理学療法学 ゴールド・マスター・テキスト 1
理学療法評価学
定価 5,390円(税込) (本体4,900円+税)
- B5判 464ページ 2色(一部カラー),イラスト500点,写真170点
- 2010年1月29日刊行
- ISBN978-4-7583-1108-3
序文
理学療法専門分野をすべて網羅したテキスト「ゴールド・マスター・テキスト」が上梓されました。本テキストシリーズは「理学療法評価学」・「運動療法学」・「物理療法学」・「整形外科系理学療法学」・「中枢神経系理学療法学」・「内部障害系理学療法学」・「地域理学療法学」の全7巻から構成されています。
本シリーズの特色は,“臨床知識につながる高度な内容を,レベルを落とさず一読で理解できる内容”にこだわったことにあります。いままでの理学療法の教科書や参考書・テキストは学問的に優れた内容ではありますが,その内容が実際のところ臨床とどのようにリンクされているかがあまりにも不明瞭・不親切な記載が数多くみられます。本シリーズでは,このような不適切なことのないような配慮のもとに編集されました。
「Introduction」では,これを一読するだけで「これから何を学ぶのか」ということを理解できるような内容を全巻それぞれに盛り込んであります。「各論」では“基礎・原理”に続き「よって,どのような治療法・対処法が必要になるのか」ということにストーリー性を持たせた構成で,論理的に理解できる工夫が施されています。執筆者には「どうすれば短期間に効率よく確実に理解できるか」を絶えず念頭に置いての執筆に心がけて頂きました。また勉強の流れを妨げる“唐突な専門用語”は「用語解説」として欄外に示すなどの工夫を加えました。
本書は理学療法学科・専攻の学生を対象にした内容に特化することで,理学療法学科・専攻の教員にも納得できる内容かつ教えやすい編集にこだわりました。このため,効率よく学生に教授することが可能ならしめると確信しています。
本書の不備な点などがあれば,読者諸氏のご教示をお願いします。
2009年7月
首都大学東京 柳澤 健
本シリーズの特色は,“臨床知識につながる高度な内容を,レベルを落とさず一読で理解できる内容”にこだわったことにあります。いままでの理学療法の教科書や参考書・テキストは学問的に優れた内容ではありますが,その内容が実際のところ臨床とどのようにリンクされているかがあまりにも不明瞭・不親切な記載が数多くみられます。本シリーズでは,このような不適切なことのないような配慮のもとに編集されました。
「Introduction」では,これを一読するだけで「これから何を学ぶのか」ということを理解できるような内容を全巻それぞれに盛り込んであります。「各論」では“基礎・原理”に続き「よって,どのような治療法・対処法が必要になるのか」ということにストーリー性を持たせた構成で,論理的に理解できる工夫が施されています。執筆者には「どうすれば短期間に効率よく確実に理解できるか」を絶えず念頭に置いての執筆に心がけて頂きました。また勉強の流れを妨げる“唐突な専門用語”は「用語解説」として欄外に示すなどの工夫を加えました。
本書は理学療法学科・専攻の学生を対象にした内容に特化することで,理学療法学科・専攻の教員にも納得できる内容かつ教えやすい編集にこだわりました。このため,効率よく学生に教授することが可能ならしめると確信しています。
本書の不備な点などがあれば,読者諸氏のご教示をお願いします。
2009年7月
首都大学東京 柳澤 健
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目次
用語アラカルト・MEMO 一覧
0 Introduction
1 理学療法評価学とは
●1 評価は理学療法の柱!
●2 評価の定規?
●3 実際に想像しよう
●4 何が必要?
●5 理学療法の流れ
●6 障害の医学的モデルって?
1 理学療法評価の基本的理解
1 評価の時期と進め方
1 評価の目的・手順
●1 情報収集−最初のステップ 情報は集めるだけ集める?
●2 評価の心得
●3 問診−評価はすでに始まっている
●4 検査測定−理学的検査の始まり
●5 記録をきちんと残す
●6 情報の整理整頓−統合と解釈
●7 問題点が見えたらゴールを立てよ
●8 治療展開の仮説
2 初期・中間・最終評価の意義−やりっぱなしじゃプロじゃない!
●1 中間評価で何をするの?
●2 最終評価はなぜ必要?
●3 協調してつくられる臨床推論
3 問題点のとらえ方・統合と解釈
●1 ボトムアップとトップダウンって何?
●2 統合と解釈—外見だけでは障害はわからない?
●3 機能障害を解決できない場合だってある
●4 「統合と解釈」活動で森を見る
まとめのチェック
2 基本的評価法
1 病歴の取り方
●1 問診は評価の入り口
まとめのチェック
2 バイタルサイン
●1 バイタルサインのチェックって?
●2 脈拍
●3 脈拍数から何がわかる?
●4 血圧は何で決まるの?
●5 血圧はいつも一定?
●6 呼吸は何をみるの?
●7 体温は朝と夜で違う?
まとめのチェック
3 反射検査
●1 反射検査とは何か?
●2 反射と反応の違いとは何か?
●3 反射の責任分担は決まっている
●4 腱反射(筋伸長反射)についての重要事項
●5 反射の解釈と記録
●6 腱反射異常の意義
●7 粘膜反射
まとめのチェック
4 感覚検査
●1 感覚検査とは何か?
●2 感覚ってどうなっているの?
●3 感覚の3過程とは何か?
●4 感覚検査をする目的
●5 表在知覚
●6 深部知覚(関節位置覚・運動覚・振動覚)
●7 複合知覚
まとめのチェック
5 脳神経検査
●1 脳神経検査はなぜ必要か?
まとめのチェック
6 形態計測
●1 形態計測とは何か?
●2 周径を計測して何がわかるか?
●3 上肢の長さ
●4 下肢の長さ
●5 切断端の周径
●6 周径計測の工夫
まとめのチェック
7 関節可動域(ROM)測定
●1 参考可動域って何?
●2 角度計で測ろう
●3 角度を測る角度計
●4 基準の設定
●5 他動と自動で可動域って違うの?
●6 関節可動域測定の結果から何を考える?
●7 計測するときに何を考える?
●8 軸心って動く?
●9 測定上の諸注意
●10 肩関節内旋もいろいろある?
●11 2関節筋があるとき注意することって?
●12 代償運動に気をつけよう
●13 代償運動典型例
●14 特殊な測定方法
まとめのチェック
8 筋力検査
●1 筋力とは?
●2 筋持久力とは何か?
●3 筋パワー(muscle power)とは何か?
●4 筋力はなぜ低下するのか?
●5 なぜ筋力検査は必要なのか?
●6 筋力検査の測定方法の種類について
●7 動作などからみる筋力評価とは?
●8 機器による筋力評価とは?
まとめのチェック
9 徒手筋力検査(MMT)
●1 MMTとは?
●2 MMTの特徴とは?
●3 MMTの欠点とは?
●4 測定前の注意事項とは?
●5 測定中の注意事項とは?
●6 MMTの結果に影響を及ぼす因子とは?
●7 評価結果のとらえ方,結果の解釈について
●8 MMTはどのような患者を対象に行うべきか?
●9 MMTの測定に移る前に…
●MMT測定上のポイント
●頸部複合屈曲
●頸部複合伸展
●体幹伸展
●体幹屈曲
●体幹回旋
●肩甲骨外転と上方回旋
●肩甲骨挙上
●肩甲骨内転
●肩甲骨下制と内転
●肩甲骨内転と下方回旋
●肩関節屈曲(前方挙上)
●肩関節伸展(後方挙上)
●肩関節外転(側方挙上)
●肩関節水平外転
●肩関節水平内転
●肩関節外旋
●肩関節内旋
●肘関節屈曲
●肘関節伸展
●前腕回外
●前腕回内
●手関節伸展(背屈)
●手関節屈曲(掌屈)
●股関節屈曲
●股関節伸展
●股関節外転
●股関節内転
●股関節外旋
●股関節内旋
●膝関節屈曲
●膝関節伸展
●足関節底屈
●足関節背屈ならびに内がえし
●足の内がえし
●足の底屈を伴う外がえし
まとめのチェック
10 持久力測定
●1 持久力とは何か?
●2 長時間筋収縮できるエネルギー源は?
●3 持久力の評価はなぜ必要なのか?
●4 持久力の評価の注意点とは?
●5 筋持久力とは?
●6 筋持久力の限界とは?
●7 筋持久力の測定方法は?
●8 呼吸循環持久力(全身持久力)とは?
●9 全身持久力の測定方法は?
●10 簡便な方法での全身持久力の測定方法は?
まとめのチェック
11 疼痛
●1 痛みとは?
●2 疼痛の定義について確認しよう
●3 痛みの評価の意義とは?
●4 痛みの性質からみた分類とは?
●5 急性痛と慢性痛とは?
●6 疼痛検査の目的とは?
●7 疼痛検査の注意点とは?
●8 痛みの検査をどのように進めるのかを確認しよう
●9 問診で聴取すべきことは?
●10 運動検査とは
●11 荷重検査とは?
●12 触診をして,注意すべきことは?
●13 疼痛検査終了後の記載方法とは?
まとめのチェック
12 筋緊張検査
●1 筋緊張(筋トーヌス)とは?
●2 筋緊張検査の必要性は?
●3 筋緊張の異常とは?
●4 筋緊張亢進はどのような疾患でみられるのか?
●5 筋緊張の亢進にはどのようなものがあるか?
●6 痙縮(spasticity)とは?
●7 硬直(rigidity)とは?
●8 筋緊張低下はどのような疾患でみられるのか?
●9 筋緊張低下とは?
●10 筋緊張の検査方法
■安静時筋緊張検査とは?
■他動運動での筋緊張検査とは?
■被動性検査とは?
■伸展性検査とは?
■硬直に関する検査とは?
まとめのチェック
13 協調性検査
●1 人はなぜ円滑かつ的確に動作が行えるのだろうか?
●2 協調運動障害はどのような疾患で起こるのか?
●3 運動失調とは?
●4 運動失調の分類にはどのようなものがあるか?
●5 協調運動検査の進め方とは?
●6 静止時運動失調の検査はどのようなものがあるか?
●7 移動時運動失調の検査はどのようなものがあるか?
●8 運動時運動失調の検査方法にはどのようなものがあるか?
●9 測定異常とは?
●10 反復拮抗運動障害とは?
●11 運動分解とは?
●12 協働運動不能検査とは?
●13 時間測定異常とは?
●14 その他の検査は?
■協調性検査の評価結果の記載について
まとめのチェック
14 平衡機能検査・バランス検査
●1 バランスボールの上に人が立っていられるのはなぜか?
●2 平衡機能検査・バランス検査を実施する意義は?
●3 平衡機能・バランスは,どこで統合されるのか?
●4 平衡機能・バランス能力に影響を与える要因とは?
●5 平衡機能検査・バランス検査について確認しよう
●6 検査中の留意点とは?
●7 具体的な測定方法について確認しよう
■静的姿勢保持能力の検査方法とは?
■外乱負荷を与えての検査方法とは?
■立ち直り反応とは?
■平衡反応とは?
■実際の傾斜反応の測定方法とは?
■保護伸展反応の測定方法とは?
■ステップ反応の検査方法とは?
■動作観察による方法とは?
■課題遂行能力の計測による方法とは?
まとめのチェック
15 運動発達検査
●1 運動発達とは?
●2 運動発達の原則とは?
●3 乳幼児の正常発達とは?
●4 運動発達障害とは?
●5 運動発達検査の目的とは?
●6 運動発達の見方とは?
●7 運動発達検査上の留意点とは?
●8 検査を行ううえでの事前準備としては?
●9 検査を行ううえで,実際にするべきことは?
●10 代表的な発達検査法とは?
■その他の発達検査
まとめのチェック
16 姿勢反射検査
●1 姿勢反射検査とは?
●2 姿勢反射の分類
■姿勢の動静による分類
■応答様式の広がりによる分類
■反射の統合レベルによる分類
●3 姿勢反射検査の実際
■局在性姿勢反射
■体節性姿勢反射
■汎在性姿勢反射
■立ち直り反応
■自動運動反応
■傾斜反応
■踏み直り反応:ステッピング反応(stepping reaction)
■背屈反射(dorsiflexion)
■跳び直り反応:ホッピング反応(hopping reaction)
■シーソー反応(see-saw)
■サルの体位反応
●4 姿勢反射検査の意義
まとめのチェック
17 呼吸・循環・代謝機能検査
1 呼吸機能検査
●1 観察
■呼吸数
■呼吸の深さ
■頻度と深さ
■呼吸パターン
●2 触診
●3 打診
●4 聴診
●5 スパイロメトリ検査
●6 その他
2 循環機能検査
●1 全身状態の観察
■意識レベル
●2 観察
●3 脈拍測定
●4 血圧測定
●5 心電図検査
■期外収縮(早期収縮)
■心房細動(Af)
■心房粗動(AF)
■心室頻拍(VT)
■心室細動(Vf)
●6 運動負荷試験
3 代謝機能検査
●1 エネルギー代謝関連の指標
■エネルギー代謝率(RMR)
■代謝当量(METs)
■無酸素性作業閾値(AT)
■酸素脈(02-pulse)
■エネルギーバランス
●2 体格(肥満度)
●3 生化学検査
まとめのチェック
18 ADL評価
●1 日常生活活動(ADL)とは?
●2 生活関連動作(APDL)とは?
●3 ADL評価における注意事項
■ADL評価の目的
■ADL項目
■「できるADL」と「しているADL」
■注意事項
●4 代表的なADL評価方法
■Barthel index(BI)
■FIM
■PULSES profile
■KatzのADL自立指標
■Kenny self-care evaluation
まとめのチェック
19 姿勢分析
●1 姿勢とは?
●2 身体の基本面について
●3 重心とは?
●4 安定性に関して
●5 立位姿勢について
■安静立位姿勢の特徴
■安静立位姿勢時の重心線
■抗重力筋の作用
●6 姿勢に影響する因子
●7 姿勢分析の方法
●8 立位姿勢の観察による評価
■矢状面のアライメント
■前額面上のアライメント
まとめのチェック
20 動作分析
●1 人間の行動
●2 動作分析の方法
●3 運動学的分析の手順
●4 動作分析の手順
■動作の観察:動作をありのままに観察する
■観察の記録:観察内容を記載する
■運動の解析:定量的な測定
■分析
■統合・解釈
■チェックポイント
まとめのチェック
21 歩行分析
●1 臨床的な観察
■正常歩行とは
■観察のポイント
●2 距離時間因子の測定
●3 運動学的・運動力学的分析
■運動学的分析
■運動力学的分析
●4 筋電図分析
■大殿筋の活動
■中殿筋の活動
■大腿四頭筋・ハムストリングスの活動
■前脛骨筋の活動
■下腿三頭筋の活動
●5 エネルギー消費量の測定
●6 歩行能力(移動能力)の評価
●7 小児・高齢者の歩行の特徴
■小児の歩行
■高齢者の歩行
●8 異常歩行
■正常歩行の変形
■異常歩行の主な原因
■下肢短縮・膝伸展拘縮時の歩行の特徴
■筋の麻痺と歩行への影響
■中枢神経疾患による歩行への影響
まとめのチェック
22 環境評価
●1 車椅子使用時の環境
■車椅子使用時の路面
■車椅子と幅
■車椅子と高さ
●2 杖使用時の環境
■杖と床面
■杖と幅
●3 家屋環境評価
■玄関
■トイレ
■浴室
■居室
まとめのチェック
3 障害別評価法
整形外科領域
1 関節リウマチ
●1 リウマチとは?
●2 関節リウマチとは?
●3 RAの特徴を把握しよう
●4 RAの理学療法評価
■情報収集,診療記録のチェックと問診
■機能障害の把握(RAの障害進行度と活動性の評価)
■筋力の評価
■疼痛・不安の評価
■身体活動性の制限と参加制約の評価
■その他
まとめのチェック
2 変形性関節症
●1 変形性関節症ってどんな病気?
●2 変形性関節症の理学療法評価
■情報収集と問診
■機能障害の評価
■活動制限・参加制約の評価
まとめのチェック
3 末梢神経損傷
●1 末梢神経損傷とは?
●2 末梢神経損傷の特徴
●3 臨床症状
■運動麻痺
■知覚障害
■自律神経障害
●4 末梢神経損傷の理学療法評価
■機能障害の評価
■活動制限・参加制約の評価
まとめのチェック
4 脊髄損傷
●1 脊髄損傷とは?
●2 脊髄損傷の特徴
■原因は?
■臨床分類
●3 脊髄損傷の理学療法評価
■機能障害の評価
■能力障害と活動制限の評価
■統合と解釈
まとめのチェック
脳外科領域
5 脳血管障害
●1 脳血管障害とは?
●2 臨床症状
●3 脳血管障害の理学療法評価
■情報収集
■意識障害・精神機能
■高次脳機能障害
■運動機能障害と感覚障害
■脳神経系の障害
■姿勢・動作分析
■日常生活活動(ADL)の低下(活動制限の評価)
■QOL,その他
まとめのチェック
6 高次脳機能障害
●1 高次脳機能障害とは?
●2 主な高次脳機能障害の概念と評価
■失語症
■失行症
■失認症
■注意障害
まとめのチェック
神経内科領域
7 パーキンソン病
●1 パーキンソン病とは?
●2 臨床症状
●3 パーキンソン病の理学療法評価
■情報収集
■機能障害の評価
まとめのチェック
8 筋萎縮性側索硬化症
●1 筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは?
●2 ALSの理学療法評価
まとめのチェック
9 多発性硬化症
●1 多発性硬化症とは?
●2 理学療法評価
●3 主な評価項目
■機能障害の評価
■活動制限の評価
■参加制約の評価
●4 理学療法評価における注意点
まとめのチェック
10 多発性筋炎・皮膚筋炎
●1 多発性筋炎・皮膚筋炎とは?
●2 主要症状は?
■筋力低下・筋痛
■皮膚症状
■関節症状
■心肺系の合併症
■その他
●3 理学療法評価
■情報収集
■臨床検査所見の把握
■機能障害の評価
■活動制限の評価
■参加制約の評価
■リスク管理
まとめのチェック
小児領域
11 運動発達障害と脳性麻痺
●1 脳性麻痺とは?
●2 脳性麻痺の診断
●3 脳性麻痺の特徴
●4 脳性麻痺の分類
●5 脳性麻痺の評価項目
まとめのチェック
12 Duchenne型筋ジストロフィー
●1 進行性筋ジストロフィーとは?
●2 Duchenne型筋ジストロフィー
●3 登攀性起立(Gowers徴候)とは?
●4 Duchenne型筋ジストロフィーの評価は?
まとめのチェック
内科領域
13 呼吸器疾患
●1 呼吸不全とは?
●2 機能障害の評価のいろいろ
■スパイロメトリ
■フローボリューム曲線
■パルスオキシメトリ
●3 活動制限の評価とは?
■息切れ(呼吸困難感)
■運動耐容能の評価
まとめのチェック
14 循環器疾患
●1 急性心筋梗塞とは?
●2 心機能・構造障害の評価とは?
■血液生化学検査
■心電図所見
■心臓血管造影
●3 活動制限の評価とは?
■心肺運動負荷試験
■NYHA分類
まとめのチェック
15 代謝疾患
●1 代謝とは?
■臓器における代謝システム
●2 代謝疾患とは?
■代謝疾患における問題点の連鎖:徐々に影響力を増して,気が付くと…
■代謝疾患の原因と種類
■代謝疾患の代表的存在「糖尿病」! 代謝疾患の実態とは…
●3 糖尿病の病態とは?
●4 糖尿病の分類(I型とII型)とは?
■I型(インスリン依存性糖尿病(IDDM))
■II型(インスリン非依存性糖尿病(NIDDM))
●5 糖尿病の診断
●6 糖尿病の理学療法評価
●7 理学療法実施上の注意点
まとめのチェック
外科領域
16 熱傷
●1 熱傷の特徴とは?
●2 熱傷はとにかく大変!
●3 まずは熱傷範囲の分け方を知っておこう!
●4 次に熱傷重症度の判定を押さえておこう
●5 熱傷の問題点とは?
●6 理学療法評価
まとめのチェック
産科領域
17 妊産婦および産褥婦の腰痛
●1 妊婦の腰痛の正体は?
●2 腰痛の原因を分析してみよう!
●3 骨盤に対する評価方法は?
●4 情報収集と問診
●5 理学療法評価
まとめのチェック
スポーツ領域
18 スポーツ外傷・スポーツ障害
●1 スポーツ外傷とスポーツ障害の違いは?
●2 下肢に起こりやすいスポーツ外傷・障害をあげてみよう!
●3 「競技特性」を知ろう!
●4 まずは痛みの評価から!
●5 次に膝のアライメントを見てみよう!
●6 次に足関節のアライメントを見てみよう!
まとめのチェック
摂食・嚥下領域
19 摂食・嚥下障害
●1 おいしく,楽しく食事ができることの幸せを噛みしめよう!
●2 「食べる」「飲み込む」器官の解剖をおさらいしよう!
●3 「食べる」「飲み込む」のメカニズム
●4 「嚥下障害」とはいったいどこの障害なのか?
●5 誤嚥性肺炎の脅威!
●6 嚥下障害はどのような状態で生じるのか?
●7 嚥下障害の評価の手順
●8 嚥下機能検査の紹介
■水飲み試験(WST)
■反復唾液嚥下試験(RSST)
■簡易嚥下誘発試験(S-SPT)
■嚥下造影検査(VF)
まとめのチェック
平衡機能領域
20 平衡機能障害(脊髄小脳変性症)
●1 脊髄小脳変性症とは?
●2 理学療法評価
■情報収集
■機能障害の評価
■活動制限の評価
まとめのチェック
保健福祉分野
21 高齢者
●1 日本の高齢者の特徴(実態は不明!)
●2 加齢による老年齢症候群(廃用症候群)とは?
●3 リハビリテーションの場で,高齢者と接するときの留意点は?
●4 高齢者の機能評価はどのように行われるか?
●5 「できるADL」と「しているADL」
●6 総合的ADL評価とは?
●7 IADL尺度(Lawton & Brody)とは?
●8 社会的ADL評価(老研式活動能力指標)
●9 MMSE
●10 vitality index
まとめのチェック
22 健康増進領域
●1 健康づくりのための運動基準(2006)とは?
●2 内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)とは?
■奥に潜む動脈硬化の魔の手
●3 健康増進分野における一般的な体力評価は?
●4 高齢者における体力評価
●5 特定健康診査と特定保健指導とは?
●6 特定健康診査(特定健診)とは?
●7 特定保健指導(特保)とは?
まとめのチェック
23 産業保健領域
●1 産業保健とは
●2 産業保健の目的
●3 産業保健は会社ぐるみのチームプレイ
●4 産業保健における理学療法
●5 WMSDsとは?
●6 WMSDsをはじめとする各障害の評価
まとめのチェック
0 Introduction
1 理学療法評価学とは
●1 評価は理学療法の柱!
●2 評価の定規?
●3 実際に想像しよう
●4 何が必要?
●5 理学療法の流れ
●6 障害の医学的モデルって?
1 理学療法評価の基本的理解
1 評価の時期と進め方
1 評価の目的・手順
●1 情報収集−最初のステップ 情報は集めるだけ集める?
●2 評価の心得
●3 問診−評価はすでに始まっている
●4 検査測定−理学的検査の始まり
●5 記録をきちんと残す
●6 情報の整理整頓−統合と解釈
●7 問題点が見えたらゴールを立てよ
●8 治療展開の仮説
2 初期・中間・最終評価の意義−やりっぱなしじゃプロじゃない!
●1 中間評価で何をするの?
●2 最終評価はなぜ必要?
●3 協調してつくられる臨床推論
3 問題点のとらえ方・統合と解釈
●1 ボトムアップとトップダウンって何?
●2 統合と解釈—外見だけでは障害はわからない?
●3 機能障害を解決できない場合だってある
●4 「統合と解釈」活動で森を見る
まとめのチェック
2 基本的評価法
1 病歴の取り方
●1 問診は評価の入り口
まとめのチェック
2 バイタルサイン
●1 バイタルサインのチェックって?
●2 脈拍
●3 脈拍数から何がわかる?
●4 血圧は何で決まるの?
●5 血圧はいつも一定?
●6 呼吸は何をみるの?
●7 体温は朝と夜で違う?
まとめのチェック
3 反射検査
●1 反射検査とは何か?
●2 反射と反応の違いとは何か?
●3 反射の責任分担は決まっている
●4 腱反射(筋伸長反射)についての重要事項
●5 反射の解釈と記録
●6 腱反射異常の意義
●7 粘膜反射
まとめのチェック
4 感覚検査
●1 感覚検査とは何か?
●2 感覚ってどうなっているの?
●3 感覚の3過程とは何か?
●4 感覚検査をする目的
●5 表在知覚
●6 深部知覚(関節位置覚・運動覚・振動覚)
●7 複合知覚
まとめのチェック
5 脳神経検査
●1 脳神経検査はなぜ必要か?
まとめのチェック
6 形態計測
●1 形態計測とは何か?
●2 周径を計測して何がわかるか?
●3 上肢の長さ
●4 下肢の長さ
●5 切断端の周径
●6 周径計測の工夫
まとめのチェック
7 関節可動域(ROM)測定
●1 参考可動域って何?
●2 角度計で測ろう
●3 角度を測る角度計
●4 基準の設定
●5 他動と自動で可動域って違うの?
●6 関節可動域測定の結果から何を考える?
●7 計測するときに何を考える?
●8 軸心って動く?
●9 測定上の諸注意
●10 肩関節内旋もいろいろある?
●11 2関節筋があるとき注意することって?
●12 代償運動に気をつけよう
●13 代償運動典型例
●14 特殊な測定方法
まとめのチェック
8 筋力検査
●1 筋力とは?
●2 筋持久力とは何か?
●3 筋パワー(muscle power)とは何か?
●4 筋力はなぜ低下するのか?
●5 なぜ筋力検査は必要なのか?
●6 筋力検査の測定方法の種類について
●7 動作などからみる筋力評価とは?
●8 機器による筋力評価とは?
まとめのチェック
9 徒手筋力検査(MMT)
●1 MMTとは?
●2 MMTの特徴とは?
●3 MMTの欠点とは?
●4 測定前の注意事項とは?
●5 測定中の注意事項とは?
●6 MMTの結果に影響を及ぼす因子とは?
●7 評価結果のとらえ方,結果の解釈について
●8 MMTはどのような患者を対象に行うべきか?
●9 MMTの測定に移る前に…
●MMT測定上のポイント
●頸部複合屈曲
●頸部複合伸展
●体幹伸展
●体幹屈曲
●体幹回旋
●肩甲骨外転と上方回旋
●肩甲骨挙上
●肩甲骨内転
●肩甲骨下制と内転
●肩甲骨内転と下方回旋
●肩関節屈曲(前方挙上)
●肩関節伸展(後方挙上)
●肩関節外転(側方挙上)
●肩関節水平外転
●肩関節水平内転
●肩関節外旋
●肩関節内旋
●肘関節屈曲
●肘関節伸展
●前腕回外
●前腕回内
●手関節伸展(背屈)
●手関節屈曲(掌屈)
●股関節屈曲
●股関節伸展
●股関節外転
●股関節内転
●股関節外旋
●股関節内旋
●膝関節屈曲
●膝関節伸展
●足関節底屈
●足関節背屈ならびに内がえし
●足の内がえし
●足の底屈を伴う外がえし
まとめのチェック
10 持久力測定
●1 持久力とは何か?
●2 長時間筋収縮できるエネルギー源は?
●3 持久力の評価はなぜ必要なのか?
●4 持久力の評価の注意点とは?
●5 筋持久力とは?
●6 筋持久力の限界とは?
●7 筋持久力の測定方法は?
●8 呼吸循環持久力(全身持久力)とは?
●9 全身持久力の測定方法は?
●10 簡便な方法での全身持久力の測定方法は?
まとめのチェック
11 疼痛
●1 痛みとは?
●2 疼痛の定義について確認しよう
●3 痛みの評価の意義とは?
●4 痛みの性質からみた分類とは?
●5 急性痛と慢性痛とは?
●6 疼痛検査の目的とは?
●7 疼痛検査の注意点とは?
●8 痛みの検査をどのように進めるのかを確認しよう
●9 問診で聴取すべきことは?
●10 運動検査とは
●11 荷重検査とは?
●12 触診をして,注意すべきことは?
●13 疼痛検査終了後の記載方法とは?
まとめのチェック
12 筋緊張検査
●1 筋緊張(筋トーヌス)とは?
●2 筋緊張検査の必要性は?
●3 筋緊張の異常とは?
●4 筋緊張亢進はどのような疾患でみられるのか?
●5 筋緊張の亢進にはどのようなものがあるか?
●6 痙縮(spasticity)とは?
●7 硬直(rigidity)とは?
●8 筋緊張低下はどのような疾患でみられるのか?
●9 筋緊張低下とは?
●10 筋緊張の検査方法
■安静時筋緊張検査とは?
■他動運動での筋緊張検査とは?
■被動性検査とは?
■伸展性検査とは?
■硬直に関する検査とは?
まとめのチェック
13 協調性検査
●1 人はなぜ円滑かつ的確に動作が行えるのだろうか?
●2 協調運動障害はどのような疾患で起こるのか?
●3 運動失調とは?
●4 運動失調の分類にはどのようなものがあるか?
●5 協調運動検査の進め方とは?
●6 静止時運動失調の検査はどのようなものがあるか?
●7 移動時運動失調の検査はどのようなものがあるか?
●8 運動時運動失調の検査方法にはどのようなものがあるか?
●9 測定異常とは?
●10 反復拮抗運動障害とは?
●11 運動分解とは?
●12 協働運動不能検査とは?
●13 時間測定異常とは?
●14 その他の検査は?
■協調性検査の評価結果の記載について
まとめのチェック
14 平衡機能検査・バランス検査
●1 バランスボールの上に人が立っていられるのはなぜか?
●2 平衡機能検査・バランス検査を実施する意義は?
●3 平衡機能・バランスは,どこで統合されるのか?
●4 平衡機能・バランス能力に影響を与える要因とは?
●5 平衡機能検査・バランス検査について確認しよう
●6 検査中の留意点とは?
●7 具体的な測定方法について確認しよう
■静的姿勢保持能力の検査方法とは?
■外乱負荷を与えての検査方法とは?
■立ち直り反応とは?
■平衡反応とは?
■実際の傾斜反応の測定方法とは?
■保護伸展反応の測定方法とは?
■ステップ反応の検査方法とは?
■動作観察による方法とは?
■課題遂行能力の計測による方法とは?
まとめのチェック
15 運動発達検査
●1 運動発達とは?
●2 運動発達の原則とは?
●3 乳幼児の正常発達とは?
●4 運動発達障害とは?
●5 運動発達検査の目的とは?
●6 運動発達の見方とは?
●7 運動発達検査上の留意点とは?
●8 検査を行ううえでの事前準備としては?
●9 検査を行ううえで,実際にするべきことは?
●10 代表的な発達検査法とは?
■その他の発達検査
まとめのチェック
16 姿勢反射検査
●1 姿勢反射検査とは?
●2 姿勢反射の分類
■姿勢の動静による分類
■応答様式の広がりによる分類
■反射の統合レベルによる分類
●3 姿勢反射検査の実際
■局在性姿勢反射
■体節性姿勢反射
■汎在性姿勢反射
■立ち直り反応
■自動運動反応
■傾斜反応
■踏み直り反応:ステッピング反応(stepping reaction)
■背屈反射(dorsiflexion)
■跳び直り反応:ホッピング反応(hopping reaction)
■シーソー反応(see-saw)
■サルの体位反応
●4 姿勢反射検査の意義
まとめのチェック
17 呼吸・循環・代謝機能検査
1 呼吸機能検査
●1 観察
■呼吸数
■呼吸の深さ
■頻度と深さ
■呼吸パターン
●2 触診
●3 打診
●4 聴診
●5 スパイロメトリ検査
●6 その他
2 循環機能検査
●1 全身状態の観察
■意識レベル
●2 観察
●3 脈拍測定
●4 血圧測定
●5 心電図検査
■期外収縮(早期収縮)
■心房細動(Af)
■心房粗動(AF)
■心室頻拍(VT)
■心室細動(Vf)
●6 運動負荷試験
3 代謝機能検査
●1 エネルギー代謝関連の指標
■エネルギー代謝率(RMR)
■代謝当量(METs)
■無酸素性作業閾値(AT)
■酸素脈(02-pulse)
■エネルギーバランス
●2 体格(肥満度)
●3 生化学検査
まとめのチェック
18 ADL評価
●1 日常生活活動(ADL)とは?
●2 生活関連動作(APDL)とは?
●3 ADL評価における注意事項
■ADL評価の目的
■ADL項目
■「できるADL」と「しているADL」
■注意事項
●4 代表的なADL評価方法
■Barthel index(BI)
■FIM
■PULSES profile
■KatzのADL自立指標
■Kenny self-care evaluation
まとめのチェック
19 姿勢分析
●1 姿勢とは?
●2 身体の基本面について
●3 重心とは?
●4 安定性に関して
●5 立位姿勢について
■安静立位姿勢の特徴
■安静立位姿勢時の重心線
■抗重力筋の作用
●6 姿勢に影響する因子
●7 姿勢分析の方法
●8 立位姿勢の観察による評価
■矢状面のアライメント
■前額面上のアライメント
まとめのチェック
20 動作分析
●1 人間の行動
●2 動作分析の方法
●3 運動学的分析の手順
●4 動作分析の手順
■動作の観察:動作をありのままに観察する
■観察の記録:観察内容を記載する
■運動の解析:定量的な測定
■分析
■統合・解釈
■チェックポイント
まとめのチェック
21 歩行分析
●1 臨床的な観察
■正常歩行とは
■観察のポイント
●2 距離時間因子の測定
●3 運動学的・運動力学的分析
■運動学的分析
■運動力学的分析
●4 筋電図分析
■大殿筋の活動
■中殿筋の活動
■大腿四頭筋・ハムストリングスの活動
■前脛骨筋の活動
■下腿三頭筋の活動
●5 エネルギー消費量の測定
●6 歩行能力(移動能力)の評価
●7 小児・高齢者の歩行の特徴
■小児の歩行
■高齢者の歩行
●8 異常歩行
■正常歩行の変形
■異常歩行の主な原因
■下肢短縮・膝伸展拘縮時の歩行の特徴
■筋の麻痺と歩行への影響
■中枢神経疾患による歩行への影響
まとめのチェック
22 環境評価
●1 車椅子使用時の環境
■車椅子使用時の路面
■車椅子と幅
■車椅子と高さ
●2 杖使用時の環境
■杖と床面
■杖と幅
●3 家屋環境評価
■玄関
■トイレ
■浴室
■居室
まとめのチェック
3 障害別評価法
整形外科領域
1 関節リウマチ
●1 リウマチとは?
●2 関節リウマチとは?
●3 RAの特徴を把握しよう
●4 RAの理学療法評価
■情報収集,診療記録のチェックと問診
■機能障害の把握(RAの障害進行度と活動性の評価)
■筋力の評価
■疼痛・不安の評価
■身体活動性の制限と参加制約の評価
■その他
まとめのチェック
2 変形性関節症
●1 変形性関節症ってどんな病気?
●2 変形性関節症の理学療法評価
■情報収集と問診
■機能障害の評価
■活動制限・参加制約の評価
まとめのチェック
3 末梢神経損傷
●1 末梢神経損傷とは?
●2 末梢神経損傷の特徴
●3 臨床症状
■運動麻痺
■知覚障害
■自律神経障害
●4 末梢神経損傷の理学療法評価
■機能障害の評価
■活動制限・参加制約の評価
まとめのチェック
4 脊髄損傷
●1 脊髄損傷とは?
●2 脊髄損傷の特徴
■原因は?
■臨床分類
●3 脊髄損傷の理学療法評価
■機能障害の評価
■能力障害と活動制限の評価
■統合と解釈
まとめのチェック
脳外科領域
5 脳血管障害
●1 脳血管障害とは?
●2 臨床症状
●3 脳血管障害の理学療法評価
■情報収集
■意識障害・精神機能
■高次脳機能障害
■運動機能障害と感覚障害
■脳神経系の障害
■姿勢・動作分析
■日常生活活動(ADL)の低下(活動制限の評価)
■QOL,その他
まとめのチェック
6 高次脳機能障害
●1 高次脳機能障害とは?
●2 主な高次脳機能障害の概念と評価
■失語症
■失行症
■失認症
■注意障害
まとめのチェック
神経内科領域
7 パーキンソン病
●1 パーキンソン病とは?
●2 臨床症状
●3 パーキンソン病の理学療法評価
■情報収集
■機能障害の評価
まとめのチェック
8 筋萎縮性側索硬化症
●1 筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは?
●2 ALSの理学療法評価
まとめのチェック
9 多発性硬化症
●1 多発性硬化症とは?
●2 理学療法評価
●3 主な評価項目
■機能障害の評価
■活動制限の評価
■参加制約の評価
●4 理学療法評価における注意点
まとめのチェック
10 多発性筋炎・皮膚筋炎
●1 多発性筋炎・皮膚筋炎とは?
●2 主要症状は?
■筋力低下・筋痛
■皮膚症状
■関節症状
■心肺系の合併症
■その他
●3 理学療法評価
■情報収集
■臨床検査所見の把握
■機能障害の評価
■活動制限の評価
■参加制約の評価
■リスク管理
まとめのチェック
小児領域
11 運動発達障害と脳性麻痺
●1 脳性麻痺とは?
●2 脳性麻痺の診断
●3 脳性麻痺の特徴
●4 脳性麻痺の分類
●5 脳性麻痺の評価項目
まとめのチェック
12 Duchenne型筋ジストロフィー
●1 進行性筋ジストロフィーとは?
●2 Duchenne型筋ジストロフィー
●3 登攀性起立(Gowers徴候)とは?
●4 Duchenne型筋ジストロフィーの評価は?
まとめのチェック
内科領域
13 呼吸器疾患
●1 呼吸不全とは?
●2 機能障害の評価のいろいろ
■スパイロメトリ
■フローボリューム曲線
■パルスオキシメトリ
●3 活動制限の評価とは?
■息切れ(呼吸困難感)
■運動耐容能の評価
まとめのチェック
14 循環器疾患
●1 急性心筋梗塞とは?
●2 心機能・構造障害の評価とは?
■血液生化学検査
■心電図所見
■心臓血管造影
●3 活動制限の評価とは?
■心肺運動負荷試験
■NYHA分類
まとめのチェック
15 代謝疾患
●1 代謝とは?
■臓器における代謝システム
●2 代謝疾患とは?
■代謝疾患における問題点の連鎖:徐々に影響力を増して,気が付くと…
■代謝疾患の原因と種類
■代謝疾患の代表的存在「糖尿病」! 代謝疾患の実態とは…
●3 糖尿病の病態とは?
●4 糖尿病の分類(I型とII型)とは?
■I型(インスリン依存性糖尿病(IDDM))
■II型(インスリン非依存性糖尿病(NIDDM))
●5 糖尿病の診断
●6 糖尿病の理学療法評価
●7 理学療法実施上の注意点
まとめのチェック
外科領域
16 熱傷
●1 熱傷の特徴とは?
●2 熱傷はとにかく大変!
●3 まずは熱傷範囲の分け方を知っておこう!
●4 次に熱傷重症度の判定を押さえておこう
●5 熱傷の問題点とは?
●6 理学療法評価
まとめのチェック
産科領域
17 妊産婦および産褥婦の腰痛
●1 妊婦の腰痛の正体は?
●2 腰痛の原因を分析してみよう!
●3 骨盤に対する評価方法は?
●4 情報収集と問診
●5 理学療法評価
まとめのチェック
スポーツ領域
18 スポーツ外傷・スポーツ障害
●1 スポーツ外傷とスポーツ障害の違いは?
●2 下肢に起こりやすいスポーツ外傷・障害をあげてみよう!
●3 「競技特性」を知ろう!
●4 まずは痛みの評価から!
●5 次に膝のアライメントを見てみよう!
●6 次に足関節のアライメントを見てみよう!
まとめのチェック
摂食・嚥下領域
19 摂食・嚥下障害
●1 おいしく,楽しく食事ができることの幸せを噛みしめよう!
●2 「食べる」「飲み込む」器官の解剖をおさらいしよう!
●3 「食べる」「飲み込む」のメカニズム
●4 「嚥下障害」とはいったいどこの障害なのか?
●5 誤嚥性肺炎の脅威!
●6 嚥下障害はどのような状態で生じるのか?
●7 嚥下障害の評価の手順
●8 嚥下機能検査の紹介
■水飲み試験(WST)
■反復唾液嚥下試験(RSST)
■簡易嚥下誘発試験(S-SPT)
■嚥下造影検査(VF)
まとめのチェック
平衡機能領域
20 平衡機能障害(脊髄小脳変性症)
●1 脊髄小脳変性症とは?
●2 理学療法評価
■情報収集
■機能障害の評価
■活動制限の評価
まとめのチェック
保健福祉分野
21 高齢者
●1 日本の高齢者の特徴(実態は不明!)
●2 加齢による老年齢症候群(廃用症候群)とは?
●3 リハビリテーションの場で,高齢者と接するときの留意点は?
●4 高齢者の機能評価はどのように行われるか?
●5 「できるADL」と「しているADL」
●6 総合的ADL評価とは?
●7 IADL尺度(Lawton & Brody)とは?
●8 社会的ADL評価(老研式活動能力指標)
●9 MMSE
●10 vitality index
まとめのチェック
22 健康増進領域
●1 健康づくりのための運動基準(2006)とは?
●2 内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)とは?
■奥に潜む動脈硬化の魔の手
●3 健康増進分野における一般的な体力評価は?
●4 高齢者における体力評価
●5 特定健康診査と特定保健指導とは?
●6 特定健康診査(特定健診)とは?
●7 特定保健指導(特保)とは?
まとめのチェック
23 産業保健領域
●1 産業保健とは
●2 産業保健の目的
●3 産業保健は会社ぐるみのチームプレイ
●4 産業保健における理学療法
●5 WMSDsとは?
●6 WMSDsをはじめとする各障害の評価
まとめのチェック
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ゼロから学ぶあなたにも! 読みやすい文章,豊富なイラストで講義にも独学にも最適なテキスト!
本シリーズは,理学療法について知識のない学生の方々でもわかりやすいように,読みやすく解説した理学療法学専門分野のテキストである。「1 理学療法評価学」については,学生が身につけるべき基本的な評価法を丁寧に解説し,そのうえで障害領域ごとの評価法を掲載した。
本書巻頭には「Introduction」を設けており,「理学療法評価」の考え方や全体像を把握しやすいようにしてある。さらに,重要ポイントを解説した「Check・Point」,用語・補足説明の「用語アラカルト」や「MEMO」,日常生活に基づく「エピソード」などを随所に入れており,理解の促進を図った。豊富なイラスト・図表・囲み記事を盛り込んでおり,講義で使うだけでなく,ひとりでも着実に学べるテキストとした。
是非,イラストとともに読み進めて,臨床・応用にも役立つような理学療法の知識を身につけて欲しい!