2025年7月号 Vol.44 No.7

小児スポーツ傷害の病態と治療

関節外科 2025年7月号
定価 2,750円(税込) (本体2,500円+税)
  • B5判  100ページ  
  • 2025年6月19日刊行


introduction

 本号では,「小児スポーツ傷害の病態と治療」と題し,小児におけるスポーツによる外傷・障害の病態と治療の現状についての特集を企画しました。小児の運動器が発育・発達の途上にあり未成熟であって,成人の運動器と構造や強度が異なるという身体的特性を理解するだけでなく,的確な診断と適切な治療が行われないと変形や機能障害,疼痛を残し,ひいてはロコモティブシンドロームを招来する危険性を孕んでいることにも留意しなければなりません。さらに,小児を取り巻く競技環境にも配慮し,アスリートとしても成長段階にあるこの時期に,身体・精神的に支援していくことが重要です。
 本号では,これらの問題に果敢に挑んで来られたエキスパートの先生方にご執筆いただき,構成しました。スポーツ傷害の病態(総論)では発生メカニズムと運動器の発育から概説いただきました。各論では,スポーツによる小児脊椎外傷と傷害の病態と治療を,小児脊椎の構造的特徴や成長による変化からの病態論,診断上の留意点,病態や病期に応じた治療方針の決定,スポーツ復帰や予防などを解説いただきました。また,スポーツによる小児肩関節,肘関節,手・手関節,股関節,膝関節,足・足関節の各外傷・障害における病態と治療では,小児期におけるそれぞれの関節の解剖学的特徴や病態に基づく診断の進め方,代表的な外傷・障害の治療法や予防を貴重な症例を提示しながらおまとめいただきました。さらに,小児スポーツ傷害予防では具体的な予防法を説明いただくとともに,わが国でのスポーツ団体によるスポーツ傷害予防の取り組みの現状を紹介いただきました。
 読者の皆様におかれましては,どうか本号を机上に置かれ,小児スポーツ傷害の病態の理解と治療および予防の一助になれば編者として望外の喜びであります。また,ご多用のなか貴重な時間を割いて玉稿をご執筆いただきましたすべての先生方に編者として厚く御礼申し上げます。

島根大学医学部整形外科学
内尾祐司
全文表示する
閉じる

目次

■特集:小児スポーツ傷害の病態と治療  企画・編集:内尾祐司
introduction  内尾祐司
小児のスポーツ損傷の病態(総論)  鳥居 俊
スポーツによる小児脊椎外傷の病態と治療  尾崎正大ほか
スポーツによる小児脊椎障害の病態と治療  高松信敏ほか
スポーツによる小児肩関節傷害の病態と治療  伊﨑輝昌
スポーツによる小児肘関節傷害の病態と治療  横山賢二ほか
スポーツによる小児手関節傷害の病態と治療  長谷川英雄ほか
スポーツによる小児股関節疾患の病態と治療  村田洋一ほか
スポーツによる小児膝関節障害の病態と治療  坂本祐希子ほか
スポーツによる小児の足および足関節外傷・障害の病態と治療  寺本篤史
小児のスポーツ傷害の予防  武井聖良ほか

●連載
・すっきりわかる 骨折の分類使い方講座(足部編 第4回)
「足関節外果単独骨折の手術適応診断」  松井健太郎

・人工膝関節 ~大切なのに誰も教えてくれない基本~(第9回)
「膝蓋骨置換手技の実際」  格谷義徳

・おもしろ 医人 ヒストリー(第36回)
「山梨県の地方病の撲滅への道のり:多くの医師による献身リレー」  小橋由紋子
全文表示する
閉じる

最近チェック
した書籍・雑誌

会員登録されている方

メールアドレスとパスワードを入力してログインしてください。

注)共有パソコンの方はチェックを外してください。

会員登録されていない方

会員登録されると次回からお客様情報をご入力いただく必要がありません。
また,購入履歴の確認ができる便利な機能がご利用いただけます。

個人情報の取り扱いについてはこちら