作業療法学 ゴールド・マスター・テキスト
日常生活活動学(ADL)(改訂第2版)
[Web動画付]
改訂第2版
定価 4,620円(税込) (本体4,200円+税)
- B5判 320ページ オールカラー,イラスト300点,写真200点
- 2022年3月25日刊行
- ISBN978-4-7583-2050-4
電子版
序文
第2版 監修の序
今回,『作業療法学ゴールド・マスター・テキスト』シリーズは2010年の発刊から2回目の改訂を迎え,第3版出版の運びとなりました。
本テキストシリーズは「作業療法学概論」・「作業学]・「作業療法評価学」・「身体障害作業療法学」・「高次脳機能障害作業療法学」・「精神障害作業療法学」・「発達障害作業療法学」・「老年期作業療法学」・「地域作業療法学」・「日常生活活動学(ADL)」・「福祉用具学」の11巻に新しく「義肢装具学」を加え,全12 巻となります。
改訂作業が始まった2020年は作業療法教育の変革の年でもありました。臨床実習の形態においては,従来の,学生が臨床実習指導者の下で対象者の評価から治療まで行うものから,学生が実習指導者の行う対象者の評価から治療までを傍らで見学し,模倣してみる,一部対象者で実施するという流れで,その場で実習指導者が学生にフィードバックするクリニカル・クラークシップの作業療法参加型臨床実習への転換,地域実習の追加という大きな変更がありました。
そこで執筆者の先生方には,教科書の内容が作業療法参加型臨床実習にどのように関連しているのか示していただき,一部ですが,動画も提供していただきました。
また,2020年はコロナ禍により多くの学校が教育方法の変革を求められた年でもありました。対面授業を遠隔授業に切り替え,実習や実技科目が大きな影響を受けました。学外での臨床実習は模擬患者を用いた学内実習に切り替えたところも多かったかと思います。このような状況の中でアクティブ・ラーニングの重要性が再認識されたように思います。従来の,教室に学生を集めて講義し試験やレポートを課すスタイルから,学生が自宅でネット配信された講義動画を視聴し,その都度,課題レポートを提出し,教員が評価とコメントをつけて返却することが毎回繰り返されました。こう書くと何がアクティブ・ラーニングなのかと思われるかもしれませんが,学生が講義動画から課題を理解するために自分のペースに合わせて動画を繰り返し視て,理解したうえで調べ,課題を分析するということを学生自身が行う授業形態です。これを進めるために,教員は個々の学生と双方向の情報をやり取りする機会を増やした結果,個々の学生への指導量は増えましたが,学生の主体的な学びが伸びたように思われます。
eラーニングに関しては,文部科学省が2024年には小中高でデジタル教科書の配布を始めます。今回の遠隔授業の経験から,動画媒体がアクティブ・ラーニングにも役立つと考えます。作業療法学ゴールド・マスター・テキストシリーズも,時代の要請に応えられるよう変化させていきたいと考えています。
本シリーズをよりよいものにするためにも諸氏の忌憚ないご意見を聞かせていただければ幸いです。
2020年12月
文京学院大学
-----------------------
本書は,『作業療法学ゴールド・マスター・テキスト 日常生活活動学(ADL)・福祉用具学』(2012年刊行)を分冊し,2016年に『作業療法学ゴールド・マスター・テキスト 日常生活活動(ADL)』が発刊されてから6年が経過した現在,指定規則の改定に伴うシリーズ改訂に合わせ,最新の情勢を踏まえて改訂第2版として刊行に至った。本書の特徴は,作業療法の骨格である日常生活活動(ADL)の評価ついて基本的な内容がまとめられており,その対応としてのリハビリテーションと福祉用具活用,住環境整備について解説している。
ADLのとらえ方は,2001年の第54回WHO総会において国際生活機能分類(ICF)が採択され,それに基づいてリハビリテーションを進めることが重要である。また,日本脳卒中学会『脳卒中治療ガイドライン2009』の「運動障害・ADLに対するリハビリテーション」の項目において,徒手療法の限界が示された。本書はこのようなリハビリテーションの変化に合わせて,作業療法士が人と環境と作業の関係に着目してADLをとらえ,クライエントの自立的な生活支援を行えるように構成した。
欧米ではリハビリテーションの基礎としてシーティング技術は一般的になっており,国内でも2017年に回復期リハビリテーションにおける疾患別リハビリテーション料の算定が可能となった。また,介護保険には,2021年4月に高齢者ケアにおけるシーティングとして,「体幹機能や座位保持機能が低下した高齢者が,個々に望む活動や参加を実現し,自立を促すために,椅子や車椅子等に快適に座るための支援であり,その支援を通して,高齢者の尊厳ある自立した生活の保障を目指すもの」と定義された。このことは,作業療法士による重度障害のある人へのシーティングによる評価や指導を推進することが示されたともいえる。
日本作業療法士協会では生活行為向上マネジメント(MTDLP)の活用を進めており,興味・関心チェックシートでは,生活行為としてADLは7項目,IADLや他の生活行為からなっている。それらすべては臥位・座位・立位に関わる動作に関連し,チェックシートにある生活行為の多くは座位姿勢が基本である。重度障害のあるクライエントが座位を確保して作業療法,福祉用具支援と住環境整備を組み合わせることで,「意味のある作業」が進められる。これから作業療法を学ぶ学生や若い作業療法士の皆さんが本書を活用し,クライエントの自立支援を推進するリハビリテーションとして,作業療法の展開ができるようになることを期待している。
2022年3月
一般財団法人日本車椅子シーティング財団
木之瀬 隆
今回,『作業療法学ゴールド・マスター・テキスト』シリーズは2010年の発刊から2回目の改訂を迎え,第3版出版の運びとなりました。
本テキストシリーズは「作業療法学概論」・「作業学]・「作業療法評価学」・「身体障害作業療法学」・「高次脳機能障害作業療法学」・「精神障害作業療法学」・「発達障害作業療法学」・「老年期作業療法学」・「地域作業療法学」・「日常生活活動学(ADL)」・「福祉用具学」の11巻に新しく「義肢装具学」を加え,全12 巻となります。
改訂作業が始まった2020年は作業療法教育の変革の年でもありました。臨床実習の形態においては,従来の,学生が臨床実習指導者の下で対象者の評価から治療まで行うものから,学生が実習指導者の行う対象者の評価から治療までを傍らで見学し,模倣してみる,一部対象者で実施するという流れで,その場で実習指導者が学生にフィードバックするクリニカル・クラークシップの作業療法参加型臨床実習への転換,地域実習の追加という大きな変更がありました。
そこで執筆者の先生方には,教科書の内容が作業療法参加型臨床実習にどのように関連しているのか示していただき,一部ですが,動画も提供していただきました。
また,2020年はコロナ禍により多くの学校が教育方法の変革を求められた年でもありました。対面授業を遠隔授業に切り替え,実習や実技科目が大きな影響を受けました。学外での臨床実習は模擬患者を用いた学内実習に切り替えたところも多かったかと思います。このような状況の中でアクティブ・ラーニングの重要性が再認識されたように思います。従来の,教室に学生を集めて講義し試験やレポートを課すスタイルから,学生が自宅でネット配信された講義動画を視聴し,その都度,課題レポートを提出し,教員が評価とコメントをつけて返却することが毎回繰り返されました。こう書くと何がアクティブ・ラーニングなのかと思われるかもしれませんが,学生が講義動画から課題を理解するために自分のペースに合わせて動画を繰り返し視て,理解したうえで調べ,課題を分析するということを学生自身が行う授業形態です。これを進めるために,教員は個々の学生と双方向の情報をやり取りする機会を増やした結果,個々の学生への指導量は増えましたが,学生の主体的な学びが伸びたように思われます。
eラーニングに関しては,文部科学省が2024年には小中高でデジタル教科書の配布を始めます。今回の遠隔授業の経験から,動画媒体がアクティブ・ラーニングにも役立つと考えます。作業療法学ゴールド・マスター・テキストシリーズも,時代の要請に応えられるよう変化させていきたいと考えています。
本シリーズをよりよいものにするためにも諸氏の忌憚ないご意見を聞かせていただければ幸いです。
2020年12月
文京学院大学
-----------------------
本書は,『作業療法学ゴールド・マスター・テキスト 日常生活活動学(ADL)・福祉用具学』(2012年刊行)を分冊し,2016年に『作業療法学ゴールド・マスター・テキスト 日常生活活動(ADL)』が発刊されてから6年が経過した現在,指定規則の改定に伴うシリーズ改訂に合わせ,最新の情勢を踏まえて改訂第2版として刊行に至った。本書の特徴は,作業療法の骨格である日常生活活動(ADL)の評価ついて基本的な内容がまとめられており,その対応としてのリハビリテーションと福祉用具活用,住環境整備について解説している。
ADLのとらえ方は,2001年の第54回WHO総会において国際生活機能分類(ICF)が採択され,それに基づいてリハビリテーションを進めることが重要である。また,日本脳卒中学会『脳卒中治療ガイドライン2009』の「運動障害・ADLに対するリハビリテーション」の項目において,徒手療法の限界が示された。本書はこのようなリハビリテーションの変化に合わせて,作業療法士が人と環境と作業の関係に着目してADLをとらえ,クライエントの自立的な生活支援を行えるように構成した。
欧米ではリハビリテーションの基礎としてシーティング技術は一般的になっており,国内でも2017年に回復期リハビリテーションにおける疾患別リハビリテーション料の算定が可能となった。また,介護保険には,2021年4月に高齢者ケアにおけるシーティングとして,「体幹機能や座位保持機能が低下した高齢者が,個々に望む活動や参加を実現し,自立を促すために,椅子や車椅子等に快適に座るための支援であり,その支援を通して,高齢者の尊厳ある自立した生活の保障を目指すもの」と定義された。このことは,作業療法士による重度障害のある人へのシーティングによる評価や指導を推進することが示されたともいえる。
日本作業療法士協会では生活行為向上マネジメント(MTDLP)の活用を進めており,興味・関心チェックシートでは,生活行為としてADLは7項目,IADLや他の生活行為からなっている。それらすべては臥位・座位・立位に関わる動作に関連し,チェックシートにある生活行為の多くは座位姿勢が基本である。重度障害のあるクライエントが座位を確保して作業療法,福祉用具支援と住環境整備を組み合わせることで,「意味のある作業」が進められる。これから作業療法を学ぶ学生や若い作業療法士の皆さんが本書を活用し,クライエントの自立支援を推進するリハビリテーションとして,作業療法の展開ができるようになることを期待している。
2022年3月
一般財団法人日本車椅子シーティング財団
木之瀬 隆
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目次
0 Introduction
0 イントロダクション [木之瀬 隆]
① ADL評価
② 生活行為向上マネジメント(MTDLP)
③ ADLとIADLにおけるリハビリテーション
④ シーティング技術の展開
⑤ 疾患別のADLと自立支援の福祉用具活用
⑥ 福祉用具を活用した自立生活: Case Study
1 日常生活活動とは
1 ADLの領域 [木之瀬 隆]
① ADLの領域
2 ADLの評価の歴史 [木之瀬 隆]
① ADLの評価の歴史
② ADL関連の国内制度状況
3 ADLの評価に必要な知識 [木之瀬 隆]
4 ADLの評価法 [荻山泰地]
① ADLの範囲
② ADL評価の目的
③ 基本的ADL(BADL)の評価法
④ 手段的ADL(IADL)の評価法
5 ADLにおける作業療法支援法 [荻山泰地]
① はじめに
② 準備的支援法
③ 直接的支援法
6 ADLと福祉用具 [荻山泰地]
① はじめに
② 福祉用具給付システム
③ ADLと福祉用具
7 作業療法における福祉用具 [木之瀬 隆]
① 作業療法と福祉用具
② ICFの背景因子と支援技術
③ 福祉用具の選定・適合方法
8 ADLの関連制度 [木之瀬 隆]
① バリアフリーデザインからノーマライゼーションへ
② バリアフリー新法と障害者総合支援法
③ 福特別支援教育からインクルーシブ教育(包括支援教育)へ
④ 福祉用具についての情報
9 福祉用具と座位能力評価 [木之瀬 隆]
① 日常生活活動に関連する福祉用具
② 基本座位姿勢
③ 座位能力評価
④ Hoffer座位能力分類(JSSC版)
⑤ 評価方法の実際
⑥ まとめ
10 福祉用具と住環境整備 [木之瀬 隆]
① 住環境
② 住環境整備の基本事項
2 人の発達と老化
1 人の発達と老化 [ 荻山泰地]
① 起居移動動作と手の動作の発達と老化
② 食事活動の発達
③ 排泄活動の発達
④ 入浴活動の発達
⑤ 更衣活動の発達
⑥ 整容活動の発達
⑦ コミュニケーションの発達
3 基本動作
1 はじめに [ 荻山泰地,田島一美]
① 基本動作とは
② 子どもはどのようにして基本動作を習得するのか
③ 身体機能の障害と自立支援
2 起居移動動作 [荻山泰地,田島一美]
① 起居移動動作の特徴
② 起居移動動作の自立支援
3 食事活動 [荻山泰地,田島一美]
① 食事
② 食事活動の自立支援
4 排泄活動 [ 荻山泰地,田島一美]
① 排泄活動
② 排泄活動と自立支援
5 入浴活動 [荻山泰地,田島一美]
① 入浴
② 入浴活動と自立支援
6 更衣活動 [荻山泰地,田島一美]
① 更衣
② 衣服の素材・形状
③ 更衣活動の自立支援
7 整容活動 [ 荻山泰地,田島一美]
① 整容
② 整容活動の自立支援
8 コミュニケーション [荻山泰地,田島一美]
① コミュニケーション
② コミュニケーションの自立支援
4 応用動作,IADL
1 調理活動 [大橋幸子]
① 調理活動の特徴
② 献立作り
③ 障害別調理活動支援の例
④ 台所環境
2 家事動作:掃除・洗濯 [大橋幸子]
① 家事動作:掃除・洗濯の特徴
② 脳卒中片麻痺者に対する掃除・洗濯支援
3 育児 [大橋幸子]
① 育児とは
② 脊髄損傷者の育児支援
4 外出 [大橋幸子]
① 外出の自立支援について
② 脳卒中片麻痺者に対する外出支援
5 余暇活動 [大橋幸子]
① 日本人の余暇活動
② 日常的に行える余暇活動としての趣味の支援(自助具)
③ コンピュータが広げる余暇活動
6 スポーツ [大橋幸子]
① 障害者スポーツ
② 頚髄損傷者のスポーツ
③ 高齢者のスポーツ
Case Study Answer
5 障害別のADL
1 片麻痺 [本田 豊,荻山泰地,木之瀬 隆]
① 障害の概要
② 治療・指導・支援
③ セルフケア
④ 脳卒中のADL指導とシーティングの実際
2 脊髄損傷 [ 木之瀬 隆,田島一美]
① 脊髄損傷
② 起居移動動作
③ 排泄動作
④ 入浴動作
⑤ 着衣動作
⑥ 整容
3 前腕切断 [吉野智佳子]
① 前腕切断者
4 脊髄小脳変性症 [本田 豊]
① 障害の概要
② ADLの障害と対応
③ 環境整備
5 関節リウマチ [本田 豊]
① 障害の概要
② 治療・指導・支援
③ ADLの実際
④ 住環境整備
6 デュシェンヌ型筋ジストロフィー [木之瀬 隆]
① 障害の概要
7 認知症高齢者 [木之瀬 隆
① 認知症のとらえ方
② 認知症のADL対応
③ 認知症高齢者ADLのまとめ
8 筋萎縮性側索硬化症(ALS) [木之瀬 隆,吉野智佳子]
① 障害の概要
9 パーキンソン病 [木之瀬 隆]
① 障害の概要
Case Study Answer
事例集
① 多発性脳梗塞
② 脳梗塞
③ パーキンソン病
0 イントロダクション [木之瀬 隆]
① ADL評価
② 生活行為向上マネジメント(MTDLP)
③ ADLとIADLにおけるリハビリテーション
④ シーティング技術の展開
⑤ 疾患別のADLと自立支援の福祉用具活用
⑥ 福祉用具を活用した自立生活: Case Study
1 日常生活活動とは
1 ADLの領域 [木之瀬 隆]
① ADLの領域
2 ADLの評価の歴史 [木之瀬 隆]
① ADLの評価の歴史
② ADL関連の国内制度状況
3 ADLの評価に必要な知識 [木之瀬 隆]
4 ADLの評価法 [荻山泰地]
① ADLの範囲
② ADL評価の目的
③ 基本的ADL(BADL)の評価法
④ 手段的ADL(IADL)の評価法
5 ADLにおける作業療法支援法 [荻山泰地]
① はじめに
② 準備的支援法
③ 直接的支援法
6 ADLと福祉用具 [荻山泰地]
① はじめに
② 福祉用具給付システム
③ ADLと福祉用具
7 作業療法における福祉用具 [木之瀬 隆]
① 作業療法と福祉用具
② ICFの背景因子と支援技術
③ 福祉用具の選定・適合方法
8 ADLの関連制度 [木之瀬 隆]
① バリアフリーデザインからノーマライゼーションへ
② バリアフリー新法と障害者総合支援法
③ 福特別支援教育からインクルーシブ教育(包括支援教育)へ
④ 福祉用具についての情報
9 福祉用具と座位能力評価 [木之瀬 隆]
① 日常生活活動に関連する福祉用具
② 基本座位姿勢
③ 座位能力評価
④ Hoffer座位能力分類(JSSC版)
⑤ 評価方法の実際
⑥ まとめ
10 福祉用具と住環境整備 [木之瀬 隆]
① 住環境
② 住環境整備の基本事項
2 人の発達と老化
1 人の発達と老化 [ 荻山泰地]
① 起居移動動作と手の動作の発達と老化
② 食事活動の発達
③ 排泄活動の発達
④ 入浴活動の発達
⑤ 更衣活動の発達
⑥ 整容活動の発達
⑦ コミュニケーションの発達
3 基本動作
1 はじめに [ 荻山泰地,田島一美]
① 基本動作とは
② 子どもはどのようにして基本動作を習得するのか
③ 身体機能の障害と自立支援
2 起居移動動作 [荻山泰地,田島一美]
① 起居移動動作の特徴
② 起居移動動作の自立支援
3 食事活動 [荻山泰地,田島一美]
① 食事
② 食事活動の自立支援
4 排泄活動 [ 荻山泰地,田島一美]
① 排泄活動
② 排泄活動と自立支援
5 入浴活動 [荻山泰地,田島一美]
① 入浴
② 入浴活動と自立支援
6 更衣活動 [荻山泰地,田島一美]
① 更衣
② 衣服の素材・形状
③ 更衣活動の自立支援
7 整容活動 [ 荻山泰地,田島一美]
① 整容
② 整容活動の自立支援
8 コミュニケーション [荻山泰地,田島一美]
① コミュニケーション
② コミュニケーションの自立支援
4 応用動作,IADL
1 調理活動 [大橋幸子]
① 調理活動の特徴
② 献立作り
③ 障害別調理活動支援の例
④ 台所環境
2 家事動作:掃除・洗濯 [大橋幸子]
① 家事動作:掃除・洗濯の特徴
② 脳卒中片麻痺者に対する掃除・洗濯支援
3 育児 [大橋幸子]
① 育児とは
② 脊髄損傷者の育児支援
4 外出 [大橋幸子]
① 外出の自立支援について
② 脳卒中片麻痺者に対する外出支援
5 余暇活動 [大橋幸子]
① 日本人の余暇活動
② 日常的に行える余暇活動としての趣味の支援(自助具)
③ コンピュータが広げる余暇活動
6 スポーツ [大橋幸子]
① 障害者スポーツ
② 頚髄損傷者のスポーツ
③ 高齢者のスポーツ
Case Study Answer
5 障害別のADL
1 片麻痺 [本田 豊,荻山泰地,木之瀬 隆]
① 障害の概要
② 治療・指導・支援
③ セルフケア
④ 脳卒中のADL指導とシーティングの実際
2 脊髄損傷 [ 木之瀬 隆,田島一美]
① 脊髄損傷
② 起居移動動作
③ 排泄動作
④ 入浴動作
⑤ 着衣動作
⑥ 整容
3 前腕切断 [吉野智佳子]
① 前腕切断者
4 脊髄小脳変性症 [本田 豊]
① 障害の概要
② ADLの障害と対応
③ 環境整備
5 関節リウマチ [本田 豊]
① 障害の概要
② 治療・指導・支援
③ ADLの実際
④ 住環境整備
6 デュシェンヌ型筋ジストロフィー [木之瀬 隆]
① 障害の概要
7 認知症高齢者 [木之瀬 隆
① 認知症のとらえ方
② 認知症のADL対応
③ 認知症高齢者ADLのまとめ
8 筋萎縮性側索硬化症(ALS) [木之瀬 隆,吉野智佳子]
① 障害の概要
9 パーキンソン病 [木之瀬 隆]
① 障害の概要
Case Study Answer
事例集
① 多発性脳梗塞
② 脳梗塞
③ パーキンソン病
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能動学習や新しい実習形式への対応,試験対策を充実させたフルカラー紙面の改訂第2版!
作業療法学専門分野の講義用テキスト・シリーズが5年ぶりの改訂。これからの学生に役立つ内容を意識し,能動学習の手助けとなる課題の提示,新しい実習形式である「作業療法参加型臨床実習」への対策となるような解説を追加し,また国家試験対策を充実させ,さらに巻末付録として症例集も追加。
本巻では,障害別のADLについての項目を充実させ,実際の症例を写真やイラストとともに解説した。本書ではADLの評価や制度から,一つ一つの動作のメカニズム,障害別の支援を写真やイラストを用いて,初学者向けにわかりやすく丁寧に解説している。