すぐに使える医療・看護英語
English for Healthcare Communication
- サンプルページ
どなたでもご覧いただけます
定価 2,640円(税込) (本体2,400円+税)
- B5判 116ページ 音声ダウンロードサービス付き,Teaching Manual付き(採用特典)
- 2015年12月25日刊行
- ISBN978-4-7583-0759-8
電子版
序文
はじめに
グローバル化に伴い,日本においても医療の国際化が急速に進み,医療・看護に特化した英語コミュニケーション能力の必要性が高まっています。実際,今後ますます日本で受診する外国人の患者さんが増え,医療従事者には優れた医療技術と共に実践的なコミュニケーション能力が必要とされるでしょう。
本書は,関東の医療・看護学関連の英語教育に携わる教員が2013年にネットワークを形成し,協力して立ち上げたプロジェクト (仮称 Japan Association of Nursing English Education[JANEE] / プロジェクト本部 聖路加国際大学) のワーキンググループが開発した看護学生のための英語テキストです。プロジェクトでは,グローバル化が進む医療・看護の分野の英語教育に有効な教科書とはどういうものであるかを話し合ってきました。プロジェクトメンバーの先生方との発展的な意見交換を通して生まれたのが本書です。具体的には,医療の国際化に対応できる人材(nursing professionals with transcultural competence)の養成を目指し,国際化した日本の医療現場で看護師に求められる①実践的な英語コミュニケーション能力の養成,②異文化コミュニケーションに必要な知識の獲得の2点に焦点を絞りました。
テキストは「患者ケア」,「成育ケア」,「慢性病ケア」,「入退院ケア」の4つのユニットで構成されています。各ユニットは3つのレッスンから成り,それぞれテーマに沿った医療シーンを想定し,そのシーンでのダイアローグを中心として以下の通り展開します。
Ⅰ Reading and Discussion
Ⅱ Post-Reading Vocabulary
Ⅲ Pre-Listening Vocabulary
Ⅳ Extra Vocabulary
Ⅴ Listening (Dialog・Key Expressions) / Cross-Cultural Topics
Ⅵ Communication Activity
特に,さまざまな場面設定でのダイアローグとそれらを用いたCommunication Activityは,医療シーンでの基礎的な会話表現だけでなく,わかりやすく丁寧な説明や指導,共感の示し方など,外国人の患者さんに接する際に大切な表現方法が習得できるよう工夫されています。医療職を目指す学生が本書での学びを基礎として,実践的なコミュニケーション能力と異文化間能力を伸ばし,将来,国内外で活躍してくれることを期待しています。
2015年12月
著者一同
グローバル化に伴い,日本においても医療の国際化が急速に進み,医療・看護に特化した英語コミュニケーション能力の必要性が高まっています。実際,今後ますます日本で受診する外国人の患者さんが増え,医療従事者には優れた医療技術と共に実践的なコミュニケーション能力が必要とされるでしょう。
本書は,関東の医療・看護学関連の英語教育に携わる教員が2013年にネットワークを形成し,協力して立ち上げたプロジェクト (仮称 Japan Association of Nursing English Education[JANEE] / プロジェクト本部 聖路加国際大学) のワーキンググループが開発した看護学生のための英語テキストです。プロジェクトでは,グローバル化が進む医療・看護の分野の英語教育に有効な教科書とはどういうものであるかを話し合ってきました。プロジェクトメンバーの先生方との発展的な意見交換を通して生まれたのが本書です。具体的には,医療の国際化に対応できる人材(nursing professionals with transcultural competence)の養成を目指し,国際化した日本の医療現場で看護師に求められる①実践的な英語コミュニケーション能力の養成,②異文化コミュニケーションに必要な知識の獲得の2点に焦点を絞りました。
テキストは「患者ケア」,「成育ケア」,「慢性病ケア」,「入退院ケア」の4つのユニットで構成されています。各ユニットは3つのレッスンから成り,それぞれテーマに沿った医療シーンを想定し,そのシーンでのダイアローグを中心として以下の通り展開します。
Ⅰ Reading and Discussion
Ⅱ Post-Reading Vocabulary
Ⅲ Pre-Listening Vocabulary
Ⅳ Extra Vocabulary
Ⅴ Listening (Dialog・Key Expressions) / Cross-Cultural Topics
Ⅵ Communication Activity
特に,さまざまな場面設定でのダイアローグとそれらを用いたCommunication Activityは,医療シーンでの基礎的な会話表現だけでなく,わかりやすく丁寧な説明や指導,共感の示し方など,外国人の患者さんに接する際に大切な表現方法が習得できるよう工夫されています。医療職を目指す学生が本書での学びを基礎として,実践的なコミュニケーション能力と異文化間能力を伸ばし,将来,国内外で活躍してくれることを期待しています。
2015年12月
著者一同
全文表示する
閉じる
目次
Unit 1 Outpatient Care 患者ケア
Lesson 1 Visit to the Clinic
Lesson 2 Injury and Pain
Lesson 3 Medical Examination
Unit 2 Women’s and Family Health 成育ケア
Lesson 1 Women’s Health
Lesson 2 Delivery
Lesson 3 Children’s Health
Unit 3 Chronic Illness 慢性病ケア
Lesson 1 Lifestyle-Related Disease
Lesson 2 Dietary Restrictions
Lesson 3 Dementia
Unit 4 Inpatient Care 入退院ケア
Lesson 1 Admission for Surgery
Lesson 2 Daily Life in the Hospital
Lesson 3 Discharge and Home Care
Glossary
Lesson 1 Visit to the Clinic
Lesson 2 Injury and Pain
Lesson 3 Medical Examination
Unit 2 Women’s and Family Health 成育ケア
Lesson 1 Women’s Health
Lesson 2 Delivery
Lesson 3 Children’s Health
Unit 3 Chronic Illness 慢性病ケア
Lesson 1 Lifestyle-Related Disease
Lesson 2 Dietary Restrictions
Lesson 3 Dementia
Unit 4 Inpatient Care 入退院ケア
Lesson 1 Admission for Surgery
Lesson 2 Daily Life in the Hospital
Lesson 3 Discharge and Home Care
Glossary
全文表示する
閉じる
医療現場で実際に使えるコミュニケーション能力を身につけよう!
本書は,①実践的な英語コミュニケーション能力,②異文化看護の視点と異文化間能力(cultural competence)を取得するための看護英語学習書である。
それぞれテーマが異なる4つのユニットから成り,それらのユニットがさらに3つのレッスンに分化し,合計12レッスンで構成される。レッスンごとにテーマに沿った医療シーンを想定し,語彙,リスニング,発音練習,ロールプレイによるコミュニケーション・プラクティスなど,ステップを踏んで無理なく英語力を高められる構成となっている。
今後,グローバル社会での活躍が期待されている看護学生や看護師が,医療の現場で実際に使えるコミュニケーション能力を確実に習得できる教材である。