検査をわかりやすく解説しています。「実践」では「基礎知識」で身につけた知識を使って目の前にいる患者さんのどこに注目して診たらいいのか,治療方針はどう考えたらいいのか等を解説しています。さらに,「基礎知識」の内容を「実践」の症例とリンクできるようにし,さらに「実践」の症例に遭遇したときに必要な「基礎知識」がすぐに見つけられるよう,構成を工夫しています。
また,画像診断には心血管系の解剖に関する知識が欠かせませんが,「解剖がわかる」では医師が苦手になりやすい心臓解剖の知識を織り交ぜ,診断に必要な解剖が理解できるようにしています。さらに,「200字でまとめるKey Sentence」,「CheckPoint」,「上達へのコツ」で押さえておくべきポイントを箇条書きで端的に解説しています。
本シリーズが,循環器専門医の先生方はもちろん,循環器専門医を目指す若手医師の循環器診療におけるベーシックテキストとして広く活用いただければ幸いです。
2017年8月
九州大学大学院医学研究院循環器内科学教授
筒井裕之
-----------------------------
序文
1958年,Elmqvist,Senningらにより初めて植込み型ペースメーカ治療が行われた。以来,心臓植込み型デバイス治療の発展はめざましく,心臓突然死の予防に対する植込み型除細動器,心不全に対する再同期療法と広がってきており,不整脈領域のみならず循環器疾患の治療として,重要な位置を占めてきている。さらに,着用型自動除細動器(WCD),完全皮下植込み型除細動器(S-ICD),リードレスペースメーカなど新たなデバイスも続々と使用可能になっている。
一方で,感染,不適切作動,Electrical storm,再同期療法不応例など,デバイス治療にはまだまだ未解決の問題も散積される。
さまざまなデバイスをいかにして使い分けるか,さらにいかに安全に手技を行うか。植込んだデバイスをいかに使いこなすが問われる時代になった。
デバイス治療は,大規模試験におけるエビデンスと,個人や施設の経験をマッチさせてこそ,最良の治療が可能となる。この「ザ・ベーシック」シリーズは,デバイス治療に従事する医師やコメディカルスタッフ,さらにこれからデバイス治療をめざす研修医たちに向けて,最新のエビデンスと先達の経験をいかに融合させるかを意図して企画した。各項目から参考にできる項目へのガイドも「Link」として充実させた。是非,順序にこだわらず興味あるところから読んでみてほしい。
本稿が今後のデバイス治療を健全に発展させ,この治療を受ける患者に福音がもたらされることを祈ってやまない。
2018年8月
東京医科大学病院不整脈センターセンター長
里見和浩
循環器疾患には多様な疾患が含まれますが,主要なものとしては虚血性心疾患,不整脈,心不全,弁膜症,先天性心疾患,肺高血圧症などがあります。このような循環器疾患の診療において,病歴や身体所見,さらに心電図や胸部X線が必須であることはいうまでもありませんが,心エコー,CT,MRIなど心血管イメージングの進歩は目覚しく,これらマルチモダリティを組み合わせて効率よく診断し,治療を進めることが求められています。
このような背景をふまえ,「循環器診療ザ・ベーシックシリーズ」を企画いたしました。主要な循環器疾患を網羅し,基礎知識とそれを使いこなすための実臨床での考え方やテクニックを学びとる実践的なシリーズです。疾患や検査の知識は有しているが,いざ実臨床の場面ではその知識をどのように使いこなせばいいのかわからない。そんな場面を想定して,各項目を「基礎知識 Knowledge」と「実践 Practice」にわけています。「基礎知識」ではイラストや画像を用い疾患や検査をわかりやすく解説しています。「実践」では「基礎知識」で身につけた知識を使って目の前にいる患者さんのどこに注目して診たらいいのか,治療方針はどう考えたらいいのか等を解説しています。さらに,「基礎知識」の内容を「実践」の症例とリンクできるようにし,さらに「実践」の症例に遭遇したときに必要な「基礎知識」がすぐに見つけられるよう,構成を工夫しています。
また,画像診断には心血管系の解剖に関する知識が欠かせませんが,「解剖がわかる」では医師が苦手になりやすい心臓解剖の知識を織り交ぜ,診断に必要な解剖が理解できるようにしています。さらに,「200字でまとめるKey Sentence」,「CheckPoint」,「上達へのコツ」で押さえておくべきポイントを箇条書きで端的に解説しています。
本シリーズが,循環器専門医の先生方はもちろん,循環器専門医を目指す若手医師の循環器診療におけるベーシックテキストとして広く活用いただければ幸いです。
2017年8月
九州大学大学院医学研究院循環器内科学教授
筒井裕之
-----------------------------
序文
1958年,Elmqvist,Senningらにより初めて植込み型ペースメーカ治療が行われた。以来,心臓植込み型デバイス治療の発展はめざましく,心臓突然死の予防に対する植込み型除細動器,心不全に対する再同期療法と広がってきており,不整脈領域のみならず循環器疾患の治療として,重要な位置を占めてきている。さらに,着用型自動除細動器(WCD),完全皮下植込み型除細動器(S-ICD),リードレスペースメーカなど新たなデバイスも続々と使用可能になっている。
一方で,感染,不適切作動,Electrical storm,再同期療法不応例など,デバイス治療にはまだまだ未解決の問題も散積される。
さまざまなデバイスをいかにして使い分けるか,さらにいかに安全に手技を行うか。植込んだデバイスをいかに使いこなすが問われる時代になった。
デバイス治療は,大規模試験におけるエビデンスと,個人や施設の経験をマッチさせてこそ,最良の治療が可能となる。この「ザ・ベーシック」シリーズは,デバイス治療に従事する医師やコメディカルスタッフ,さらにこれからデバイス治療をめざす研修医たちに向けて,最新のエビデンスと先達の経験をいかに融合させるかを意図して企画した。各項目から参考にできる項目へのガイドも「Link」として充実させた。是非,順序にこだわらず興味あるところから読んでみてほしい。
本稿が今後のデバイス治療を健全に発展させ,この治療を受ける患者に福音がもたらされることを祈ってやまない。
2018年8月
東京医科大学病院不整脈センターセンター長
里見和浩
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目次
Ⅰ 解剖を理解する
■デバイス治療における解剖の理解 (松山高明)
【基礎知識 Knowledge】
リード先端部を留置する部位の形状
右房の心内膜面
冠静脈洞(CS)と心静脈
右室の心内膜面
リード本体が血管内腔や心内膜を通過する部分と心内膜・血管と接して生じる癒着の形状
鎖骨下静脈から上大静脈間の血管の走行とリードの癒着
心房リードの癒着
右室リードの癒着
左室リードの癒着
Ⅱ ペースメーカの基礎知識
■ペースメーカの適応 (永井啓行)
【基礎知識 Knowledge】
房室ブロック
洞不全症候群
ペースメーカ植込みの適応
【実践 Practice】
Case 1( 80歳代,女性)/Case 2( 50歳代,男性)/Case 3( 70歳代,男性)
■ペースメーカ手技の実際 (石川利之)
【基礎知識 Knowledge】
リードの選択
リードの挿入・留置
ポケットの作成
ペースメーカ手術の合併症
抗凝固療法,抗血小板療法と植込み手術
■外来フォローアップ (高野梨絵,中里祐二)
【基礎知識 Knowledge】
外来フォローアップの実践
ピットフォール
Ⅱ ペースメーカの実践
■新たな機能を使いこなす (中井俊子)
【実践 Practice】
Case 1( 70歳代,男性)心室ペーシング抑制アルゴリズム
Case 2( 60歳代,男性)レートレスポンス機能の活用
Case 3( 80歳代,男性)デバイスによるAF管理,AT/AFに対する抗頻拍ペーシング・
■MRI対応デバイスのワークフロー (村上秀崇,里見和浩)
【実践 Practice】
MRI検査の特徴とデバイスにおける危険性
MRI対応デバイスの施設基準・管理・注意点
東京医科大学八王子医療センターにおけるMRI撮像手順・チェックリスト
まとめ
Ⅲ ICDの基礎知識
■ICDの適応 (栗田隆志)
【基礎知識 Knowledge】
2次予防におけるICDの適応
虚血性心疾患に対するICDの1次予防に関するエビデンス
非虚血性心筋症に対するICDの1次予防効果のエビデンス
Brugada症候群に対するICDの1次予防的適応
【実践 Practice】
Case 1( 50歳代,男性)基礎心疾患に起因する無症候性非持続性心室頻拍
Case 2( 50歳代,男性)冠攣縮狭心症による心室頻拍
Case 3( 40歳代,男性)失神を主訴に来院したBrugada症候群
■ICD植込み手技の実際 (岡村英夫)
【基礎知識 Knowledge】
ICD植込み −ペースメーカとの相違点−
植込み時のICD特有の問題点
リードの選択−デュアルコイルかシングルコイルか−
DFTチェックは必要か
高DFT時の対応
■ICDの外来フォローアップ (三橋武司)
【基礎知識 Knowledge】
基礎知識
実践:作動に対する対応
Ⅲ ICDの実践
■ICD作動例に対する対応 (河村岩成,深水誠二)
【基礎知識 Knowledge】
ESの定義と頻度
ESの予後
ESの原因と対応
【実践 Practice】
Case 1( 70歳代,男性)/Case 2( 70歳代,男性)/Case 3( 60歳代,男性)・
Ⅳ CRTの基礎知識
■CRTの適応 (池田礼史,加藤律史)
【基礎知識 Knowledge】
心不全とCRT
初期のエビデンスとガイドライン
CRT適応の変遷
ガイドラインの改訂
おわりに
■CRT植込み手技の実際 (増田慶太,関口幸夫)
【基礎知識 Knowledge】
総論
実践
合併症
■CRTの外来フォローアップ (神﨑秀明)
【基礎知識 Knowledge】
はじめに
国立循環器病研究センターのCRT外来
植込み後のCRT効果
植込み後のCRTの最適化
自動最適化技術の登場
おわりに
Ⅳ CRTの実践
■CRTレスポンダーの予測 (野田 崇)
【実践 Practice】
はじめに
CRTレスポンダーとは
CRTレスポンダーになりやすい患者とは
植込み時の注意点
植込み後の対処法
■CRT-DとCRT-Pの使い分け (嘉澤脩一郎,矢崎義直)
【実践 Practice】
Case 1( 60歳代,男性)/Case 2( 80歳代,女性)/Case 3( 70歳代,男性)
■LVリード挿入困難例をどうするか? (安藤献児)
【実践 Practice】
Case 1( 50歳代,男性)非常に屈曲した冠静脈入口部症例
Case 2( 70歳代,男性)鎖骨下静脈閉塞症例
Case 3( 60歳代,男性)逆行性アプローチ症例
Ⅴ 今後の展望 実践
■ 遠隔モニタリングの実際 (佐藤俊明)
【基礎知識 Knowledge】
遠隔モニタリングシステムの概要
遠隔モニタリングシステム運用のためのワークフロー
【実践 Practice】
Case 1( 70歳代,女性)ICD適切作動の早期発見
Case 2( 40歳代,男性)心不全早期発見・
■完全皮下植込み型除細動器(S-ICD)の適応と実際 (石橋耕平)
【基礎知識 Knowledge】
S-ICDの適応
S-ICDの植込み法
S-ICDの設定
【実践 Practice】
Case 1( 10歳代,男性)/Case 2( 40歳代,男性)
■着用型自動除細動器(WCD)をどう使うか (石田祐司,佐々木真吾)
【基礎知識 Knowledge】
着用型自動除細動器(WCD)
【実践 Practice】
Case 1( 50歳代,男性)/Case 2( 50歳代,男性)
■デバイスと社会生活 (河野律子,安部治彦)
【実践 Practice】
Case 1( 50歳代,男性)/Case 2( 50歳代,男性)/Case 3( 60歳代,女性)
Ⅵ トラブルシューティング 実践
■リードトラブルの診断とトラブルシューティング (中島育太郎)
【実践 Practice】
Case 1( 70歳代,男性)/Case 2( 40歳代,男性)
■デバイス感染の診断と対応
【基礎知識 Knowledge】
デバイス感染
診断
治療
【実践 Practice】
Case 1( 70歳代,男性)/Case 2( 70歳代,女性)
■リード抜去の適応と実際 (永島道雄,廣島謙一)
【基礎知識 Knowledge】
リード抜去の適応
リード抜去の実際
リード抜去の合併症
【実践 Practice】
Case 1( 70歳代,女性)
■デバイス治療における解剖の理解 (松山高明)
【基礎知識 Knowledge】
リード先端部を留置する部位の形状
右房の心内膜面
冠静脈洞(CS)と心静脈
右室の心内膜面
リード本体が血管内腔や心内膜を通過する部分と心内膜・血管と接して生じる癒着の形状
鎖骨下静脈から上大静脈間の血管の走行とリードの癒着
心房リードの癒着
右室リードの癒着
左室リードの癒着
Ⅱ ペースメーカの基礎知識
■ペースメーカの適応 (永井啓行)
【基礎知識 Knowledge】
房室ブロック
洞不全症候群
ペースメーカ植込みの適応
【実践 Practice】
Case 1( 80歳代,女性)/Case 2( 50歳代,男性)/Case 3( 70歳代,男性)
■ペースメーカ手技の実際 (石川利之)
【基礎知識 Knowledge】
リードの選択
リードの挿入・留置
ポケットの作成
ペースメーカ手術の合併症
抗凝固療法,抗血小板療法と植込み手術
■外来フォローアップ (高野梨絵,中里祐二)
【基礎知識 Knowledge】
外来フォローアップの実践
ピットフォール
Ⅱ ペースメーカの実践
■新たな機能を使いこなす (中井俊子)
【実践 Practice】
Case 1( 70歳代,男性)心室ペーシング抑制アルゴリズム
Case 2( 60歳代,男性)レートレスポンス機能の活用
Case 3( 80歳代,男性)デバイスによるAF管理,AT/AFに対する抗頻拍ペーシング・
■MRI対応デバイスのワークフロー (村上秀崇,里見和浩)
【実践 Practice】
MRI検査の特徴とデバイスにおける危険性
MRI対応デバイスの施設基準・管理・注意点
東京医科大学八王子医療センターにおけるMRI撮像手順・チェックリスト
まとめ
Ⅲ ICDの基礎知識
■ICDの適応 (栗田隆志)
【基礎知識 Knowledge】
2次予防におけるICDの適応
虚血性心疾患に対するICDの1次予防に関するエビデンス
非虚血性心筋症に対するICDの1次予防効果のエビデンス
Brugada症候群に対するICDの1次予防的適応
【実践 Practice】
Case 1( 50歳代,男性)基礎心疾患に起因する無症候性非持続性心室頻拍
Case 2( 50歳代,男性)冠攣縮狭心症による心室頻拍
Case 3( 40歳代,男性)失神を主訴に来院したBrugada症候群
■ICD植込み手技の実際 (岡村英夫)
【基礎知識 Knowledge】
ICD植込み −ペースメーカとの相違点−
植込み時のICD特有の問題点
リードの選択−デュアルコイルかシングルコイルか−
DFTチェックは必要か
高DFT時の対応
■ICDの外来フォローアップ (三橋武司)
【基礎知識 Knowledge】
基礎知識
実践:作動に対する対応
Ⅲ ICDの実践
■ICD作動例に対する対応 (河村岩成,深水誠二)
【基礎知識 Knowledge】
ESの定義と頻度
ESの予後
ESの原因と対応
【実践 Practice】
Case 1( 70歳代,男性)/Case 2( 70歳代,男性)/Case 3( 60歳代,男性)・
Ⅳ CRTの基礎知識
■CRTの適応 (池田礼史,加藤律史)
【基礎知識 Knowledge】
心不全とCRT
初期のエビデンスとガイドライン
CRT適応の変遷
ガイドラインの改訂
おわりに
■CRT植込み手技の実際 (増田慶太,関口幸夫)
【基礎知識 Knowledge】
総論
実践
合併症
■CRTの外来フォローアップ (神﨑秀明)
【基礎知識 Knowledge】
はじめに
国立循環器病研究センターのCRT外来
植込み後のCRT効果
植込み後のCRTの最適化
自動最適化技術の登場
おわりに
Ⅳ CRTの実践
■CRTレスポンダーの予測 (野田 崇)
【実践 Practice】
はじめに
CRTレスポンダーとは
CRTレスポンダーになりやすい患者とは
植込み時の注意点
植込み後の対処法
■CRT-DとCRT-Pの使い分け (嘉澤脩一郎,矢崎義直)
【実践 Practice】
Case 1( 60歳代,男性)/Case 2( 80歳代,女性)/Case 3( 70歳代,男性)
■LVリード挿入困難例をどうするか? (安藤献児)
【実践 Practice】
Case 1( 50歳代,男性)非常に屈曲した冠静脈入口部症例
Case 2( 70歳代,男性)鎖骨下静脈閉塞症例
Case 3( 60歳代,男性)逆行性アプローチ症例
Ⅴ 今後の展望 実践
■ 遠隔モニタリングの実際 (佐藤俊明)
【基礎知識 Knowledge】
遠隔モニタリングシステムの概要
遠隔モニタリングシステム運用のためのワークフロー
【実践 Practice】
Case 1( 70歳代,女性)ICD適切作動の早期発見
Case 2( 40歳代,男性)心不全早期発見・
■完全皮下植込み型除細動器(S-ICD)の適応と実際 (石橋耕平)
【基礎知識 Knowledge】
S-ICDの適応
S-ICDの植込み法
S-ICDの設定
【実践 Practice】
Case 1( 10歳代,男性)/Case 2( 40歳代,男性)
■着用型自動除細動器(WCD)をどう使うか (石田祐司,佐々木真吾)
【基礎知識 Knowledge】
着用型自動除細動器(WCD)
【実践 Practice】
Case 1( 50歳代,男性)/Case 2( 50歳代,男性)
■デバイスと社会生活 (河野律子,安部治彦)
【実践 Practice】
Case 1( 50歳代,男性)/Case 2( 50歳代,男性)/Case 3( 60歳代,女性)
Ⅵ トラブルシューティング 実践
■リードトラブルの診断とトラブルシューティング (中島育太郎)
【実践 Practice】
Case 1( 70歳代,男性)/Case 2( 40歳代,男性)
■デバイス感染の診断と対応
【基礎知識 Knowledge】
デバイス感染
診断
治療
【実践 Practice】
Case 1( 70歳代,男性)/Case 2( 70歳代,女性)
■リード抜去の適応と実際 (永島道雄,廣島謙一)
【基礎知識 Knowledge】
リード抜去の適応
リード抜去の実際
リード抜去の合併症
【実践 Practice】
Case 1( 70歳代,女性)
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「基礎知識」と「実践」とを結び付け,心臓ペースメーカを究める1冊
若手から中堅の循環器内科医を対象に,基礎固めおよび実臨床でのスキルアップを目指す本シリーズ。(循環器内科医が知っておくべき知識とそれをどのように実践に活かすのかを具体的に解説したシリーズ。)各疾患,各検査の知識は有しているが,いざ実臨床の場面ではその知識をどのように使いこなせばいいのかわからない。実臨床での経験の根拠がわからない。そんな場面を想定し,各項目を「基礎知識 Knowledge」と「実践 Practice」にわけて解説。各項にリンク機能を付け,「基礎知識」がどのような場面で役に立つのか,実臨床での経験がどのような根拠に裏付けられているのかが目でみて理解できる構成となっている。
本巻は心臓ペースメーカ・植込み型除細動器(ICD)・心臓再同期療法(CRT)の基礎知識,ケース別解説をスペシャリストが徹底解説。若手医師が苦手とする心臓解剖の知識も盛り込んだ循環器内科医必携の1冊。