Crosslink basic リハビリテーションテキスト
栄養学・生化学
定価 3,960円(税込) (本体3,600円+税)
- B5判 224ページ オールカラー,イラスト100点
- 2023年9月3日刊行
- ISBN978-4-7583-2090-0
電子版
序文
編集の序
本書は,リハビリテーション医学における栄養の教科書である。近年,栄養学の重要性がリハビリテーション医学の分野でも広く認知されるようになり,理学療法士や作業療法士の養成校において指定規則の改定で栄養学の履修が必須となった。そのため,本書ではリハビリテーションにおいて栄養がどれほど重要な役割を果たすか,栄養障害がリハビリテーションの成果に与える影響について概説する。
本書の特徴として,理系の科目に馴染みが薄い学生でも理解しやすいように,栄養学のベースとなる生化学の基礎知識の十分な解説を設けた。さらに,図表を多用し,実際に栄養学の知識がどのように臨床現場で生かされるのかイメージしやすいようCASE STUDYを随所に掲載した。
総論では,リハビリテーションでなぜ栄養が必要なのかについて詳細に取り上げる。栄養障害の概要から健康・疾患リスクへの影響,さらに栄養障害の分類やリハビリテーションにおける栄養療法まで,栄養の重要性を明確にする。
次に,栄養療法に必要な生化学・栄養学について解説する。元素・原子・分子から酸化と還元,同化と異化までの基本的な知識を身につけることで,栄養素の消化・吸収や水・電解質の重要性を理解する。蛋白質とアミノ酸,脂質,炭水化物,ビタミン・ミネラルなどの栄養素について,それぞれの種類や機能,消化と吸収に関する詳細な知識を学ぶ。
エネルギー代謝では,エネルギーの産生と消費,身体活動レベルなどについて解説し,適切なエネルギー供給がリハビリテーションにどのように寄与するかを理解する。疾患と栄養では,疾患による代謝変動や侵襲時の栄養療法,慢性疾患(悪液質)の栄養療法について深く掘り下げる。患者の状態に応じた適切な栄養療法を提供することは,回復と治療の成功に不可欠である。
各論では,栄養評価に関する知識を学ぶ。低栄養と過栄養の問題,栄養素の不足と過剰,臨床検査値や栄養スクリーニングの重要性を理解し,低栄養の診断に役立つ方法を解説する。この中には,経腸栄養,静脈栄養,栄養アクセス,主な病態別の栄養療法が含まれる。
最後に,薬剤と栄養,栄養サポートチーム,医科歯科連携に関する重要事項を取り上げる。薬剤との相互作用や栄養サポートチームの重要性,医科歯科との連携が,リハビリテーションにおける栄養の実践にどのように影響するかを理解する。
本書の作成において,臨床栄養におけるエキスパートの編集協力の先生や著者の先生方に多大なサポートをいただいた。理学療法士や作業療法士,管理栄養士などそれぞれの専門家の立場から,学生がおさえておくべき内容を吟味していただき,質の高い栄養学の教科書になったと自負している。関係の先生方にこの場をお借りして御礼を申し上げる。本書がリハビリテーション医学に従事する読者の実践に役立ち,患者の回復と健康の向上に貢献できることを願ってやまない。
2023年8月
吉村芳弘
本書は,リハビリテーション医学における栄養の教科書である。近年,栄養学の重要性がリハビリテーション医学の分野でも広く認知されるようになり,理学療法士や作業療法士の養成校において指定規則の改定で栄養学の履修が必須となった。そのため,本書ではリハビリテーションにおいて栄養がどれほど重要な役割を果たすか,栄養障害がリハビリテーションの成果に与える影響について概説する。
本書の特徴として,理系の科目に馴染みが薄い学生でも理解しやすいように,栄養学のベースとなる生化学の基礎知識の十分な解説を設けた。さらに,図表を多用し,実際に栄養学の知識がどのように臨床現場で生かされるのかイメージしやすいようCASE STUDYを随所に掲載した。
総論では,リハビリテーションでなぜ栄養が必要なのかについて詳細に取り上げる。栄養障害の概要から健康・疾患リスクへの影響,さらに栄養障害の分類やリハビリテーションにおける栄養療法まで,栄養の重要性を明確にする。
次に,栄養療法に必要な生化学・栄養学について解説する。元素・原子・分子から酸化と還元,同化と異化までの基本的な知識を身につけることで,栄養素の消化・吸収や水・電解質の重要性を理解する。蛋白質とアミノ酸,脂質,炭水化物,ビタミン・ミネラルなどの栄養素について,それぞれの種類や機能,消化と吸収に関する詳細な知識を学ぶ。
エネルギー代謝では,エネルギーの産生と消費,身体活動レベルなどについて解説し,適切なエネルギー供給がリハビリテーションにどのように寄与するかを理解する。疾患と栄養では,疾患による代謝変動や侵襲時の栄養療法,慢性疾患(悪液質)の栄養療法について深く掘り下げる。患者の状態に応じた適切な栄養療法を提供することは,回復と治療の成功に不可欠である。
各論では,栄養評価に関する知識を学ぶ。低栄養と過栄養の問題,栄養素の不足と過剰,臨床検査値や栄養スクリーニングの重要性を理解し,低栄養の診断に役立つ方法を解説する。この中には,経腸栄養,静脈栄養,栄養アクセス,主な病態別の栄養療法が含まれる。
最後に,薬剤と栄養,栄養サポートチーム,医科歯科連携に関する重要事項を取り上げる。薬剤との相互作用や栄養サポートチームの重要性,医科歯科との連携が,リハビリテーションにおける栄養の実践にどのように影響するかを理解する。
本書の作成において,臨床栄養におけるエキスパートの編集協力の先生や著者の先生方に多大なサポートをいただいた。理学療法士や作業療法士,管理栄養士などそれぞれの専門家の立場から,学生がおさえておくべき内容を吟味していただき,質の高い栄養学の教科書になったと自負している。関係の先生方にこの場をお借りして御礼を申し上げる。本書がリハビリテーション医学に従事する読者の実践に役立ち,患者の回復と健康の向上に貢献できることを願ってやまない。
2023年8月
吉村芳弘
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目次
第 1章 総論
1 リハビリテーションでどうして栄養管理が必要なのか [吉村芳弘]
(1) リハビリテーションにおける栄養障害の概要
(2) 栄養障害と健康・疾患リスク
(3) 栄養障害の分類
(4) リハビリテーションにおける栄養管理
2 栄養療法に必要な生化学・栄養学
(1) 元素・原子・分子 [栢下 淳]
(2) 酸化と還元 [松本拓也]
(3) 異化と同化 [松本拓也]
(4) 栄養素の消化と吸収 [清水昭雄]
(5) 水・電解質の吸収と喪失 [清水昭雄]
(6) 3大栄養素と各栄養素の必要量 [清水昭雄]
3 蛋白質とアミノ酸 [小蔵要司]
(1) 蛋白質とアミノ酸の種類
(2) 蛋白質とアミノ酸の機能
(3) 蛋白質とアミノ酸の消化と吸収
4 脂質 [塩濱奈保子]
(1) 脂質の種類
(2) 脂質の機能
(3) 脂質の消化と吸収
5 炭水化物(糖質・食物繊維) [園井みか]
(1) 炭水化物とは
(2) 炭水化物の種類
(3) 炭水化物の機能
(4) 炭水化物の消化と吸収
6 ビタミン・ミネラル [高山仁子]
(1) ビタミン・ミネラルの種類
(2) ビタミン・ミネラルの機能
(3) ビタミン・ミネラルの消化と吸収
7 エネルギー代謝 [高橋浩平]
(1) エネルギーとは
(2) エネルギーの産生
(3) エネルギーの消費
(4) 身体活動レベル
8 運動と栄養 [田中 周・山田 実]
(1) 運動時の必要栄養量
(2) 運動と蛋白質代謝
(3) 運動と脂質代謝
(4) 運動効果を高める食事・栄養療法
9 疾患と栄養 [井上達朗]
(1) 疾患による代謝変動
(2) 侵襲時の栄養療法
(3) 慢性疾患(悪液質)の栄養療法
第 2 章 各論
1 栄養評価 [西岡心大]
(1) 低栄養と過栄養
(2) 栄養素の不足と過剰
(3) 臨床検査値
(4) 栄養スクリーニング
(5) 低栄養の診断
2 経腸栄養と静脈栄養
2-1 栄養補給法の選択 [嶋津さゆり]
(1) 栄養補給法の基本
(2) 栄養療法の選択
2-2 経腸栄養法 [嶋津さゆり]
(1) 経腸栄養剤
(2) 経腸栄養の実際
2-3 静脈栄養法 [松本彩加]
(1) 静脈栄養法の適応とリスク管理
3 主な病態の栄養療法
3-1 低栄養の栄養療法 [清水昭雄]
(1) 低栄養の成因
(2) 低栄養に対する栄養療法
(3) 低栄養におけるエネルギーと蛋白質必要量の算出
3-2 メタボリックシンドロームの栄養療法 [二井麻里亜]
(1) メタボリックシンドロームとは
(2) メタボリックシンドロームの診断
(3) メタボリックシンドロームの治療
3-3 サルコペニア・フレイルの栄養療法 [松下武矢]
(1) サルコペニア
(2) フレイル
(3) サルコペニア・フレイルの栄養療法
3-4 摂食嚥下障害の栄養療法 [森 隆志]
(1) 摂食嚥下障害と低栄養
(2) 嚥下機能に応じた食事提供
4 主な疾患の栄養療法
4-1 脳卒中の栄養療法 [長野文彦]
(1) 疾患の病態
(2) 病期別の栄養管理
(3) 栄養管理の注意点
4-2 大腿骨近位部骨折の栄養療法 [鈴木達郎]
(1) 疾患の病態
(2) 栄養療法
4-3 周術期・集中治療の栄養療法 [飯田有輝]
(1) 重症患者の病態
(2) 重症患者の栄養療法
(3) 栄養療法とリハビリテーションのコラボレーション
4-4 脊髄損傷の栄養療法 [田中 舞]
(1) 脊髄損傷の病態と疫学
(2) 脊髄損傷と栄養障害
(3) 脊髄損傷の病期別の栄養管理
(4) 脊髄損傷と生活習慣病
4-5 がん(悪液質)の栄養療法 [宇野千晴]
(1) 疾患の概要
(2) がん患者の栄養障害
(3) 栄養療法
4-6 パーキンソン病などの神経・筋疾患の栄養療法 [角田 亘]
(1) パーキンソン病の概要とその消化器症状・嚥下障害
(2) パーキンソン病に対する栄養療法の考え方
(3) パーキンソン病以外の神経・筋疾患に対する栄養療法
4-7 2型糖尿病の栄養療法 [西山 愛]
(1) 糖尿病栄養療法の基本
4-8 慢性腎臓病の栄養療法 [上島順子]
(1) 疾患の病態
(2) 診断基準
(3) 食事療法基準
(4) 栄養学的問題
4-9 慢性心不全の栄養療法 [鈴木規雄]
(1) 慢性心不全と低栄養について
(2) 慢性心不全の病態と低栄養
(3) 慢性心不全の低栄養に対する栄養療法
4-10 慢性呼吸不全の栄養療法 [宮崎慎二郎]
(1) 疾患の病態
(2) 栄養障害とサルコペニア
(3) 栄養障害のメカニズム
(4) 栄養療法の適応と必要エネルギー量
(5) 栄養療法の工夫
(6) 栄養療法と運動療法のコンビネーション
4-11 関節リウマチ [藤原 大]
(1) 疾患の病態
(2) 栄養管理と運動療法
4-12 褥瘡 [宮島 功]
(1) 疾患の病態
(2) 褥瘡の評価
(3) 栄養管理
5 そのほかの重要事項
5-1 薬剤と栄養 [松本彩加]
(1) 栄養管理にかかわる薬物療法の注意点
(2) 各疾患治療薬と栄養管理
5-2 栄養サポートチーム [砂原貴子]
(1) 栄養サポートチームとは
(2) NSTの活動と栄養管理の実際
5-3 医科歯科連携 [白石 愛]
(1) 医科歯科連携の必要性
1 リハビリテーションでどうして栄養管理が必要なのか [吉村芳弘]
(1) リハビリテーションにおける栄養障害の概要
(2) 栄養障害と健康・疾患リスク
(3) 栄養障害の分類
(4) リハビリテーションにおける栄養管理
2 栄養療法に必要な生化学・栄養学
(1) 元素・原子・分子 [栢下 淳]
(2) 酸化と還元 [松本拓也]
(3) 異化と同化 [松本拓也]
(4) 栄養素の消化と吸収 [清水昭雄]
(5) 水・電解質の吸収と喪失 [清水昭雄]
(6) 3大栄養素と各栄養素の必要量 [清水昭雄]
3 蛋白質とアミノ酸 [小蔵要司]
(1) 蛋白質とアミノ酸の種類
(2) 蛋白質とアミノ酸の機能
(3) 蛋白質とアミノ酸の消化と吸収
4 脂質 [塩濱奈保子]
(1) 脂質の種類
(2) 脂質の機能
(3) 脂質の消化と吸収
5 炭水化物(糖質・食物繊維) [園井みか]
(1) 炭水化物とは
(2) 炭水化物の種類
(3) 炭水化物の機能
(4) 炭水化物の消化と吸収
6 ビタミン・ミネラル [高山仁子]
(1) ビタミン・ミネラルの種類
(2) ビタミン・ミネラルの機能
(3) ビタミン・ミネラルの消化と吸収
7 エネルギー代謝 [高橋浩平]
(1) エネルギーとは
(2) エネルギーの産生
(3) エネルギーの消費
(4) 身体活動レベル
8 運動と栄養 [田中 周・山田 実]
(1) 運動時の必要栄養量
(2) 運動と蛋白質代謝
(3) 運動と脂質代謝
(4) 運動効果を高める食事・栄養療法
9 疾患と栄養 [井上達朗]
(1) 疾患による代謝変動
(2) 侵襲時の栄養療法
(3) 慢性疾患(悪液質)の栄養療法
第 2 章 各論
1 栄養評価 [西岡心大]
(1) 低栄養と過栄養
(2) 栄養素の不足と過剰
(3) 臨床検査値
(4) 栄養スクリーニング
(5) 低栄養の診断
2 経腸栄養と静脈栄養
2-1 栄養補給法の選択 [嶋津さゆり]
(1) 栄養補給法の基本
(2) 栄養療法の選択
2-2 経腸栄養法 [嶋津さゆり]
(1) 経腸栄養剤
(2) 経腸栄養の実際
2-3 静脈栄養法 [松本彩加]
(1) 静脈栄養法の適応とリスク管理
3 主な病態の栄養療法
3-1 低栄養の栄養療法 [清水昭雄]
(1) 低栄養の成因
(2) 低栄養に対する栄養療法
(3) 低栄養におけるエネルギーと蛋白質必要量の算出
3-2 メタボリックシンドロームの栄養療法 [二井麻里亜]
(1) メタボリックシンドロームとは
(2) メタボリックシンドロームの診断
(3) メタボリックシンドロームの治療
3-3 サルコペニア・フレイルの栄養療法 [松下武矢]
(1) サルコペニア
(2) フレイル
(3) サルコペニア・フレイルの栄養療法
3-4 摂食嚥下障害の栄養療法 [森 隆志]
(1) 摂食嚥下障害と低栄養
(2) 嚥下機能に応じた食事提供
4 主な疾患の栄養療法
4-1 脳卒中の栄養療法 [長野文彦]
(1) 疾患の病態
(2) 病期別の栄養管理
(3) 栄養管理の注意点
4-2 大腿骨近位部骨折の栄養療法 [鈴木達郎]
(1) 疾患の病態
(2) 栄養療法
4-3 周術期・集中治療の栄養療法 [飯田有輝]
(1) 重症患者の病態
(2) 重症患者の栄養療法
(3) 栄養療法とリハビリテーションのコラボレーション
4-4 脊髄損傷の栄養療法 [田中 舞]
(1) 脊髄損傷の病態と疫学
(2) 脊髄損傷と栄養障害
(3) 脊髄損傷の病期別の栄養管理
(4) 脊髄損傷と生活習慣病
4-5 がん(悪液質)の栄養療法 [宇野千晴]
(1) 疾患の概要
(2) がん患者の栄養障害
(3) 栄養療法
4-6 パーキンソン病などの神経・筋疾患の栄養療法 [角田 亘]
(1) パーキンソン病の概要とその消化器症状・嚥下障害
(2) パーキンソン病に対する栄養療法の考え方
(3) パーキンソン病以外の神経・筋疾患に対する栄養療法
4-7 2型糖尿病の栄養療法 [西山 愛]
(1) 糖尿病栄養療法の基本
4-8 慢性腎臓病の栄養療法 [上島順子]
(1) 疾患の病態
(2) 診断基準
(3) 食事療法基準
(4) 栄養学的問題
4-9 慢性心不全の栄養療法 [鈴木規雄]
(1) 慢性心不全と低栄養について
(2) 慢性心不全の病態と低栄養
(3) 慢性心不全の低栄養に対する栄養療法
4-10 慢性呼吸不全の栄養療法 [宮崎慎二郎]
(1) 疾患の病態
(2) 栄養障害とサルコペニア
(3) 栄養障害のメカニズム
(4) 栄養療法の適応と必要エネルギー量
(5) 栄養療法の工夫
(6) 栄養療法と運動療法のコンビネーション
4-11 関節リウマチ [藤原 大]
(1) 疾患の病態
(2) 栄養管理と運動療法
4-12 褥瘡 [宮島 功]
(1) 疾患の病態
(2) 褥瘡の評価
(3) 栄養管理
5 そのほかの重要事項
5-1 薬剤と栄養 [松本彩加]
(1) 栄養管理にかかわる薬物療法の注意点
(2) 各疾患治療薬と栄養管理
5-2 栄養サポートチーム [砂原貴子]
(1) 栄養サポートチームとは
(2) NSTの活動と栄養管理の実際
5-3 医科歯科連携 [白石 愛]
(1) 医科歯科連携の必要性
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養成校の専門基礎科目に対応! 基本的な知識から実践につながるハイレベルな内容まで学べるテキスト
理学療法士,作業療法士,言語聴覚士の養成校の専門基礎科目に対応したテキストシリーズ。
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本巻では,栄養学を習得し栄養療法を実践する上で必要となる生化学の知識も補いつつ,リハビリテーション医・PT・OT・ST・管理栄養士の多彩な視点から総合的に学べる構成となっている。リハの現場でどう役立てるかをイメージしやすいよう,CASE STUDYを随所に掲載した。