2021年7月号 Vol.37 No.7

IVRのためのアプローチ超入門

臨床画像 2021年7月号
定価 2,750円(税込) (本体2,500円+税)
  • B5判  108ページ  
  • 2021年6月26日刊行

在庫僅少です。



序説

 今回『IVRのためのアプローチ超入門』というタイトルの特集号を企画させていただいた。IVRをこれから始める若手の先生方を対象とした入門編ということで,術前を想定した内容の執筆を依頼させていただいた。というのもIVRは緊急も含めて事前の準備(イメージトレーニング)で大概は決まってしまうのではと常日ごろから考えていたからである。
 宇佐見陽子先生らには,頭頸部悪性腫瘍における動注化学療法の基本的コンセプトや血管解剖学的アプローチを,非常にわかりやすく解説いただいた。竹内 均先生らには,複十字病院の豊富な経験から,喀血に対する気管支動脈塞栓術と筆者らの論文報告されたCT arteriographyを用いた肺動脈シャント診断の有用性について解説いただいた。須田 慧先生らには,肺生検術を行う際のコツと被ばく低減の試みなどに関して,最新情報を交えて解説いただいた。帖佐啓吾先生らには,日本有数の肝癌症例数を誇る広島大学の経験でのTACE,あるいはラジオ波焼灼療法を写真交えてライブ感をもって解説していただいた。鎌田裕基先生らには,年々検査数が増加しつつある副腎サンプリングに関して,基本的解剖の理解と手技的成功に導くために何を事前に準備すべきかを,東北大学放射線診断科の豊富な症例経験を交えて解説いただいた。三谷英範先生には,CTガイド下ドレナージ術に関しての基本事項とデバイスの具体的使用例について理論的に解説いただいた。佐藤友保先生には,下肢動脈閉塞性疾患に対する血管拡張術の方法とデバイスに関して,著者の得意とする膝下領域含めて解説いただいた。中澤 賢先生らには,high volume centerとしての埼玉医科大学国際医療センターの豊富な緊急症例から培われた経験に基づいた術前準備について解説いただいた。
 人工知能を用いた研究が盛んな昨今であるが,IVRに関しては事前の準備(イメージトレーニング)を人工知能は凌駕することはできないと思われる。本特集号がIVRを志す若手放射線科医の一助になれば幸いである。

馬場康貴
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目次

■特集:IVRのためのアプローチ超入門  企画・編集:馬場康貴
序説  馬場康貴
頭頸部悪性疾患におけるIVRアプローチ  宇佐見陽子ほか
胸部(血管系)疾患のIVRアプローチ−喀血における肺動脈シャントの術前CTA診断と気管支動脈塞栓術の実際−  竹内 均ほか
胸部(非血管系)疾患のIVRアプローチ  須田 慧ほか
腹部骨盤(肝癌)疾患のIVRアプローチ  帖佐啓吾ほか
副腎静脈サンプリング(AVS)の基本  鎌田裕基ほか
腹部骨盤(非血管性)疾患のIVRアプローチ  三谷英範
下肢領域(血管性)疾患のIVRアプローチ  佐藤友保
緊急(術後性)疾患のIVRアプローチ  中澤 賢ほか

●連載
特集アドバンストコース[Vol.36 12月号]
 全身性疾患の窓としての臓器  田島廣之・一色彩子

●『臨床画像』 第2回 優秀論文賞・優秀編集賞 表彰式開催報告
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