プリンシプル産科婦人科学 2
産科編
第3版
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定価 14,300円(税込) (本体13,000円+税)
- B5判 848ページ 2色
- 2014年3月10日刊行
- ISBN978-4-7583-1220-2
序文
[第3版刊行にあたって]
1987年,『プリンシプル産科婦人科学』の初版が刊行された。当時の産婦人科学は,産科学として周産期医学を,婦人科学として生殖内分泌学,婦人科腫瘍学を扱っていた。産婦人科学はその後大きく変貌を遂げ,現在は,前述の各領域を機軸としつつも,女性医学として,女性特有の生理・病理の基本的理解のもと,思春期から老年期までの女性の健康維持・増進,疾病の予防・治療などの諸問題を統合的・全人的に把握し,臨床への還元を志向する学問になっている。
『プリンシプル産科婦人科学』はこうした産婦人科学の変貌を先見し,初版の段階ですでに,女性のライフサイクルや生殖現象において生起する多くの現象を分断的に捉えるのではなく,連続した生命現象として統合的に捉えるという視点で編集された。従って,単に学生の知識の整理や試験対策のために編集したものではなく,女性の生理,病理を生物学,生命科学の原点に立脚して,包括的に解説したものであった。
生殖現象は女性特有の生命現象であるが,その現象は子宮,卵巣といった,いわゆる生殖器官にとどまらず,全身において,順次ダイナミックに展開する。女性のライフサイクルの各期,また個々の器官に起こる現象は,一見独立しているように見えるが,それぞれの底流には,共通のメカニズムが働き,全身に起こっている現象の一局面として表出しているにすぎない。本書は,こうした点にまで踏み込んで解説しており,最初は難しく,馴染みにくい印象を与えるかもしれないが,いったん理解してしまえば,産婦人科学の個々の現象を統合的に理解できるようになると考えられる。
1997年の前回改訂においては,初版の精神を踏襲しつつも,さらに深く解明された前述の共通メカニズムを解説し,それに伴う診断,治療の改変を記述した。またきわめてスピーディーに進行する産婦人科学の細分化,すなわち生殖医学,女性腫瘍学,周産期医学あるいは女性のヘルスケア領域への分化を受けて,初版の婦人科編,産科編という呼称を改め,単に第1巻,第2巻として,構成も専門分化に対応して再編した。
その後,17年が経過し,産婦人科学は,さらに基礎,臨床両面で大きく進歩した。今回改訂においては,改訂2版の様式を踏襲しつつ,この間に新たに解明,あるいは概念が変更された女性生命現象の生理と病理を解説し,また目覚ましく進歩した医療技術を記述,解説した。また,産婦人科学は,社会や関連他分野との係わりを無視しては成り立たなくなっており,こうした面についても解説を加えた。
本書は,東京大学産科婦人科学教室同窓により作成され,同教室で徹底的に議論され,実施されてきた産婦人科学を中心に記述されているが,決して独りよがりにならぬよう,内外の文献を広く考慮して作成したものである。特に今回改訂においては,日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会の産婦人科診療ガイドラインをはじめ,次々と公開されている診療ガイドラインと整合性を図り,読者が疑問を感じないように注意して作成した。
本書の特徴である基礎知識も大幅に改訂した。これらの知識は,今日話題になっているテーマを取り上げたものであるが,必ずしも評価が定まっていないものを含む。教科書は確立した知識を記載することが原則であるが,それだけではダイナミックに変化している産婦人科学を捉えることができず,過去の知識を習得するだけのものになってしまう。あえて,最先端のテーマ,また社会との係わりに関するテーマを記載することにより,読者が,現在進行形の産婦人科学に興味を持ち,さらに自ら探究していただければと思う。
最後に,多忙を極める同窓諸兄の本書執筆に注がれた努力に心から感謝するとともに,本第3版の刊行に尽力されたメジカルビュー社鳥羽清治社長,編集の原鎮夫氏,清澤まや氏ほか,スタッフ各位に深い感謝を捧げたい。
2014(平成26)年1月
監修者,編集者を代表して
東京大学医学部産科婦人科学教室
主任教授 藤井知行
1987年,『プリンシプル産科婦人科学』の初版が刊行された。当時の産婦人科学は,産科学として周産期医学を,婦人科学として生殖内分泌学,婦人科腫瘍学を扱っていた。産婦人科学はその後大きく変貌を遂げ,現在は,前述の各領域を機軸としつつも,女性医学として,女性特有の生理・病理の基本的理解のもと,思春期から老年期までの女性の健康維持・増進,疾病の予防・治療などの諸問題を統合的・全人的に把握し,臨床への還元を志向する学問になっている。
『プリンシプル産科婦人科学』はこうした産婦人科学の変貌を先見し,初版の段階ですでに,女性のライフサイクルや生殖現象において生起する多くの現象を分断的に捉えるのではなく,連続した生命現象として統合的に捉えるという視点で編集された。従って,単に学生の知識の整理や試験対策のために編集したものではなく,女性の生理,病理を生物学,生命科学の原点に立脚して,包括的に解説したものであった。
生殖現象は女性特有の生命現象であるが,その現象は子宮,卵巣といった,いわゆる生殖器官にとどまらず,全身において,順次ダイナミックに展開する。女性のライフサイクルの各期,また個々の器官に起こる現象は,一見独立しているように見えるが,それぞれの底流には,共通のメカニズムが働き,全身に起こっている現象の一局面として表出しているにすぎない。本書は,こうした点にまで踏み込んで解説しており,最初は難しく,馴染みにくい印象を与えるかもしれないが,いったん理解してしまえば,産婦人科学の個々の現象を統合的に理解できるようになると考えられる。
1997年の前回改訂においては,初版の精神を踏襲しつつも,さらに深く解明された前述の共通メカニズムを解説し,それに伴う診断,治療の改変を記述した。またきわめてスピーディーに進行する産婦人科学の細分化,すなわち生殖医学,女性腫瘍学,周産期医学あるいは女性のヘルスケア領域への分化を受けて,初版の婦人科編,産科編という呼称を改め,単に第1巻,第2巻として,構成も専門分化に対応して再編した。
その後,17年が経過し,産婦人科学は,さらに基礎,臨床両面で大きく進歩した。今回改訂においては,改訂2版の様式を踏襲しつつ,この間に新たに解明,あるいは概念が変更された女性生命現象の生理と病理を解説し,また目覚ましく進歩した医療技術を記述,解説した。また,産婦人科学は,社会や関連他分野との係わりを無視しては成り立たなくなっており,こうした面についても解説を加えた。
本書は,東京大学産科婦人科学教室同窓により作成され,同教室で徹底的に議論され,実施されてきた産婦人科学を中心に記述されているが,決して独りよがりにならぬよう,内外の文献を広く考慮して作成したものである。特に今回改訂においては,日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会の産婦人科診療ガイドラインをはじめ,次々と公開されている診療ガイドラインと整合性を図り,読者が疑問を感じないように注意して作成した。
本書の特徴である基礎知識も大幅に改訂した。これらの知識は,今日話題になっているテーマを取り上げたものであるが,必ずしも評価が定まっていないものを含む。教科書は確立した知識を記載することが原則であるが,それだけではダイナミックに変化している産婦人科学を捉えることができず,過去の知識を習得するだけのものになってしまう。あえて,最先端のテーマ,また社会との係わりに関するテーマを記載することにより,読者が,現在進行形の産婦人科学に興味を持ち,さらに自ら探究していただければと思う。
最後に,多忙を極める同窓諸兄の本書執筆に注がれた努力に心から感謝するとともに,本第3版の刊行に尽力されたメジカルビュー社鳥羽清治社長,編集の原鎮夫氏,清澤まや氏ほか,スタッフ各位に深い感謝を捧げたい。
2014(平成26)年1月
監修者,編集者を代表して
東京大学医学部産科婦人科学教室
主任教授 藤井知行
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目次
序論
Ⅰ 産科学の基礎
1.妊娠の生理
A.初期発生と器官形成
基礎知識:初期胚発生と誘導因子
B.胎児の発育
基礎知識:胎児の発育と行動
C.胎児の生理
D.胎盤・卵膜の形態と機能
基礎知識:羊水循環の基礎
基礎知識:生殖の比較生物学
E.母体の生理
基礎知識:生殖免疫
2.分娩の生理
A.分娩の3要素
B.正常分娩の機転
3.産褥の生理
A.子宮復古と悪露
B.乳汁分泌
C.性周期の発来
D.代謝の変化
E.精神的な変化
4.新生児の生理
A.成熟児の身体的特徴
B.新生児の生理的特徴
Ⅱ 正常周産期の管理
1.妊娠の診断
A.問診
B.診断
C.妊娠の診断の実際
D.分娩予定日の決定法
E.妊娠反応
F.妊娠の鑑別診断
2.妊婦の管理
A.Preconceptional care (prepregnancy care)
B.妊婦定期健診
C.妊婦の生活指導
D.妊産婦と栄養
E.妊婦のマイナートラブル
F.ハイリスク妊娠とリスク因子
基礎知識:未受診妊婦
3.胎児の管理
A.超音波検査法
B.胎児発育度
C.胎児成熟度
D.fetal wellbeingの診断
4.分娩時の管理
A.産科診察法
B.分娩の一般管理法
C.分娩経過に伴う産婦への対応
5.産褥の管理
A.産褥の一般管理
B.褥婦の生活指導
C.産褥期のマイナートラブル
D.乳汁分泌促進・抑制法
基礎知識:助産師外来,院内助産
Ⅲ 周産期の異常
1.産科合併症
A.妊娠悪阻
B.流産
C.異所性妊娠(子宮外妊娠)
D.不育症
E.子宮内胎児死亡
F.妊娠高血圧症候群
G.常位胎盤早期剥離
H.前置胎盤,低置胎盤
I.血液型不適合妊娠
J.羊水過多症
K.羊水過少症
L.多胎妊娠
M.早産
N.過期妊娠
O.既往帝王切開
P.若年妊娠
Q.高年初産
2.偶発合併症
A.婦人科疾患
B.循環器系疾患
C.血液疾患
D.腎臓および尿路系疾患
E.内分泌・代謝疾患
F.自己免疫疾患
基礎知識:抗リン脂質抗体の作用機序
G.感染症
基礎知識:妊娠と予防接種
H.呼吸器疾患
I.消化器疾患
J.骨・関節疾患
K.精神疾患
L.神経疾患
M.口腔疾患
3.胎児異常
A.胎児異常の診断法
基礎知識:NT
B.胎児採血
C.羊水検査法
基礎知識:血清マーカー検査
D.胎児発育不全
基礎知識:Barker説(DOHaD)
E.巨大児
F.非免疫性胎児水腫
G.先天性疾患の管理
4.異常分娩
A.陣痛の異常
B.産道の異常
C.児頭骨盤不均衡
D.進入の異常
E.回旋の異常
F.胎位の異常
G.dystocia
H.胎児機能不全
基礎知識:周産期脳障害
I.胎盤の異常
J.臍帯の異常
K.前期破水
L.母体損傷
M.異常出血
N.産科ショック
O.羊水塞栓症
P.肺血栓・塞栓症
5.異常産褥の管理
A.子宮復古不全
B.産褥熱,産褥感染症
C.静脈血栓塞栓症
D.乳腺炎
E.乳汁分泌不全
Ⅳ 周産期の処置と手術
1.妊娠中に行われる処置と手術
A.流産時の処置および妊娠中絶法
B.頸管縫縮術
C.陣痛抑制法
2.胎児治療
3.分娩誘発法
A.総論
B.子宮頸管熟化法
C.陣痛誘発法
4.遂娩術
A.産道切開術
B.骨盤位牽出術
C.吸引遂娩術
D.鉗子遂娩術
E.腹式帝王切開術
5.胎児娩出後の処置と手術
A.胎盤圧出法と用手除去術
B.双手圧迫法と止血処置
C.産道損傷の修復術
6.産科麻酔と無痛分娩
Ⅴ 新生児の管理
1.正常新生児の管理
A.新生児診察法
B.新生児ケア
C.新生児のマイナー・トラブル
2.異常新生児の管理
A.新生児仮死
B.呼吸器疾患
C.循環器疾患
D.神経疾患
E.高ビリルビン血症
F.体温の異常
G.消化器疾患
H.分娩損傷
3.低出生体重児・未熟児の管理と処置
A.低出生体重児の特徴
B.早産低出生体重児の管理と保育
C.早産低出生体重児の合併症
D.低出生体重児の発育と発達
E.低出生体重児の長期予後
F.低出生体重児とその両親への支援
4.新生児の救急外科疾患
A.新生児救急外科疾患の管理の原則
B.新生児外科疾患の診断
Ⅵ 母子保健
1.環境と妊産婦保健
A.妊娠と環境
B.放射線被曝
C.妊娠と薬物
2.家族計画と人口問題
A.家族計画の意義
B.人口問題
C.わが国の家族計画
3.避妊法
A.総論
B.各論
4.わが国における母子保健制度
基礎知識:産科医療補償制度
5.母子衛生統計
付録:略語一覧
Ⅰ 産科学の基礎
1.妊娠の生理
A.初期発生と器官形成
基礎知識:初期胚発生と誘導因子
B.胎児の発育
基礎知識:胎児の発育と行動
C.胎児の生理
D.胎盤・卵膜の形態と機能
基礎知識:羊水循環の基礎
基礎知識:生殖の比較生物学
E.母体の生理
基礎知識:生殖免疫
2.分娩の生理
A.分娩の3要素
B.正常分娩の機転
3.産褥の生理
A.子宮復古と悪露
B.乳汁分泌
C.性周期の発来
D.代謝の変化
E.精神的な変化
4.新生児の生理
A.成熟児の身体的特徴
B.新生児の生理的特徴
Ⅱ 正常周産期の管理
1.妊娠の診断
A.問診
B.診断
C.妊娠の診断の実際
D.分娩予定日の決定法
E.妊娠反応
F.妊娠の鑑別診断
2.妊婦の管理
A.Preconceptional care (prepregnancy care)
B.妊婦定期健診
C.妊婦の生活指導
D.妊産婦と栄養
E.妊婦のマイナートラブル
F.ハイリスク妊娠とリスク因子
基礎知識:未受診妊婦
3.胎児の管理
A.超音波検査法
B.胎児発育度
C.胎児成熟度
D.fetal wellbeingの診断
4.分娩時の管理
A.産科診察法
B.分娩の一般管理法
C.分娩経過に伴う産婦への対応
5.産褥の管理
A.産褥の一般管理
B.褥婦の生活指導
C.産褥期のマイナートラブル
D.乳汁分泌促進・抑制法
基礎知識:助産師外来,院内助産
Ⅲ 周産期の異常
1.産科合併症
A.妊娠悪阻
B.流産
C.異所性妊娠(子宮外妊娠)
D.不育症
E.子宮内胎児死亡
F.妊娠高血圧症候群
G.常位胎盤早期剥離
H.前置胎盤,低置胎盤
I.血液型不適合妊娠
J.羊水過多症
K.羊水過少症
L.多胎妊娠
M.早産
N.過期妊娠
O.既往帝王切開
P.若年妊娠
Q.高年初産
2.偶発合併症
A.婦人科疾患
B.循環器系疾患
C.血液疾患
D.腎臓および尿路系疾患
E.内分泌・代謝疾患
F.自己免疫疾患
基礎知識:抗リン脂質抗体の作用機序
G.感染症
基礎知識:妊娠と予防接種
H.呼吸器疾患
I.消化器疾患
J.骨・関節疾患
K.精神疾患
L.神経疾患
M.口腔疾患
3.胎児異常
A.胎児異常の診断法
基礎知識:NT
B.胎児採血
C.羊水検査法
基礎知識:血清マーカー検査
D.胎児発育不全
基礎知識:Barker説(DOHaD)
E.巨大児
F.非免疫性胎児水腫
G.先天性疾患の管理
4.異常分娩
A.陣痛の異常
B.産道の異常
C.児頭骨盤不均衡
D.進入の異常
E.回旋の異常
F.胎位の異常
G.dystocia
H.胎児機能不全
基礎知識:周産期脳障害
I.胎盤の異常
J.臍帯の異常
K.前期破水
L.母体損傷
M.異常出血
N.産科ショック
O.羊水塞栓症
P.肺血栓・塞栓症
5.異常産褥の管理
A.子宮復古不全
B.産褥熱,産褥感染症
C.静脈血栓塞栓症
D.乳腺炎
E.乳汁分泌不全
Ⅳ 周産期の処置と手術
1.妊娠中に行われる処置と手術
A.流産時の処置および妊娠中絶法
B.頸管縫縮術
C.陣痛抑制法
2.胎児治療
3.分娩誘発法
A.総論
B.子宮頸管熟化法
C.陣痛誘発法
4.遂娩術
A.産道切開術
B.骨盤位牽出術
C.吸引遂娩術
D.鉗子遂娩術
E.腹式帝王切開術
5.胎児娩出後の処置と手術
A.胎盤圧出法と用手除去術
B.双手圧迫法と止血処置
C.産道損傷の修復術
6.産科麻酔と無痛分娩
Ⅴ 新生児の管理
1.正常新生児の管理
A.新生児診察法
B.新生児ケア
C.新生児のマイナー・トラブル
2.異常新生児の管理
A.新生児仮死
B.呼吸器疾患
C.循環器疾患
D.神経疾患
E.高ビリルビン血症
F.体温の異常
G.消化器疾患
H.分娩損傷
3.低出生体重児・未熟児の管理と処置
A.低出生体重児の特徴
B.早産低出生体重児の管理と保育
C.早産低出生体重児の合併症
D.低出生体重児の発育と発達
E.低出生体重児の長期予後
F.低出生体重児とその両親への支援
4.新生児の救急外科疾患
A.新生児救急外科疾患の管理の原則
B.新生児外科疾患の診断
Ⅵ 母子保健
1.環境と妊産婦保健
A.妊娠と環境
B.放射線被曝
C.妊娠と薬物
2.家族計画と人口問題
A.家族計画の意義
B.人口問題
C.わが国の家族計画
3.避妊法
A.総論
B.各論
4.わが国における母子保健制度
基礎知識:産科医療補償制度
5.母子衛生統計
付録:略語一覧
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産婦人科書の決定版,待望の第3版が満を持して登場
本書は,産婦人科の基礎から診断治療といった臨床,さらには研究的課題に至るまでを網羅した,産婦人科書の決定版である。学生や研修医のための“教科書”の役割のみならず,産婦人科医療に従事するすべての医師・医療従事者に役立つ内容が盛り込まれている。1991年に初版を刊行し,改訂を重ね,東大産婦人科の診療のすべての伝統が示されている。2巻では主に産科領域を取り上げている。