新DS NOW 4

胆道癌・膵癌に対する標準手術

手技習得へのナビゲート

胆道癌・膵癌に対する標準手術

■担当編集委員 北川 裕久

定価 11,000円(税込) (本体10,000円+税)
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  • A4判  196ページ  オールカラー,イラスト170点,写真50点,Web動画30本/84分
  • 2019年8月29日刊行
  • ISBN978-4-7583-1653-8
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消化器癌の手術をマスターするための必読書!

胆道癌,膵癌に対する手術のうち,若手外科医がまず習得すべき7つの術式を取り上げ,エキスパートが初歩から丁寧に解説した。手術全体の流れを示したうえで,特に習得すべき手技は「Focus」として取り上げ,イラストや術中動画を用いて詳しく解説している。また,若手外科医が疑問を抱きやすい点やトラブルへの対応については,Q&A形式で具体的に説明した。若手外科医だけでなく,指導医にとっても教え方の参考となる書である。

■シリーズ編集主幹
白石憲男

■シリーズ編集委員
北川裕久/新田浩幸/山口茂樹


序文

 外科医ならば誰しも,手術が上手くなりたいと願っています。10 年前は,先輩の手術を真似,旧シリーズの『DS NOW』や論文を読み,学会発表のビデオや手術見学でコツを探索して手術の腕を磨きました。今回発刊された『新 DS NOW』では,これらの過程をすべて網羅し,さらに手技に関してその基礎となる解剖や組織学などの理論を学び,実際の手技を動画で見ることができるという素晴らしいものです。第4 巻「胆道癌・膵癌に対する標準手術」では,この領域の手術に造詣の深い先生方に,経験から得られる手技だけではなく,説得力のある根拠を語りかけるように示すという主旨で執筆していただき,若手外科医を指導する熱い気持ちに溢れるテキストになったのではないかと思います。
 胆道癌・膵癌は依然として予後不良で,21 世紀に残された癌といわれています。複雑な発生過程に伴う解剖,上腸間膜動静脈・腹腔動脈など重要な血管の起始部付近に存在する,いまだ十分に解明されていない「神経叢」への浸潤をきたすなどの特殊性があるため,手術は複雑で難易度が高く長時間で,しばしば血管外科の手技も必要とします。さらに術後は全身的な管理が必要で,合併症は膵液瘻・肝不全など致死的となる可能性があり,担当医のストレスは非常に高いものです。緻密な進展範囲診断に基づく緻密な計画,丁寧な理論的手技,全人的医療のすべてが揃わなければ成功しません。消化器外科領域の中で最もマニアックで取っつきにくく労働環境は過酷ですが,逆にハマると抜けられなくなる魅力もあります。手術は外科医の技術の良し悪しが左右する割合が高いとはいえ,名人芸であってはならず,やる気のある外科医ならば修練を積めば必ず達成できることが大切です。この『新 DS NOW』はそれを後押しできる指南書として最適であろうと自負しております。修羅場をくぐり抜けてきたエキスパートナー達が科学的根拠を示しつつ胆道癌・膵癌の世界へといざなってくれるはずです。
 トップランナーの先生方が心血を注いで執筆された本書が,未来のエキスパートナー育成のために役立つことを願ってやみません。最後に,ご執筆いただいた先生方,並びにメジカルビュー社の皆様に心より感謝申し上げます。

2019 年8 月
北川裕久
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目次

胆道
 肝門部領域胆管癌に対する右肝切除術  力山 敏樹 ほか
 肝門部領域胆管癌に対する左肝切除術  水野 隆史 ほか
 遠位胆管癌に対する膵頭十二指腸切除術  鈴木 修司 ほか
 胆嚢癌に対する肝切除および膵頭十二指腸切除術  坂田  純 ほか

膵臓
 膵頭部癌に対する膵頭十二指腸切除術  小野 嘉大 ほか
 膵体部癌に対する膵体尾部切除術  長友 謙三 ほか
 膵尾部癌に対する遠位側膵切除術  牧野  勇 ほか
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