臨床画像
2025年5月号 Vol.41 No.5
特集1:読影のお作法−連続画像スライスで追う泌尿器・産婦人科疾患の診断−/特集2:長期経過観察を要する病変の診断とマネジメント

定価 2,970円(税込) (本体2,700円+税)
- B5判 108ページ
- 2025年4月26日刊行
電子版
序説(特集1:読影のお作法−連続画像スライスで追う泌尿器・産婦人科疾患の診断−)
「連続画像スライスで追う」シリーズは第1弾の腹骨盤部急性疾患,第2弾の中枢神経系疾患に続いて,今回第3弾を迎え,泌尿器および産婦人科領域の画像診断を特集しました。1回目は同じ骨盤部でも急性疾患を対象とされていましたので,今回は,それ以外の慢性疾患,腫瘍を主な対象疾患としました。
特集内では,これまでのシリーズ同様,留意すべき点や読影のコツについて,連続画像とキー画像を組み合わせる形で提示しています。日常臨床のように,教科書を広げながら読影をしているイメージで読み進めることができると思います。教科書でよく出されているキー画像だけでは病変全体の構造やその周囲の所見まで十分に理解することができず,歯がゆい思いをされたこともあるかと思います。代表的な疾患を症例ベースで紹介することにより,日々の診療における実践力を養うとともに,読影の奥深さを学んでいただける内容となっております。
今回も各分野の第一線でご活躍されている先生方に,まさに“これぞ”という症例を選定いただき,詳細な解説をお願いしました。各項目をご担当くださった先生方には,読影のポイント,疾患の解説,ともに限られた文字数のなかでTipsを盛り込んでいただき,雑誌を読むだけでも十分に知識の整理ができる内容に記載くださっています。
お忙しいなかをご寄稿くださいました先生方には,心より感謝申し上げます。
本特集号が,読影スキルの向上に寄与し,読者の皆様にとって有益なものとなることを心より願っております。
玉田 勉,木戸 晶
--------------------
序説(特集2:長期経過観察を要する病変の診断とマネジメント)
画像診断の進歩と健診・検診が普及するなかで臨床症状を呈さない,もしくはごく軽微であるが,将来的に致死性,悪性化ポテンシャルをもつ疾患が発見されるようになってきた。本誌の読者の過半を占めると思われる放射線診断医は日常診療のなかで,それらの疾患の初回診断は元より,数多くの症例の長期にわたる経過観察画像検査を毎日のように担当している現状がある。これらは致死性があるとはいえ,多くの場合その進行は緩徐であり,「前回と著変なし」という所見が長期間継続する。
教科書や雑誌の特集とした場合,臓器別になりやすい。その領域を専門とする医師の間では常識となっていることや経過観察の要点に関しても,専門外となると多忙な日常のなかでそのアップデートが難しくなる。そのため,近年ガイドラインなどの整備が進んだ長期経過観察を要するこれらの疾患を臓器横断的に疾患概念,一般的検査法,画像所見,経過観察,治療などを解説することを目的として本特集を企画した。
その代表のcommon diseaseとして,肺のすりガラス型結節の診断とマネジメントを国立がん研究センター中央病院 放射線診断科 渡辺裕一先生に,慢性間質性肺炎の診断とマネジメントを奈良県立医科大学 放射線診断・IVR学講座 山田 彩先生らに,膵IPMNの診断とマネジメントを金沢大学附属病院 放射線科の小森隆弘先生に解説いただいた。いずれの原稿も誌面に合わせコンパクトに要点をおさえた,非常にわかりやすいものであり,日々の画像診断に則した内容であることに大変感銘を受けた。限られた時間のなかで執筆いただいたことに深謝する。
本特集が,読者の方々の各種疾患の経過観察を含む画像診断に役立つことを願っている。
竹中大祐
「連続画像スライスで追う」シリーズは第1弾の腹骨盤部急性疾患,第2弾の中枢神経系疾患に続いて,今回第3弾を迎え,泌尿器および産婦人科領域の画像診断を特集しました。1回目は同じ骨盤部でも急性疾患を対象とされていましたので,今回は,それ以外の慢性疾患,腫瘍を主な対象疾患としました。
特集内では,これまでのシリーズ同様,留意すべき点や読影のコツについて,連続画像とキー画像を組み合わせる形で提示しています。日常臨床のように,教科書を広げながら読影をしているイメージで読み進めることができると思います。教科書でよく出されているキー画像だけでは病変全体の構造やその周囲の所見まで十分に理解することができず,歯がゆい思いをされたこともあるかと思います。代表的な疾患を症例ベースで紹介することにより,日々の診療における実践力を養うとともに,読影の奥深さを学んでいただける内容となっております。
今回も各分野の第一線でご活躍されている先生方に,まさに“これぞ”という症例を選定いただき,詳細な解説をお願いしました。各項目をご担当くださった先生方には,読影のポイント,疾患の解説,ともに限られた文字数のなかでTipsを盛り込んでいただき,雑誌を読むだけでも十分に知識の整理ができる内容に記載くださっています。
お忙しいなかをご寄稿くださいました先生方には,心より感謝申し上げます。
本特集号が,読影スキルの向上に寄与し,読者の皆様にとって有益なものとなることを心より願っております。
玉田 勉,木戸 晶
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序説(特集2:長期経過観察を要する病変の診断とマネジメント)
画像診断の進歩と健診・検診が普及するなかで臨床症状を呈さない,もしくはごく軽微であるが,将来的に致死性,悪性化ポテンシャルをもつ疾患が発見されるようになってきた。本誌の読者の過半を占めると思われる放射線診断医は日常診療のなかで,それらの疾患の初回診断は元より,数多くの症例の長期にわたる経過観察画像検査を毎日のように担当している現状がある。これらは致死性があるとはいえ,多くの場合その進行は緩徐であり,「前回と著変なし」という所見が長期間継続する。
教科書や雑誌の特集とした場合,臓器別になりやすい。その領域を専門とする医師の間では常識となっていることや経過観察の要点に関しても,専門外となると多忙な日常のなかでそのアップデートが難しくなる。そのため,近年ガイドラインなどの整備が進んだ長期経過観察を要するこれらの疾患を臓器横断的に疾患概念,一般的検査法,画像所見,経過観察,治療などを解説することを目的として本特集を企画した。
その代表のcommon diseaseとして,肺のすりガラス型結節の診断とマネジメントを国立がん研究センター中央病院 放射線診断科 渡辺裕一先生に,慢性間質性肺炎の診断とマネジメントを奈良県立医科大学 放射線診断・IVR学講座 山田 彩先生らに,膵IPMNの診断とマネジメントを金沢大学附属病院 放射線科の小森隆弘先生に解説いただいた。いずれの原稿も誌面に合わせコンパクトに要点をおさえた,非常にわかりやすいものであり,日々の画像診断に則した内容であることに大変感銘を受けた。限られた時間のなかで執筆いただいたことに深謝する。
本特集が,読者の方々の各種疾患の経過観察を含む画像診断に役立つことを願っている。
竹中大祐
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目次
■特集1:読影のお作法−連続画像スライスで追う泌尿器産婦人科疾患の診断− 企画・編集:玉田 勉,木戸 晶
序説 玉田 勉,木戸 晶
【泌尿器領域】
腎 山本 亮ほか
前立腺 檜垣 篤ほか
膀胱癌の病期診断 竹内 充ほか
上部尿路 中本 篤
【産婦人科領域】
子宮頸癌,子宮体癌 森澤信子
卵巣癌 橘川奈生ほか
内膜症 佐藤友美
子宮筋腫,肉腫 角 明子
産科疾患 影山咲子
■特集2:長期経過観察を要する病変の診断とマネジメント 企画・編集:竹中大祐
序説 竹中大祐
すりガラス影を含む肺結節 渡辺裕一
慢性間質性肺炎 山田 彩ほか
膵IPMNの診断とマネジメント 小森隆弘
序説 玉田 勉,木戸 晶
【泌尿器領域】
腎 山本 亮ほか
前立腺 檜垣 篤ほか
膀胱癌の病期診断 竹内 充ほか
上部尿路 中本 篤
【産婦人科領域】
子宮頸癌,子宮体癌 森澤信子
卵巣癌 橘川奈生ほか
内膜症 佐藤友美
子宮筋腫,肉腫 角 明子
産科疾患 影山咲子
■特集2:長期経過観察を要する病変の診断とマネジメント 企画・編集:竹中大祐
序説 竹中大祐
すりガラス影を含む肺結節 渡辺裕一
慢性間質性肺炎 山田 彩ほか
膵IPMNの診断とマネジメント 小森隆弘
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