これから始める腹部エコー
プローブ走査と描出のコツ、注目すべき所見をおさえる
定価 6,380円(税込) (本体5,800円+税)
- A4判 244ページ オールカラー,写真800点
- 2015年9月29日刊行
- ISBN978-4-7583-1587-6
電子版
序文
はじめに
超音波検査は各領域において,「聴診器」と称されるほど身近で手軽な検査法です。装置の取り扱いも簡便であり,放射線被ばくもなく,高分解能かつリアルタイム性に優れているため,検診や一般診療でのスクリーニング検査だけでなく,穿刺や治療などにも用いられ,今の医療に不可欠な検査法となっています。
超音波検査はCT・MRI検査と同様に病変の診断や評価を求められてはいますが,そのためには,まずは病変を発見しなければいけません。よく,超音波検査は客観性の乏しい検査といわれます。これは検者自らがプローブを持ち,異常所見を“探す”といった走査が必要となるため,検者の経験や知識の違いにより得られる検査結果に差が生じるからとされています。そこで本書は,精確な画像を描出し記録するための装置設定をはじめ,実際の検査を想定して超音波画像だけでなくプローブの持ち方や動かし方(操作)の実写真,解剖図などを組み合わせて呈示し,超音波画像とプローブ走査(スキャン)が一目見て理解できるように工夫し,見落としのない検査を行うコツについて解説しました。また,最近の腹部領域の超音波検査は,一般的な“肝・胆・膵・脾・(腎)”領域だけでなく下腹部(膀胱・前立腺・子宮・卵巣)も同時に検査を行う必要性が高くなっていることから,消化管を除いたすべての領域を網羅しました。疾患の説明も決して多くはありませんが,遭遇する機会が多いと思われる疾患の典型像を中心に,その診断ポイントをわかりやすくまとめました。さらに報告書の書き方についても,医師の最終診断を待たずに結果を報告しなければいけない状況が増えている点を考慮して,医師と技師の両者の視点をもった報告書作成が必要と考え,報告書のよい例と悪い例を対比したものをつくりました。
超音波検査は簡便ではありますが,簡単な検査ではありません。常にレベルアップが求められる検査です。本書が超音波検査の入門書として,患者と接しながらプローブを当て,病態を考えて行うといった超音波検査の醍醐味を知るきっかけとなれば幸いです。
最後になりましたが,本書の完成まで大変なるご尽力をいただきました編集担当の高橋さんをはじめとするメジカルビュー社の皆様に心より感謝申し上げます。
平成27年8月
東邦大学医療センター大森病院 臨床生理機能検査部 副技師長
丸山憲一
超音波検査は各領域において,「聴診器」と称されるほど身近で手軽な検査法です。装置の取り扱いも簡便であり,放射線被ばくもなく,高分解能かつリアルタイム性に優れているため,検診や一般診療でのスクリーニング検査だけでなく,穿刺や治療などにも用いられ,今の医療に不可欠な検査法となっています。
超音波検査はCT・MRI検査と同様に病変の診断や評価を求められてはいますが,そのためには,まずは病変を発見しなければいけません。よく,超音波検査は客観性の乏しい検査といわれます。これは検者自らがプローブを持ち,異常所見を“探す”といった走査が必要となるため,検者の経験や知識の違いにより得られる検査結果に差が生じるからとされています。そこで本書は,精確な画像を描出し記録するための装置設定をはじめ,実際の検査を想定して超音波画像だけでなくプローブの持ち方や動かし方(操作)の実写真,解剖図などを組み合わせて呈示し,超音波画像とプローブ走査(スキャン)が一目見て理解できるように工夫し,見落としのない検査を行うコツについて解説しました。また,最近の腹部領域の超音波検査は,一般的な“肝・胆・膵・脾・(腎)”領域だけでなく下腹部(膀胱・前立腺・子宮・卵巣)も同時に検査を行う必要性が高くなっていることから,消化管を除いたすべての領域を網羅しました。疾患の説明も決して多くはありませんが,遭遇する機会が多いと思われる疾患の典型像を中心に,その診断ポイントをわかりやすくまとめました。さらに報告書の書き方についても,医師の最終診断を待たずに結果を報告しなければいけない状況が増えている点を考慮して,医師と技師の両者の視点をもった報告書作成が必要と考え,報告書のよい例と悪い例を対比したものをつくりました。
超音波検査は簡便ではありますが,簡単な検査ではありません。常にレベルアップが求められる検査です。本書が超音波検査の入門書として,患者と接しながらプローブを当て,病態を考えて行うといった超音波検査の醍醐味を知るきっかけとなれば幸いです。
最後になりましたが,本書の完成まで大変なるご尽力をいただきました編集担当の高橋さんをはじめとするメジカルビュー社の皆様に心より感謝申し上げます。
平成27年8月
東邦大学医療センター大森病院 臨床生理機能検査部 副技師長
丸山憲一
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目次
◉腹部エコー関連略語集
Ⅰ腹部エコーの基礎の基礎 まずは基礎知識を押さえよう 八鍬恒芳
解剖
腹部エコーの種類と適応疾患
超音波の基礎
超音波機器の設定
プローブ走査の基本
Ⅱ腹部エコーの実践教習—検査法の実際—
1肝臓・脾臓 丸山憲一
①解剖
脈管
肝臓の正常超音波像
脾臓の解剖
脾臓の正常超音波像
②心窩部走査 基本断面
心窩部縦断走査
心窩部横断走査
③心窩部縦断走査
④心窩部横断走査
⑤右肋弓下横断走査
基本断面①
基本断面②
肝の見落としやすい場所
横隔膜直下(ドーム下)の観察法のコツ
プローブの持ち方
⑥体位変換の功罪
⑦右肋弓下縦断走査 基本断面
プローブ走査
⑧肝腎コントラストの観察
⑨右肋間走査 基本断面
⑩右肋間走査 基本断面の検査法
⑪右肋間走査 プローブの位置と持ち方
肋間走査でのプローブ走査のコツ
肋間走査での呼吸調節
肝の計測方法①大藤らによる評価法
肝の計測方法②羽鳥らによる評価法(当院による計測法)
肝の計測方法③左葉計測時の注意点
肝の計測方法④右肋弓下走査での肝右葉計測時の注意点
⑫左肋間走査 基本断面
脾臓における超音波検査の意義
⑬脾臓の計測
疾患説明
びまん性肝疾患における観察のポイント
肝サイズ
肝辺縁の評価
肝表面の評価
実質エコーレベル,エコーパターン評価
肝内脈管の評価
肝外所見
①びまん性肝疾患(脂肪肝)
病態
超音波像
NAFLDとNASH鑑別の試み
異所性還流による脂肪肝の限局性の低エコー域や高エコー域
限局性低脂肪化域(focal spared area)の注意点
②びまん性肝疾患(急性肝炎)
病態
超音波像
急性肝炎における経過観察時の注意点
劇症肝炎
③びまん性肝疾患(慢性肝炎)
病態
超音波像
④びまん性肝疾患(アルコール性肝炎)
病態
アルコール性肝炎の超音波像
⑤びまん性肝疾患(肝硬変)
病態
超音波像
肝硬変の超音波検査のポイント
⑥門脈側副路
門脈圧亢進所見
⑦肝血管腫
病態
超音波像
血管腫の注意点①
血管腫の注意点②サイズの変化
血管腫の注意点③動脈門脈短絡(A-P shunt)を伴う肝血管腫
⑧肝細胞癌(HCC)
病態
超音波像
腫瘍径による超音波像の違い
肝細胞癌におけるドプラ検査
⑨肝内胆管癌(胆管細胞癌)/ICC(CCC)
病態
超音波像
カラードプラ所見
⑩転移性肝癌(metastatic liver tumor)
病態
超音波像
カラードプラ所見
転移性肝癌を認めたら
急性腹症(憩室炎・虫垂炎)
①大腸(結腸)憩室炎(colonic diverticulitis)
臨床所見
超音波像
②急性虫垂炎(acute appendicitis)
虫垂の描出法
超音波像
報告書の書き方 ①急性肝炎[よい例]
報告書の書き方 ①急性肝炎[悪い例]
報告書の書き方 ②肝細胞癌[よい例]
報告書の書き方 ②肝細胞癌[悪い例]
2 胆嚢・胆管(胆道系) 工藤岳秀
①解剖
胆嚢の構造
胆管の構造
胆嚢・胆管の正常超音波像
②基本走査
右肋弓下縦断走査 基本断面
右肋間走査・右肋弓下横断走査 基本断面
心窩部横断走査 基本断面
右肋弓下縦断走査 基本断面
③疾患説明
急性胆嚢炎
慢性胆嚢炎
胆嚢ポリープ
胆嚢癌
胆嚢腺筋腫症
閉塞性黄疸(総胆管結石)
閉塞性黄疸(下部胆管癌)
④救急時の腹部エコー
急性胆嚢炎
閉塞性黄疸(総胆管結石)
報告書の書き方 ①急性胆嚢炎[よい例]
報告書の書き方 ①急性胆嚢炎[悪い例]
3 膵臓 工藤岳秀
①解剖
膵臓
②基本走査
心窩部横断走査 基本断面
心窩部縦断走査 基本断面
左肋弓下横断走査・左肋間走査 基本断面
③疾患説明
急性膵炎
慢性膵炎
自己免疫性膵炎
膵癌
膵嚢胞性腫瘍(IPMN・MCN・SCN)
膵嚢胞性腫瘍(仮性嚢胞)
④救急時の腹部エコー
急性膵炎
報告書の書き方 ①閉塞性黄疸(膵頭部癌)[よい例]
報告書の書き方 ①閉塞性黄疸(膵頭部癌)[悪い例]
4 腎・副腎・膀胱・前立腺 八鍬恒芳
①解剖
腎臓(kidney)および副腎(adrenal gland)
尿管(ureter)
膀胱(urinary bladder)
前立腺(prostate)
②基本走査
使用プローブ
背臥位からの観察 縦断・横断(腎の計測)
側腹部走査による腎の観察法
副腎の描出法
下腹部正中縦断・横断走査(膀胱)
下腹部正中縦断・横断走査(前立腺)
③疾患説明
腎血管筋脂肪腫,腎細胞癌
尿路結石
水腎症(hydronephrosis)
腎盂腫瘍⇔尿管腫瘍
膀胱腫瘍⇔肉柱膀胱
前立腺肥大症⇔前立腺腫瘍
報告書の書き方 ①尿路結石[よい例]
報告書の書き方 ①尿路結石[悪い例]
報告書の書き方 ②腎細胞癌[よい例]
報告書の書き方 ②腎細胞癌[悪い例]
5 子宮,卵巣 三塚幸夫
①発生・解剖
発生
子宮
卵巣
卵管
血管・リンパ管系
月経周期
②基本走査
下腹部正中縦断走査
下腹部正中横断走査
上下方向の描出角度による違い
左右方向の描出角度による違い
卵巣描出のコツ
膀胱充満法 貯留尿量による画像の変化
③疾患説明
子宮腺筋症
子宮筋腫
子宮体癌
子宮肉腫
子宮頸癌
卵巣腫瘤
④救急時の腹部エコー
卵巣茎捻転
報告書の書き方 ①子宮体癌[よい例]
報告書の書き方 ①子宮体癌[悪い例]
報告書の書き方 ②卵巣腫瘍[よい例]
報告書の書き方 ②卵巣腫瘍[悪い例]
Ⅰ腹部エコーの基礎の基礎 まずは基礎知識を押さえよう 八鍬恒芳
解剖
腹部エコーの種類と適応疾患
超音波の基礎
超音波機器の設定
プローブ走査の基本
Ⅱ腹部エコーの実践教習—検査法の実際—
1肝臓・脾臓 丸山憲一
①解剖
脈管
肝臓の正常超音波像
脾臓の解剖
脾臓の正常超音波像
②心窩部走査 基本断面
心窩部縦断走査
心窩部横断走査
③心窩部縦断走査
④心窩部横断走査
⑤右肋弓下横断走査
基本断面①
基本断面②
肝の見落としやすい場所
横隔膜直下(ドーム下)の観察法のコツ
プローブの持ち方
⑥体位変換の功罪
⑦右肋弓下縦断走査 基本断面
プローブ走査
⑧肝腎コントラストの観察
⑨右肋間走査 基本断面
⑩右肋間走査 基本断面の検査法
⑪右肋間走査 プローブの位置と持ち方
肋間走査でのプローブ走査のコツ
肋間走査での呼吸調節
肝の計測方法①大藤らによる評価法
肝の計測方法②羽鳥らによる評価法(当院による計測法)
肝の計測方法③左葉計測時の注意点
肝の計測方法④右肋弓下走査での肝右葉計測時の注意点
⑫左肋間走査 基本断面
脾臓における超音波検査の意義
⑬脾臓の計測
疾患説明
びまん性肝疾患における観察のポイント
肝サイズ
肝辺縁の評価
肝表面の評価
実質エコーレベル,エコーパターン評価
肝内脈管の評価
肝外所見
①びまん性肝疾患(脂肪肝)
病態
超音波像
NAFLDとNASH鑑別の試み
異所性還流による脂肪肝の限局性の低エコー域や高エコー域
限局性低脂肪化域(focal spared area)の注意点
②びまん性肝疾患(急性肝炎)
病態
超音波像
急性肝炎における経過観察時の注意点
劇症肝炎
③びまん性肝疾患(慢性肝炎)
病態
超音波像
④びまん性肝疾患(アルコール性肝炎)
病態
アルコール性肝炎の超音波像
⑤びまん性肝疾患(肝硬変)
病態
超音波像
肝硬変の超音波検査のポイント
⑥門脈側副路
門脈圧亢進所見
⑦肝血管腫
病態
超音波像
血管腫の注意点①
血管腫の注意点②サイズの変化
血管腫の注意点③動脈門脈短絡(A-P shunt)を伴う肝血管腫
⑧肝細胞癌(HCC)
病態
超音波像
腫瘍径による超音波像の違い
肝細胞癌におけるドプラ検査
⑨肝内胆管癌(胆管細胞癌)/ICC(CCC)
病態
超音波像
カラードプラ所見
⑩転移性肝癌(metastatic liver tumor)
病態
超音波像
カラードプラ所見
転移性肝癌を認めたら
急性腹症(憩室炎・虫垂炎)
①大腸(結腸)憩室炎(colonic diverticulitis)
臨床所見
超音波像
②急性虫垂炎(acute appendicitis)
虫垂の描出法
超音波像
報告書の書き方 ①急性肝炎[よい例]
報告書の書き方 ①急性肝炎[悪い例]
報告書の書き方 ②肝細胞癌[よい例]
報告書の書き方 ②肝細胞癌[悪い例]
2 胆嚢・胆管(胆道系) 工藤岳秀
①解剖
胆嚢の構造
胆管の構造
胆嚢・胆管の正常超音波像
②基本走査
右肋弓下縦断走査 基本断面
右肋間走査・右肋弓下横断走査 基本断面
心窩部横断走査 基本断面
右肋弓下縦断走査 基本断面
③疾患説明
急性胆嚢炎
慢性胆嚢炎
胆嚢ポリープ
胆嚢癌
胆嚢腺筋腫症
閉塞性黄疸(総胆管結石)
閉塞性黄疸(下部胆管癌)
④救急時の腹部エコー
急性胆嚢炎
閉塞性黄疸(総胆管結石)
報告書の書き方 ①急性胆嚢炎[よい例]
報告書の書き方 ①急性胆嚢炎[悪い例]
3 膵臓 工藤岳秀
①解剖
膵臓
②基本走査
心窩部横断走査 基本断面
心窩部縦断走査 基本断面
左肋弓下横断走査・左肋間走査 基本断面
③疾患説明
急性膵炎
慢性膵炎
自己免疫性膵炎
膵癌
膵嚢胞性腫瘍(IPMN・MCN・SCN)
膵嚢胞性腫瘍(仮性嚢胞)
④救急時の腹部エコー
急性膵炎
報告書の書き方 ①閉塞性黄疸(膵頭部癌)[よい例]
報告書の書き方 ①閉塞性黄疸(膵頭部癌)[悪い例]
4 腎・副腎・膀胱・前立腺 八鍬恒芳
①解剖
腎臓(kidney)および副腎(adrenal gland)
尿管(ureter)
膀胱(urinary bladder)
前立腺(prostate)
②基本走査
使用プローブ
背臥位からの観察 縦断・横断(腎の計測)
側腹部走査による腎の観察法
副腎の描出法
下腹部正中縦断・横断走査(膀胱)
下腹部正中縦断・横断走査(前立腺)
③疾患説明
腎血管筋脂肪腫,腎細胞癌
尿路結石
水腎症(hydronephrosis)
腎盂腫瘍⇔尿管腫瘍
膀胱腫瘍⇔肉柱膀胱
前立腺肥大症⇔前立腺腫瘍
報告書の書き方 ①尿路結石[よい例]
報告書の書き方 ①尿路結石[悪い例]
報告書の書き方 ②腎細胞癌[よい例]
報告書の書き方 ②腎細胞癌[悪い例]
5 子宮,卵巣 三塚幸夫
①発生・解剖
発生
子宮
卵巣
卵管
血管・リンパ管系
月経周期
②基本走査
下腹部正中縦断走査
下腹部正中横断走査
上下方向の描出角度による違い
左右方向の描出角度による違い
卵巣描出のコツ
膀胱充満法 貯留尿量による画像の変化
③疾患説明
子宮腺筋症
子宮筋腫
子宮体癌
子宮肉腫
子宮頸癌
卵巣腫瘤
④救急時の腹部エコー
卵巣茎捻転
報告書の書き方 ①子宮体癌[よい例]
報告書の書き方 ①子宮体癌[悪い例]
報告書の書き方 ②卵巣腫瘍[よい例]
報告書の書き方 ②卵巣腫瘍[悪い例]
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肝・胆・膵・脾・泌尿器領域・婦人科領域の腹部領域すべてを,解剖図+手元図+エコー画像で解説。役立つ画像の描出法を教えます!
現在,腹部エコーは腹部領域の検査の第1選択となっており,腹部の診療に欠かすことのできない検査である。「無侵襲検査」であるため,多くの医師,技師が検査を行っているが,実際は正確に画像を描出し,診断に役立てられていない場合も多い。“とりあえずの腹部エコー”,“とりあえずの画像”では診断を下すことができず,重要や所見を見落としてしまうことも少なくなく,検者の技術力の高低により差が出る検査といえる。
本書は腹部エコーを使いこなすために必要な基礎知識,技術をまとめ,どのように考え腹部エコーに取り組めばいいのか,再現性を高めるためにはどのようなテクニック,技術が必要なのかを解説し,若手医師,技師のバイブルとなる書籍である。
類書のなかで最も優しくわかりやすい書籍として,「絵本のような教科書」を目指し,肝臓,胆囊・胆管・胆道系,膵臓,腎臓・副腎,婦人科系にわけて,実臨床で役立つよう構成されている。