作業療法学 ゴールド・マスター・テキスト
作業療法評価学(第3版)
[Web動画付]
第3版
定価 6,380円(税込) (本体5,800円+税)
- B5判 560ページ オールカラー,イラスト350点,写真140点
- 2022年9月3日刊行
- ISBN978-4-7583-2043-6
電子版
序文
第3版 監修の序
今回,『作業療法学ゴールド・マスター・テキスト』シリーズは2010年の発刊から2回目の改訂を迎え,第3版出版の運びとなりました。
本テキストシリーズは「作業療法学概論」・「作業学]・「作業療法評価学」・「身体障害作業療法学」・「高次脳機能障害作業療法学」・「精神障害作業療法学」・「発達障害作業療法学」・「老年期作業療法学」・「地域作業療法学」・「日常生活活動学(ADL)」・「福祉用具学」の11巻に新しく「義肢装具学」を加え,全12巻となります。
改訂作業が始まった2020年は作業療法教育の変革の年でもありました。臨床実習の形態においては,従来の,学生が臨床実習指導者の下で対象者の評価から治療まで行うものから,学生が実習指導者の行う対象者の評価から治療までを傍らで見学し,模倣してみる,一部対象者で実施するという流れで,その場で実習指導者が学生にフィードバックするクリニカル・クラークシップの作業療法参加型臨床実習への転換,地域実習の追加という大きな変更がありました。
そこで執筆者の先生方には,教科書の内容が作業療法参加型臨床実習にどのように関連しているのか示していただき,一部ですが,動画も提供していただきました。また,2020年はコロナ禍により多くの学校が教育方法の変革を求められた年でもありました。対面授業を遠隔授業に切り替え,実習や実技科目が大きな影響を受けました。学外での臨床実習は模擬患者を用いた学内実習に切り替えたところも多かったかと思います。このような状況の中でアクティブ・ラーニングの重要性が再認識されたように思います。従来の,教室に学生を集めて講義し試験やレポートを課すスタイルから,学生が自宅でネット配信された講義動画を視聴し,その都度,課題レポートを提出し,教員が評価とコメントをつけて返却することが毎回繰り返されました。こう書くと何がアクティブ・ラーニングなのかと思われるかもしれませんが,学生が講義動画から課題を理解するために自分のペースに合わせて動画を繰り返し観て,理解したうえで調べ,課題を分析するということを学生自身が行う授業形態です。これを進めるために,教員は個々の学生と双方向の情報をやり取りする機会を増やした結果,個々の学生への指導量は増えましたが,学生の主体的な学びが伸びたように思われます。
eラーニングに関しては,文部科学省が2024年には小中高でデジタル教科書の配布を始めます。今回の遠隔授業の経験から,動画媒体がアクティブ・ラーニングにも役立つと考えます。作業療法学ゴールド・マスター・テキストシリーズも,時代の要請に応えられるよう変化させていきたいと考えています。本シリーズをよりよいものにするためにも諸氏の忌憚ないご意見を聞かせていただければ幸いです。
2020年12月
文京学院大学
長﨑重信
------------------------
第3版 編集の序
本書は作業療法を実施する際に行われる評価に関する専門分野の教科書である。『作業療法学ゴールド・マスター・テキスト』シリーズ全12巻のなかでの「作業療法評価学」の特徴としては,身体障害領域,精神障害領域,発達障害領域,老年期領域など作業療法のすべての領域を網羅した内容となり,それぞれの領域での評価のポイントを簡潔にわかりやすくまとめた。
初版より評価の仕方などについて視覚的にもイメージが可能となるよう,図表やイラストを多く用いてきた。第3版では動画配信のWebサイトを新設して,動画を見ながら具体的な評価法を学び,臨床実習により役立つようにした。また,さまざまな評価に取り組む際の対応を問う「Question」,事例を通して学ぶ「Case Study」では内容の充実を図った。さらに,難易度が年々高くなっている作業療法士国家試験については,最近の問題傾向,頻出問題などを踏まえながら「試験対策point」にて説明を行った。さらに第3版では,評価項目として数値化可能な評価,標準化された評価,エビデンスの高い評価,実習で頻用される評価など,評価内容の充実を図っている。
2022年度に施行された作業療法士学校養成施設指定規則の改正を受け,作業療法参加型臨床実習で活かせる見学・模倣・実施のポイントを「作業療法参加型臨床実習に向けて」の囲み記事で記載した。加えて,文部科学省が求める学力の3要素である「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態
度」についても「アクティブラーニング」として記載,能動的な学習を促せるように配慮した。以上より,第3版における変更ポイントを以下に示す。
▶紙面のカラー化に加えweb動画を追加し,視覚的理解の促進を図った。
▶実習では,新指定規則に沿って作業療法参加型臨床実習に役立つ解説を追加した。
▶自主的な学習を進めやすくするためにアクティブラーニングを新設した。
本書は主に作業療法士養成校での学生諸氏を対象に評価学を実践的に学ぶための最適な教科書として,臨床実習,さらには国家試験,卒後の臨床業務に有効活用されることを願っている。各筆者におかれましてはご多忙のところご執筆いただき,ここに感謝の意を表します。最後に,第3版での新しい試みから刊行に至るまで,貴重な助言と校正をいただいたメジカルビュー社編集部の野口真一氏,八橋月菜氏に心より御礼申し上げます。
2022年7月
大阪河﨑リハビリテーション大学 名誉教授 佐竹 勝
日本福祉大学 健康科学部 教授 石井文康
今回,『作業療法学ゴールド・マスター・テキスト』シリーズは2010年の発刊から2回目の改訂を迎え,第3版出版の運びとなりました。
本テキストシリーズは「作業療法学概論」・「作業学]・「作業療法評価学」・「身体障害作業療法学」・「高次脳機能障害作業療法学」・「精神障害作業療法学」・「発達障害作業療法学」・「老年期作業療法学」・「地域作業療法学」・「日常生活活動学(ADL)」・「福祉用具学」の11巻に新しく「義肢装具学」を加え,全12巻となります。
改訂作業が始まった2020年は作業療法教育の変革の年でもありました。臨床実習の形態においては,従来の,学生が臨床実習指導者の下で対象者の評価から治療まで行うものから,学生が実習指導者の行う対象者の評価から治療までを傍らで見学し,模倣してみる,一部対象者で実施するという流れで,その場で実習指導者が学生にフィードバックするクリニカル・クラークシップの作業療法参加型臨床実習への転換,地域実習の追加という大きな変更がありました。
そこで執筆者の先生方には,教科書の内容が作業療法参加型臨床実習にどのように関連しているのか示していただき,一部ですが,動画も提供していただきました。また,2020年はコロナ禍により多くの学校が教育方法の変革を求められた年でもありました。対面授業を遠隔授業に切り替え,実習や実技科目が大きな影響を受けました。学外での臨床実習は模擬患者を用いた学内実習に切り替えたところも多かったかと思います。このような状況の中でアクティブ・ラーニングの重要性が再認識されたように思います。従来の,教室に学生を集めて講義し試験やレポートを課すスタイルから,学生が自宅でネット配信された講義動画を視聴し,その都度,課題レポートを提出し,教員が評価とコメントをつけて返却することが毎回繰り返されました。こう書くと何がアクティブ・ラーニングなのかと思われるかもしれませんが,学生が講義動画から課題を理解するために自分のペースに合わせて動画を繰り返し観て,理解したうえで調べ,課題を分析するということを学生自身が行う授業形態です。これを進めるために,教員は個々の学生と双方向の情報をやり取りする機会を増やした結果,個々の学生への指導量は増えましたが,学生の主体的な学びが伸びたように思われます。
eラーニングに関しては,文部科学省が2024年には小中高でデジタル教科書の配布を始めます。今回の遠隔授業の経験から,動画媒体がアクティブ・ラーニングにも役立つと考えます。作業療法学ゴールド・マスター・テキストシリーズも,時代の要請に応えられるよう変化させていきたいと考えています。本シリーズをよりよいものにするためにも諸氏の忌憚ないご意見を聞かせていただければ幸いです。
2020年12月
文京学院大学
長﨑重信
------------------------
第3版 編集の序
本書は作業療法を実施する際に行われる評価に関する専門分野の教科書である。『作業療法学ゴールド・マスター・テキスト』シリーズ全12巻のなかでの「作業療法評価学」の特徴としては,身体障害領域,精神障害領域,発達障害領域,老年期領域など作業療法のすべての領域を網羅した内容となり,それぞれの領域での評価のポイントを簡潔にわかりやすくまとめた。
初版より評価の仕方などについて視覚的にもイメージが可能となるよう,図表やイラストを多く用いてきた。第3版では動画配信のWebサイトを新設して,動画を見ながら具体的な評価法を学び,臨床実習により役立つようにした。また,さまざまな評価に取り組む際の対応を問う「Question」,事例を通して学ぶ「Case Study」では内容の充実を図った。さらに,難易度が年々高くなっている作業療法士国家試験については,最近の問題傾向,頻出問題などを踏まえながら「試験対策point」にて説明を行った。さらに第3版では,評価項目として数値化可能な評価,標準化された評価,エビデンスの高い評価,実習で頻用される評価など,評価内容の充実を図っている。
2022年度に施行された作業療法士学校養成施設指定規則の改正を受け,作業療法参加型臨床実習で活かせる見学・模倣・実施のポイントを「作業療法参加型臨床実習に向けて」の囲み記事で記載した。加えて,文部科学省が求める学力の3要素である「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態
度」についても「アクティブラーニング」として記載,能動的な学習を促せるように配慮した。以上より,第3版における変更ポイントを以下に示す。
▶紙面のカラー化に加えweb動画を追加し,視覚的理解の促進を図った。
▶実習では,新指定規則に沿って作業療法参加型臨床実習に役立つ解説を追加した。
▶自主的な学習を進めやすくするためにアクティブラーニングを新設した。
本書は主に作業療法士養成校での学生諸氏を対象に評価学を実践的に学ぶための最適な教科書として,臨床実習,さらには国家試験,卒後の臨床業務に有効活用されることを願っている。各筆者におかれましてはご多忙のところご執筆いただき,ここに感謝の意を表します。最後に,第3版での新しい試みから刊行に至るまで,貴重な助言と校正をいただいたメジカルビュー社編集部の野口真一氏,八橋月菜氏に心より御礼申し上げます。
2022年7月
大阪河﨑リハビリテーション大学 名誉教授 佐竹 勝
日本福祉大学 健康科学部 教授 石井文康
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目次
0 Introduction
1 作業療法における評価の位置付け [寺山久美子]
① 評価とは
② 作業療法評価の目的
③ 作業療法評価の対象
④ 作業療法評価の手段,技術
1 作業療法評価とは
1 作業療法評価の流れ [佐竹 勝]
① 作業療法評価とは
② 作業療法評価の進め方
2 記録と報告 [佐竹 勝]
① 記録と報告とは
② 記録の目的
③ 記録し保存しなければならない書類
④ 記録を書くときの原則
⑤ 記録の方法
⑥ 管理運営記録
⑦ 報告
2 評価の基本と技術
1 面接 [谷口英治]
① 面接とは
② 面接の目的
③ 面接場面の設定と時間
④ 面接の形態と種類
⑤ 面接の手順
⑥ 面接の留意点
2 観察 [谷口英治]
① 観察とは
② 観察の目的
③ 観察の種類
④ 全身状態の観察
⑤ 観察の手順
⑥ 観察の留意点
3 他部門や家族からの情報収集 [谷口英治]
① 情報収集とは
② 情報の種類
③ 情報のまとめ方
4 精神機能 [谷口英治]
① 精神機能とは
② 精神機能の評価
5 バイタルサイン [加藤真夕美]
① バイタルサインとは
② バイタルサインの評価
③ 体温
④ 脈拍
⑤ 血圧
⑥ 呼吸
⑦ 意識
6 感覚 [冨山直輝]
① 感覚とは
② 感覚検査の意義と目的
③ 感覚検査
7 関節可動域(ROM) [長谷川龍一]
① ROMとは
② ROM測定の目的
③ ROM制限(拘縮)の原因
④ ROM測定法の種類
⑤ 角度計
⑥ ROM測定の手順
⑦ ROM測定の実際
8 筋力 [内藤泰男]
① 筋力とは
② 筋力評価
③ 徒手筋力検査(MMT)
④ 機器による筋力測定
9 筋緊張 [内藤泰男]
① 筋緊張とは
② 筋緊張の評価の目的
③ 筋緊張の評価
10 片麻痺の機能回復 [内藤泰男]
① 片麻痺とは
② 片麻痺の様態
③ 片麻痺の評価の目的
④ 片麻痺の評価
⑤ 臨床に向けて
11 姿勢と反射 [内藤泰男]
① 姿勢と反射とは
② 姿勢の評価
③ 反射の評価
④ 反射の記録
⑤ 運動失調(ataxia)
⑥ 運動失調の評価
12 体力と代謝 [田丸佳希]
① 体力と代謝とは
② 呼吸機能の評価
③ 循環機能の評価
④ 腎機能の評価
13 形態計測 [津田勇人]
① 形態計測の目的
② 形態計測の指標
③ 長さの計測
④ 周径の計測
⑤ 皮下脂肪厚の計測
⑥ 褥瘡の計測
14 上肢機能 [津田勇人]
① 上肢機能とは
② 「注視による位置の確認」の評価
③ 「リーチ」の評価
④ 「把握」の評価
⑤ 「動作遂行」の評価
15 義肢・装具 [津田勇人]
① 義手の種類
② 能動義手の操作方法
③ 能動上腕義手(手先具は随意開き式)の チェックポイント
④ 装具の種類
⑤ 掌側カックアップスプリントの作製と 適合チェック
⑥ 長対立装具(ランチョ型)の適合チェック
16 摂食・嚥下 [加藤清人 ,石井文康]
① 摂食・嚥下とは
② 摂食・嚥下の位相(phase)と 期(stage)
③ 球麻痺と仮性球麻痺の特徴
④ 摂食・嚥下障害の評価
17 高次脳機能障害 [石井文康]
① 高次脳機能障害とは
② 高次脳機能障害の評価と目的
③ 知能評価
④ 記憶評価
⑤ 認知症評価
⑥ 左大脳半球損傷時に生じやすい 高次脳機能障害の評価
⑦ 右大脳半球損傷時に生じやすい 高次脳機能障害の評価
⑧ 前頭葉損傷時に生じやすい 高次脳機能障害の評価
⑨ 全般性注意障害時に生じやすい 高次脳機能障害の評価
18 発達 [立山清美]
① 発達とは
② 発達の評価における特徴
③ 発達の評価
19 日常生活活動(ADL) [加藤 篤]
① ADLとは
② ADL評価
③ ADL評価の実際
20 福祉用具・自助具 [澄川幸志]
① 福祉用具・自助具とは
② 福祉用具の評価
③ 福祉用具の評価の実際
21 社会生活 [加藤 篤]
① 社会生活とは
② 社会生活の評価の目的
③ 社会生活の評価
④ 社会生活の評価の実際
22 職業前評価と就労支援 [中村泰久]
① 職業前評価と就労支援とは
② 就労支援での作業療法の特徴
③ 職業前評価
23 人間作業モデル(MOHO) [有吉正則]
① MOHOとは
② MOHOの評価の対象
③ MOHOの評価
④ MOHOに基づく評価の選択
⑤ MOHOに基づく評価の実際
24 作業遂行能力 [壁谷喜代子]
① 作業遂行とは
② カナダ作業遂行モデル(CMOP-E)
③ カナダ作業遂行測定(COPM)
④ AMPS
25 QOL [澄川幸志]
① QOLとは
② QOL評価
③ QOL評価の留意点
26 国際生活機能分類(ICF) [磯貝理栄,名古紀子]
① ICFとは
② ICFの評価への活用
③ ICFの評価以外への活用
④ ICFの今後の課題
Case Study Answer
3 評価事例
1 脳血管障害① 急性期 [石川 篤]
① 脳血管障害とは
② 脳血管障害のリハビリテーションの流れ
③ 急性期の作業療法目標とポイント
④ 急性期の作業療法の実際
⑤ Case Study
2 脳血管障害② 回復期 [柴 貴志]
① 回復期のリハビリテーション
② Case Study
3 脳血管障害③ 生活期 [柴 貴志]
① 生活期のリハビリテーション
② Case Study:訪問リハビリテーション
③ Case Study:介護老人保健施設
4 高次脳機能障害 [石井文康]
① 高次脳機能障害の特徴
② 高次脳機能障害の評価
③ 高次脳機能障害の作業療法目標
④ 高次脳機能障害の作業療法プログラム
⑤ 高次脳機能障害の再評価
⑥ Case Study
5 パーキンソン病(神経難病) [山田英徳]
① パーキンソン病とは
② Case Study
③ パーキンソン病の評価と介入
6 関節リウマチ [林 正春]
① 関節リウマチとは
② 関節リウマチの障害と制約
③ 関節リウマチの治療方針
④ 関節リウマチの評価
⑤ スプリント適用評価および選択基準
⑥ 生活支援用具(福祉用具・自助具) 適用評価
⑦ 生活環境調整(住宅改修,福祉車両)
⑧ Case Study
7 脊髄損傷(C6レベル) [山中武彦]
① 脊髄損傷とは
② 脊髄損傷の評価
③ Case Study
④ 脊髄損傷の評価と介入
8 骨折(上肢) [奥村修也]
① 骨折とは
② 骨折の評価
③ 橈骨遠位端骨折
④ 作業療法を始める前に
⑤ Case Study
⑥ 合併症(末梢神経麻痺)
9 廃用症候群 [長倉寿子]
① 廃用症候群とは
② 廃用症候群の評価
③ 廃用症候群のリハビリテーション
④ Case Study
10 認知症(アルツハイマー型) [長倉寿子]
① 認知症とは
② 認知症の評価
③ Case Study
11 脳性麻痺 [米持 喬]
① 脳性麻痺とは
② 脳性麻痺の評価
③ Case Study
12 知的障害 [立山清美]
① 知的障害とは
② 適応行動評価
③ Case Study
13 自閉スペクトラム症 [立山清美]
① 自閉スペクトラム症とは
② 自閉スペクトラム症の評価
③ 自閉スペクトラム症の評価の実際
④ Case Study
14 統合失調症 [中村泰久]
① 統合失調症とは
② Case Study
15 気分障害(うつ病) [谷口英治]
① 気分障害(うつ病)とは
② うつ病の評価
③ うつ病の作業療法の実際
④ Case Study
16 アルコール・薬物依存症 [谷口英治]
① アルコール・薬物依存症とは
② アルコール・薬物依存症の評価項目
③ アルコール・薬物依存症の評価の留意点
④ アルコール・薬物依存症の評価
⑤ Case Study
17 がん(悪性腫瘍) [目良幸子]
① がんとは
② がんのリハビリテーション
③ がんの部位別評価
④ がんの作業療法の目的
⑤ Case Study
Case Study Answer
4 トピック
1 ロボットリハビリテーション [野間知一]
① ロボットリハビリテーションとは
② 上肢リハビリテーション評価への利用
2 認知症予防 [加藤清人]
① 認知症予防とは
② 認知症予防のスクリーニング検査
③ 認知症予防評価の留意点
3 生活行為向上マネジメント(MTDLP) [安部美和]
① MTDLPとは
② MTDLPの実践方法
4 ICDとDSM [山田大豪]
① ICDとDSMとは
5 作業療法士と関係法規 [加藤 篤]
① 理学療法士及び作業療法士法
6 評価と統計 [中柗俊介]
① 評価と統計とは
② 数値の表す意味
③ 測定結果における誤差
④ 個人と集団に対する評価の違い
⑤ 研究における統計処理
1 作業療法における評価の位置付け [寺山久美子]
① 評価とは
② 作業療法評価の目的
③ 作業療法評価の対象
④ 作業療法評価の手段,技術
1 作業療法評価とは
1 作業療法評価の流れ [佐竹 勝]
① 作業療法評価とは
② 作業療法評価の進め方
2 記録と報告 [佐竹 勝]
① 記録と報告とは
② 記録の目的
③ 記録し保存しなければならない書類
④ 記録を書くときの原則
⑤ 記録の方法
⑥ 管理運営記録
⑦ 報告
2 評価の基本と技術
1 面接 [谷口英治]
① 面接とは
② 面接の目的
③ 面接場面の設定と時間
④ 面接の形態と種類
⑤ 面接の手順
⑥ 面接の留意点
2 観察 [谷口英治]
① 観察とは
② 観察の目的
③ 観察の種類
④ 全身状態の観察
⑤ 観察の手順
⑥ 観察の留意点
3 他部門や家族からの情報収集 [谷口英治]
① 情報収集とは
② 情報の種類
③ 情報のまとめ方
4 精神機能 [谷口英治]
① 精神機能とは
② 精神機能の評価
5 バイタルサイン [加藤真夕美]
① バイタルサインとは
② バイタルサインの評価
③ 体温
④ 脈拍
⑤ 血圧
⑥ 呼吸
⑦ 意識
6 感覚 [冨山直輝]
① 感覚とは
② 感覚検査の意義と目的
③ 感覚検査
7 関節可動域(ROM) [長谷川龍一]
① ROMとは
② ROM測定の目的
③ ROM制限(拘縮)の原因
④ ROM測定法の種類
⑤ 角度計
⑥ ROM測定の手順
⑦ ROM測定の実際
8 筋力 [内藤泰男]
① 筋力とは
② 筋力評価
③ 徒手筋力検査(MMT)
④ 機器による筋力測定
9 筋緊張 [内藤泰男]
① 筋緊張とは
② 筋緊張の評価の目的
③ 筋緊張の評価
10 片麻痺の機能回復 [内藤泰男]
① 片麻痺とは
② 片麻痺の様態
③ 片麻痺の評価の目的
④ 片麻痺の評価
⑤ 臨床に向けて
11 姿勢と反射 [内藤泰男]
① 姿勢と反射とは
② 姿勢の評価
③ 反射の評価
④ 反射の記録
⑤ 運動失調(ataxia)
⑥ 運動失調の評価
12 体力と代謝 [田丸佳希]
① 体力と代謝とは
② 呼吸機能の評価
③ 循環機能の評価
④ 腎機能の評価
13 形態計測 [津田勇人]
① 形態計測の目的
② 形態計測の指標
③ 長さの計測
④ 周径の計測
⑤ 皮下脂肪厚の計測
⑥ 褥瘡の計測
14 上肢機能 [津田勇人]
① 上肢機能とは
② 「注視による位置の確認」の評価
③ 「リーチ」の評価
④ 「把握」の評価
⑤ 「動作遂行」の評価
15 義肢・装具 [津田勇人]
① 義手の種類
② 能動義手の操作方法
③ 能動上腕義手(手先具は随意開き式)の チェックポイント
④ 装具の種類
⑤ 掌側カックアップスプリントの作製と 適合チェック
⑥ 長対立装具(ランチョ型)の適合チェック
16 摂食・嚥下 [加藤清人 ,石井文康]
① 摂食・嚥下とは
② 摂食・嚥下の位相(phase)と 期(stage)
③ 球麻痺と仮性球麻痺の特徴
④ 摂食・嚥下障害の評価
17 高次脳機能障害 [石井文康]
① 高次脳機能障害とは
② 高次脳機能障害の評価と目的
③ 知能評価
④ 記憶評価
⑤ 認知症評価
⑥ 左大脳半球損傷時に生じやすい 高次脳機能障害の評価
⑦ 右大脳半球損傷時に生じやすい 高次脳機能障害の評価
⑧ 前頭葉損傷時に生じやすい 高次脳機能障害の評価
⑨ 全般性注意障害時に生じやすい 高次脳機能障害の評価
18 発達 [立山清美]
① 発達とは
② 発達の評価における特徴
③ 発達の評価
19 日常生活活動(ADL) [加藤 篤]
① ADLとは
② ADL評価
③ ADL評価の実際
20 福祉用具・自助具 [澄川幸志]
① 福祉用具・自助具とは
② 福祉用具の評価
③ 福祉用具の評価の実際
21 社会生活 [加藤 篤]
① 社会生活とは
② 社会生活の評価の目的
③ 社会生活の評価
④ 社会生活の評価の実際
22 職業前評価と就労支援 [中村泰久]
① 職業前評価と就労支援とは
② 就労支援での作業療法の特徴
③ 職業前評価
23 人間作業モデル(MOHO) [有吉正則]
① MOHOとは
② MOHOの評価の対象
③ MOHOの評価
④ MOHOに基づく評価の選択
⑤ MOHOに基づく評価の実際
24 作業遂行能力 [壁谷喜代子]
① 作業遂行とは
② カナダ作業遂行モデル(CMOP-E)
③ カナダ作業遂行測定(COPM)
④ AMPS
25 QOL [澄川幸志]
① QOLとは
② QOL評価
③ QOL評価の留意点
26 国際生活機能分類(ICF) [磯貝理栄,名古紀子]
① ICFとは
② ICFの評価への活用
③ ICFの評価以外への活用
④ ICFの今後の課題
Case Study Answer
3 評価事例
1 脳血管障害① 急性期 [石川 篤]
① 脳血管障害とは
② 脳血管障害のリハビリテーションの流れ
③ 急性期の作業療法目標とポイント
④ 急性期の作業療法の実際
⑤ Case Study
2 脳血管障害② 回復期 [柴 貴志]
① 回復期のリハビリテーション
② Case Study
3 脳血管障害③ 生活期 [柴 貴志]
① 生活期のリハビリテーション
② Case Study:訪問リハビリテーション
③ Case Study:介護老人保健施設
4 高次脳機能障害 [石井文康]
① 高次脳機能障害の特徴
② 高次脳機能障害の評価
③ 高次脳機能障害の作業療法目標
④ 高次脳機能障害の作業療法プログラム
⑤ 高次脳機能障害の再評価
⑥ Case Study
5 パーキンソン病(神経難病) [山田英徳]
① パーキンソン病とは
② Case Study
③ パーキンソン病の評価と介入
6 関節リウマチ [林 正春]
① 関節リウマチとは
② 関節リウマチの障害と制約
③ 関節リウマチの治療方針
④ 関節リウマチの評価
⑤ スプリント適用評価および選択基準
⑥ 生活支援用具(福祉用具・自助具) 適用評価
⑦ 生活環境調整(住宅改修,福祉車両)
⑧ Case Study
7 脊髄損傷(C6レベル) [山中武彦]
① 脊髄損傷とは
② 脊髄損傷の評価
③ Case Study
④ 脊髄損傷の評価と介入
8 骨折(上肢) [奥村修也]
① 骨折とは
② 骨折の評価
③ 橈骨遠位端骨折
④ 作業療法を始める前に
⑤ Case Study
⑥ 合併症(末梢神経麻痺)
9 廃用症候群 [長倉寿子]
① 廃用症候群とは
② 廃用症候群の評価
③ 廃用症候群のリハビリテーション
④ Case Study
10 認知症(アルツハイマー型) [長倉寿子]
① 認知症とは
② 認知症の評価
③ Case Study
11 脳性麻痺 [米持 喬]
① 脳性麻痺とは
② 脳性麻痺の評価
③ Case Study
12 知的障害 [立山清美]
① 知的障害とは
② 適応行動評価
③ Case Study
13 自閉スペクトラム症 [立山清美]
① 自閉スペクトラム症とは
② 自閉スペクトラム症の評価
③ 自閉スペクトラム症の評価の実際
④ Case Study
14 統合失調症 [中村泰久]
① 統合失調症とは
② Case Study
15 気分障害(うつ病) [谷口英治]
① 気分障害(うつ病)とは
② うつ病の評価
③ うつ病の作業療法の実際
④ Case Study
16 アルコール・薬物依存症 [谷口英治]
① アルコール・薬物依存症とは
② アルコール・薬物依存症の評価項目
③ アルコール・薬物依存症の評価の留意点
④ アルコール・薬物依存症の評価
⑤ Case Study
17 がん(悪性腫瘍) [目良幸子]
① がんとは
② がんのリハビリテーション
③ がんの部位別評価
④ がんの作業療法の目的
⑤ Case Study
Case Study Answer
4 トピック
1 ロボットリハビリテーション [野間知一]
① ロボットリハビリテーションとは
② 上肢リハビリテーション評価への利用
2 認知症予防 [加藤清人]
① 認知症予防とは
② 認知症予防のスクリーニング検査
③ 認知症予防評価の留意点
3 生活行為向上マネジメント(MTDLP) [安部美和]
① MTDLPとは
② MTDLPの実践方法
4 ICDとDSM [山田大豪]
① ICDとDSMとは
5 作業療法士と関係法規 [加藤 篤]
① 理学療法士及び作業療法士法
6 評価と統計 [中柗俊介]
① 評価と統計とは
② 数値の表す意味
③ 測定結果における誤差
④ 個人と集団に対する評価の違い
⑤ 研究における統計処理
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能動学習や新しい実習形式への対応,試験対策を充実させたフルカラー紙面の第3版!
作業療法学専門分野の講義用テキスト・シリーズが5年ぶりの改訂。第3版では,これからの学生に役立つ内容を意識し,能動学習の手助けとなる課題の提示,新しい実習形式である「作業療法参加型臨床実習」への対策となるような解説を追加し,また国家試験対策を充実させた。
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