画像診断の勘ドコロ
新 乳房画像診断の勘ドコロ
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定価 9,900円(税込) (本体9,000円+税)
- B5変型判 392ページ オールカラー,イラスト90点,写真750点
- 2016年9月8日刊行
- ISBN978-4-7583-1596-8
序文
監修の序
勘ドコロシリーズは,2006年に出版した旧版が幸いなことに多くの読者の支持を得ることができ,その後やや間隔が空いたものの,8年後の2014年には新版の出版に漕ぎ着けることができた。多くの書籍が版を重ねる毎にその厚みが増していくなかで,本シリーズ新版もご多分に漏れず,頭部,胸部,腹部,骨軟部といずれも旧版の1.2〜1.5倍ほどの分量となり,もはや“勘ドコロ”という名前を冠すること自体が憚られる書物に変貌した。しかし,読者からの高い評価は引き続き頂戴できているようであり監修者としてこれに勝る喜びはない。
新版が出版された頃のある学会場でメジカルビュー社の伊藤さんと立ち話をしていた時,勘ドコロの領域を広げられないか? その場合どこの領域が適切か?という話になった。その中で,伊藤さんの方から,乳腺の領域はどうでしょう? というご提案をいただいた。確かに,乳腺の画像診断の教科書は,マンモグラフィ,超音波,MRIとそれぞれに詳細なものは出版されてはいるものの,それらをまとめたものはあまりないのではないか,ということに気がついた。もしも,乳腺の画像診断を包括的に一冊の教科書にまとめることができれば,乳腺画像診断の“勘ドコロ”を効率よく学べるものになるであろうし,それこそ本シリーズのコンセプトである 「増加する一方の画像診断への需要に限られた時間で対応していくため,必要なことが簡潔に記載された教科書」 にぴったりなのではないかと思った。学会から帰ると,早速,その実現に向けて動き出した。編者には聖路加国際病院の角田博子先生のお名前がすぐに頭に浮かんだ。角田先生は,長い間,日本の乳腺画像診断のリーダーとして,その普及と啓蒙に全力を注入されてきた方であり,検診,診療のいずれの面に於いても,乳腺画像診断のシステム作り,普及,教育,研究に深く関わって来られた乳腺放射線科医である。乳腺画像診断を包括的にしかも深みを持ってまとめられる編集者として彼女をおいて他にいないと考えた。私の盟友,聖路加国際病院放射線科部長の栗原泰之先生を通じてご意向を確認させていただくと,嬉しいことに即座にご承諾を頂戴することができた。角田先生の章立てのプランには,化学療法の判定,妊娠期・授乳期の診断という,まさに乳腺の画像診断の今を深く知っておられる方のみが挙げられる項目が含まれており,乳腺画像診断の教科書として他書にない懐の深さを感じた。改めて角田先生にお願いしてよかったと思った次第である。
本書は,乳腺画像診断をこれから学ぼうとしている人のみならず乳腺画像診断の全貌を再度勉強し直そうと考えている人にとっても,最適の一冊であると信じている。
2016年7月
髙橋雅士
-------------------------
編集の序
勘ドコロシリーズといえば “これだけは押さえておこうという基本的事項”を簡潔にまとめるというコンセプトのもとに,頭部,腹部,胸部,骨軟部とシリーズ化され,日常診療のなかで多くの放射線科医が頼りにしている教科書のトップである。前述の4冊はすでに初版から10年近くが経過し,新シリーズとなっている。いずれも,非常によくまとまっていて,しかも丁寧な説明とポイントを押さえた構成となっており,当院の放射線科読影室でも愛読されている。
そんななかで,今回,髙橋雅士先生から乳房画像診断領域の勘ドコロを作らないか,と声をかけて頂いた。上述したような状況のなかで乳房画像診断についても的確で内容の濃い,読者に満足して頂けるものを編集できるかどうか大きな責任を感じたが,同時にとても光栄で放射線科医のなかに乳房画像診断を広く浸透していけるチャンスをいただいたと感じた。すでに四半世紀前になるが,自分の専門領域として乳房の画像診断にのめり込み始めた頃,先輩放射線科医から,「放射線科医として乳房領域で役に立てることはない」と言われ,悔しい思いをしたことがある。それは,もともと乳腺領域の診断はかつて外科医の触診から始まっていたことに由来している。MRIが広く行われる様になって多くの放射線科医が参画してきた感があるが,今でもマンモグラフィや超音波検査の主体を外科医が行っている施設も多い。そのような経過をたどってきたこともあり,乳房画像診断のテキストとして,マンモグラフィ,超音波検査,MRIなどそれぞれのモダリティ別のテキストは充実したものを入手できるが,すべてのモダリティを1冊にまとめた適切な教科書がなく,今回のまさに勘ドコロシリーズのようなものがあればよいと常々考えていたところであった。勿論それは放射線科医のみならず,乳房画像診断に関わるすべての医療者に役立つものと考えている。
構成を考えた時,日常臨床で乳房の画像診断に関して困ったときに解決すべき必要な事項はすべて効率的にとりいれたいという思いがあった。そこで,乳房そのものの画像診断に関わる事項として,正常解剖から病理診断,マンモグラフィ,超音波検査,MRI,PET/CTなどのモダリティの原理から診断までは勿論であるが,加えて,それらの総合判断,術前化学療法の判定,妊娠期・授乳期の診断といった乳房画像診断特有の注意すべき項目も挙げさせて頂いた。また,乳房そのものの診断ではないが,リンパ節や他臓器への転移についても網羅した。さらに近年乳がん検診への関心が高まっているが,検診について正しく理解されていないのではないかと思われる状況もあり,最後の章には画像診断そのものに関わる事項ではない部分も含めて,乳がん検診についても追加した。
このような思いを抱えて,まさに今乳腺領域の診断で活躍されている方々に執筆をお願いした。執筆の先生方は皆,ご自身の思いを厚く原稿にこめていただいた。改めてここで御礼申し上げます。原稿のボリュームの関係ですべてを掲載できず,やむをえず一部の先生方には,貴重な原稿に手をいれていただいたことを心からお詫びします。
最後になりましたが,監修の髙橋先生および編集の伊藤彩氏に厚く御礼申し上げます。
2016年7月
いっぱいの心配を抱えて受診する女性達の適切な診療に役立つことを願って
角田博子
勘ドコロシリーズは,2006年に出版した旧版が幸いなことに多くの読者の支持を得ることができ,その後やや間隔が空いたものの,8年後の2014年には新版の出版に漕ぎ着けることができた。多くの書籍が版を重ねる毎にその厚みが増していくなかで,本シリーズ新版もご多分に漏れず,頭部,胸部,腹部,骨軟部といずれも旧版の1.2〜1.5倍ほどの分量となり,もはや“勘ドコロ”という名前を冠すること自体が憚られる書物に変貌した。しかし,読者からの高い評価は引き続き頂戴できているようであり監修者としてこれに勝る喜びはない。
新版が出版された頃のある学会場でメジカルビュー社の伊藤さんと立ち話をしていた時,勘ドコロの領域を広げられないか? その場合どこの領域が適切か?という話になった。その中で,伊藤さんの方から,乳腺の領域はどうでしょう? というご提案をいただいた。確かに,乳腺の画像診断の教科書は,マンモグラフィ,超音波,MRIとそれぞれに詳細なものは出版されてはいるものの,それらをまとめたものはあまりないのではないか,ということに気がついた。もしも,乳腺の画像診断を包括的に一冊の教科書にまとめることができれば,乳腺画像診断の“勘ドコロ”を効率よく学べるものになるであろうし,それこそ本シリーズのコンセプトである 「増加する一方の画像診断への需要に限られた時間で対応していくため,必要なことが簡潔に記載された教科書」 にぴったりなのではないかと思った。学会から帰ると,早速,その実現に向けて動き出した。編者には聖路加国際病院の角田博子先生のお名前がすぐに頭に浮かんだ。角田先生は,長い間,日本の乳腺画像診断のリーダーとして,その普及と啓蒙に全力を注入されてきた方であり,検診,診療のいずれの面に於いても,乳腺画像診断のシステム作り,普及,教育,研究に深く関わって来られた乳腺放射線科医である。乳腺画像診断を包括的にしかも深みを持ってまとめられる編集者として彼女をおいて他にいないと考えた。私の盟友,聖路加国際病院放射線科部長の栗原泰之先生を通じてご意向を確認させていただくと,嬉しいことに即座にご承諾を頂戴することができた。角田先生の章立てのプランには,化学療法の判定,妊娠期・授乳期の診断という,まさに乳腺の画像診断の今を深く知っておられる方のみが挙げられる項目が含まれており,乳腺画像診断の教科書として他書にない懐の深さを感じた。改めて角田先生にお願いしてよかったと思った次第である。
本書は,乳腺画像診断をこれから学ぼうとしている人のみならず乳腺画像診断の全貌を再度勉強し直そうと考えている人にとっても,最適の一冊であると信じている。
2016年7月
髙橋雅士
-------------------------
編集の序
勘ドコロシリーズといえば “これだけは押さえておこうという基本的事項”を簡潔にまとめるというコンセプトのもとに,頭部,腹部,胸部,骨軟部とシリーズ化され,日常診療のなかで多くの放射線科医が頼りにしている教科書のトップである。前述の4冊はすでに初版から10年近くが経過し,新シリーズとなっている。いずれも,非常によくまとまっていて,しかも丁寧な説明とポイントを押さえた構成となっており,当院の放射線科読影室でも愛読されている。
そんななかで,今回,髙橋雅士先生から乳房画像診断領域の勘ドコロを作らないか,と声をかけて頂いた。上述したような状況のなかで乳房画像診断についても的確で内容の濃い,読者に満足して頂けるものを編集できるかどうか大きな責任を感じたが,同時にとても光栄で放射線科医のなかに乳房画像診断を広く浸透していけるチャンスをいただいたと感じた。すでに四半世紀前になるが,自分の専門領域として乳房の画像診断にのめり込み始めた頃,先輩放射線科医から,「放射線科医として乳房領域で役に立てることはない」と言われ,悔しい思いをしたことがある。それは,もともと乳腺領域の診断はかつて外科医の触診から始まっていたことに由来している。MRIが広く行われる様になって多くの放射線科医が参画してきた感があるが,今でもマンモグラフィや超音波検査の主体を外科医が行っている施設も多い。そのような経過をたどってきたこともあり,乳房画像診断のテキストとして,マンモグラフィ,超音波検査,MRIなどそれぞれのモダリティ別のテキストは充実したものを入手できるが,すべてのモダリティを1冊にまとめた適切な教科書がなく,今回のまさに勘ドコロシリーズのようなものがあればよいと常々考えていたところであった。勿論それは放射線科医のみならず,乳房画像診断に関わるすべての医療者に役立つものと考えている。
構成を考えた時,日常臨床で乳房の画像診断に関して困ったときに解決すべき必要な事項はすべて効率的にとりいれたいという思いがあった。そこで,乳房そのものの画像診断に関わる事項として,正常解剖から病理診断,マンモグラフィ,超音波検査,MRI,PET/CTなどのモダリティの原理から診断までは勿論であるが,加えて,それらの総合判断,術前化学療法の判定,妊娠期・授乳期の診断といった乳房画像診断特有の注意すべき項目も挙げさせて頂いた。また,乳房そのものの診断ではないが,リンパ節や他臓器への転移についても網羅した。さらに近年乳がん検診への関心が高まっているが,検診について正しく理解されていないのではないかと思われる状況もあり,最後の章には画像診断そのものに関わる事項ではない部分も含めて,乳がん検診についても追加した。
このような思いを抱えて,まさに今乳腺領域の診断で活躍されている方々に執筆をお願いした。執筆の先生方は皆,ご自身の思いを厚く原稿にこめていただいた。改めてここで御礼申し上げます。原稿のボリュームの関係ですべてを掲載できず,やむをえず一部の先生方には,貴重な原稿に手をいれていただいたことを心からお詫びします。
最後になりましたが,監修の髙橋先生および編集の伊藤彩氏に厚く御礼申し上げます。
2016年7月
いっぱいの心配を抱えて受診する女性達の適切な診療に役立つことを願って
角田博子
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目次
Ⅰ 診断のモダリティの画像作成の原理
【マンモグラフィ】
01 原理を知って読影に役立てよう
02 乳房トモシンセシス
03 被ばく
【超音波検査】
04 デジタル装置の基礎とソフト
05 Bモード像(組織特性を含む)
06 カラードプラ
07 エラストグラフィ
【MRI】
08 MRIの原理
【PET/CT】
09 PET/CTの基礎
Ⅱ 乳房の解剖を読み解く
【正常解剖】
01 マクロ病理とミクロ病理
【正常乳房と画像】
02 マンモグラフィ
03 超音波:正常との対比(膜の構造)
04 超音波:乳腺の基本構造は,どこに見えている? 隠れている?
05 MRI
Ⅲ 病理
01 WHO分類の基礎
02 乳癌取扱い規約:乳腺腫瘍の組織学的分類
03 サブタイプの理解
Ⅳ モダリティの基礎
【マンモグラフィ】
01 基本撮影と追加撮影,病変の位置
02 ハードコピーとモニタ診断の読影方法
【超音波】
03 Bモードの操作方法
04 カラードプラの注意点
05 エラストグラフィの注意点
【MRI】
06 撮像の考え方
【PET/CT】
07 アーチファクト,normal variation
08 偽陽性,偽陰性などの注意
Ⅴ 診断の基本
【マンモグラフィ】
01 マンモグラフィガイドライン
02 腫瘤
03 石灰化
04 その他の所見
【超音波】
05 腫瘤
06 非腫瘤性病変
【MRI】
07 腫瘤
08 非腫瘤性病変
09 PET/CT
10 比較読影
Ⅵ 各種疾患の画像診断
【乳癌】
01 非浸潤性乳管癌(DCIS):マンモグラフィと超音波像
02 非浸潤性乳管癌(DCIS):MRI
【乳癌/浸潤性乳管癌】
03 硬癌(scirrhous carcinoma)
04 充実腺管癌(solid-tubular carcinoma)
05 乳頭腺管癌(papillotubular carcinoma)
【乳癌/特殊型浸潤癌】
06 粘液癌(mucinous carcinoma)
07 浸潤性小葉癌(invasive lobular carcinoma)
08 扁平上皮癌(squamous cell carcinoma)
09 髄様癌(medullary carcinoma)
10 浸潤性微小乳頭癌(invasive micropapillary carcinoma)
11 その他の浸潤癌
【乳癌】
12 Paget病(Paget's disease)
【その他の悪性疾患】
13 乳腺原発悪性リンパ腫(malignant lymphoma)
【良性疾患】
14 線維腺腫(fibroadenoma)
15 過誤腫(hamartoma)
16 葉状腫瘍(phyllodes tumor)
17 乳管内乳頭腫(intraductal papilloma)
18 乳管腺腫(硬化性乳頭腫)(ductal adenoma<sclerotic intraductal papilloma>)
19 乳腺腺筋上皮腫(adenomyoepithelioma)
20 硬化性腺症(screlosing adenosis;SA),放射状瘢痕(radial scar;RS)/複雑型硬化性病変(complex screlosing lesion;CSL)
21 嚢胞(cyst)
22 乳腺症(fibrocystic change,mastopathy)
23 糖尿病性乳腺症(diabetic mastopathy)
24 乳管拡張症(mammary duct ectasia)
25 MLT(mucocele-like tumor)
26 脂肪壊死(fat necrosis)
27 乳輪下膿瘍(subareolar abscess)
28 乳腺炎(mastitis)
29 肉芽腫性乳腺炎(granulomatous mastitis)
30 乳瘤(garactocele)
31 シリコン肉芽腫(silicone granuloma)
32 線維腫症(fibromatosis)
33 女性化乳房(gynecomastia)
【インプラント】
34 乳房シリコンインプラント(SBI)の破損
Ⅶ 総合画像診断
01 日常臨床における総合画像診断
02 乳癌の広がり診断
Ⅷ 術前化学療法の効果予測と判定
01 マンモグラフィによる術前化学療法の効果予測と判定
02 超音波による術前化学療法の効果予測と判定
03 MRIによる術前化学療法の効果予測と判定
04 PET/CTによる術前化学療法の効果予測と判定
Ⅸ リンパ節の画像診断
01 リンパ節の画像診断
Ⅹ 妊娠期・授乳期における診断
01 妊娠期・授乳期画像診断での必要事項
Ⅺ 転移とその鑑別
01 肺転移と鑑別診断
02 肝転移と鑑別診断
03 脳転移と鑑別診断
04 骨転移と鑑別診断
05 その他の転移
Ⅻ 乳がん検診
01 検診をどう理解するか
02 日本の乳がん検診の流れ
03 超音波検診
04 利益と不利益
05 これからの乳がん検診:HBOCを含む遺伝医療の発展とともに
【マンモグラフィ】
01 原理を知って読影に役立てよう
02 乳房トモシンセシス
03 被ばく
【超音波検査】
04 デジタル装置の基礎とソフト
05 Bモード像(組織特性を含む)
06 カラードプラ
07 エラストグラフィ
【MRI】
08 MRIの原理
【PET/CT】
09 PET/CTの基礎
Ⅱ 乳房の解剖を読み解く
【正常解剖】
01 マクロ病理とミクロ病理
【正常乳房と画像】
02 マンモグラフィ
03 超音波:正常との対比(膜の構造)
04 超音波:乳腺の基本構造は,どこに見えている? 隠れている?
05 MRI
Ⅲ 病理
01 WHO分類の基礎
02 乳癌取扱い規約:乳腺腫瘍の組織学的分類
03 サブタイプの理解
Ⅳ モダリティの基礎
【マンモグラフィ】
01 基本撮影と追加撮影,病変の位置
02 ハードコピーとモニタ診断の読影方法
【超音波】
03 Bモードの操作方法
04 カラードプラの注意点
05 エラストグラフィの注意点
【MRI】
06 撮像の考え方
【PET/CT】
07 アーチファクト,normal variation
08 偽陽性,偽陰性などの注意
Ⅴ 診断の基本
【マンモグラフィ】
01 マンモグラフィガイドライン
02 腫瘤
03 石灰化
04 その他の所見
【超音波】
05 腫瘤
06 非腫瘤性病変
【MRI】
07 腫瘤
08 非腫瘤性病変
09 PET/CT
10 比較読影
Ⅵ 各種疾患の画像診断
【乳癌】
01 非浸潤性乳管癌(DCIS):マンモグラフィと超音波像
02 非浸潤性乳管癌(DCIS):MRI
【乳癌/浸潤性乳管癌】
03 硬癌(scirrhous carcinoma)
04 充実腺管癌(solid-tubular carcinoma)
05 乳頭腺管癌(papillotubular carcinoma)
【乳癌/特殊型浸潤癌】
06 粘液癌(mucinous carcinoma)
07 浸潤性小葉癌(invasive lobular carcinoma)
08 扁平上皮癌(squamous cell carcinoma)
09 髄様癌(medullary carcinoma)
10 浸潤性微小乳頭癌(invasive micropapillary carcinoma)
11 その他の浸潤癌
【乳癌】
12 Paget病(Paget's disease)
【その他の悪性疾患】
13 乳腺原発悪性リンパ腫(malignant lymphoma)
【良性疾患】
14 線維腺腫(fibroadenoma)
15 過誤腫(hamartoma)
16 葉状腫瘍(phyllodes tumor)
17 乳管内乳頭腫(intraductal papilloma)
18 乳管腺腫(硬化性乳頭腫)(ductal adenoma<sclerotic intraductal papilloma>)
19 乳腺腺筋上皮腫(adenomyoepithelioma)
20 硬化性腺症(screlosing adenosis;SA),放射状瘢痕(radial scar;RS)/複雑型硬化性病変(complex screlosing lesion;CSL)
21 嚢胞(cyst)
22 乳腺症(fibrocystic change,mastopathy)
23 糖尿病性乳腺症(diabetic mastopathy)
24 乳管拡張症(mammary duct ectasia)
25 MLT(mucocele-like tumor)
26 脂肪壊死(fat necrosis)
27 乳輪下膿瘍(subareolar abscess)
28 乳腺炎(mastitis)
29 肉芽腫性乳腺炎(granulomatous mastitis)
30 乳瘤(garactocele)
31 シリコン肉芽腫(silicone granuloma)
32 線維腫症(fibromatosis)
33 女性化乳房(gynecomastia)
【インプラント】
34 乳房シリコンインプラント(SBI)の破損
Ⅶ 総合画像診断
01 日常臨床における総合画像診断
02 乳癌の広がり診断
Ⅷ 術前化学療法の効果予測と判定
01 マンモグラフィによる術前化学療法の効果予測と判定
02 超音波による術前化学療法の効果予測と判定
03 MRIによる術前化学療法の効果予測と判定
04 PET/CTによる術前化学療法の効果予測と判定
Ⅸ リンパ節の画像診断
01 リンパ節の画像診断
Ⅹ 妊娠期・授乳期における診断
01 妊娠期・授乳期画像診断での必要事項
Ⅺ 転移とその鑑別
01 肺転移と鑑別診断
02 肝転移と鑑別診断
03 脳転移と鑑別診断
04 骨転移と鑑別診断
05 その他の転移
Ⅻ 乳がん検診
01 検診をどう理解するか
02 日本の乳がん検診の流れ
03 超音波検診
04 利益と不利益
05 これからの乳がん検診:HBOCを含む遺伝医療の発展とともに
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「ますます増加する画像診断への需要を限られた時間でこなしていくためには,必要なことが簡潔に記載された教科書が必須である」というコンセプトから生まれた「新 画像診断の勘ドコロ」に,「乳房」が新登場!
マンモグラフィ,エコー,MRI,PET/CTにつき,技術と臨床をまとめるとともに,読影と診断に必須となる乳房の解剖や病理のほか,乳癌検診や転移検索,妊娠期・授乳期における画像診断なども記載。乳房画像診断の全体像と現状を俯瞰できる1冊である。