新DS NOW 2

下部消化管癌に対する標準手術

手技習得へのナビゲート

下部消化管癌に対する標準手術

■担当編集委員 山口 茂樹

定価 11,000円(税込) (本体10,000円+税)
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  • A4判  146ページ  オールカラー,イラスト120点,Web動画25本/58分
  • 2019年3月29日刊行
  • ISBN978-4-7583-1651-4
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下部消化管癌の標準手術をマスターするための必読書!

多くの読者からご好評いただいた若手消化器外科医向け「DS NOW」の新シリーズ。
シリーズ2冊目は,下部消化管癌の手術のうち,施行頻度の高い5つの腹腔鏡手術と側方リンパ節郭清を取り上げ,手術経験豊富で,若手の指導に長けた執筆陣が解説。
手術手技の一連の流れと操作法をカラーイラストを用いてビジュアルに解説するのみにとどまらず,若手医師が判断に迷いやすいが肝となる手術操作についてはQ&A形式にてそのコツや注意点を具体的に示し,またその手術において起こりがちなトラブルと対処法をトラブル・シューティングにまとめている。
手術中のキーとなる場面はイラストで示しながら,さらに実際の手術のイメージをつかみやすいよう,Web動画(25本/58分)の視聴も可能となっている。

■シリーズ編集主幹
白石憲男

■シリーズ編集委員
北川裕久/新田浩幸/山口茂樹


序文

 2008年から刊行された『DS NOW』シリーズはわかりやすい図と明解な解説により多くの外科医に愛読されてきました。大腸手術に必要な基本的な知識や方法が収載されたこの書は,現在でも大変役立つものです。一方,10年以上が経過し多くの大腸手術に腹腔鏡が用いられるようになって,より詳細な外科解剖の理解や手術のさらなる効率化が図られるようになりました。手術は進歩し続けています。
 『新DS NOW』シリーズは最新の情報を取り入れて,大腸手術のスペシャリストたちに執筆していただきました。手術を円滑に行うためには全体の流れが大変重要です。どこから何をするとスムースに開始できて効率がよいか,しかも安全か,次に何を行うべきか,こうした一つ一つのステップを着実に進めていくことが満足できる手術への道になります。各ステップでは定型化した視野の展開と,その場面の外科解剖を理解することで効率よく手術を進めていくことができます。外科解剖とは単なる解剖学的な構造ではなく,例えば剥離層に至るために何を切らなければならないか,切ることによりどう視野が変わるか,そこで注意すべき臓器や構造は何か,何をランドマークにするか,などなど,手術に関連するいわば動的な解剖学といえると思います。本シリーズでは全体の流れを把握していただいた後に,重要な場面はFocus としてその術野におけるランドマークとなる解剖構造,視野展開の方法,次のステップへの誘導を順序立てて解説してもらいました。さらにポイントとなる手術操作に関しては実際の手術動画にアクセスしていただき視野展開,術者と助手の動きを確認できるようになっています。これからこの手術を始める方,現在悩んでいる方にはもちろん,指導する立場の方にも十分参考になるものと自負しています。
 最近,大腸癌は胃癌を抜いて日本人で最も頻度の高い癌となりました。早期癌に対する内視鏡治療も進歩していますが,まだまだ手術を必要とする場合が多い状況です。本書が最新の手術書として多くの外科医に利用されて,安全かつ効率よい手術の普及の一助となることを期待しています。執筆いただいた先生方には大変お忙しい中,きめ細かな注文や修正に対応いただきました。またメジカルビュー社の担当諸氏にも発刊に向けて多大な努力をいただきました。この場を借りて心から感謝申し上げます。

2019年3月
山口茂樹
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目次

結腸
 腹腔鏡下結腸右半切除術
 腹腔鏡下左側横行結腸・下行結腸切除術
 腹腔鏡下S状結腸切除術
直腸
 腹腔鏡下低位前方切除術
 腹会陰式直腸切断術の会陰操作
 側方リンパ節郭清
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