Dr.のほしい画像が撮れる!
オーダーの解釈と撮影・撮像技術
脳・頭頸部・脊椎・脊髄
定価 6,380円(税込) (本体5,800円+税)
- B5判 304ページ 2色(一部カラー),イラスト120点,写真580点
- 2022年9月3日刊行
- ISBN978-4-7583-2035-1
電子版
序文
監修の序
本書は診療放射線技師に向けた実用書であり,さまざまな疾患に対する具体的な撮影・撮像技術がまとめられている。本書を読めば「Dr. のほしい画像が撮れる!」ようになる。医師は患者さんの病態把握・診断のために画像検査を指示するが,医師の指示には必ず意図がある。医師が何を目的として画像検査をオーダーしたのか,何がみたいのか,ほしいのか。本書を読むことで医師の指示の意味を読み解くことができるようになるはずである。そのうえで,具体的に何をどのような条件で撮影をし,どのような画像を作るべきなのか,医師がほしい画像を撮影・撮像することによって,その後の診断・治療がスムーズに進む。さらに,撮影・撮像技術の解説の前には,それぞれの疾患の概要や代表的画像もまとめられており,具体的なイメージをもって撮像することができるようになるはずである。
われわれ放射線科医にとって,診療放射線技師はよきパートナーであり,実際の臨床においても研究においても,密接に連携しながら仕事をしている。撮影・撮像前の準備,患者さんのポジショニング・固定,撮影・撮像,画像処理など,よい画像を撮るポイントは随所にある。本書を読破していただき,必要最小限かつ十分な内容で,わかりやすく,「主張する画像」を撮っていただきたい。極論をいえば,細かな画像の解説は不要で,画像自体が「語る」ようなものを得られるのが理想である。ぜひ,そのような画像が撮れるような技師を目指していただきたい。
本書は北海道大学 大学院保健科学研究院 医用生体理工学分野の杉森博行先生に編集をお願いした。杉森先生は診療放射線技師として第一線で活躍した後に,現在は教育や研究に力を入れており,大変熱心である。各疾患別の解説は杉森先生のほかに,北海道大学病院 医療技術部 放射線部門の8名の診療放射線技師の方々にお願いした。臨床の現場の第一線で撮影・撮像を行い,われわれ放射線科医と日々研鑽を積んでいる方々であり,すぐに実践に役立つ重みのある記述が随所に散りばめられている。
本書は,脳・頭頸部・脊椎・脊髄について執筆されており,すでに刊行されている四肢・体幹と合わせて,全身がカバーされる。本書が最前線の診療放射線技師の実践的なバイブルとなるよう願っている。
2022年7月
北海道大学 大学院医学研究院 放射線科学分野 画像診断学教室
工藤與亮
----------------------------
編集の序
医師から診療放射線技師への画像検査の依頼内容はさまざまである。詳細が不明のために,病気の原因となる疾患がどこにあるのか探索的に行われる検査,あるモダリティで病変が疑われた後に異なるモダリティでの精査を目的とする検査,病期の進行や治療後のフォローアップで行われる検査など,それぞれの患者背景や依頼内容に合わせて日々検査が行われている。そのなかで診療放射線技師は,医師のオーダーの意図を適切に解釈し,常に最適な撮影・撮像条件とすることが求められる。本書『Dr.のほしい画像が撮れる!オーダーの解釈と撮影・撮像技術-脳・頭頸部・脊椎・脊髄』は,脳・頭頸部・脊椎・脊髄の疾患を部位ごとにまとめ,それぞれの疾患について検査開始から画像送信までのプロセスに基づき,医師が求める画像を得るポイントを解説した書籍である。
執筆は,北海道大学病院において第一線で活躍している診療放射線技師に,撮影・撮像のポイントを踏まえて詳細に行っていただいた。改めて北海道大学病院 医療技術部 放射線部門 石坂欣也副技師長,堀江達則副技師長,濱口裕行主任技師,高森清華主任技師,平山博之技師,藤原太郎技師,坂本悠輔技師,青野
聡技師に感謝申し上げます。また本書の内容は,日々の放射線画像診断医師からいただくアドバイスがあったからこそ記載できたものであり,それらが読者の経験となり検査の質の向上に寄与することは間違いない。監修いただいた,北海道大学 大学院医学研究院 放射線科学分野 画像診断学教室 工藤與亮教授に感謝申し上げますとともに著者からの相談に対して多大なアドバイスをいただいた原田太以佑先生に感謝申し上げます。また,いつも優しく丁寧に指導していただいている同教室の画像診断医の先生方に改めて感謝申し上げます。
本書は診療放射線技師を目指す養成校の学生にとっては,臨床実習前の検査と撮影・撮像プロセスの理解や,臨床実習後の復習においてポイントをまとめて理解できるように構成されている。また,現場の診療放射線技師にとっては疾患と撮影・撮像プロセスの再確認に役立つようにまとめた。読者の皆様においては,教育および実践でご活用いただければ幸いです。最後に,本書発刊にあたり企画時から適切なアドバイスをいただくなど,ご尽力いただいたメジカルビュー社 髙橋祐太朗氏に心より感謝申し上げます。
2022年7月
北海道大学 大学院保健科学研究院 医用生体理工学分野
杉森博行
本書は診療放射線技師に向けた実用書であり,さまざまな疾患に対する具体的な撮影・撮像技術がまとめられている。本書を読めば「Dr. のほしい画像が撮れる!」ようになる。医師は患者さんの病態把握・診断のために画像検査を指示するが,医師の指示には必ず意図がある。医師が何を目的として画像検査をオーダーしたのか,何がみたいのか,ほしいのか。本書を読むことで医師の指示の意味を読み解くことができるようになるはずである。そのうえで,具体的に何をどのような条件で撮影をし,どのような画像を作るべきなのか,医師がほしい画像を撮影・撮像することによって,その後の診断・治療がスムーズに進む。さらに,撮影・撮像技術の解説の前には,それぞれの疾患の概要や代表的画像もまとめられており,具体的なイメージをもって撮像することができるようになるはずである。
われわれ放射線科医にとって,診療放射線技師はよきパートナーであり,実際の臨床においても研究においても,密接に連携しながら仕事をしている。撮影・撮像前の準備,患者さんのポジショニング・固定,撮影・撮像,画像処理など,よい画像を撮るポイントは随所にある。本書を読破していただき,必要最小限かつ十分な内容で,わかりやすく,「主張する画像」を撮っていただきたい。極論をいえば,細かな画像の解説は不要で,画像自体が「語る」ようなものを得られるのが理想である。ぜひ,そのような画像が撮れるような技師を目指していただきたい。
本書は北海道大学 大学院保健科学研究院 医用生体理工学分野の杉森博行先生に編集をお願いした。杉森先生は診療放射線技師として第一線で活躍した後に,現在は教育や研究に力を入れており,大変熱心である。各疾患別の解説は杉森先生のほかに,北海道大学病院 医療技術部 放射線部門の8名の診療放射線技師の方々にお願いした。臨床の現場の第一線で撮影・撮像を行い,われわれ放射線科医と日々研鑽を積んでいる方々であり,すぐに実践に役立つ重みのある記述が随所に散りばめられている。
本書は,脳・頭頸部・脊椎・脊髄について執筆されており,すでに刊行されている四肢・体幹と合わせて,全身がカバーされる。本書が最前線の診療放射線技師の実践的なバイブルとなるよう願っている。
2022年7月
北海道大学 大学院医学研究院 放射線科学分野 画像診断学教室
工藤與亮
----------------------------
編集の序
医師から診療放射線技師への画像検査の依頼内容はさまざまである。詳細が不明のために,病気の原因となる疾患がどこにあるのか探索的に行われる検査,あるモダリティで病変が疑われた後に異なるモダリティでの精査を目的とする検査,病期の進行や治療後のフォローアップで行われる検査など,それぞれの患者背景や依頼内容に合わせて日々検査が行われている。そのなかで診療放射線技師は,医師のオーダーの意図を適切に解釈し,常に最適な撮影・撮像条件とすることが求められる。本書『Dr.のほしい画像が撮れる!オーダーの解釈と撮影・撮像技術-脳・頭頸部・脊椎・脊髄』は,脳・頭頸部・脊椎・脊髄の疾患を部位ごとにまとめ,それぞれの疾患について検査開始から画像送信までのプロセスに基づき,医師が求める画像を得るポイントを解説した書籍である。
執筆は,北海道大学病院において第一線で活躍している診療放射線技師に,撮影・撮像のポイントを踏まえて詳細に行っていただいた。改めて北海道大学病院 医療技術部 放射線部門 石坂欣也副技師長,堀江達則副技師長,濱口裕行主任技師,高森清華主任技師,平山博之技師,藤原太郎技師,坂本悠輔技師,青野
聡技師に感謝申し上げます。また本書の内容は,日々の放射線画像診断医師からいただくアドバイスがあったからこそ記載できたものであり,それらが読者の経験となり検査の質の向上に寄与することは間違いない。監修いただいた,北海道大学 大学院医学研究院 放射線科学分野 画像診断学教室 工藤與亮教授に感謝申し上げますとともに著者からの相談に対して多大なアドバイスをいただいた原田太以佑先生に感謝申し上げます。また,いつも優しく丁寧に指導していただいている同教室の画像診断医の先生方に改めて感謝申し上げます。
本書は診療放射線技師を目指す養成校の学生にとっては,臨床実習前の検査と撮影・撮像プロセスの理解や,臨床実習後の復習においてポイントをまとめて理解できるように構成されている。また,現場の診療放射線技師にとっては疾患と撮影・撮像プロセスの再確認に役立つようにまとめた。読者の皆様においては,教育および実践でご活用いただければ幸いです。最後に,本書発刊にあたり企画時から適切なアドバイスをいただくなど,ご尽力いただいたメジカルビュー社 髙橋祐太朗氏に心より感謝申し上げます。
2022年7月
北海道大学 大学院保健科学研究院 医用生体理工学分野
杉森博行
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目次
1章 頭部
①脳
(1)-1 脳血管障害
脳梗塞 [青野 聡]
高血圧性脳内出血 [藤原太郎]
くも膜下出血 [濱口裕行]
脳動脈瘤 [高森清華]
脳動静脈奇形 [濱口裕行]
脳アミロイドアンギオパチー [藤原太郎]
(1)-2 頭部外傷
急性硬膜外血腫 [平山博之]
急性硬膜下血腫 [平山博之]
脳挫傷 [坂本悠輔]
慢性硬膜下血腫 [堀江達則]
びまん性軸索損傷 [青野 聡]
(2)脳腫瘍
膠芽腫 [濱口裕行]
中枢神経系原発悪性リンパ腫 [青野 聡]
転移性脳腫瘍 [青野 聡]
その他の脳実質内腫瘍 [堀江達則]
下垂体腺腫 [平山博之]
神経鞘腫 [堀江達則]
髄膜腫 [坂本悠輔]
(3)変性・炎症・脱髄
脊髄小脳変性症 [濱口裕行]
単純ヘルペス脳炎 [藤原太郎]
Creutzfeldt-Jacob病 [藤原太郎]
多発性硬化症 [平山博之]
(4)先天奇形
神経線維腫症Ⅰ型 [坂本悠輔]
神経線維腫症Ⅱ型 [坂本悠輔]
Chiari奇形(Ⅰ,Ⅱ型) [高森清華]
脳梁形成異常 [高森清華]
2章 脊椎・脊髄
①脊椎
(1)脊椎症
変形性脊椎症,椎間板ヘルニア [平山博之]
腰部脊柱管狭窄症 [青野 聡]
脊椎分離症,脊椎すべり症 [堀江達則]
後縦靱帯骨化症 [藤原太郎]
(2)炎症
脊椎炎・椎間板炎 [平山博之]
(3)骨折・その他
脊椎圧迫骨折 [濱口裕行]
転移性骨腫瘍 [堀江達則,石坂欣也]
② 脊髄
(1)脊髄病変
脊髄空洞症,Chiari奇形 [高森清華]
脊髄炎 [青野 聡]
脊髄動静脈奇形 [坂本悠輔]
(2)先天奇形
脊髄髄膜瘤,腰仙部脂肪腫,脊髄稽留症候群 [高森清華]
(3)脊髄腫瘍
髄内腫瘍,硬膜内髄外腫瘍,硬膜外腫瘍 [藤原太郎]
3章 頭頸部
① 頭蓋底
(1)脊索腫 [堀江達則,石坂欣也]
(2)傍神経節腫瘍 [平山博之]
(3)軟骨無形成症 [坂本悠輔]
② 鼻部
(1)急性・慢性副鼻腔炎 [濱口裕行]
(2)鼻腔・副鼻腔腫瘍 [青野 聡]
③ 眼窩部
(1)網膜芽細胞腫 [青野 聡]
(2)視神経膠腫 堀江達則, [石坂欣也]
(3)その他の眼窩腫瘍 [高森清華]
(4)視神経炎 [藤原太郎]
(5)甲状腺眼症 [藤原太郎]
④耳部
(1)真珠腫性中耳炎 [坂本悠輔]
(2)中耳炎 [濱口裕行]
⑤ 咽頭・喉頭
(1)Tornwaldt嚢胞 [高森清華]
(2)扁桃炎・扁桃周囲膿瘍 [高森清華]
(3)咽頭がん [平山博之]
(4)喉頭がん [平山博之]
⑥ 顎骨(1)顎関節円板障害(顎関節症Ⅲ型) [高森清華]
(2)歯根嚢胞 [濱口裕行]
⑦耳下腺
(1)耳下腺多形腺腫 [藤原太郎]
(2)Sjögren症候群 [藤原太郎]
⑧ 甲状腺
(1)異所性甲状腺,甲状舌管嚢胞 [堀江達則]
(2)甲状腺機能亢進症(Basedow病)と機能低下症(橋本病) [堀江達則]
⑨ 副甲状腺
(1)副甲状腺腺腫 [濱口裕行]
⑩ 顔面外傷
(1)眼窩吹き抜け骨折 [坂本悠輔]
(2)Le Fort骨折 [ 坂本悠輔]
(3)鼻骨骨折 [坂本悠輔]
⑪頸部軟部組織
(1)第2鰓裂嚢胞 [青野 聡]
(2)咽後膿瘍 [青野 聡]
①脳
(1)-1 脳血管障害
脳梗塞 [青野 聡]
高血圧性脳内出血 [藤原太郎]
くも膜下出血 [濱口裕行]
脳動脈瘤 [高森清華]
脳動静脈奇形 [濱口裕行]
脳アミロイドアンギオパチー [藤原太郎]
(1)-2 頭部外傷
急性硬膜外血腫 [平山博之]
急性硬膜下血腫 [平山博之]
脳挫傷 [坂本悠輔]
慢性硬膜下血腫 [堀江達則]
びまん性軸索損傷 [青野 聡]
(2)脳腫瘍
膠芽腫 [濱口裕行]
中枢神経系原発悪性リンパ腫 [青野 聡]
転移性脳腫瘍 [青野 聡]
その他の脳実質内腫瘍 [堀江達則]
下垂体腺腫 [平山博之]
神経鞘腫 [堀江達則]
髄膜腫 [坂本悠輔]
(3)変性・炎症・脱髄
脊髄小脳変性症 [濱口裕行]
単純ヘルペス脳炎 [藤原太郎]
Creutzfeldt-Jacob病 [藤原太郎]
多発性硬化症 [平山博之]
(4)先天奇形
神経線維腫症Ⅰ型 [坂本悠輔]
神経線維腫症Ⅱ型 [坂本悠輔]
Chiari奇形(Ⅰ,Ⅱ型) [高森清華]
脳梁形成異常 [高森清華]
2章 脊椎・脊髄
①脊椎
(1)脊椎症
変形性脊椎症,椎間板ヘルニア [平山博之]
腰部脊柱管狭窄症 [青野 聡]
脊椎分離症,脊椎すべり症 [堀江達則]
後縦靱帯骨化症 [藤原太郎]
(2)炎症
脊椎炎・椎間板炎 [平山博之]
(3)骨折・その他
脊椎圧迫骨折 [濱口裕行]
転移性骨腫瘍 [堀江達則,石坂欣也]
② 脊髄
(1)脊髄病変
脊髄空洞症,Chiari奇形 [高森清華]
脊髄炎 [青野 聡]
脊髄動静脈奇形 [坂本悠輔]
(2)先天奇形
脊髄髄膜瘤,腰仙部脂肪腫,脊髄稽留症候群 [高森清華]
(3)脊髄腫瘍
髄内腫瘍,硬膜内髄外腫瘍,硬膜外腫瘍 [藤原太郎]
3章 頭頸部
① 頭蓋底
(1)脊索腫 [堀江達則,石坂欣也]
(2)傍神経節腫瘍 [平山博之]
(3)軟骨無形成症 [坂本悠輔]
② 鼻部
(1)急性・慢性副鼻腔炎 [濱口裕行]
(2)鼻腔・副鼻腔腫瘍 [青野 聡]
③ 眼窩部
(1)網膜芽細胞腫 [青野 聡]
(2)視神経膠腫 堀江達則, [石坂欣也]
(3)その他の眼窩腫瘍 [高森清華]
(4)視神経炎 [藤原太郎]
(5)甲状腺眼症 [藤原太郎]
④耳部
(1)真珠腫性中耳炎 [坂本悠輔]
(2)中耳炎 [濱口裕行]
⑤ 咽頭・喉頭
(1)Tornwaldt嚢胞 [高森清華]
(2)扁桃炎・扁桃周囲膿瘍 [高森清華]
(3)咽頭がん [平山博之]
(4)喉頭がん [平山博之]
⑥ 顎骨(1)顎関節円板障害(顎関節症Ⅲ型) [高森清華]
(2)歯根嚢胞 [濱口裕行]
⑦耳下腺
(1)耳下腺多形腺腫 [藤原太郎]
(2)Sjögren症候群 [藤原太郎]
⑧ 甲状腺
(1)異所性甲状腺,甲状舌管嚢胞 [堀江達則]
(2)甲状腺機能亢進症(Basedow病)と機能低下症(橋本病) [堀江達則]
⑨ 副甲状腺
(1)副甲状腺腺腫 [濱口裕行]
⑩ 顔面外傷
(1)眼窩吹き抜け骨折 [坂本悠輔]
(2)Le Fort骨折 [ 坂本悠輔]
(3)鼻骨骨折 [坂本悠輔]
⑪頸部軟部組織
(1)第2鰓裂嚢胞 [青野 聡]
(2)咽後膿瘍 [青野 聡]
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医師の指示の意味を適切にとらえた画像を撮るにはどうしたらよいか, 自ら考え, 実践するために必要な知識を身につけよう!
診療放射線技師が知っておくべき60以上の脳・頭頸部・脊椎・脊髄の疾患について,どのような画像を撮影・撮像するべきか,その画像を撮影・撮像する際の医師の指示とその意味はどのようなものか,その画像は実際にどうやって撮影・撮像するかといった知識を身につけるための書籍。
「STEP 1 病気を知る・画像を知る」で,疾患の概要とその疾患の代表的な画像,画像所見を解説。「STEP 2 医師の指示と撮影・撮像技術」では,医師から診療放射線技師にその疾患の撮影・撮像についてどのような指示があるかを示し,その指示の意味と,画像の撮影・撮像技術を解説する。囲み記事「用語解説」も充実。