医療従事者が
絶対通じる英語を話すために
知っておくべき5つのポイント
[Web動画付]
定価 3,080円(税込) (本体2,800円+税)
- A5判 156ページ 2色,Web動画 約35分
- 2018年4月16日刊行
- ISBN978-4-7583-0966-0
序文
日本の医療現場や研究所,大学などで働く日本人の多くは英語での「読み・書き・聞く」はある程度できるのに,「話す」ということになるととたんに苦手意識をもち自信をなくす方が多いようです。なぜ,多くの理系人は流暢に英語を話せないのでしょうか? 英文法の知識や語彙力の不足のせいでしょうか?あるいはすべての発音記号やそれに対応する音を正確に記憶していないからでしょうか? いいえ,おそらくそれは,会話において言葉というものが直感的に使われ,反射的に理解されているものだからです。多くの理系人が得意とする,仮説を立てて,パターン分類に基づいて公式を使って方程式にデータを当てはめながら,理論整然とものごとを進めていくといったやり方では,「スムースに」「テンポよく」「臨機応変に」英語で会話することが難しいのです。
本書はネイティブスピーカーが面と向かってはあまり教えてくれない(体系的な個別指導が難しい)内容に焦点を当てながら,あえて理系人が得意とする理論に基づいた解説を試みました。一方,自分ではそこそこ流暢に英語を話しているつもりの方でも,通常は指摘されない,無意識のうちについてしまったカタカナ英語のクセがネイティブスピーカーに思わぬストレスを与えていることがあります。そういった事態も考慮し,筆者がその昔米国でスピーキングの個人指導(言語学の専門家による発音・話法のspeech lesson)を受けて得た知見や自分自身の体験談もふんだんに盛り込みました。
本書はさまざまな英語圏のネイティブスピーカーとの「飲ミュニケーション」から着想を得た,「どのようにして限られた時間内で効率的に実用英会話力の向上が図れるか」について書かれた虎の巻であり,私の今までの経験をまとめた武勇伝でもありますが,今までの教科書とは視点を変えて,まるでパズルやゲームでもするかのように,ちょっとした時間を使って自分だけで英会話の勉強・練習をすることが可能になるように工夫を凝らしました。自分自身のレベルや必要性に応じて,興味がわいたところから読みはじめてみてください。
筆者が考える英語で会話するうえで重要な「5つのポイント」は,臨床現場における医師-患者間の英会話(問診,ムンテラなど)を軸としながら,「英語圏で求められるワンランク上の英会話力」「上手な英語プレゼンテーション」「外国の臨床資格試験(USMLE, IELTS, OET)対策」「英語での面接や質疑応答」といったさまざまな場面に応用できる内容となっています。自分ではわかっているはずなのに,一生懸命話しているはずなのに,「外国に行くとなぜか英語が通じない」「自分の話している英語が自信をもって正しいかどうかわからない」「英会話教室に通っているがあまり上達が実感できない」といった読者の皆さんのさまざまな不安・悩みが少しでも軽減され,今後益々の発展につながるのであれば,筆者にとってこれ以上の喜びはありません。
2017年12月
初夏のシドニー湾に沈む夕陽を眺めながら
西口 智一
本書はネイティブスピーカーが面と向かってはあまり教えてくれない(体系的な個別指導が難しい)内容に焦点を当てながら,あえて理系人が得意とする理論に基づいた解説を試みました。一方,自分ではそこそこ流暢に英語を話しているつもりの方でも,通常は指摘されない,無意識のうちについてしまったカタカナ英語のクセがネイティブスピーカーに思わぬストレスを与えていることがあります。そういった事態も考慮し,筆者がその昔米国でスピーキングの個人指導(言語学の専門家による発音・話法のspeech lesson)を受けて得た知見や自分自身の体験談もふんだんに盛り込みました。
本書はさまざまな英語圏のネイティブスピーカーとの「飲ミュニケーション」から着想を得た,「どのようにして限られた時間内で効率的に実用英会話力の向上が図れるか」について書かれた虎の巻であり,私の今までの経験をまとめた武勇伝でもありますが,今までの教科書とは視点を変えて,まるでパズルやゲームでもするかのように,ちょっとした時間を使って自分だけで英会話の勉強・練習をすることが可能になるように工夫を凝らしました。自分自身のレベルや必要性に応じて,興味がわいたところから読みはじめてみてください。
筆者が考える英語で会話するうえで重要な「5つのポイント」は,臨床現場における医師-患者間の英会話(問診,ムンテラなど)を軸としながら,「英語圏で求められるワンランク上の英会話力」「上手な英語プレゼンテーション」「外国の臨床資格試験(USMLE, IELTS, OET)対策」「英語での面接や質疑応答」といったさまざまな場面に応用できる内容となっています。自分ではわかっているはずなのに,一生懸命話しているはずなのに,「外国に行くとなぜか英語が通じない」「自分の話している英語が自信をもって正しいかどうかわからない」「英会話教室に通っているがあまり上達が実感できない」といった読者の皆さんのさまざまな不安・悩みが少しでも軽減され,今後益々の発展につながるのであれば,筆者にとってこれ以上の喜びはありません。
2017年12月
初夏のシドニー湾に沈む夕陽を眺めながら
西口 智一
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目次
序章 本書の使い方と英会話の五感
1 はじめに
2 英会話の五感
第1章 自信をもって自分の言葉で話す(初級)
1 自信をもつことが大切
2 スタンダードな英語とは
3 ネイティブスピーカーが求めるもの
4 通じる英語のポイント ①
5 通じる英語のポイント ②
6 準ネイティブスピーカーを目指す
7 うまく会話するための種をまく
8 キャリアではなくスキルが重要
第2章 正しい発音とリズムを身につける(中級)
1 発音記号を忘れよう
2 発音の基本事項
3 舌の動きで作る子音
4 音をこもらせて作る子音
5 息の出し方で作る子音
6 語を区切ってわかりやすくする
7 母音のバリエーション ①
8 母音のバリエーション ②
9 発音を上達させるための魔法の呪文
第3章 フレーズをつないでストーリーを作る(中級)
1 フレーズからストーリーを作る:基礎編
2 フレーズからストーリーを作る:実践編 ①
3 フレーズからストーリーを作る:実践編 ②
4 ストーリー作りの理論と練習
5 言葉を作るプロセスについて
第4章 英語の精度をアップさせる語彙と文法(中級)
1 英語の精度を高めるために
2 専門用語と一般用語
3 日本人が理解しにくい冠詞と時制
第5章 英会話運用能力を身につける(上級)
1 Spoken English Proficiencyとは
2 コミュニケーションスキル ① よい第一印象を与える
3 コミュニケーションスキル ② Empathy(同情,共感)を示す
4 コミュニケーションスキル ③ 相手の言ったことを繰り返す(echoing)
5 コミュニケーションスキル ④ Rapport(ラポール)の構築
6 コミュニケーションスキル ⑤ 言葉をやわらげる
7 コミュニケーションスキル ⑥ 患者さんにうまく説明するコツ
8 コミュニケーションスキル ⑦ Spielを磨く
9 使わないほうがいい表現
10 コミュニケーションスキル ⑧ 充実した会話にするためのテクニック
動画解説
1 動画でわかる5つのポイント
2 シナリオの解説
付録
1 明日からいきなり病院で使えてしまう必須表現
2 英会話にまつわる筆者の経験
3 英会話の五感を研くのに役立つウェブサイトやテレビ番組
1 はじめに
2 英会話の五感
第1章 自信をもって自分の言葉で話す(初級)
1 自信をもつことが大切
2 スタンダードな英語とは
3 ネイティブスピーカーが求めるもの
4 通じる英語のポイント ①
5 通じる英語のポイント ②
6 準ネイティブスピーカーを目指す
7 うまく会話するための種をまく
8 キャリアではなくスキルが重要
第2章 正しい発音とリズムを身につける(中級)
1 発音記号を忘れよう
2 発音の基本事項
3 舌の動きで作る子音
4 音をこもらせて作る子音
5 息の出し方で作る子音
6 語を区切ってわかりやすくする
7 母音のバリエーション ①
8 母音のバリエーション ②
9 発音を上達させるための魔法の呪文
第3章 フレーズをつないでストーリーを作る(中級)
1 フレーズからストーリーを作る:基礎編
2 フレーズからストーリーを作る:実践編 ①
3 フレーズからストーリーを作る:実践編 ②
4 ストーリー作りの理論と練習
5 言葉を作るプロセスについて
第4章 英語の精度をアップさせる語彙と文法(中級)
1 英語の精度を高めるために
2 専門用語と一般用語
3 日本人が理解しにくい冠詞と時制
第5章 英会話運用能力を身につける(上級)
1 Spoken English Proficiencyとは
2 コミュニケーションスキル ① よい第一印象を与える
3 コミュニケーションスキル ② Empathy(同情,共感)を示す
4 コミュニケーションスキル ③ 相手の言ったことを繰り返す(echoing)
5 コミュニケーションスキル ④ Rapport(ラポール)の構築
6 コミュニケーションスキル ⑤ 言葉をやわらげる
7 コミュニケーションスキル ⑥ 患者さんにうまく説明するコツ
8 コミュニケーションスキル ⑦ Spielを磨く
9 使わないほうがいい表現
10 コミュニケーションスキル ⑧ 充実した会話にするためのテクニック
動画解説
1 動画でわかる5つのポイント
2 シナリオの解説
付録
1 明日からいきなり病院で使えてしまう必須表現
2 英会話にまつわる筆者の経験
3 英会話の五感を研くのに役立つウェブサイトやテレビ番組
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日本で医師免許を取得し,現在はオーストラリアで働いている医師が書いた英語学習 虎の巻!
「英会話教室に長年通っているのに上達しない」「はっきり発音しているつもりなのに英語が通じない」と感じたことがあるなら,ぜひ本書を手に取ってほしい。これは,日豪で専門医資格を持ちシドニーを拠点に働く日本人医師が伝授する,「リアルな英語学習 虎の巻」である。ネイティブスピーカーがどのように発音しているのかを「図解」「動画」を使って解説しながら,「日本人医療従事者が通じる英語を使いこなす」ために「絶対押さえておくべき5つのポイント」を紹介している。実際にありえるシチュエーションにおける「医師-患者」問診シーンの動画も豊富に揃えた。
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