関節外科
2017年10月増刊号 Vol.36 No.14
高齢者脊椎疾患の診断・治療の最近の進歩
定価 5,500円(税込) (本体5,000円+税)
- B5判 202ページ
- 2017年10月1日刊行
電子版
目次
■特集:高齢者脊椎疾患の診断・治療の最近の進歩 企画・編集:山崎正志
序文 山崎正志
Ⅰ. 診断
拡散テンソル画像による腰椎椎間孔部での神経根診断 江口 和ほか
はじめに
腰椎椎間孔狭窄の診断
Double-crush lesionの診断
高解像DTI
MRIによる定量的画像解析法を用いた椎間板および傍脊柱筋の解析 高島弘幸ほか
MRIの概要と主な定量的評価法
椎間板変性とT2およびT1ρ mapping
MRSによる傍脊柱筋の脂肪量解析
脊髄Diffusion Tensor Imagingによる頚部脊髄症の予後予測 牧 聡ほか
はじめに
手術の予後不良因子,従来のMRIによる予後予測
DTIとは
撮像条件
解析ソフト
筆者らの行ったDTIによる頚部脊髄症の手術予後予測
他家のDTIによる頚部脊髄症の手術予後予測
考察
腰痛と脳イメージング 関口美穂ほか
はじめに
機能的磁気共鳴画像法(fMRI)
その他の脳イメージング法
今後の課題
おわりに
FDG-PET,拡散強調画像(DWI)による化膿性脊椎炎の診断 大鳥精司ほか
化膿性脊椎炎の概要
一般的な画像診断
FDG-PET
DWI
MRAとCTのfusion imageによる椎骨動脈の走行評価 古矢丈雄ほか
はじめに
X線からCTへ
脊椎手術における血管造影検査の重要性
頚椎手術における椎骨動脈の評価
CTAの問題点
MRAの有用性と問題点
CT・MRA 3D fusion imageによる椎骨動脈の描出
症例:高齢者透析患者におけるCT・MRA 3D fusion imageによる術前評価
Fision imageの有用性
VRシミュレーションなどのvirtual realityを用いた手術補助診断 安倍雄一郎
はじめに
VR構築と表示方法のバリエーション
VRとAR
VRシミュレーションとカスタム手術支援の可能性
まとめ
Ⅱ. 脊柱アライメント異常
日本人に至適な脊柱骨盤アライメント:獨協フォーミュラ 稲見 聡ほか
はじめに
成績良好例における,PIとPI-LLの関係
PIとLLの関係
予測式の係数とY切片の意味を考える
成人脊柱変形手術時の至適な脊柱骨盤アライメント:浜松フォーミュラ 大和 雄ほか
はじめに
脊柱変形に対する骨盤の代償
手術時に目標とする脊柱骨盤アライメント(浜松フォーミュラ)
浜松フォーミュラの使用例
おわりに
首下がりと腰椎変性後側弯症に対する三次元歩行動作解析 三浦紘世ほか
はじめに
筋電図計測を同期させた三次元歩行動作解析
首下がりに対する歩行解析
腰椎変性後側弯症に対する歩行解析
おわりに
Ⅲ. 骨粗鬆症性
骨粗鬆症と腰背部痛・脊柱変形・サルコペニア 宮腰尚久
はじめに
骨粗鬆症と腰背部痛
骨粗鬆症と脊柱変形による障害
骨粗鬆症とサルコペニア
骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)における遷延治癒・偽関節のリスクの因子 高橋真治ほか
はじめに
遷延治癒・偽関節の診断
遷延治癒・偽関節のリスク因子
症例提示
X線動態撮影による新鮮骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)の診断 湏藤啓広ほか
Question
はじめに
椎体形成術とX線動態撮影
新鮮椎体骨折とX線動態撮影
腰背部痛とX線動態撮影
新鮮OVFとX線動態撮影
Answer
動態CTミエログラフィーによる骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)に伴う遅発性神経麻痺の診断 林 哲生ほか
はじめに
動態CTミエログラフィー
荷重による椎体後壁の変化
後壁骨片の形態の検討
考察
おわりに
骨粗鬆症患者に対する脊椎手術における補助療法−周術期のテリパラチド治療と同種骨移植の有用性− 井上 玄ほか
はじめに
テリパラチドの脊椎手術への応用
同種骨移植
新鮮骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)に対する保存療法 船山 徹ほか
はじめに
実臨床に基づく疫学(頻度や季節性および受傷高位)
初診時の正しい診断のための単純X線動態撮影の重要性
筑波大学方式の入院・保存療法の実際
単純X線動態撮影による保存療法抵抗性の評価
併用する骨粗鬆症治療とその継続率
おわりに
Ⅳ. 感染
易感染性宿主の化膿性脊椎炎に対する治療 安部哲哉ほか
易感染性宿主の定義
診断の問題点
抗菌薬の投与
手術療法
Ⅴ. 頚椎
高齢者頚椎症性脊髄症に対する頚椎前方除圧固定術 相庭温臣ほか
はじめに
高齢者頚椎症性脊髄症の病態と前方除圧固定術
除圧固定範囲選択の実際
手術手技と後療法
手術成績
症例提示
考察
結語
首下がりに対する手術療法 國府田正雄ほか
疾患概念
診断
手術適応
術式選択
固定範囲
矯正目標
手術合併症
症例提示
Ⅵ. 胸腰椎と腰椎
LLIFによる間接除圧 折田純久ほか
はじめに−脊椎外科におけるLLIFの台頭とその特徴
LLIFによる間接除圧のメカニズムと手術成績
間接除圧の優位性
LLIFによる間接除圧の限界
LLIFによる間接除圧の副次的効果と応用
成人脊柱変形(骨切りから多椎間LLIFへ) 森平 泰ほか
はじめに
成人脊柱変形の分類
成人脊柱変形の柔軟性評価とタイプ別の治療戦略
LLIF併用による低侵襲化 周術期の安全性と矯正効果について
まとめ
成人脊柱変形に対するLLIFを用いた変形矯正固定術 佐久間 毅ほか
はじめに
本術式の適応と治療計画
当院におけるLLIFを用いた変形矯正固定術の成績
本術式の利点と欠点
まとめ
Ⅶ. 脊椎腫瘍
転移性脊椎腫瘍の手術療法−最新の進歩− 德橋泰明ほか
はじめに
姑息的手術の進歩
腫瘍切除手術の進歩
序文 山崎正志
Ⅰ. 診断
拡散テンソル画像による腰椎椎間孔部での神経根診断 江口 和ほか
はじめに
腰椎椎間孔狭窄の診断
Double-crush lesionの診断
高解像DTI
MRIによる定量的画像解析法を用いた椎間板および傍脊柱筋の解析 高島弘幸ほか
MRIの概要と主な定量的評価法
椎間板変性とT2およびT1ρ mapping
MRSによる傍脊柱筋の脂肪量解析
脊髄Diffusion Tensor Imagingによる頚部脊髄症の予後予測 牧 聡ほか
はじめに
手術の予後不良因子,従来のMRIによる予後予測
DTIとは
撮像条件
解析ソフト
筆者らの行ったDTIによる頚部脊髄症の手術予後予測
他家のDTIによる頚部脊髄症の手術予後予測
考察
腰痛と脳イメージング 関口美穂ほか
はじめに
機能的磁気共鳴画像法(fMRI)
その他の脳イメージング法
今後の課題
おわりに
FDG-PET,拡散強調画像(DWI)による化膿性脊椎炎の診断 大鳥精司ほか
化膿性脊椎炎の概要
一般的な画像診断
FDG-PET
DWI
MRAとCTのfusion imageによる椎骨動脈の走行評価 古矢丈雄ほか
はじめに
X線からCTへ
脊椎手術における血管造影検査の重要性
頚椎手術における椎骨動脈の評価
CTAの問題点
MRAの有用性と問題点
CT・MRA 3D fusion imageによる椎骨動脈の描出
症例:高齢者透析患者におけるCT・MRA 3D fusion imageによる術前評価
Fision imageの有用性
VRシミュレーションなどのvirtual realityを用いた手術補助診断 安倍雄一郎
はじめに
VR構築と表示方法のバリエーション
VRとAR
VRシミュレーションとカスタム手術支援の可能性
まとめ
Ⅱ. 脊柱アライメント異常
日本人に至適な脊柱骨盤アライメント:獨協フォーミュラ 稲見 聡ほか
はじめに
成績良好例における,PIとPI-LLの関係
PIとLLの関係
予測式の係数とY切片の意味を考える
成人脊柱変形手術時の至適な脊柱骨盤アライメント:浜松フォーミュラ 大和 雄ほか
はじめに
脊柱変形に対する骨盤の代償
手術時に目標とする脊柱骨盤アライメント(浜松フォーミュラ)
浜松フォーミュラの使用例
おわりに
首下がりと腰椎変性後側弯症に対する三次元歩行動作解析 三浦紘世ほか
はじめに
筋電図計測を同期させた三次元歩行動作解析
首下がりに対する歩行解析
腰椎変性後側弯症に対する歩行解析
おわりに
Ⅲ. 骨粗鬆症性
骨粗鬆症と腰背部痛・脊柱変形・サルコペニア 宮腰尚久
はじめに
骨粗鬆症と腰背部痛
骨粗鬆症と脊柱変形による障害
骨粗鬆症とサルコペニア
骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)における遷延治癒・偽関節のリスクの因子 高橋真治ほか
はじめに
遷延治癒・偽関節の診断
遷延治癒・偽関節のリスク因子
症例提示
X線動態撮影による新鮮骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)の診断 湏藤啓広ほか
Question
はじめに
椎体形成術とX線動態撮影
新鮮椎体骨折とX線動態撮影
腰背部痛とX線動態撮影
新鮮OVFとX線動態撮影
Answer
動態CTミエログラフィーによる骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)に伴う遅発性神経麻痺の診断 林 哲生ほか
はじめに
動態CTミエログラフィー
荷重による椎体後壁の変化
後壁骨片の形態の検討
考察
おわりに
骨粗鬆症患者に対する脊椎手術における補助療法−周術期のテリパラチド治療と同種骨移植の有用性− 井上 玄ほか
はじめに
テリパラチドの脊椎手術への応用
同種骨移植
新鮮骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)に対する保存療法 船山 徹ほか
はじめに
実臨床に基づく疫学(頻度や季節性および受傷高位)
初診時の正しい診断のための単純X線動態撮影の重要性
筑波大学方式の入院・保存療法の実際
単純X線動態撮影による保存療法抵抗性の評価
併用する骨粗鬆症治療とその継続率
おわりに
Ⅳ. 感染
易感染性宿主の化膿性脊椎炎に対する治療 安部哲哉ほか
易感染性宿主の定義
診断の問題点
抗菌薬の投与
手術療法
Ⅴ. 頚椎
高齢者頚椎症性脊髄症に対する頚椎前方除圧固定術 相庭温臣ほか
はじめに
高齢者頚椎症性脊髄症の病態と前方除圧固定術
除圧固定範囲選択の実際
手術手技と後療法
手術成績
症例提示
考察
結語
首下がりに対する手術療法 國府田正雄ほか
疾患概念
診断
手術適応
術式選択
固定範囲
矯正目標
手術合併症
症例提示
Ⅵ. 胸腰椎と腰椎
LLIFによる間接除圧 折田純久ほか
はじめに−脊椎外科におけるLLIFの台頭とその特徴
LLIFによる間接除圧のメカニズムと手術成績
間接除圧の優位性
LLIFによる間接除圧の限界
LLIFによる間接除圧の副次的効果と応用
成人脊柱変形(骨切りから多椎間LLIFへ) 森平 泰ほか
はじめに
成人脊柱変形の分類
成人脊柱変形の柔軟性評価とタイプ別の治療戦略
LLIF併用による低侵襲化 周術期の安全性と矯正効果について
まとめ
成人脊柱変形に対するLLIFを用いた変形矯正固定術 佐久間 毅ほか
はじめに
本術式の適応と治療計画
当院におけるLLIFを用いた変形矯正固定術の成績
本術式の利点と欠点
まとめ
Ⅶ. 脊椎腫瘍
転移性脊椎腫瘍の手術療法−最新の進歩− 德橋泰明ほか
はじめに
姑息的手術の進歩
腫瘍切除手術の進歩
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