IVRのすべて
定価 13,200円(税込) (本体12,000円+税)
- B5判 624ページ オールカラー,イラスト210点,写真1,150点
- 2021年3月28日刊行
- ISBN978-4-7583-2100-6
電子版
序文
Charles Dotterによる血管形成術が1964年,Alexander MargulisによるDiagnostic Interventional Radiologyという言葉の提唱が1967年,Sidney Wallaceが雑誌CancerにInterventional Radiologyという総説を載せたのが1976年,本邦でIVRが始まり日本IVR学会の前身である日本血管造影・Interventional Radiology研究会が発足したのが1982年。すなわち,IVRが始まってから50年以上の歳月が流れたが,この間のIVRの進歩は凄まじい。画像診断装置にはUS,CT,MRI,PETさらにはAG-CTやCB-CTが加わり,各種の塞栓物質やステント,アブレーション針など多様な機材が登場し,結果,IVR の対象領域も血管系から非血管系,リンパ系へと広がり,他治療の補助や緩和的処置までを含めれば,おおよそIVR が関与しない疾患はないまでに多様化した。
反面,このような急速な膨張と多様化の結果,「IVR の全貌」を把握することが難しくなってしまったのも事実である。実際,一人のIVR医がすべてのIVRにオールマイティになるのは至難の技であり,全体像を把握することも,他領域のIVRを学ぶことも容易ではない。これまでにも優れた書籍はあったものの,現時点におけるIVRのすべてを網羅した教科書は残念ながらなかった。
そこで今回,本書を上梓することとした。本邦におけるIVRの原典とすべく,名称もずばり『IVRのすべて』とし,現時点で最高の執筆陣により教科書といえる内容を揃えていただいた。もちろん,紙面の制限もありすべての詳細な情報を掲載できた訳ではないが,少なくとも現在のIVRの全体像を俯瞰することができ,かつそれぞれの項目に必須の情報を含んだ内容となっている。
本書がIVRに携わる者の「座右の銘」として活用され,わが国のIVRの次の50年に繋がる書となれば幸いである。
最後に本書執筆にご協力いただいた諸先生と本書出版にご尽力いただいたメジカルビュー社編集部苅谷竜太郎氏に深甚なる謝意を表したい。
2021年2月
吉川公彦,荒井保明
反面,このような急速な膨張と多様化の結果,「IVR の全貌」を把握することが難しくなってしまったのも事実である。実際,一人のIVR医がすべてのIVRにオールマイティになるのは至難の技であり,全体像を把握することも,他領域のIVRを学ぶことも容易ではない。これまでにも優れた書籍はあったものの,現時点におけるIVRのすべてを網羅した教科書は残念ながらなかった。
そこで今回,本書を上梓することとした。本邦におけるIVRの原典とすべく,名称もずばり『IVRのすべて』とし,現時点で最高の執筆陣により教科書といえる内容を揃えていただいた。もちろん,紙面の制限もありすべての詳細な情報を掲載できた訳ではないが,少なくとも現在のIVRの全体像を俯瞰することができ,かつそれぞれの項目に必須の情報を含んだ内容となっている。
本書がIVRに携わる者の「座右の銘」として活用され,わが国のIVRの次の50年に繋がる書となれば幸いである。
最後に本書執筆にご協力いただいた諸先生と本書出版にご尽力いただいたメジカルビュー社編集部苅谷竜太郎氏に深甚なる謝意を表したい。
2021年2月
吉川公彦,荒井保明
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書評
IVR(Interventional Radiology)の概念は,1967年にカリフォルニア大学サンフランシスコ校の放射線科教授であったMargulisにより提唱されたものであり,種々の放射線診断技術を治療に応用する放射線科学の新しい分野を1つの専門領域として位置づけた。欧米ではIRと略されることが多いが,わが国では歴史的な経緯からIVRと呼称されている。
IVRの企図するところは,画像ガイド下の低侵襲治療であり,種々の疾患に対する有用な低侵襲治療手技としてその地位が確立されている。
IVRの歴史が始まってから50年以上が経過するが,この間にIVRは急速かつ著しい進歩を遂げてきた。IVRを支える画像診断装置も超音波,CT,MRIさらに血管撮影装置とCTが合体したangio-CTやcone-beam CTなどが導入され,精密かつ正確な治療が可能になった。また,カテーテルなどの器具や種々の塞栓物質,ステントやステントグラフト,生検針やアブレーション針などの器具や医療材料も多種多様なものが考案されてきた。これらの発展とともに,IVRの応用される領域も従来の血管系,非血管系のさまざまな疾患から,最近ではリンパ系にまで広がり,癌の遺伝子検索による個別化医療のための経皮的生検,CVポート留置,手術の合併症の救済や緩和的な処置としてのIVRなど,さまざまな領域や疾患での臨床応用まで広がっている。
このようにIVRの手技が多種多様となり,技術も複雑かつ高度化してきている中で,一人のIVR医が自分の専門領域以外のすべての手技に精通することは難しくなってきており,IVR全体を俯瞰できる成書が待たれるところであった。今般上梓された本書『IVRのすべて』は,まさにIVRの対象となるすべての領域,疾患,手技を網羅し,俯瞰できる内容となっている。
総論ではIVRのさまざまな基本手技と必要な基礎知識に始まり,各論では血管系IVRとして各種臓器の腫瘍や出血,動脈瘤,血管奇形に対する血管塞栓術,大動脈疾患に対するステントグラフトや末梢動脈閉塞に対するIVR,門脈や静脈系,さらにリンパ系のIVRなどが取り上げられている。非血管系のIVRとしては,膿瘍や胆管などのドレナージ治療や各臓器の腫瘍のアブレーション治療そして緩和療法としてのIVRなどが詳述されている。各論のそれぞれの項目では,IVRの現場で活躍されている素晴らしい先生方が,疾患の概要とIVR手技の適応に始まり,IVRに必要な解剖やIVR手技の詳細とポイントをカラーのシェーマとともに理解しやすいように記載され,さらに手技に伴う合併症とその対処法,治療成績とエビデンス,最後にIVRの際の留意点が系統的に述べられている。
本書は,実際にIVRに携わる医師やこれから習得しようとする若手医師ばかりでなく,画像診断に従事する放射線科医,関連する疾患の治療に携わる外科,内科を始めとする各科の医師およびIVRに従事する診療放射線技師,看護師にとって,IVRのすべてを理解できる座右の銘として位置づけられる成書であると確信いたします。
慶應義塾大学名誉教授
元日本IVR学会,日本医学放射線学会理事長
栗林幸夫
IVRの企図するところは,画像ガイド下の低侵襲治療であり,種々の疾患に対する有用な低侵襲治療手技としてその地位が確立されている。
IVRの歴史が始まってから50年以上が経過するが,この間にIVRは急速かつ著しい進歩を遂げてきた。IVRを支える画像診断装置も超音波,CT,MRIさらに血管撮影装置とCTが合体したangio-CTやcone-beam CTなどが導入され,精密かつ正確な治療が可能になった。また,カテーテルなどの器具や種々の塞栓物質,ステントやステントグラフト,生検針やアブレーション針などの器具や医療材料も多種多様なものが考案されてきた。これらの発展とともに,IVRの応用される領域も従来の血管系,非血管系のさまざまな疾患から,最近ではリンパ系にまで広がり,癌の遺伝子検索による個別化医療のための経皮的生検,CVポート留置,手術の合併症の救済や緩和的な処置としてのIVRなど,さまざまな領域や疾患での臨床応用まで広がっている。
このようにIVRの手技が多種多様となり,技術も複雑かつ高度化してきている中で,一人のIVR医が自分の専門領域以外のすべての手技に精通することは難しくなってきており,IVR全体を俯瞰できる成書が待たれるところであった。今般上梓された本書『IVRのすべて』は,まさにIVRの対象となるすべての領域,疾患,手技を網羅し,俯瞰できる内容となっている。
総論ではIVRのさまざまな基本手技と必要な基礎知識に始まり,各論では血管系IVRとして各種臓器の腫瘍や出血,動脈瘤,血管奇形に対する血管塞栓術,大動脈疾患に対するステントグラフトや末梢動脈閉塞に対するIVR,門脈や静脈系,さらにリンパ系のIVRなどが取り上げられている。非血管系のIVRとしては,膿瘍や胆管などのドレナージ治療や各臓器の腫瘍のアブレーション治療そして緩和療法としてのIVRなどが詳述されている。各論のそれぞれの項目では,IVRの現場で活躍されている素晴らしい先生方が,疾患の概要とIVR手技の適応に始まり,IVRに必要な解剖やIVR手技の詳細とポイントをカラーのシェーマとともに理解しやすいように記載され,さらに手技に伴う合併症とその対処法,治療成績とエビデンス,最後にIVRの際の留意点が系統的に述べられている。
本書は,実際にIVRに携わる医師やこれから習得しようとする若手医師ばかりでなく,画像診断に従事する放射線科医,関連する疾患の治療に携わる外科,内科を始めとする各科の医師およびIVRに従事する診療放射線技師,看護師にとって,IVRのすべてを理解できる座右の銘として位置づけられる成書であると確信いたします。
慶應義塾大学名誉教授
元日本IVR学会,日本医学放射線学会理事長
栗林幸夫
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目次
総論
基本手技
血管アクセス・造影 山口雅人
血管塞栓 田中利洋
血管拡張 山本浩詞
腫瘍アブレーション 宮崎将也
画像下穿刺 菅原俊祐
針生検 曽根美雪
IVRに必要な基礎知識
インフォームド・コンセント 荒井保明
造影剤 阿保大介
IVR術中の鎮痛・鎮静 豊田将平
抗血小板薬・抗凝固薬 稲垣真裕,藤本順平
動注抗がん剤 稲葉吉隆,村田慎一,前田章光
術中ナビゲーション 久保貴俊
放射線防護 赤羽正章
各論
肝悪性腫瘍に対する経動脈治療
肝細胞がん(TACE) 宮山士朗
転移性肝がん(TACE) 佐藤洋造,稲葉吉隆
肝動注リザーバー 稲葉吉隆,佐藤洋造
泌尿生殖器系塞栓術
腎(動脈瘤,動静脈奇形を除く) 作原祐介
子宮筋腫(UAE) 勝盛哲也
前立腺塞栓(PAE) 井上政則
骨盤うっ血,精索静脈瘤 西田典史
出血に対する塞栓術
外傷性出血 総論・救急医とのかかわり 近藤浩史,船曳知弘
肝損傷 船曳知弘
脾損傷 船曳知弘
腎損傷 船曳知弘
腸間膜損傷 近藤浩史
骨盤骨折 山本浩大郎,近藤浩史
肋間動脈損傷 妹尾聡美,船曳知弘
鎖骨下動脈損傷 近藤浩史
持続勃起症 近藤浩史
消化管出血 立元将太
喀血 下平政史,武藤昌裕
術後出血 西尾福英之
産後出血 佐藤健司
門脈系IVR
BRTO 小泉 淳
PTO/TIO 小林 薫
TIPS 山本 晃
PSE 田中利洋
門脈ステント 正田哲也
術前門脈塞栓 末吉 智
ドレナージ
心嚢・胸水・腹水ドレナージ 保本 卓
膿瘍ドレナージ 荒井保典
胆管ドレナージ 荒井保明
尿路系(腎・膀胱)ドレナージ 新槇 剛
嚢胞硬化療法 松田律史,齋藤博哉
腫瘍アブレーション
肝腫瘍 山門亨一郎,加古泰一,高木治行
肺腫瘍 松井裕輔,平木隆夫
腎腫瘍 伊藤千尋,荒井保明
その他の腫瘍 高木治行,山門亨一郎
緩和IVR
大静脈狭窄 菅原俊祐,荒井保明
骨転移に対するRFA・TAE 谷川 昇
経皮的椎体形成術 小林 健
神経ブロック 和田慎司
腹腔静脈シャント 松枝 清
消化管狭窄 新槇 剛
気道狭窄 竹内義人
運動器疼痛 杉原英治,奥野祐次
動脈瘤に対する塞栓術
腎・脾の動脈瘤 松本知博,長谷部光泉
腹腔・肝・膵十二指腸の動脈瘤 前田新作
気管支・肺の動脈瘤 小林直登
大動脈に対するステントグラフト
腹部大動脈瘤(EVAR) 北村遼一,東浦 渉
胸部大動脈瘤(TEVAR) 岩越真一
大動脈瘤解離 岩越真一
エンドリーク 吉川公彦,市橋成夫,永富 暁
ハイブリッド治療 本郷哲央,宮本伸二
大動脈損傷 西巻 博
末梢動脈閉塞に対するIVR
大動脈・腸骨動脈 市橋成夫,吉川公彦
大腿膝窩動脈 永富 暁
膝下動脈 佐藤友保
腎動脈 田中良一
腸間膜動脈 谷口尚範
鎖骨下動脈 明珍 薫,高山勝年
四肢の急性動脈閉塞 田口秀彦
血管奇形に対する塞栓術・硬化療法
概念と分類 大須賀慶悟,山本和宏,東原大樹
四肢AVM 大須賀慶悟,山本和弘,東原大樹
肺AVM 丸野美由希,清末一路
腎AVM 佐口 徹,齋藤和博
骨盤AVM 東原大樹
静脈奇形(VM) 三村秀文
中枢神経系IVR
脳動脈瘤 安陪等思,田上秀一,廣畑 優
脳AVM 田上秀一,安陪等思,廣畑 優
硬膜動静脈瘻 清末一路,井手里美
脳梗塞(血栓回収療法) 中川一郎
頸動脈狭窄 高山勝年,中川裕之
脊髄AVM・AVF 田上秀一,安陪等思,廣畑 優
鼻出血 三浦寛司
頭頸部がんに対する動注化学療法 田中法瑞,田上秀一,内山雄介
静脈・リンパ系IVR
急性肺血栓塞栓症 田島廣之,中澤 賢,馬場康貴
バルーン肺動脈形成術 福田哲也
深部静脈血栓症 南口博紀
下大静脈フィルター 穴井 洋
下肢静脈瘤 保坂純郎
透析アクセス 後藤靖雄
副腎静脈採血 小黒草太,鎌田裕基,高瀬 圭
中心静脈ポート 曽根美雪
腹部リンパ漏 狩谷秀治
胸部リンパ漏 山本真由
基本手技
血管アクセス・造影 山口雅人
血管塞栓 田中利洋
血管拡張 山本浩詞
腫瘍アブレーション 宮崎将也
画像下穿刺 菅原俊祐
針生検 曽根美雪
IVRに必要な基礎知識
インフォームド・コンセント 荒井保明
造影剤 阿保大介
IVR術中の鎮痛・鎮静 豊田将平
抗血小板薬・抗凝固薬 稲垣真裕,藤本順平
動注抗がん剤 稲葉吉隆,村田慎一,前田章光
術中ナビゲーション 久保貴俊
放射線防護 赤羽正章
各論
肝悪性腫瘍に対する経動脈治療
肝細胞がん(TACE) 宮山士朗
転移性肝がん(TACE) 佐藤洋造,稲葉吉隆
肝動注リザーバー 稲葉吉隆,佐藤洋造
泌尿生殖器系塞栓術
腎(動脈瘤,動静脈奇形を除く) 作原祐介
子宮筋腫(UAE) 勝盛哲也
前立腺塞栓(PAE) 井上政則
骨盤うっ血,精索静脈瘤 西田典史
出血に対する塞栓術
外傷性出血 総論・救急医とのかかわり 近藤浩史,船曳知弘
肝損傷 船曳知弘
脾損傷 船曳知弘
腎損傷 船曳知弘
腸間膜損傷 近藤浩史
骨盤骨折 山本浩大郎,近藤浩史
肋間動脈損傷 妹尾聡美,船曳知弘
鎖骨下動脈損傷 近藤浩史
持続勃起症 近藤浩史
消化管出血 立元将太
喀血 下平政史,武藤昌裕
術後出血 西尾福英之
産後出血 佐藤健司
門脈系IVR
BRTO 小泉 淳
PTO/TIO 小林 薫
TIPS 山本 晃
PSE 田中利洋
門脈ステント 正田哲也
術前門脈塞栓 末吉 智
ドレナージ
心嚢・胸水・腹水ドレナージ 保本 卓
膿瘍ドレナージ 荒井保典
胆管ドレナージ 荒井保明
尿路系(腎・膀胱)ドレナージ 新槇 剛
嚢胞硬化療法 松田律史,齋藤博哉
腫瘍アブレーション
肝腫瘍 山門亨一郎,加古泰一,高木治行
肺腫瘍 松井裕輔,平木隆夫
腎腫瘍 伊藤千尋,荒井保明
その他の腫瘍 高木治行,山門亨一郎
緩和IVR
大静脈狭窄 菅原俊祐,荒井保明
骨転移に対するRFA・TAE 谷川 昇
経皮的椎体形成術 小林 健
神経ブロック 和田慎司
腹腔静脈シャント 松枝 清
消化管狭窄 新槇 剛
気道狭窄 竹内義人
運動器疼痛 杉原英治,奥野祐次
動脈瘤に対する塞栓術
腎・脾の動脈瘤 松本知博,長谷部光泉
腹腔・肝・膵十二指腸の動脈瘤 前田新作
気管支・肺の動脈瘤 小林直登
大動脈に対するステントグラフト
腹部大動脈瘤(EVAR) 北村遼一,東浦 渉
胸部大動脈瘤(TEVAR) 岩越真一
大動脈瘤解離 岩越真一
エンドリーク 吉川公彦,市橋成夫,永富 暁
ハイブリッド治療 本郷哲央,宮本伸二
大動脈損傷 西巻 博
末梢動脈閉塞に対するIVR
大動脈・腸骨動脈 市橋成夫,吉川公彦
大腿膝窩動脈 永富 暁
膝下動脈 佐藤友保
腎動脈 田中良一
腸間膜動脈 谷口尚範
鎖骨下動脈 明珍 薫,高山勝年
四肢の急性動脈閉塞 田口秀彦
血管奇形に対する塞栓術・硬化療法
概念と分類 大須賀慶悟,山本和宏,東原大樹
四肢AVM 大須賀慶悟,山本和弘,東原大樹
肺AVM 丸野美由希,清末一路
腎AVM 佐口 徹,齋藤和博
骨盤AVM 東原大樹
静脈奇形(VM) 三村秀文
中枢神経系IVR
脳動脈瘤 安陪等思,田上秀一,廣畑 優
脳AVM 田上秀一,安陪等思,廣畑 優
硬膜動静脈瘻 清末一路,井手里美
脳梗塞(血栓回収療法) 中川一郎
頸動脈狭窄 高山勝年,中川裕之
脊髄AVM・AVF 田上秀一,安陪等思,廣畑 優
鼻出血 三浦寛司
頭頸部がんに対する動注化学療法 田中法瑞,田上秀一,内山雄介
静脈・リンパ系IVR
急性肺血栓塞栓症 田島廣之,中澤 賢,馬場康貴
バルーン肺動脈形成術 福田哲也
深部静脈血栓症 南口博紀
下大静脈フィルター 穴井 洋
下肢静脈瘤 保坂純郎
透析アクセス 後藤靖雄
副腎静脈採血 小黒草太,鎌田裕基,高瀬 圭
中心静脈ポート 曽根美雪
腹部リンパ漏 狩谷秀治
胸部リンパ漏 山本真由
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