2023年10月増刊号 Vol.39 No.14

真っ先に覚えておきたい画像診断の「サイン」

臨床画像 2023年10月増刊号
定価 5,500円(税込) (本体5,000円+税)
  • B5判  192ページ  
  • 2023年9月30日刊行


序説

 皆様は画像診断の「サイン」に対してどのように思っていらっしゃるでしょうか?本質ではない,それだけでは鑑別できないと否定的な意見もあるかもしれません。しかし,古くからいろいろな「サイン」が存在し,それが現在まで継承され,またさらに生み出されている現状を鑑みると,臨床的有用性が大きいと考えて問題ないでしょう。また,専門医試験にもしばしば出題されており,放射線科専門医としても必須の知識となっています。
 「サイン」は放射線科医だけでなく,その他診療科も含めた共通語となります。例えば「小葉中心性陰影とそれに連なる分岐状陰影が……」というよりも「tree-inbud appearanceがあり」と言えば画像をみなくても,頭のなかで画像所見が想像できるうえ,肺結核を念頭に話しているのだなということがわかります。また,「サイン」と診断が1対1対応する特異的なサインでなくても,例えば「CT halo sign」が認められた場合,特に初学者には鑑別診断を始めるうえでのファーストステップになります。さらには,名前があるとありがたみが増すというと語弊がありますが,画像所見を記憶する足がかりになります。そのうえ,ベテランになると「これは奇麗なgalaxy signだな!」と「サイン」の美しさを鑑賞するようになっているかもしれません。
 今回の特集では1ページ1サインを基本とし,基本的な「サイン」から少しマニアックな「サイン」まで,放射線科専門医取得前の若い先生からベテランの先生にも,知識のブラッシュアップや新たな「サイン」を楽しんでいただける内容となっております。もちろん放射線科医のみならず,放射線技師や画像診断に興味のある研修医,学生にとっても有益な内容となっております。
 今回,新進気鋭の先生からエキスパートの先生までご依頼して執筆していただきました。お忙しいなかご快諾いただいた先生方にはこの場を借りて大変感謝いたします。また,今回初めて編者に抜擢いただき,何気なく読ませていただいている雑誌は作るのにものすごい労力がいるのだと再認識させていただきました。いつも編集,執筆されている先生に感謝いたします。
 今回の特集が皆様の日常臨床にお役立ていただければ幸いです。これからの読影で1つでも多くの,そして美しい「サイン」を見つけてください!

金子 揚
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目次

■特集:真っ先に覚えておきたい画像診断の「サイン」  企画・編集:金子 揚
序説  金子 揚
中枢神経系①(急性疾患)  竹内香代
中枢神経系②(急性疾患以外)  黒川 遼
頭頸部  安藤知広ほか
心臓・冠動脈(CT・MRI)  髙藤雅史ほか
血管  藤本敬太ほか
胸部①(単純X線写真)  小澤良之ほか
胸部②(CT・MRI)  金子 揚ほか
乳腺①(マンモグラフィ・超音波)  大岩幹直
乳腺②(MRI)  西田あゆみほか
腹部(肝・胆・膵・脾)  市川新太郎ほか
婦人科領域  權田拓郎ほか
泌尿器科領域  吉田理佳ほか
消化管・腸間膜  井上明星
骨軟部  米永健徳
小児  中俣彰裕ほか
核医学  櫻田紘基ほか
超音波  太田智行
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