理学療法士・作業療法士
ブルー・ノート 基礎編
2nd edition
定価 6,160円(税込) (本体5,600円+税)
- B5判 592ページ 2色,イラスト600点,写真160点
- 2010年12月24日刊行
- ISBN978-4-7583-1128-1
序文
2nd editon 編集の序
平成17年(2005年)に『理学療法士・作業療法士 ブルー・ノート 基礎編』初版が刊行されてから6年が経過しました。この間に国民の健康や医療・福祉への関心がさらに高まり,理学療法士や作業療法士への期待も大きく膨らんでいます。このような状況の中で,本書は平成22年,厚生労働省のガイドライン「理学療法士・作業療法士国家試験出題基準」の改定を受けて『理学療法士・作業療法士 ブルー・ノート 基礎編 2nd edition』(以下「第2版」)として大幅に改訂しました。第2版でも初版と同様にガイドラインをもとに編集を行い,理学療法士・作業療法士養成校の学生が卒業までに学習すべき重要事項を網羅した内容としました。
第2版では初版の1色刷りから2色刷りにし,視覚的に理解しやすい紙面に工夫しました。また,「解剖学」や「生理学」の容量を増やし,より充実した内容に仕上げました。本書の大きな特徴である「Point」や「用語アラカルト」・「One point Advice」も初版以上に多用し,理解しやすさにこだわりました。
「Point」では初版と同様に各章の重要事項を箇条書きにし,本文は出来る限り要点のみとし図表を多用しました。さらに「用語アラカルト」を同一ページに配置したり,「One point Advice」として執筆者のアドバイスを,言い切れない箇所を「補足」として示しました。第2版でも理学療法・作業療法の学生や若い理学療法士・作業療法士が好む“簡潔明瞭さ”に一貫してこだわりました。
初版が刊行以来,数多くの読者を得たことは筆者・編者にとって大きな喜びと同時に大きな責任を感じています。今後も機会あるごとに改訂を加え,常に新鮮な内容を保てるように努力するつもりでいます。
本書は大学や専修学校の理学療法学科(専攻)・作業療法学科(専攻)の学生だけでなく,病院や施設などで従事している理学療法士・作業療法士や関連医療従事者にとっても必ず役立つ成書であると確信しています。
本書の姉妹編として『理学療法士 イエロー・ノート 専門編 2nd edition』が本書と同時に上梓されます。『ブルー・ノート』との併用でよりいっそう効率的な学習が期待できます。なお,本書の不備な点については,読者諸氏の御教示をお願いします。
発刊に当たり,本書の編集にご協力頂いたメジカルビュー社の小松朋寛・間宮卓治両氏に深謝します。
2010年12月
首都大学東京 健康福祉学部 理学療法学科
柳澤 健
平成17年(2005年)に『理学療法士・作業療法士 ブルー・ノート 基礎編』初版が刊行されてから6年が経過しました。この間に国民の健康や医療・福祉への関心がさらに高まり,理学療法士や作業療法士への期待も大きく膨らんでいます。このような状況の中で,本書は平成22年,厚生労働省のガイドライン「理学療法士・作業療法士国家試験出題基準」の改定を受けて『理学療法士・作業療法士 ブルー・ノート 基礎編 2nd edition』(以下「第2版」)として大幅に改訂しました。第2版でも初版と同様にガイドラインをもとに編集を行い,理学療法士・作業療法士養成校の学生が卒業までに学習すべき重要事項を網羅した内容としました。
第2版では初版の1色刷りから2色刷りにし,視覚的に理解しやすい紙面に工夫しました。また,「解剖学」や「生理学」の容量を増やし,より充実した内容に仕上げました。本書の大きな特徴である「Point」や「用語アラカルト」・「One point Advice」も初版以上に多用し,理解しやすさにこだわりました。
「Point」では初版と同様に各章の重要事項を箇条書きにし,本文は出来る限り要点のみとし図表を多用しました。さらに「用語アラカルト」を同一ページに配置したり,「One point Advice」として執筆者のアドバイスを,言い切れない箇所を「補足」として示しました。第2版でも理学療法・作業療法の学生や若い理学療法士・作業療法士が好む“簡潔明瞭さ”に一貫してこだわりました。
初版が刊行以来,数多くの読者を得たことは筆者・編者にとって大きな喜びと同時に大きな責任を感じています。今後も機会あるごとに改訂を加え,常に新鮮な内容を保てるように努力するつもりでいます。
本書は大学や専修学校の理学療法学科(専攻)・作業療法学科(専攻)の学生だけでなく,病院や施設などで従事している理学療法士・作業療法士や関連医療従事者にとっても必ず役立つ成書であると確信しています。
本書の姉妹編として『理学療法士 イエロー・ノート 専門編 2nd edition』が本書と同時に上梓されます。『ブルー・ノート』との併用でよりいっそう効率的な学習が期待できます。なお,本書の不備な点については,読者諸氏の御教示をお願いします。
発刊に当たり,本書の編集にご協力頂いたメジカルビュー社の小松朋寛・間宮卓治両氏に深謝します。
2010年12月
首都大学東京 健康福祉学部 理学療法学科
柳澤 健
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目次
略語一覧
「用語アラカルト+補足」一覧
I 人体の構造と機能および心身の発達
解剖学【林 典雄】
1 解剖学総論
2 細胞と組織
●人体の組織
●支持組織の分類
3 骨格系|1 骨の構造と分類
4 骨格系|2 関節の構造
5 骨格系|3 頭蓋
●頭蓋の構成
●眼窩・鼻腔
6 骨格系|4 脊柱
7 骨格系|5 胸郭
8 骨格系|6 上肢帯・肩関節・肘関節
9 骨格系|7 手関節・指関節
10 骨格系|8 下肢帯・股関節・膝関節
●骨盤の男女差
11 骨格系|9 足関節・足部
12 筋系|1 総論:構造・形態・作用
●起始・停止の原則
13 筋系|2 上肢
14 筋系|3 下肢
15 筋系|4 背部・頸部
16 筋系|5 胸部・腹部
17 筋系|6 表情筋・咀嚼筋
18 筋系|7 体表解剖(触診)
19 筋系|8 断層解剖(四肢の筋・骨格)
20 神経系|1 総論
21 神経系|2 大脳
22 神経系|3 脳幹・小脳
23 神経系|4 脊髄・各種伝導路
24 神経系|5 末梢神経系
25 神経系|6 断層解剖(中枢神経系)
26 脈管系|1 心臓
27 脈管系|2 動脈・静脈
28 脈管系|3 リンパ
29 内臓諸器官|1 呼吸器系
30 内臓諸器官|2 消化器系(口腔・咽頭・食道・胃・小腸・大腸)
31 内臓諸器官|3 消化器系(肝臓・胆嚢・膵臓・腹膜)
32 内臓諸器官|4 泌尿器系(腎臓・尿管・膀胱・尿道)
33 内臓諸器官|5 生殖器系
34 内臓諸器官|6 内分泌系
35 感覚器(外皮・視覚器・平衡聴覚器・嗅覚器)
生理学【中山 孝】
1 総論(生理学とは…)
●定義
●目的
●生体の組織・系統・器官・機能
2 細胞生理(分子生物学と再生医学の基礎を含む)
●細胞の構造
●再生医学
3 筋|1 筋線維の構造と機能
●筋線維(筋細胞)の構造
●筋線維の種類
●骨格筋分類
4 筋|2 筋収縮
■筋収縮
●筋収縮メカニズム:興奮-収縮連関(exitation-contraction coupling)
●筋収縮の種類
●異常状態
●筋収縮様態
●筋収縮と熱発生
●筋収縮のエネルギー源
●筋長-張力関係
●力-速度関係(負荷-速度曲線)
■筋疲労と筋電図
●筋電図
●筋疲労
●誘発筋電図:電気刺激による筋活動波形
5 神経|1 神経線維の構造・種類・伝導速度・興奮と伝達(伝導)
■神経線維の構造・種類・伝導速度
●神経(ニューロン)線維の構造・種類・伝導速度
■興奮と伝達(伝導)
●刺激の種類
●興奮
●電気刺激
●強さ-時間曲線(S-D curve,I-D curve)
●興奮伝導の原則
●伝導速度影響因子
●活動電位の伝導様式
6 神経|2 シナプス伝達
●シナプス
●2種類のシナプス
●シナプス伝達の種類
●閉塞と促通
●シナプスの伝達特性
7 神経|3 反射
●反射とは
■体性反射
●1 伸張反射
●2 屈曲反射
●3 交叉性伸展反射
●4 陽性支持反応
8 神経|4 受容器-感覚神経伝達と神経-筋接合部の伝達
■受容器-感覚神経伝達
●刺激の受容と情報伝達の階層性
●適刺激と受容器反応
●閾値
●順応
■神経-筋接合部の伝達
●神経-筋接合部
●インパルス伝達と筋収縮
9 神経|5 中枢神経
●神経系の区分
●脊髄の機能
●延髄・橋・中脳・小脳・間脳・大脳の機能
10 神経|6 末梢神経
●脳神経の機能
11 感覚|1 体性感覚(皮膚感覚,深部感覚)
■皮膚感覚
●皮膚の受容器と神経伝導路
■深部感覚
●深部感覚の受容器と神経伝導路
●内臓感覚:内臓痛覚と臓器感覚
12 感覚|2 視覚
●視覚器の構成
13 感覚|3 聴覚,平衡感覚
●聴覚
●平衡感覚
14 感覚|4 嗅覚・味覚
15 発声・構音・言語
●発声器官
●言語中枢
16 運動
●神経筋運動単位
●随意運動
●筋緊張
●運動における生体の生理的反応
17 自律神経
●自律神経の概要
●自律神経の特徴
●交感神経系
●副交感神経系
●自律神経の作用
18 呼吸
●呼吸とは
●呼吸運動
●ガス交換とガスの運搬
●酸塩基平衡
●呼吸性と代謝性の酸塩基平衡異常と代償作用
●呼吸中枢
19 循環
●循環の調節
●心筋の特性
●心臓拍動の自動性と心拍出量
●心臓の刺激伝導系
●心電図
20 血液・免疫
●血液の成分
●血液細胞の生成と分化
●血液凝固と線溶現象
●免疫機能
21 咀嚼・嚥下,消化,吸収
●唾液分泌の機序
●嚥下運動と嚥下反射中枢
●胃内消化吸収
●胃液と胃腺
●腸内消化吸収
●肝臓・胆嚢・膵臓の機能
●消化酵素
●栄養素と吸収部位
22 排尿
●尿の生成と性状
●糸球体・尿細管の機能
●排尿機構
23 排便
●大腸の運動
24 内分泌・栄養・代謝
■ホルモンとビタミン
●ホルモン
●ビタミン
■糖,タンパク,脂肪代謝
●生体の代謝の特徴
●糖質
●タンパク質
●脂質
●グルコースの同化
●脂質代謝
●タンパク質代謝
■代謝率
●基礎代謝
●エネルギー代謝
●運動強度
25 体温調節
●体温調節中枢:視床下部
●熱の産生と放出の機序
26 生殖
●勃起,射精
●排卵,月経,妊娠,出産
27 老化
●老化のメカニズム
●日常観察できる現象
運動学【柳澤 健】
1 力学の基礎
●ニュートンの運動法則
●仕事とエネルギー
●身体とてこ
2 運動器の構造と機能|1 骨の構造と機能
●基本構造
●骨の代謝
3 運動器の構造と機能|2 関節の構造と機能
●関節の分類
●関節可動域の測定
4 運動器の構造と機能|3 腱・靱帯の構造と機能
●腱
●股関節と膝関節の靱帯
5 運動器の構造と機能|4 骨格筋の構造と機能
●筋肉の構造
●筋収縮のメカニズム
●骨格筋の働き
6 運動器の構造と機能|5 筋収縮様態と筋の働き
●筋収縮様態
●筋の働き
●筋肥大
●筋萎縮
7 運動の中枢神経機構
●反射の特徴
●脊髄反射
●姿勢反射
●バランス反応
●立ち直り反応
●随意運動と運動プログラム
8 運動とエネルギー代謝
●無酸素性運動
●有酸素性運動
●運動強度
●心拍数と運動強度
●筋収縮とエネルギー代謝
9 四肢と体幹の運動|1 顔面・頭部の運動
●咀嚼筋
●表情筋
10 四肢と体幹の運動|2 上肢帯の運動
●肩甲骨の動き
●上肢帯の関節
●上肢帯の筋と筋の作用
11 四肢と体幹の運動|3 上肢の運動
●肩関節(肩甲上腕関節)
●肘関節(腕尺関節)
●肩関節の筋
●肘関節の筋
●手関節の筋
12 四肢と体幹の運動|4 手の運動
●手根骨
●手の関節
●手の筋
●腱鞘
●把持動作
●手のアーチ
13 四肢と体幹の運動|5 下肢帯の運動
●下肢帯とは
14 四肢と体幹の運動|6 股関節の運動
●股関節
●大腿直筋
●大殿筋
●中殿筋
●SLR(straight leg raising)
15 四肢と体幹の運動|7 膝関節の運動
●膝関節
●ころがり運動(rolling)・すべり運動(sliding)
●終末強制回旋運動
●膝関節の動きと靱帯の緊張
16 四肢と体幹の運動|8 足関節と足部の運動
●足の骨
●足の関節
●足の筋と運動
●足のアーチ
17 四肢と体幹の運動|9 体幹
●脊柱
●椎体の連結
●椎間円板
●頸椎の運動
●胸椎と胸郭の運動
●腰椎の運動
●体幹の筋
18 四肢と体幹の運動|10 呼吸運動
●胸郭の動き
●呼吸筋
●肺気量分画
19 運動・動作分析
●運動
●動作
●行為
●運動分析の手順
20 姿勢
●身体の基本面
●身体運動の基本軸
●姿勢
●姿勢と安定性
●人体の重心点
●身体各部位への体重負荷
21 正常歩行
●立脚相(歩行周期の60%)
●遊脚相(歩行周期の40%)
●同時定着時期
●重心の軌跡
●歩行時の下肢の運動
●歩行時の筋活動
●床反力
●歩行時のエネルギー消費
22 運動学習
●学習
●運動技能の要素
●パフォーマンスの測定
●運動課題
●運動技能学習の3段階
●練習と訓練
●動機づけの基本機能
●覚醒レベル
23 病態運動学
●骨関節疾患
●末梢神経疾患
●痙縮の判定
●T波とH波
●RT(reaction time)・PMT(premotor time)・MT(motor time)
24 運動処方
●運動負荷試験
●旧ボルグ指数
人間発達学【新田 收】
1 発達段階と発達課題
●適応行動の発達
●粗大運動の発達
●微細運動の発達
●言語行動の発達
●社会行動の発達
2 身体発達
●身体の発達
●大泉門
●骨発育
3 運動発達
●姿勢反射
●姿勢反射の経年的変化
●運動発達評価表
4 精神発達
5 心理社会的発達
●年齢に伴う社会化過程の変化
6 小児期|1 パーソナリティーの発達
●自意識の発達
7 小児期|2 粗大運動の発達
●幼児の運動発達
8 小児期|3 歩行の発達
●歩行時の上肢
9 小児期|4 微細運動の発達
●手の機能発達
10 青年期
●年齢と体格の変化
●性徴
11 成人期
●身体的・知的・情緒的成熟の比較
●生理的変化
●体力テスト結果
12 老年期
●生理的変化
●加齢による聴力変化
II 疾病と障害の成り立ちおよび回復過程の促進
医学概論【渡邉 修】
1 医学概論|1 生命倫理
●人工妊娠中絶
●脳死
●「脳死したものの身体」の定義(日本の臓器移植法)
2 医学概論|2 医の倫理(患者の権利,医療者の義務)
●ヒポクラテスの誓い
●ジュネーブ宣言
●ヘルシンキ宣言
3 医学概論|3 健康・病気の定義
●健康の定義
●疾病の予防
●病気の分類方法
臨床医学総論【渡邉 修】
1 病因論
●内因と外因
●主な内分泌疾患(内因)
●ビタミンとその欠乏症状(外因)
2 退行性病変と進行性病変
●退行性病変の臨床例
●進行性病変の臨床例
●創傷治癒
3 循環障害
●ショック状態を引き起こす病態
●リハビリテーション医療でみる代表的な循環障害
4 炎症と免疫
●炎症の病理
●免疫のしくみ
●代表的な自己免疫疾患
5 腫瘍(新生物)
●良性腫瘍と悪性腫瘍の相違
●主な腫瘍
6 病気の診断と治療
●脳神経外科特有の主要な検査
●脳神経外科の主な外科的治療
7 生化学的検査
●通常の血液検査から得られる情報
●主な内分泌ホルモンと疾患
8 生理学的検査
●生理機能検査の種類
●心臓の解剖図と心電図所見
●肺気量分画
リハビリテーション医学【渡邉 修】
1 障害の評価
●リハ診療の手順
●徒手筋力検査(manual muscle test:MMT)
●Brunnstrom stage
●アッシュウォーススケール(modified Ashworth scale)
●痙縮と固縮の違い
●Barthel Index
●FIM(functional independence measure)
2 高次脳機能障害の病態生理と回復
●高次脳機能の局在
●失語症のタイプ分類
●各種失行症状の特徴
●主な高次脳機能障害の評価法
●認知リハビリテーションの内容
3 廃用症候群などの病態生理
●廃用症候群
●寝たきりの状況になっても,良肢位の保持は重要
4 治療理論|1 筋力増強
●繰り返し数(運動強度)とその効果
●筋の収縮様態
●各合併症を有する場合の推奨される運動処方
5 治療理論|2 運動負荷とリスク管理
●リハ運動実施のための基準
●自覚的運動強度(RPE:rating of perceived exertion,ボルグ指数)
●心拍数の決定⇒カルボーネンの式
●糖尿病の運動療法禁忌
6 脳血管障害のリハビリテーション
●歩行機能獲得へ向けた練習の概略
●障害および合併症の評価とアプローチのポイント
●基本的共同運動パターン
●脳卒中で起きやすい変形・拘縮
7 脳外傷のリハビリテーション
●3つの障害像
●リハビリテーションの内容と経過
●頭部外傷リハビリテーションの原則
8 脊髄損傷のリハビリテーション
●アメリカ脊髄損傷協会(ASIA)の提唱する評価法
●フランケルの分類
●各髄節でのキーとなる筋群
●機能レベルとADL
●主な合併症および注意点
9 脳性麻痺のリハビリテーション
●脳性麻痺のタイプ
●脳性麻痺の症状
●ライフサイクルに沿った脳性麻痺のリハビリテーション
●脳性麻痺に対する補装具
●整形外科手術
10 切断と義肢
●フォンテーン分類
●ASOとバージャー病の相違
●義肢一覧
●下肢切断部位と対応する義足の性能
●上肢切断と機能的損失
●起こりやすい拘縮
●義肢の処方のポイント
●切断者の年齢および用途を考慮
●検査
11 変性疾患のリハビリテーション
●パーキンソン病のリハビリテーション
●ギラン・バレー症候群のリハビリテーション
●筋ジストロフィー
●脊髄小脳変性症のリハビリテーション
●多発性硬化症のリハビリテーション
●筋萎縮性側索硬化症の経過とリハビリテーション
12 筋疾患(デュシェンヌ型筋ジストロフィー)の臨床
●デュシェンヌ型筋ジストロフィーの臨床像
●デュシェンヌ型筋ジストロフィーの機能障害度分類
●デュシェンヌ型筋ジストロフィーの変形・拘縮
13 骨関節の外傷・疾患のリハビリテーション
●主な牽引の種類
●人工股関節置換術(THR・THA)の経過とリハビリテーションの例
●大腿骨頸部骨折の手術法
●大腿骨頸部骨折に対する内固定術の経過とリハビリテーション
●変形性股関節症のリハビリテーション
●変形性膝関節症のリハビリテーション
●肩関節周囲炎のリハビリテーション
14 呼吸器疾患のリハビリテーション
●Hugh-Jonesの呼吸困難度の分類
●スパイログラムの理解
●換気障害の分類
●呼吸筋の一覧
●呼吸器のリハビリテーション技術
15 循環器疾患のリハビリテーション
●運動強度の目安(METs)
●プログラム進行の基準
●各動作の平均的な運動強度
臨床心理学【池田由美】
1 基礎理論
●心の構造
●防衛(適応)機制
●転移
●記憶
2 正常および異常な心理
●発達段階
●発達課題と心理的問題
●性格の分類
●パーソナリティ障害
●障害受容の諸段階
3 臨床心理検査法
●心理検査
●知能検査
●性格検査
4 心理療法およびカウンセリング
●面接技法
●心理療法
精神障害と臨床医学【繁田雅弘】
1 精神医学の歴史と精神障害の分類
●重要人物
●器質性精神障害(広義)
●物質による障害
●統合失調症(精神分裂病)
●気分障害
●神経症性障害
●生理的障害・身体的要因に関連した行動症候群
●パーソナリティ障害
●精神遅滞(知的障害)
●発達障害
●小児期・青年期に発症する障害
2 精神医学的症候と診断
●知覚の異常
●思考の異常
●記憶の異常
●妄想
●知能の異常
●感情の異常
●意欲の異常
●自我意識の異常
●意識の異常
●巣症状
3 精神医学的検査法
●脳波(EEG)⇒てんかん,脳器質性精神障害など
●脳画像検査⇒脳器質性精神障害など
●心理検査
●神経心理学的検査
●精神症状の評価法
4 薬物療法および他の身体療法
●抗精神病薬
●抗躁薬
●抗うつ薬
●抗不安薬
●睡眠導入薬
●抗てんかん薬
●抗酒薬(シアナマイド)
●電気痙攣療法
5 精神療法
●精神療法−個人精神療法・集団精神療法・家族療法
●コンサルテーション・リエゾン精神医学
6 精神科リハビリテーション・社会復帰
●生活療法
●生活技能訓練(SST)
●家族心理教育
●社会復帰プログラム
●関連法規
7 精神保健・精神障害者福祉に関する法律
●ノーマライゼーションの2本柱
●福祉施設・事業の種類
●入院形態
8 脳器質性精神障害
●大脳の巣症状
●認知症疾患
9 症状性精神障害
10 精神作用物質およびアルコールによる障害
11 統合失調症
●疫学
●症状
●病型
●予後
●統合失調症の類縁疾患
12 気分障害
●特徴
●症状
●うつ病の注意点
●治療
13 神経症性障害・ストレス関連障害・身体表現性障害
●恐怖症
●不安障害
●ストレス関連障害
●解離性(転換性)障害(ヒステリー)
●身体表現性障害
14 生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群
●摂食障害
●非器質性睡眠障害
●性機能不全
15 パーソナリティ障害
●パーソナリティ障害とは
●パーソナリティ障害の種類
16 精神遅滞,発達障害,その他の小児期・青年期に起こる障害
●精神遅滞
●発達障害
●小児期・青年期の精神・行動の障害
17 てんかん
●部分てんかん
●全般てんかん
●治療薬
骨関節障害と臨床医学【渡邉 修】
1 骨関節の構造と生理
●骨・軟骨の分類
●関節の種類
●関節可動域の制限−拘縮と強直−
2 変形性関節症・人工関節置換術後
●変形性関節症の病理学的変化
●主な変形性関節症
●変形性関節症の治療
●変形性股関節症の手術
●変形性膝関節症の手術
3 骨折
●骨折線の走行による分類
●骨折治癒日数
●骨折の合併症
●骨折による代表的な末梢神経損傷
●上肢の主な骨折
●下肢の主な骨折
●大腿骨頸部骨折の部位別分類
●大腿骨頸部内側骨折(Pauwelsの分類)
●大腿骨頸部内側骨折(Gardenの分類)
●大腿骨頸部骨折の治療
●multiple pinning法,compression hip screw法,Ender pin法
4 関節リウマチとその近縁疾患
●RAの病理学的変化
●新RA診断基準・アメリカリウマチ学会(1987年)
●アメリカリウマチ学会,欧州リウマチ学会による新RA基準(2009年)
●Steinbrockerの分類
●RAによくみられる拘縮と変形
●RAの関節外症状
●RAの治療
●その他のリウマチ性疾患
5 スポーツ外傷
●半月板損傷
●十字靱帯損傷
●内側側副靱帯損傷
●足関節捻挫
●離断性骨軟骨炎
●アキレス腱断裂
●肩鎖関節脱臼
●肩関節脱臼
●腱板断裂
●肘内障(肘関節脱臼)
●股関節脱臼
6 脊椎疾患(椎間板ヘルニア,脊椎症を含む)
●各レベルでの頸椎椎間板ヘルニアの症状
●頸椎椎間板ヘルニアの高位診断
●各レベルでの腰椎椎間板ヘルニアの症状
●腰椎椎間板ヘルニアの高位診断
●椎間板ヘルニア(頸椎・腰椎)の治療
●特発性側彎症の分類
●特発性側彎症の治療
7 腰痛症
●急性の腰痛症
8 慢性疼痛疾患
●慢性疼痛の分類
9 骨粗鬆症および代謝性疾患
●内分泌性の骨代謝障害を引き起こす疾患
●副甲状腺機能亢進症と副甲状腺機能低下症
●くる病・骨軟化症
●骨粗鬆症の分類と治療
10 先天異常および骨系統疾患(骨端症を含む)
●先天性股関節脱臼の症状
●先天性股関節脱臼の治療
●先天性股関節脱臼の装具
●先天性内反足の治療
●主な骨系統疾患
●軟骨無形成症の短肢型小人症
●骨端症
11 骨軟部腫瘍
●主な悪性骨腫瘍
●主な良性骨腫瘍
●主な軟部腫瘍
12 熱傷
●深達度分類
●9の法則と5の法則
●急性期のリハビリテーション
神経・筋系の障害と臨床医学【渡邉 修】
1 脳・神経の構造と機能
●大脳と小脳との連関
●大脳と基底核との連関
●髄液循環
●脳血管系
2 神経学的症候と診断
●病変部位と麻痺
●原因別にみた感覚障害の分布
●皮膚の神経分布
●病変部位による失調の特徴
●病変部位による不随意運動の特徴
3 神経学的検査法
●筋電図の実際
4 血管障害
●脳梗塞のタイプと特徴
●脳梗塞:閉塞血管と症状
●脳出血:出血部位とCT
●脳出血:出血部位と症状
●Hunt and Kosnikの重症度分類
●くも膜下出血の経過
5 感染・炎症性疾患
●神経系の感染症
6 変性ならびに脱髄疾患
●パーキンソン病の分類
●Hoehn and Yarhの分類
●パーキンソン病の治療
●パーキンソン病の随伴症状
●脊髄小脳変性症の分類
●脊髄小脳変性症の治療
●多発性硬化症の症状と治療
●ギラン・バレー症候群の病態
●筋萎縮性側索硬化症の症状・経過
●筋ジストロフィー
●脊髄性筋萎縮症の分類
7 脳外傷
●脳外傷の好発損傷部位
●頭部外傷の分類
●頭部外傷の治療
8 脊椎・脊髄損傷
●脊髄損傷高位と機能との関係
●不全脊髄損傷のタイプ
●脊髄損傷の治療
●脊髄損傷の急性期治療の実際
9 末梢神経損傷(腕神経叢を含む)
●神経線維の構造
●末梢神経損傷の分類(Seddonの分類)
●代表的な絞扼性末梢神経障害
●腕神経叢麻痺の症状
10 腫瘍
●脳腫瘍を簡単に理解する手順
●脊髄腫瘍の症状
●脊髄腫瘍の治療⇒外科的摘出
11 末梢神経疾患
●末梢神経障害のタイプ別の原因疾患
●診断の手順
●末梢神経疾患のタイプ
●糖尿病性末梢神経障害のさまざまな発症形式
●ギラン・バレー症候群について
12 筋疾患
●主な筋疾患(=ミオパチー:myopathy)
●内分泌性・代謝性疾患に伴う筋疾患
●リハビリテーションの対象となる主な筋疾患とその特徴
13 てんかん・頭痛
●国際頭痛分類
小児発達障害と臨床医学【渡邉 修】
1 小児の成長と発達
●健診月齢と検査項目
●各種反射・反応の手技および開始・消失の時期
●反射の各レベル別にみた出現・消失時期
2 脳性麻痺,精神発達遅滞
●脳性麻痺のタイプ
●脳性麻痺の症状
●精神発達遅滞の程度の分類
●大島分類
3 二分脊椎および遺伝子病・系統疾患
●二分脊椎の障害レベルと拘縮,歩行能力
●遺伝子病
4 悪性腫瘍
内部障害と臨床医学【渡邉 修】
1 呼吸器疾患
●肺疾患に対する主な検査
●主な呼吸器疾患
●肺がんの種類
2 循環器疾患
●冠動脈の分布
●New York心臓病学会(NYHA)心機能分類(心不全の重症度の評価)
●心筋梗塞と狭心症の違い
●循環器疾患に対し通常行われる検査
●虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の治療
●主な心臓弁膜症
●不整脈の種類と捉えかた
●主な先天性心疾患
3 消化器疾患
●消化器系の全景
●消化器の役割
●主な疾患の概要
●ボールマン分類(胃がん)
●腹痛を起こす疾患
●緊急手術を要する急性腹症
4 腎・泌尿器疾患
●レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系の作用機構
●主な腎疾患
●急性腎不全と慢性腎不全
●尿毒症症状
●長期透析患者の問題点
5 血液疾患
●白血球の種類
●血液検査の基準値
●主な血液疾患
●止血機構
6 膠原病・アレルギー疾患・自己免疫疾患
●アレルギーの分類と各型の特徴
●主な膠原病・アレルギー疾患・自己免疫疾患
7 代謝・内分泌性疾患
●内分泌ホルモンの役割
●主な内分泌疾患
●糖尿病のタイプ分類
●糖尿病の6大合併症
8 感染症
●主な病原体
●感染症の伝播経路
●ウイルス性肝炎
●主な感染症
老年期障害と臨床医学【渡邉 修】
1 老年医学
●老化による変化
●老年者に好発する疾患
●加齢による最大酸素摂取量の変化
●運動機能の老化と障害
●アルツハイマー病と脳血管障害による認知症
III 保健医療福祉とリハビリテーションの理念
保健医療福祉【渡邉 修】
1 保健と医療
●母子保健統計
●母子保健サービス
●母子保健:施策
●主な職業病
2 関連法規
●社会保障の構成
●福祉関係法規
●保健衛生法規
●日常生活用具,補装具,居宅介護福祉用具などの給付,貸与
リハビリテーション概論【渡邉 修】
1 理念
●リハビリテーションの定義
2 障害の概念と分類
●ICFの概観
●定義
3 患者・障害者の心理,障害受容,教育
●脊髄損傷者の障害受容
4 リハビリテーションの進め方,クリニカルパス
●リハビリテーションの流れ
●クリニカルパス
5 リハビリテーション関連職種とその役割
●チーム医療
「用語アラカルト+補足」一覧
I 人体の構造と機能および心身の発達
解剖学【林 典雄】
1 解剖学総論
2 細胞と組織
●人体の組織
●支持組織の分類
3 骨格系|1 骨の構造と分類
4 骨格系|2 関節の構造
5 骨格系|3 頭蓋
●頭蓋の構成
●眼窩・鼻腔
6 骨格系|4 脊柱
7 骨格系|5 胸郭
8 骨格系|6 上肢帯・肩関節・肘関節
9 骨格系|7 手関節・指関節
10 骨格系|8 下肢帯・股関節・膝関節
●骨盤の男女差
11 骨格系|9 足関節・足部
12 筋系|1 総論:構造・形態・作用
●起始・停止の原則
13 筋系|2 上肢
14 筋系|3 下肢
15 筋系|4 背部・頸部
16 筋系|5 胸部・腹部
17 筋系|6 表情筋・咀嚼筋
18 筋系|7 体表解剖(触診)
19 筋系|8 断層解剖(四肢の筋・骨格)
20 神経系|1 総論
21 神経系|2 大脳
22 神経系|3 脳幹・小脳
23 神経系|4 脊髄・各種伝導路
24 神経系|5 末梢神経系
25 神経系|6 断層解剖(中枢神経系)
26 脈管系|1 心臓
27 脈管系|2 動脈・静脈
28 脈管系|3 リンパ
29 内臓諸器官|1 呼吸器系
30 内臓諸器官|2 消化器系(口腔・咽頭・食道・胃・小腸・大腸)
31 内臓諸器官|3 消化器系(肝臓・胆嚢・膵臓・腹膜)
32 内臓諸器官|4 泌尿器系(腎臓・尿管・膀胱・尿道)
33 内臓諸器官|5 生殖器系
34 内臓諸器官|6 内分泌系
35 感覚器(外皮・視覚器・平衡聴覚器・嗅覚器)
生理学【中山 孝】
1 総論(生理学とは…)
●定義
●目的
●生体の組織・系統・器官・機能
2 細胞生理(分子生物学と再生医学の基礎を含む)
●細胞の構造
●再生医学
3 筋|1 筋線維の構造と機能
●筋線維(筋細胞)の構造
●筋線維の種類
●骨格筋分類
4 筋|2 筋収縮
■筋収縮
●筋収縮メカニズム:興奮-収縮連関(exitation-contraction coupling)
●筋収縮の種類
●異常状態
●筋収縮様態
●筋収縮と熱発生
●筋収縮のエネルギー源
●筋長-張力関係
●力-速度関係(負荷-速度曲線)
■筋疲労と筋電図
●筋電図
●筋疲労
●誘発筋電図:電気刺激による筋活動波形
5 神経|1 神経線維の構造・種類・伝導速度・興奮と伝達(伝導)
■神経線維の構造・種類・伝導速度
●神経(ニューロン)線維の構造・種類・伝導速度
■興奮と伝達(伝導)
●刺激の種類
●興奮
●電気刺激
●強さ-時間曲線(S-D curve,I-D curve)
●興奮伝導の原則
●伝導速度影響因子
●活動電位の伝導様式
6 神経|2 シナプス伝達
●シナプス
●2種類のシナプス
●シナプス伝達の種類
●閉塞と促通
●シナプスの伝達特性
7 神経|3 反射
●反射とは
■体性反射
●1 伸張反射
●2 屈曲反射
●3 交叉性伸展反射
●4 陽性支持反応
8 神経|4 受容器-感覚神経伝達と神経-筋接合部の伝達
■受容器-感覚神経伝達
●刺激の受容と情報伝達の階層性
●適刺激と受容器反応
●閾値
●順応
■神経-筋接合部の伝達
●神経-筋接合部
●インパルス伝達と筋収縮
9 神経|5 中枢神経
●神経系の区分
●脊髄の機能
●延髄・橋・中脳・小脳・間脳・大脳の機能
10 神経|6 末梢神経
●脳神経の機能
11 感覚|1 体性感覚(皮膚感覚,深部感覚)
■皮膚感覚
●皮膚の受容器と神経伝導路
■深部感覚
●深部感覚の受容器と神経伝導路
●内臓感覚:内臓痛覚と臓器感覚
12 感覚|2 視覚
●視覚器の構成
13 感覚|3 聴覚,平衡感覚
●聴覚
●平衡感覚
14 感覚|4 嗅覚・味覚
15 発声・構音・言語
●発声器官
●言語中枢
16 運動
●神経筋運動単位
●随意運動
●筋緊張
●運動における生体の生理的反応
17 自律神経
●自律神経の概要
●自律神経の特徴
●交感神経系
●副交感神経系
●自律神経の作用
18 呼吸
●呼吸とは
●呼吸運動
●ガス交換とガスの運搬
●酸塩基平衡
●呼吸性と代謝性の酸塩基平衡異常と代償作用
●呼吸中枢
19 循環
●循環の調節
●心筋の特性
●心臓拍動の自動性と心拍出量
●心臓の刺激伝導系
●心電図
20 血液・免疫
●血液の成分
●血液細胞の生成と分化
●血液凝固と線溶現象
●免疫機能
21 咀嚼・嚥下,消化,吸収
●唾液分泌の機序
●嚥下運動と嚥下反射中枢
●胃内消化吸収
●胃液と胃腺
●腸内消化吸収
●肝臓・胆嚢・膵臓の機能
●消化酵素
●栄養素と吸収部位
22 排尿
●尿の生成と性状
●糸球体・尿細管の機能
●排尿機構
23 排便
●大腸の運動
24 内分泌・栄養・代謝
■ホルモンとビタミン
●ホルモン
●ビタミン
■糖,タンパク,脂肪代謝
●生体の代謝の特徴
●糖質
●タンパク質
●脂質
●グルコースの同化
●脂質代謝
●タンパク質代謝
■代謝率
●基礎代謝
●エネルギー代謝
●運動強度
25 体温調節
●体温調節中枢:視床下部
●熱の産生と放出の機序
26 生殖
●勃起,射精
●排卵,月経,妊娠,出産
27 老化
●老化のメカニズム
●日常観察できる現象
運動学【柳澤 健】
1 力学の基礎
●ニュートンの運動法則
●仕事とエネルギー
●身体とてこ
2 運動器の構造と機能|1 骨の構造と機能
●基本構造
●骨の代謝
3 運動器の構造と機能|2 関節の構造と機能
●関節の分類
●関節可動域の測定
4 運動器の構造と機能|3 腱・靱帯の構造と機能
●腱
●股関節と膝関節の靱帯
5 運動器の構造と機能|4 骨格筋の構造と機能
●筋肉の構造
●筋収縮のメカニズム
●骨格筋の働き
6 運動器の構造と機能|5 筋収縮様態と筋の働き
●筋収縮様態
●筋の働き
●筋肥大
●筋萎縮
7 運動の中枢神経機構
●反射の特徴
●脊髄反射
●姿勢反射
●バランス反応
●立ち直り反応
●随意運動と運動プログラム
8 運動とエネルギー代謝
●無酸素性運動
●有酸素性運動
●運動強度
●心拍数と運動強度
●筋収縮とエネルギー代謝
9 四肢と体幹の運動|1 顔面・頭部の運動
●咀嚼筋
●表情筋
10 四肢と体幹の運動|2 上肢帯の運動
●肩甲骨の動き
●上肢帯の関節
●上肢帯の筋と筋の作用
11 四肢と体幹の運動|3 上肢の運動
●肩関節(肩甲上腕関節)
●肘関節(腕尺関節)
●肩関節の筋
●肘関節の筋
●手関節の筋
12 四肢と体幹の運動|4 手の運動
●手根骨
●手の関節
●手の筋
●腱鞘
●把持動作
●手のアーチ
13 四肢と体幹の運動|5 下肢帯の運動
●下肢帯とは
14 四肢と体幹の運動|6 股関節の運動
●股関節
●大腿直筋
●大殿筋
●中殿筋
●SLR(straight leg raising)
15 四肢と体幹の運動|7 膝関節の運動
●膝関節
●ころがり運動(rolling)・すべり運動(sliding)
●終末強制回旋運動
●膝関節の動きと靱帯の緊張
16 四肢と体幹の運動|8 足関節と足部の運動
●足の骨
●足の関節
●足の筋と運動
●足のアーチ
17 四肢と体幹の運動|9 体幹
●脊柱
●椎体の連結
●椎間円板
●頸椎の運動
●胸椎と胸郭の運動
●腰椎の運動
●体幹の筋
18 四肢と体幹の運動|10 呼吸運動
●胸郭の動き
●呼吸筋
●肺気量分画
19 運動・動作分析
●運動
●動作
●行為
●運動分析の手順
20 姿勢
●身体の基本面
●身体運動の基本軸
●姿勢
●姿勢と安定性
●人体の重心点
●身体各部位への体重負荷
21 正常歩行
●立脚相(歩行周期の60%)
●遊脚相(歩行周期の40%)
●同時定着時期
●重心の軌跡
●歩行時の下肢の運動
●歩行時の筋活動
●床反力
●歩行時のエネルギー消費
22 運動学習
●学習
●運動技能の要素
●パフォーマンスの測定
●運動課題
●運動技能学習の3段階
●練習と訓練
●動機づけの基本機能
●覚醒レベル
23 病態運動学
●骨関節疾患
●末梢神経疾患
●痙縮の判定
●T波とH波
●RT(reaction time)・PMT(premotor time)・MT(motor time)
24 運動処方
●運動負荷試験
●旧ボルグ指数
人間発達学【新田 收】
1 発達段階と発達課題
●適応行動の発達
●粗大運動の発達
●微細運動の発達
●言語行動の発達
●社会行動の発達
2 身体発達
●身体の発達
●大泉門
●骨発育
3 運動発達
●姿勢反射
●姿勢反射の経年的変化
●運動発達評価表
4 精神発達
5 心理社会的発達
●年齢に伴う社会化過程の変化
6 小児期|1 パーソナリティーの発達
●自意識の発達
7 小児期|2 粗大運動の発達
●幼児の運動発達
8 小児期|3 歩行の発達
●歩行時の上肢
9 小児期|4 微細運動の発達
●手の機能発達
10 青年期
●年齢と体格の変化
●性徴
11 成人期
●身体的・知的・情緒的成熟の比較
●生理的変化
●体力テスト結果
12 老年期
●生理的変化
●加齢による聴力変化
II 疾病と障害の成り立ちおよび回復過程の促進
医学概論【渡邉 修】
1 医学概論|1 生命倫理
●人工妊娠中絶
●脳死
●「脳死したものの身体」の定義(日本の臓器移植法)
2 医学概論|2 医の倫理(患者の権利,医療者の義務)
●ヒポクラテスの誓い
●ジュネーブ宣言
●ヘルシンキ宣言
3 医学概論|3 健康・病気の定義
●健康の定義
●疾病の予防
●病気の分類方法
臨床医学総論【渡邉 修】
1 病因論
●内因と外因
●主な内分泌疾患(内因)
●ビタミンとその欠乏症状(外因)
2 退行性病変と進行性病変
●退行性病変の臨床例
●進行性病変の臨床例
●創傷治癒
3 循環障害
●ショック状態を引き起こす病態
●リハビリテーション医療でみる代表的な循環障害
4 炎症と免疫
●炎症の病理
●免疫のしくみ
●代表的な自己免疫疾患
5 腫瘍(新生物)
●良性腫瘍と悪性腫瘍の相違
●主な腫瘍
6 病気の診断と治療
●脳神経外科特有の主要な検査
●脳神経外科の主な外科的治療
7 生化学的検査
●通常の血液検査から得られる情報
●主な内分泌ホルモンと疾患
8 生理学的検査
●生理機能検査の種類
●心臓の解剖図と心電図所見
●肺気量分画
リハビリテーション医学【渡邉 修】
1 障害の評価
●リハ診療の手順
●徒手筋力検査(manual muscle test:MMT)
●Brunnstrom stage
●アッシュウォーススケール(modified Ashworth scale)
●痙縮と固縮の違い
●Barthel Index
●FIM(functional independence measure)
2 高次脳機能障害の病態生理と回復
●高次脳機能の局在
●失語症のタイプ分類
●各種失行症状の特徴
●主な高次脳機能障害の評価法
●認知リハビリテーションの内容
3 廃用症候群などの病態生理
●廃用症候群
●寝たきりの状況になっても,良肢位の保持は重要
4 治療理論|1 筋力増強
●繰り返し数(運動強度)とその効果
●筋の収縮様態
●各合併症を有する場合の推奨される運動処方
5 治療理論|2 運動負荷とリスク管理
●リハ運動実施のための基準
●自覚的運動強度(RPE:rating of perceived exertion,ボルグ指数)
●心拍数の決定⇒カルボーネンの式
●糖尿病の運動療法禁忌
6 脳血管障害のリハビリテーション
●歩行機能獲得へ向けた練習の概略
●障害および合併症の評価とアプローチのポイント
●基本的共同運動パターン
●脳卒中で起きやすい変形・拘縮
7 脳外傷のリハビリテーション
●3つの障害像
●リハビリテーションの内容と経過
●頭部外傷リハビリテーションの原則
8 脊髄損傷のリハビリテーション
●アメリカ脊髄損傷協会(ASIA)の提唱する評価法
●フランケルの分類
●各髄節でのキーとなる筋群
●機能レベルとADL
●主な合併症および注意点
9 脳性麻痺のリハビリテーション
●脳性麻痺のタイプ
●脳性麻痺の症状
●ライフサイクルに沿った脳性麻痺のリハビリテーション
●脳性麻痺に対する補装具
●整形外科手術
10 切断と義肢
●フォンテーン分類
●ASOとバージャー病の相違
●義肢一覧
●下肢切断部位と対応する義足の性能
●上肢切断と機能的損失
●起こりやすい拘縮
●義肢の処方のポイント
●切断者の年齢および用途を考慮
●検査
11 変性疾患のリハビリテーション
●パーキンソン病のリハビリテーション
●ギラン・バレー症候群のリハビリテーション
●筋ジストロフィー
●脊髄小脳変性症のリハビリテーション
●多発性硬化症のリハビリテーション
●筋萎縮性側索硬化症の経過とリハビリテーション
12 筋疾患(デュシェンヌ型筋ジストロフィー)の臨床
●デュシェンヌ型筋ジストロフィーの臨床像
●デュシェンヌ型筋ジストロフィーの機能障害度分類
●デュシェンヌ型筋ジストロフィーの変形・拘縮
13 骨関節の外傷・疾患のリハビリテーション
●主な牽引の種類
●人工股関節置換術(THR・THA)の経過とリハビリテーションの例
●大腿骨頸部骨折の手術法
●大腿骨頸部骨折に対する内固定術の経過とリハビリテーション
●変形性股関節症のリハビリテーション
●変形性膝関節症のリハビリテーション
●肩関節周囲炎のリハビリテーション
14 呼吸器疾患のリハビリテーション
●Hugh-Jonesの呼吸困難度の分類
●スパイログラムの理解
●換気障害の分類
●呼吸筋の一覧
●呼吸器のリハビリテーション技術
15 循環器疾患のリハビリテーション
●運動強度の目安(METs)
●プログラム進行の基準
●各動作の平均的な運動強度
臨床心理学【池田由美】
1 基礎理論
●心の構造
●防衛(適応)機制
●転移
●記憶
2 正常および異常な心理
●発達段階
●発達課題と心理的問題
●性格の分類
●パーソナリティ障害
●障害受容の諸段階
3 臨床心理検査法
●心理検査
●知能検査
●性格検査
4 心理療法およびカウンセリング
●面接技法
●心理療法
精神障害と臨床医学【繁田雅弘】
1 精神医学の歴史と精神障害の分類
●重要人物
●器質性精神障害(広義)
●物質による障害
●統合失調症(精神分裂病)
●気分障害
●神経症性障害
●生理的障害・身体的要因に関連した行動症候群
●パーソナリティ障害
●精神遅滞(知的障害)
●発達障害
●小児期・青年期に発症する障害
2 精神医学的症候と診断
●知覚の異常
●思考の異常
●記憶の異常
●妄想
●知能の異常
●感情の異常
●意欲の異常
●自我意識の異常
●意識の異常
●巣症状
3 精神医学的検査法
●脳波(EEG)⇒てんかん,脳器質性精神障害など
●脳画像検査⇒脳器質性精神障害など
●心理検査
●神経心理学的検査
●精神症状の評価法
4 薬物療法および他の身体療法
●抗精神病薬
●抗躁薬
●抗うつ薬
●抗不安薬
●睡眠導入薬
●抗てんかん薬
●抗酒薬(シアナマイド)
●電気痙攣療法
5 精神療法
●精神療法−個人精神療法・集団精神療法・家族療法
●コンサルテーション・リエゾン精神医学
6 精神科リハビリテーション・社会復帰
●生活療法
●生活技能訓練(SST)
●家族心理教育
●社会復帰プログラム
●関連法規
7 精神保健・精神障害者福祉に関する法律
●ノーマライゼーションの2本柱
●福祉施設・事業の種類
●入院形態
8 脳器質性精神障害
●大脳の巣症状
●認知症疾患
9 症状性精神障害
10 精神作用物質およびアルコールによる障害
11 統合失調症
●疫学
●症状
●病型
●予後
●統合失調症の類縁疾患
12 気分障害
●特徴
●症状
●うつ病の注意点
●治療
13 神経症性障害・ストレス関連障害・身体表現性障害
●恐怖症
●不安障害
●ストレス関連障害
●解離性(転換性)障害(ヒステリー)
●身体表現性障害
14 生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群
●摂食障害
●非器質性睡眠障害
●性機能不全
15 パーソナリティ障害
●パーソナリティ障害とは
●パーソナリティ障害の種類
16 精神遅滞,発達障害,その他の小児期・青年期に起こる障害
●精神遅滞
●発達障害
●小児期・青年期の精神・行動の障害
17 てんかん
●部分てんかん
●全般てんかん
●治療薬
骨関節障害と臨床医学【渡邉 修】
1 骨関節の構造と生理
●骨・軟骨の分類
●関節の種類
●関節可動域の制限−拘縮と強直−
2 変形性関節症・人工関節置換術後
●変形性関節症の病理学的変化
●主な変形性関節症
●変形性関節症の治療
●変形性股関節症の手術
●変形性膝関節症の手術
3 骨折
●骨折線の走行による分類
●骨折治癒日数
●骨折の合併症
●骨折による代表的な末梢神経損傷
●上肢の主な骨折
●下肢の主な骨折
●大腿骨頸部骨折の部位別分類
●大腿骨頸部内側骨折(Pauwelsの分類)
●大腿骨頸部内側骨折(Gardenの分類)
●大腿骨頸部骨折の治療
●multiple pinning法,compression hip screw法,Ender pin法
4 関節リウマチとその近縁疾患
●RAの病理学的変化
●新RA診断基準・アメリカリウマチ学会(1987年)
●アメリカリウマチ学会,欧州リウマチ学会による新RA基準(2009年)
●Steinbrockerの分類
●RAによくみられる拘縮と変形
●RAの関節外症状
●RAの治療
●その他のリウマチ性疾患
5 スポーツ外傷
●半月板損傷
●十字靱帯損傷
●内側側副靱帯損傷
●足関節捻挫
●離断性骨軟骨炎
●アキレス腱断裂
●肩鎖関節脱臼
●肩関節脱臼
●腱板断裂
●肘内障(肘関節脱臼)
●股関節脱臼
6 脊椎疾患(椎間板ヘルニア,脊椎症を含む)
●各レベルでの頸椎椎間板ヘルニアの症状
●頸椎椎間板ヘルニアの高位診断
●各レベルでの腰椎椎間板ヘルニアの症状
●腰椎椎間板ヘルニアの高位診断
●椎間板ヘルニア(頸椎・腰椎)の治療
●特発性側彎症の分類
●特発性側彎症の治療
7 腰痛症
●急性の腰痛症
8 慢性疼痛疾患
●慢性疼痛の分類
9 骨粗鬆症および代謝性疾患
●内分泌性の骨代謝障害を引き起こす疾患
●副甲状腺機能亢進症と副甲状腺機能低下症
●くる病・骨軟化症
●骨粗鬆症の分類と治療
10 先天異常および骨系統疾患(骨端症を含む)
●先天性股関節脱臼の症状
●先天性股関節脱臼の治療
●先天性股関節脱臼の装具
●先天性内反足の治療
●主な骨系統疾患
●軟骨無形成症の短肢型小人症
●骨端症
11 骨軟部腫瘍
●主な悪性骨腫瘍
●主な良性骨腫瘍
●主な軟部腫瘍
12 熱傷
●深達度分類
●9の法則と5の法則
●急性期のリハビリテーション
神経・筋系の障害と臨床医学【渡邉 修】
1 脳・神経の構造と機能
●大脳と小脳との連関
●大脳と基底核との連関
●髄液循環
●脳血管系
2 神経学的症候と診断
●病変部位と麻痺
●原因別にみた感覚障害の分布
●皮膚の神経分布
●病変部位による失調の特徴
●病変部位による不随意運動の特徴
3 神経学的検査法
●筋電図の実際
4 血管障害
●脳梗塞のタイプと特徴
●脳梗塞:閉塞血管と症状
●脳出血:出血部位とCT
●脳出血:出血部位と症状
●Hunt and Kosnikの重症度分類
●くも膜下出血の経過
5 感染・炎症性疾患
●神経系の感染症
6 変性ならびに脱髄疾患
●パーキンソン病の分類
●Hoehn and Yarhの分類
●パーキンソン病の治療
●パーキンソン病の随伴症状
●脊髄小脳変性症の分類
●脊髄小脳変性症の治療
●多発性硬化症の症状と治療
●ギラン・バレー症候群の病態
●筋萎縮性側索硬化症の症状・経過
●筋ジストロフィー
●脊髄性筋萎縮症の分類
7 脳外傷
●脳外傷の好発損傷部位
●頭部外傷の分類
●頭部外傷の治療
8 脊椎・脊髄損傷
●脊髄損傷高位と機能との関係
●不全脊髄損傷のタイプ
●脊髄損傷の治療
●脊髄損傷の急性期治療の実際
9 末梢神経損傷(腕神経叢を含む)
●神経線維の構造
●末梢神経損傷の分類(Seddonの分類)
●代表的な絞扼性末梢神経障害
●腕神経叢麻痺の症状
10 腫瘍
●脳腫瘍を簡単に理解する手順
●脊髄腫瘍の症状
●脊髄腫瘍の治療⇒外科的摘出
11 末梢神経疾患
●末梢神経障害のタイプ別の原因疾患
●診断の手順
●末梢神経疾患のタイプ
●糖尿病性末梢神経障害のさまざまな発症形式
●ギラン・バレー症候群について
12 筋疾患
●主な筋疾患(=ミオパチー:myopathy)
●内分泌性・代謝性疾患に伴う筋疾患
●リハビリテーションの対象となる主な筋疾患とその特徴
13 てんかん・頭痛
●国際頭痛分類
小児発達障害と臨床医学【渡邉 修】
1 小児の成長と発達
●健診月齢と検査項目
●各種反射・反応の手技および開始・消失の時期
●反射の各レベル別にみた出現・消失時期
2 脳性麻痺,精神発達遅滞
●脳性麻痺のタイプ
●脳性麻痺の症状
●精神発達遅滞の程度の分類
●大島分類
3 二分脊椎および遺伝子病・系統疾患
●二分脊椎の障害レベルと拘縮,歩行能力
●遺伝子病
4 悪性腫瘍
内部障害と臨床医学【渡邉 修】
1 呼吸器疾患
●肺疾患に対する主な検査
●主な呼吸器疾患
●肺がんの種類
2 循環器疾患
●冠動脈の分布
●New York心臓病学会(NYHA)心機能分類(心不全の重症度の評価)
●心筋梗塞と狭心症の違い
●循環器疾患に対し通常行われる検査
●虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の治療
●主な心臓弁膜症
●不整脈の種類と捉えかた
●主な先天性心疾患
3 消化器疾患
●消化器系の全景
●消化器の役割
●主な疾患の概要
●ボールマン分類(胃がん)
●腹痛を起こす疾患
●緊急手術を要する急性腹症
4 腎・泌尿器疾患
●レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系の作用機構
●主な腎疾患
●急性腎不全と慢性腎不全
●尿毒症症状
●長期透析患者の問題点
5 血液疾患
●白血球の種類
●血液検査の基準値
●主な血液疾患
●止血機構
6 膠原病・アレルギー疾患・自己免疫疾患
●アレルギーの分類と各型の特徴
●主な膠原病・アレルギー疾患・自己免疫疾患
7 代謝・内分泌性疾患
●内分泌ホルモンの役割
●主な内分泌疾患
●糖尿病のタイプ分類
●糖尿病の6大合併症
8 感染症
●主な病原体
●感染症の伝播経路
●ウイルス性肝炎
●主な感染症
老年期障害と臨床医学【渡邉 修】
1 老年医学
●老化による変化
●老年者に好発する疾患
●加齢による最大酸素摂取量の変化
●運動機能の老化と障害
●アルツハイマー病と脳血管障害による認知症
III 保健医療福祉とリハビリテーションの理念
保健医療福祉【渡邉 修】
1 保健と医療
●母子保健統計
●母子保健サービス
●母子保健:施策
●主な職業病
2 関連法規
●社会保障の構成
●福祉関係法規
●保健衛生法規
●日常生活用具,補装具,居宅介護福祉用具などの給付,貸与
リハビリテーション概論【渡邉 修】
1 理念
●リハビリテーションの定義
2 障害の概念と分類
●ICFの概観
●定義
3 患者・障害者の心理,障害受容,教育
●脊髄損傷者の障害受容
4 リハビリテーションの進め方,クリニカルパス
●リハビリテーションの流れ
●クリニカルパス
5 リハビリテーション関連職種とその役割
●チーム医療
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