産婦人科内視鏡手術スキルアップ
[Web動画付]
第3版
定価 11,000円(税込) (本体10,000円+税)
- B5判 340ページ オールカラー,イラスト120点,写真120点
- 2020年3月29日刊行
- ISBN978-4-7583-1765-8
序文
序 文
産科婦人科の領域ではじめて腹腔鏡下手術が保険収載されてから25年以上が経過した。2001年には初版の『産婦人科内視鏡手術スキルアップ』が発刊され,2003年には技術認定制度が発足,2014年からは認定研修制度も始まり安全かつ確実なトレーニングが推進されている。すでに技術認定医は900名を超えており,認定研修施設は300を超えた。このように産婦人科の内視鏡手術は着実に一般の医療として普及してきており,現在では産婦人科の専攻医のカリキュラムにも含まれている。
今や腹腔鏡・子宮鏡は手段のひとつであり,腹腔鏡下・子宮鏡下に何の手術をどのように行うかが重要である。近年では悪性腫瘍にまで対象が広がっており,手術は実に多彩である。難易度の幅は広く,比較的容易な手術から高難度の手術まで内視鏡手術の技術を確実に習得してステップアップしていくことが求められている。最近はロボット支援下の手術も加わっており,その理解も必要であろう。
本書の第2版は2010年に発刊されており,当時は各種良性疾患の術式がほぼ標準化してきた時期であった。しかしながら,この10年間においても周辺機器のテクノロジーは大きく進化してきており,それに応じて術式もさらに洗練されたものになってきている。このため,本書は第2版より大きくグレードアップし,最新の産科婦人科内視鏡手術を学ぶためにとても分かり易く書かれている。写真についても一段と鮮明で細部が見やすいものが多数掲載されている。ご執筆いただいた先生方はご自身が熟練者であるのみならず,多くの後進に手術を指導してきた経験をお持ちで,初心者が陥りやすいピットフォールや上達に向けて気を付けるべきポイントなどを的確に示していただいた。
本書が婦人科手術を執刀するすべての医師にとっての道標となると確信している。隅々まで活用していただき,産科婦人科内視鏡手術の実践に役立てられることを祈念する。
2020年3月
日本産科婦人科内視鏡学会
理事長 大須賀 穣
-------------------
刊行にあたって
第1版から20年の歳月が流れ,時代は平成から令和へと移り,産婦人科内視鏡手術も,特殊な手技から一般的な治療手段へと変遷してきた。手術機器の進化も著しく,先年特許が切れ始めたロボット手術も今後は百花繚乱の時代へと突入し,やがてはヒトの手が介在しない,AIが制御するロボット手術が主流になる日もそれほど遠くないことと想像する。しかしながら,そのような未来が現実となるまでは,われわれは目前の患者のために,自らの技量を磨き続けねばならない。そして術者としての技術の向上には,知恵を絞りシミュレーターなどでトレーニングに励む努力のほかに,他者に学ぶことも欠かせない手段のひとつである。
ここに上梓する第3版では−術式が拡大する中で,紙面の都合によりLAMなど第2版に含まれる一部の術式を割愛せざるを得なかったのが若干の心残りではあるが−新たな執筆陣に各々の技術を惜しみなく開陳していただいた。今風に動画も参照できるハイブリッド仕様であり,百聞は一見にしかずの世界を存分に活用し,各自のスキルアップに役立てていただきたい。
ところで,本書ではふだん執筆者が使用している各種医療機器類が主に記載されている。これは,あくまで読者の便を勘案してのことであり,本会として特定の製品を推奨しているわけではないことは確認しておく。また,本書で披露されている術式に関しては,一般的に標準術式を規定するのは困難である故,術者の個性を重んじていることも申し添えておく。ただし,本書の読者には日本産科婦人科内視鏡学会の技術認定を受験しようとする者も相当数含まれると考えられるので,手術動画審査の際に最も送られてくるTLHやLM, Hysteroscopic Myomectomyに関しては,技術認定への道標となるよう内容を吟味した。しかしながら,内視鏡手術を巡る情勢は時々刻々と変化しており,現在も技術認定の基準やあり方については,継続的に議論されているところである。本書の内容が今後の技術認定試験の合格を必ずしも保証するものでないことには留意されたい。
さいごに,本書を上梓するにあたり,お忙しい中,快く執筆いただいた執筆者各位,取りまとめを担当いただいた泉谷知明代表幹事を始めとする編集委員会の面々,ならびに根気強く刊行へと導いて下さったメジカルビュー社の浅見直博,大久保彩音の両氏と事務局の齋藤めぐ実氏に,深甚なる御礼を申し上げる。
2020年3月
日本産科婦人科内視鏡学会
編集常務理事 村上 節
産科婦人科の領域ではじめて腹腔鏡下手術が保険収載されてから25年以上が経過した。2001年には初版の『産婦人科内視鏡手術スキルアップ』が発刊され,2003年には技術認定制度が発足,2014年からは認定研修制度も始まり安全かつ確実なトレーニングが推進されている。すでに技術認定医は900名を超えており,認定研修施設は300を超えた。このように産婦人科の内視鏡手術は着実に一般の医療として普及してきており,現在では産婦人科の専攻医のカリキュラムにも含まれている。
今や腹腔鏡・子宮鏡は手段のひとつであり,腹腔鏡下・子宮鏡下に何の手術をどのように行うかが重要である。近年では悪性腫瘍にまで対象が広がっており,手術は実に多彩である。難易度の幅は広く,比較的容易な手術から高難度の手術まで内視鏡手術の技術を確実に習得してステップアップしていくことが求められている。最近はロボット支援下の手術も加わっており,その理解も必要であろう。
本書の第2版は2010年に発刊されており,当時は各種良性疾患の術式がほぼ標準化してきた時期であった。しかしながら,この10年間においても周辺機器のテクノロジーは大きく進化してきており,それに応じて術式もさらに洗練されたものになってきている。このため,本書は第2版より大きくグレードアップし,最新の産科婦人科内視鏡手術を学ぶためにとても分かり易く書かれている。写真についても一段と鮮明で細部が見やすいものが多数掲載されている。ご執筆いただいた先生方はご自身が熟練者であるのみならず,多くの後進に手術を指導してきた経験をお持ちで,初心者が陥りやすいピットフォールや上達に向けて気を付けるべきポイントなどを的確に示していただいた。
本書が婦人科手術を執刀するすべての医師にとっての道標となると確信している。隅々まで活用していただき,産科婦人科内視鏡手術の実践に役立てられることを祈念する。
2020年3月
日本産科婦人科内視鏡学会
理事長 大須賀 穣
-------------------
刊行にあたって
第1版から20年の歳月が流れ,時代は平成から令和へと移り,産婦人科内視鏡手術も,特殊な手技から一般的な治療手段へと変遷してきた。手術機器の進化も著しく,先年特許が切れ始めたロボット手術も今後は百花繚乱の時代へと突入し,やがてはヒトの手が介在しない,AIが制御するロボット手術が主流になる日もそれほど遠くないことと想像する。しかしながら,そのような未来が現実となるまでは,われわれは目前の患者のために,自らの技量を磨き続けねばならない。そして術者としての技術の向上には,知恵を絞りシミュレーターなどでトレーニングに励む努力のほかに,他者に学ぶことも欠かせない手段のひとつである。
ここに上梓する第3版では−術式が拡大する中で,紙面の都合によりLAMなど第2版に含まれる一部の術式を割愛せざるを得なかったのが若干の心残りではあるが−新たな執筆陣に各々の技術を惜しみなく開陳していただいた。今風に動画も参照できるハイブリッド仕様であり,百聞は一見にしかずの世界を存分に活用し,各自のスキルアップに役立てていただきたい。
ところで,本書ではふだん執筆者が使用している各種医療機器類が主に記載されている。これは,あくまで読者の便を勘案してのことであり,本会として特定の製品を推奨しているわけではないことは確認しておく。また,本書で披露されている術式に関しては,一般的に標準術式を規定するのは困難である故,術者の個性を重んじていることも申し添えておく。ただし,本書の読者には日本産科婦人科内視鏡学会の技術認定を受験しようとする者も相当数含まれると考えられるので,手術動画審査の際に最も送られてくるTLHやLM, Hysteroscopic Myomectomyに関しては,技術認定への道標となるよう内容を吟味した。しかしながら,内視鏡手術を巡る情勢は時々刻々と変化しており,現在も技術認定の基準やあり方については,継続的に議論されているところである。本書の内容が今後の技術認定試験の合格を必ずしも保証するものでないことには留意されたい。
さいごに,本書を上梓するにあたり,お忙しい中,快く執筆いただいた執筆者各位,取りまとめを担当いただいた泉谷知明代表幹事を始めとする編集委員会の面々,ならびに根気強く刊行へと導いて下さったメジカルビュー社の浅見直博,大久保彩音の両氏と事務局の齋藤めぐ実氏に,深甚なる御礼を申し上げる。
2020年3月
日本産科婦人科内視鏡学会
編集常務理事 村上 節
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目次
第1章 腹腔鏡
機器とセットアップ
1 機器
腹腔鏡手術基本システム
周辺機器
その他の周辺機器
腹腔鏡手術で使用する機器
術式ごとに使用する特殊機材
緊急時の腹腔鏡用機器
その他の内視鏡手術
2 セットアップ
術前処置
体位
麻酔
腹腔内へのアプローチ
操作用トロカー刺入
基本手技とトレーニング法
1 縫合結紮
ボックストレーニングの準備
トレーニングボックス・モニターの配置と立ち位置
糸手繰り
結紮
針の持ち方
運針
ウェットラボトレーニング
2 エネルギーデバイス
モノポーラ
バイポーラ
血管シーリング装置(ベッセルシーリングシステム;VSS)
超音波凝固切開装置(USAD)
有害事象
さらなる勉強のために
良性疾患の手術
1 不妊
(1)不妊検査(診断的腹腔鏡)
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手技
術後管理とフォローアップ
(2)多嚢胞性卵巣症候群
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手技
術後のフォローアップ
(3)卵管留水症
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手技
術中合併症
術後合併症
2 異所性妊娠(卵管妊娠の卵管切除術と線状切開術)
適応と限界
卵管切除術の実際
卵管線状切開術の実際
卵管間質部妊娠に対する腹腔鏡手術
3 付属器摘出術・卵巣腫瘍核出術
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手技(手順)
腫瘍核出術
付属器摘出術
体外への回収
腹腔内の再観察
良性卵巣腫瘍に対する腹腔鏡手術に際しての留意点
4 子宮内膜症手術
(1)チョコレート嚢胞
適応と限界
術前検査
手術の準備
手術機器
手術の手順と手技
(2)深部子宮内膜症
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手術手順
5 子宮筋腫核出術(LM)
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手術手技
偶発症とその対策
術後管理とフォローアップ
6 子宮全摘術(TLH)
(1)TLH①
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手術手技
(2)TLH②
適応の選択
適応と限界
手術の準備
本術式に適した機器
手術手技
7 ロボットを用いた子宮全摘術(TLH)
適応と限界
術前準備
ロボット手術導入の準備
本術式に適した機器
手術のセットアップ
ロボット支援子宮全摘術の実際
8 腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)
保険算定
術式の多様性
適応と限界
合併症
選択的卵管・卵巣切除
導入
術前インフォームドコンセントの重要性
手術の実際
9 造腟術
性分化異常と手術の概要
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した手術機器
手術の準備
悪性腫瘍の手術
1 子宮体癌
(1)腹腔鏡手術
手術の概要
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手術手技
骨盤リンパ節郭清
(2)ロボット支援手術
運用に当たって留意すべきこと
手術手技の実際
2 広汎子宮全摘術(リンパ節郭清を含む)
(1)laparoscopic radical hysterectomy
適応と限界
術前検査
手術の準備
手術機器
手術手順と手技
LRHの現状
第2章 子宮鏡
1 機器とセットアップ,基本手技,トレーニング
(1)機器とセットアップ
子宮鏡の種類
子宮鏡検査
子宮鏡手術
(2)基本手技とトレーニング
軟性鏡の基本手技
細径硬性鏡の基本手技
レゼクトスコープの基本手技
トレーニング方法
2 粘膜下筋腫,子宮内膜ポリープ,子宮内膜破壊術
主訴から子宮鏡の適応がある疾患
外来子宮鏡検査(軟性鏡)
子宮筋腫に対する手術
実際の手術手技
子宮内膜を温存するTCRMの手技
子宮内膜ポリープに対するTCRP
TCRPの落とし穴
子宮鏡下子宮内膜破壊術
合併症に対する注意点
術後のフォローアップ
3 子宮腔癒着症
適応と限界
術前検査
手術の準備
手術機器
手術の手順と手技
術後管理
4 中隔子宮
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
術後管理
5 MEA(microwave endometrial ablation)
症例選択
機材
手術の実際
術後管理
第3章 卵管鏡
1 機器とセットアップ,基本手技
卵管鏡下卵管形成術の適応
卵管鏡下卵管形成システム
FTの原理
FTを実施する前に
FTシステムのセットアップ
FTの手技
FT終了時の操作
FTを成功させるためのコツ
トラブルシューティング
FT後の妊娠率
◆ 付録
技術認定
機器とセットアップ
1 機器
腹腔鏡手術基本システム
周辺機器
その他の周辺機器
腹腔鏡手術で使用する機器
術式ごとに使用する特殊機材
緊急時の腹腔鏡用機器
その他の内視鏡手術
2 セットアップ
術前処置
体位
麻酔
腹腔内へのアプローチ
操作用トロカー刺入
基本手技とトレーニング法
1 縫合結紮
ボックストレーニングの準備
トレーニングボックス・モニターの配置と立ち位置
糸手繰り
結紮
針の持ち方
運針
ウェットラボトレーニング
2 エネルギーデバイス
モノポーラ
バイポーラ
血管シーリング装置(ベッセルシーリングシステム;VSS)
超音波凝固切開装置(USAD)
有害事象
さらなる勉強のために
良性疾患の手術
1 不妊
(1)不妊検査(診断的腹腔鏡)
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手技
術後管理とフォローアップ
(2)多嚢胞性卵巣症候群
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手技
術後のフォローアップ
(3)卵管留水症
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手技
術中合併症
術後合併症
2 異所性妊娠(卵管妊娠の卵管切除術と線状切開術)
適応と限界
卵管切除術の実際
卵管線状切開術の実際
卵管間質部妊娠に対する腹腔鏡手術
3 付属器摘出術・卵巣腫瘍核出術
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手技(手順)
腫瘍核出術
付属器摘出術
体外への回収
腹腔内の再観察
良性卵巣腫瘍に対する腹腔鏡手術に際しての留意点
4 子宮内膜症手術
(1)チョコレート嚢胞
適応と限界
術前検査
手術の準備
手術機器
手術の手順と手技
(2)深部子宮内膜症
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手術手順
5 子宮筋腫核出術(LM)
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手術手技
偶発症とその対策
術後管理とフォローアップ
6 子宮全摘術(TLH)
(1)TLH①
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手術手技
(2)TLH②
適応の選択
適応と限界
手術の準備
本術式に適した機器
手術手技
7 ロボットを用いた子宮全摘術(TLH)
適応と限界
術前準備
ロボット手術導入の準備
本術式に適した機器
手術のセットアップ
ロボット支援子宮全摘術の実際
8 腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)
保険算定
術式の多様性
適応と限界
合併症
選択的卵管・卵巣切除
導入
術前インフォームドコンセントの重要性
手術の実際
9 造腟術
性分化異常と手術の概要
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した手術機器
手術の準備
悪性腫瘍の手術
1 子宮体癌
(1)腹腔鏡手術
手術の概要
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
手術手技
骨盤リンパ節郭清
(2)ロボット支援手術
運用に当たって留意すべきこと
手術手技の実際
2 広汎子宮全摘術(リンパ節郭清を含む)
(1)laparoscopic radical hysterectomy
適応と限界
術前検査
手術の準備
手術機器
手術手順と手技
LRHの現状
第2章 子宮鏡
1 機器とセットアップ,基本手技,トレーニング
(1)機器とセットアップ
子宮鏡の種類
子宮鏡検査
子宮鏡手術
(2)基本手技とトレーニング
軟性鏡の基本手技
細径硬性鏡の基本手技
レゼクトスコープの基本手技
トレーニング方法
2 粘膜下筋腫,子宮内膜ポリープ,子宮内膜破壊術
主訴から子宮鏡の適応がある疾患
外来子宮鏡検査(軟性鏡)
子宮筋腫に対する手術
実際の手術手技
子宮内膜を温存するTCRMの手技
子宮内膜ポリープに対するTCRP
TCRPの落とし穴
子宮鏡下子宮内膜破壊術
合併症に対する注意点
術後のフォローアップ
3 子宮腔癒着症
適応と限界
術前検査
手術の準備
手術機器
手術の手順と手技
術後管理
4 中隔子宮
適応と限界
術前検査
手術の準備
本術式に適した機器
術後管理
5 MEA(microwave endometrial ablation)
症例選択
機材
手術の実際
術後管理
第3章 卵管鏡
1 機器とセットアップ,基本手技
卵管鏡下卵管形成術の適応
卵管鏡下卵管形成システム
FTの原理
FTを実施する前に
FTシステムのセットアップ
FTの手技
FT終了時の操作
FTを成功させるためのコツ
トラブルシューティング
FT後の妊娠率
◆ 付録
技術認定
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技術認定解説も加わった産婦人科医必携の書!
産婦人科における内視鏡(腹腔鏡,子宮鏡,卵管鏡)の基礎から応用までを,2019年に改訂された日本産科婦人科内視鏡学会のガイドラインに即してアップデート。
動画や写真をふんだんに盛り込み,オールカラーで手技をわかりやすく,実臨床に即して解説。単なる技術の解説に留まらず,認定医を取得するためのポイントや解説なども加わり,産婦人科領域で内視鏡手術を行うすべての医師の必携書。