若葉マークの画像解剖学
第3版
定価 8,140円(税込) (本体7,400円+税)
- B5変型判 784ページ オールカラー,イラスト970点,写真1,850点
- 2019年3月28日刊行
- ISBN978-4-7583-1930-0
序文
第3版 監修の序
本書『若葉マークの画像解剖学』は2007年に初版,2014年には改訂第2版として長年にわたり,医療教育の中で役立ってきたロングセラーである。診療放射線技師や臨床検査技師をめざす学生や若手医療従事者にとって非常にわかりやすい内容であるが,最近では医療もさまざまな新規分野に広がってきており,救命救急士,医学物理士,さらに看護師の特定行為のなかで画像解剖学は必須の学習項目となってきており,このような教育や日常診療の中でも本書は役立つと考えられる。
改訂第2版に比べて本書では画像の解説がさらにグレードアップしており,色分けした解説,シェーマや骨モデルを用いた説明など,読者にとって非常にわかりやすさが増した内容となっている。
囲み記事「調べておこう」には数多くの疾患名が出てきており,これらすべてを詳しく調べるのはきわめて困難であると思われるが,これらの疾患名を覚えておき,学習あるいは診療の中でこの疾患に遭遇した場合にすぐに調べることができるようにしておけるような「課題解決型学習」の材料として活用いただければと考えている。
技術的な解説も多く記載され,日常診療における経験の中からエキスパートの執筆者が気をつけるべきポイント,間違いやすいポイント,工夫すべきポイントなども書かれており,真に実力がつくための記載が豊富に盛り込まれている。
本書を活かしてすべての医療従事者のレベルアップが図れることを期待しており,第3版を多くの方々に利用していただけることを期待している。
2019年3月
筑波大学医学医療系脳神経外科教授
松村 明
-----------------------
第3版 編集の序
このたび,約2年の期間をかけて若葉マークの画像解剖学を大幅にリニューアルし,皆様にお届けできる運びとなった。本書は,“診療放射線技師や臨床検査技師を目指す学生”および“若手の技師”を対象とし,最低限身につけておかなければいけない“画像解剖の基礎知識”を網羅的に学習させることを最大の目的として2007年に初版,2014年には第2版を刊行し,これまで多くの教育機関に教科書や参考書に指定していただいた。すでに医療従事者として臨床現場で活躍している方々からも,「わかりやすい書籍である/人体解剖が画像でどう捉えられるかが明確になった/モダリティ別ではなく部位別になっているので臨床現場で使いやすい」など多くの声が寄せられており,本書が初学者教育に一定の役割を担えたことは,私自身の大きな喜びである。初版,第2 版と刊行してきた中,生体内を可視化することが当たり前の時代となった。さらには,医療技術の革新に伴い,従来では捉えることができなかった微細な構造まで可視化できる時代に変化を遂げている。このような変遷を辿る中,これまで以上に読者の理解を容易にする工夫や,より時代のニーズに見合った内容を盛り込むことが必要であると考え,今回の改訂に至った。
画像解剖に関する成書は,数多く出版されている。しかし,「疾患像ばかりで正常解剖像が少ない/モダリティ毎の構成で実践的でない/説明文が冗長で理解が困難」などの指摘を耳にする。これらの意見は,医療を学び始めた学生や若手のメディカルスタッフの目線に立って記載されていないことを意味しているのではないだろうか。本書はこのようなニーズに応えるべく,難解な記述をできるだけ避け,読む教科書ではなく“眺める教科書”を目指した。特に,「①モダリティ毎ではなく部位別に解説/②箇条書きスタイルでポイントのみを記述」というのが本書の大きな特徴である。初版,第2版では,正常例の画像に対してシェーマを並べ,そのシェーマに多くの解剖情報を記載していた。しかし,読者にとっては解剖情報が多すぎてしまい,その画像で特に重要となる解剖情報を明確に示すことはできていなかった。また,一部ではあるが,画像とシェーマが一致していないという指摘も受けた。今回の改訂では,これらの点を改善すべく,「正常例の画像を拡大/白黒反転させる/シェーマを正確に記載/解剖情報を絞る」などの工夫を行った。さらに,欄外の「用語アラカルト/豆知識/補足/調べておこう!/Check!/ここに注目!」など,一歩踏み込んだ情報の充実も図った。これまで以上に使いやすく,かつ必要にして十分な情報を盛り込んだテキストになったと自負している。
画像診断の出発点は,正常の画像解剖を知ることである。この原点に立ち返り,本書には人体のあらゆる部位を様々なモダリティで取得した正常の画像解剖を多く掲載している。“診療放射線技師および臨床検査技師を目指す学生” および“若手の技師”だけでなく,既に臨床現場で活躍している“研修医・看護師・理学療法士・作業療法士”など,これまで以上に多くのメディカルスタッフの方々にも学習に役立てていただければ幸いである。
最後に,本書の改訂にあたり,編集にご協力いただいた千葉大学医学部附属病院放射線部 主任診療放射線技師 飯森隆志先生,順天堂大学保健医療学部 講師 佐藤英介先生,群馬県立県民健康科学大学診療放射線学部 准教授 髙田健太先生,元北里大学医療衛生学部 教授 武田 徹先生,NTT東日本札幌病院 放射線科 技師長 鈴木信昭先生,筑波大学附属病院放射線部 富田哲也先生,そして,監修の労を賜った筑波大学医学医療系脳神経外科 教授 松村 明先生および協和中央病院放射線診断科部長(元茨城県立医療大学保健医療学部 教授) 阿武 泉先生に感謝を申し上げる。また,長期間にわたり忍耐強く編集にご尽力いただいた伊藤 彩氏をはじめ,メジカルビュー社編集部スタッフの方々に深甚の謝意を表したい。
2019年3月
磯辺 智範
本書『若葉マークの画像解剖学』は2007年に初版,2014年には改訂第2版として長年にわたり,医療教育の中で役立ってきたロングセラーである。診療放射線技師や臨床検査技師をめざす学生や若手医療従事者にとって非常にわかりやすい内容であるが,最近では医療もさまざまな新規分野に広がってきており,救命救急士,医学物理士,さらに看護師の特定行為のなかで画像解剖学は必須の学習項目となってきており,このような教育や日常診療の中でも本書は役立つと考えられる。
改訂第2版に比べて本書では画像の解説がさらにグレードアップしており,色分けした解説,シェーマや骨モデルを用いた説明など,読者にとって非常にわかりやすさが増した内容となっている。
囲み記事「調べておこう」には数多くの疾患名が出てきており,これらすべてを詳しく調べるのはきわめて困難であると思われるが,これらの疾患名を覚えておき,学習あるいは診療の中でこの疾患に遭遇した場合にすぐに調べることができるようにしておけるような「課題解決型学習」の材料として活用いただければと考えている。
技術的な解説も多く記載され,日常診療における経験の中からエキスパートの執筆者が気をつけるべきポイント,間違いやすいポイント,工夫すべきポイントなども書かれており,真に実力がつくための記載が豊富に盛り込まれている。
本書を活かしてすべての医療従事者のレベルアップが図れることを期待しており,第3版を多くの方々に利用していただけることを期待している。
2019年3月
筑波大学医学医療系脳神経外科教授
松村 明
-----------------------
第3版 編集の序
このたび,約2年の期間をかけて若葉マークの画像解剖学を大幅にリニューアルし,皆様にお届けできる運びとなった。本書は,“診療放射線技師や臨床検査技師を目指す学生”および“若手の技師”を対象とし,最低限身につけておかなければいけない“画像解剖の基礎知識”を網羅的に学習させることを最大の目的として2007年に初版,2014年には第2版を刊行し,これまで多くの教育機関に教科書や参考書に指定していただいた。すでに医療従事者として臨床現場で活躍している方々からも,「わかりやすい書籍である/人体解剖が画像でどう捉えられるかが明確になった/モダリティ別ではなく部位別になっているので臨床現場で使いやすい」など多くの声が寄せられており,本書が初学者教育に一定の役割を担えたことは,私自身の大きな喜びである。初版,第2 版と刊行してきた中,生体内を可視化することが当たり前の時代となった。さらには,医療技術の革新に伴い,従来では捉えることができなかった微細な構造まで可視化できる時代に変化を遂げている。このような変遷を辿る中,これまで以上に読者の理解を容易にする工夫や,より時代のニーズに見合った内容を盛り込むことが必要であると考え,今回の改訂に至った。
画像解剖に関する成書は,数多く出版されている。しかし,「疾患像ばかりで正常解剖像が少ない/モダリティ毎の構成で実践的でない/説明文が冗長で理解が困難」などの指摘を耳にする。これらの意見は,医療を学び始めた学生や若手のメディカルスタッフの目線に立って記載されていないことを意味しているのではないだろうか。本書はこのようなニーズに応えるべく,難解な記述をできるだけ避け,読む教科書ではなく“眺める教科書”を目指した。特に,「①モダリティ毎ではなく部位別に解説/②箇条書きスタイルでポイントのみを記述」というのが本書の大きな特徴である。初版,第2版では,正常例の画像に対してシェーマを並べ,そのシェーマに多くの解剖情報を記載していた。しかし,読者にとっては解剖情報が多すぎてしまい,その画像で特に重要となる解剖情報を明確に示すことはできていなかった。また,一部ではあるが,画像とシェーマが一致していないという指摘も受けた。今回の改訂では,これらの点を改善すべく,「正常例の画像を拡大/白黒反転させる/シェーマを正確に記載/解剖情報を絞る」などの工夫を行った。さらに,欄外の「用語アラカルト/豆知識/補足/調べておこう!/Check!/ここに注目!」など,一歩踏み込んだ情報の充実も図った。これまで以上に使いやすく,かつ必要にして十分な情報を盛り込んだテキストになったと自負している。
画像診断の出発点は,正常の画像解剖を知ることである。この原点に立ち返り,本書には人体のあらゆる部位を様々なモダリティで取得した正常の画像解剖を多く掲載している。“診療放射線技師および臨床検査技師を目指す学生” および“若手の技師”だけでなく,既に臨床現場で活躍している“研修医・看護師・理学療法士・作業療法士”など,これまで以上に多くのメディカルスタッフの方々にも学習に役立てていただければ幸いである。
最後に,本書の改訂にあたり,編集にご協力いただいた千葉大学医学部附属病院放射線部 主任診療放射線技師 飯森隆志先生,順天堂大学保健医療学部 講師 佐藤英介先生,群馬県立県民健康科学大学診療放射線学部 准教授 髙田健太先生,元北里大学医療衛生学部 教授 武田 徹先生,NTT東日本札幌病院 放射線科 技師長 鈴木信昭先生,筑波大学附属病院放射線部 富田哲也先生,そして,監修の労を賜った筑波大学医学医療系脳神経外科 教授 松村 明先生および協和中央病院放射線診断科部長(元茨城県立医療大学保健医療学部 教授) 阿武 泉先生に感謝を申し上げる。また,長期間にわたり忍耐強く編集にご尽力いただいた伊藤 彩氏をはじめ,メジカルビュー社編集部スタッフの方々に深甚の謝意を表したい。
2019年3月
磯辺 智範
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目次
第1章 各種画像の基礎知識
01 画像検査と画像解剖学 磯辺智範
02 X 線画像 磯辺智範・藤淵俊王
03 X 線CT 画像 尾㟢正則・磯辺智範
04 MRI(magnetic resonance imaging) 磯辺智範・尾㟢正則
05 核医学画像 関本道治
06 超音波画像 秋山敏一
07 画像再構成 村石 浩
第2 章 頭部
01 頭蓋骨の単純X 線画像 磯辺智範・寺西幸光
02 頭頸部の血管造影 小船井雅崇・笠原哲治
03 脳のX 線CT 画像・MRI 磯辺智範・安藤浩樹
04 眼窩のX 線CT・MRI 佐藤英介
05 聴器のX 線CT・MRI 佐藤英介
06 副鼻腔のX 線CT・MRI 佐藤英介
【頭部の核医学画像】
07 脳血流シンチグラフィ 飯森隆志
08 ドパミントランスポーターシンチグラフィ 飯森隆志
09 脳槽シンチグラフィ 飯森隆志
10 唾液腺シンチグラフィ 飯森隆志
第3 章 頸部
01 咽頭・喉頭の単純X 線画像 寺西幸光・藤淵俊王
02 頸部のX 線CT 画 宮田真理子・梁川範幸
03 頸部のMRI 高倉 有・尾㟢正則
【頸部の核医学画像】
05 甲状腺シンチグラフィ 中西崇仁
06 甲状腺腫瘍シンチグラフィ 中西崇仁
07 副甲状腺(para-thyroid gland)シンチグラフィ 中西崇仁
08 放射性ヨウ素治療 中西崇仁
第4 章 脊椎・脊髄
01 脊椎の単純X 線画像 磯辺智範・藤淵俊王
02 脊椎・脊髄のX 線CT 画像 石塚瞬一・谷 和紀子
03 脊椎・脊髄のMRI 坂井上之・多田浩章
04 脊椎・脊髄の血管造影 内田貴大・富田哲也
第5 章 胸部
01 胸部単純X 線画像 水上慎也・石田有治
02 胸部のX 線CT 画像 梁川範幸・水上慎也
03 胸部のMRI 立石敏樹・坂井上之
04 心臓の超音波画像 福島浩二
05 心血管の造影画像 梅澤直樹
【胸部の核医学画像】
06 肺血流シンチグラフィ 飯森隆志
07 肺換気シンチグラフィ 飯森隆志
08 肺吸入シンチグラフィ 飯森隆志
09 心筋シンチグラフィ 飯森隆志・梅澤直樹
第6 章 腹部
01 腹部単純X 線画像 森本 良・髙田健太
02 腹部のX 線CT 画像 佐藤広崇・梁川範幸
03 腹部のMRI 山田功二・尾㟢正則
04 腹部の血管造影像 加藤英幸
05 腹部の超音波画像 白石周一
06 消化管・腹部大動脈の超音波画像 秋山敏一
07 消化管造影画像(食道・胃・小腸・大腸) 鈴木信昭・高倉 有
08 胆道系の造影画像 坂本 優
09 泌尿器系の造影画像 澤田晃一・磯辺智子
【腹部の核医学画像】
10 肝シンチグラフィ 飯森隆志
11 肝・胆道シンチグラフィ
12 肝受容体シンチグラフィ 飯森隆志
13 腎動態シンチグラフィ 飯森隆志
14 腎静態シンチグラフィ 飯森隆志
15 副腎皮質シンチグラフィ 飯森隆志
16 副腎髄質シンチグラフィ 菊池 敬
17 消化管出血シンチグラフィ 梅澤哲郎
18 蛋白漏出シンチグラフィ 梅澤哲郎
19 異所性胃粘膜( Meckel憩室)シンチグラフィ 梅澤哲郎
第7章 骨盤部
01 骨盤部の単純X 線画像 藤淵俊王・小林大輔
02 骨盤部のCT 梁川範幸・佐藤広崇
03 骨盤部のMRI 石森貴夫・尾㟢正則
04 骨盤部の血管造影像 加藤英幸
05 下腹部の超音波画像 秋山敏一
06 生殖器系の造影画像(子宮卵管造影) 磯辺智範・川又郁夫
第8 章乳房
01 マンモグラフィ 五十嵐隆元
02 乳房の超音波画像 広藤喜章
03 乳房のX 線CT 画像 広藤喜章
04 乳房のMRI 広藤喜章
05 センチネルリンパ節シンチグラフィ 梅澤哲郎
第9 章 四肢
01 四肢の単純X 線画像 富田哲也・杉本 開
02 四肢のX 線CT 画像 梁川範幸・宮田真理子
03 四肢のMRI 秦 博文
04 四肢の血管造影像 笠原哲治・小船井雅崇
05 四肢の超音波画像 秋山敏一
01 無散瞳眼底写真撮影像 吉村洋祐・下瀬川正幸
02 MRS 磯辺智範・只野喜一
03 DTI 佐藤英介・只野喜一
04 放射線治療領域における位置照合
05 骨塩定量 寺西幸光・吉村洋祐
【骨領域・造血器領域の核医学画像】
06 骨シンチグラフィ 菊池 敬
07 骨髄シンチグラフィ 菊池 敬
【腫瘍シンチグラフィ】
08 67 Gaシンチグラフィ 菊池 敬
09 腫瘍201 Tlシンチグラフィ 小野寺 敦
10 ソマトスタチン受容体シンチグラフィ 梅澤哲郎
11 リンパ管シンチグラフィ 梅澤哲郎
12 PET- 脳 白石貴博
13 PET- 心臓 飯森隆志
14 PET- 腫瘍 飯森隆志
第10章 その他
01 無散瞳眼底写真撮影像 吉村洋祐・下瀬川正幸
02 MRS 磯辺智範・只野喜一
03 DTI 佐藤英介・只野喜一
04 放射線治療領域における位置照合
05 骨塩定量 寺西幸光・吉村洋祐
【骨領域・造血器領域の核医学画像】
06 骨シンチグラフィ 菊池 敬
07 骨髄シンチグラフィ 菊池 敬
【腫瘍シンチグラフィ】
08 67 Gaシンチグラフィ 菊池 敬
09 腫瘍201 Tlシンチグラフィ 小野寺 敦
10 ソマトスタチン受容体シンチグラフィ 梅澤哲郎
11 リンパ管シンチグラフィ 梅澤哲郎
12 PET- 脳 白石貴博
13 PET- 心臓 飯森隆志
14 PET- 腫瘍 飯森隆志
資料
①核医学で使用される主な核種 関本道治
②核医学ー集積機序・原理/利点・欠点一覧 飯森隆志・中西崇仁・梅澤哲郎・菊池 敬・小野寺 敦
③検査と被ばく 細田正洋・南 一幸
④ MRI で超音波画像をひも解く(肝を中心として) 髙田健太
⑤インフォームド・コンセント 平野雄二
01 画像検査と画像解剖学 磯辺智範
02 X 線画像 磯辺智範・藤淵俊王
03 X 線CT 画像 尾㟢正則・磯辺智範
04 MRI(magnetic resonance imaging) 磯辺智範・尾㟢正則
05 核医学画像 関本道治
06 超音波画像 秋山敏一
07 画像再構成 村石 浩
第2 章 頭部
01 頭蓋骨の単純X 線画像 磯辺智範・寺西幸光
02 頭頸部の血管造影 小船井雅崇・笠原哲治
03 脳のX 線CT 画像・MRI 磯辺智範・安藤浩樹
04 眼窩のX 線CT・MRI 佐藤英介
05 聴器のX 線CT・MRI 佐藤英介
06 副鼻腔のX 線CT・MRI 佐藤英介
【頭部の核医学画像】
07 脳血流シンチグラフィ 飯森隆志
08 ドパミントランスポーターシンチグラフィ 飯森隆志
09 脳槽シンチグラフィ 飯森隆志
10 唾液腺シンチグラフィ 飯森隆志
第3 章 頸部
01 咽頭・喉頭の単純X 線画像 寺西幸光・藤淵俊王
02 頸部のX 線CT 画 宮田真理子・梁川範幸
03 頸部のMRI 高倉 有・尾㟢正則
【頸部の核医学画像】
05 甲状腺シンチグラフィ 中西崇仁
06 甲状腺腫瘍シンチグラフィ 中西崇仁
07 副甲状腺(para-thyroid gland)シンチグラフィ 中西崇仁
08 放射性ヨウ素治療 中西崇仁
第4 章 脊椎・脊髄
01 脊椎の単純X 線画像 磯辺智範・藤淵俊王
02 脊椎・脊髄のX 線CT 画像 石塚瞬一・谷 和紀子
03 脊椎・脊髄のMRI 坂井上之・多田浩章
04 脊椎・脊髄の血管造影 内田貴大・富田哲也
第5 章 胸部
01 胸部単純X 線画像 水上慎也・石田有治
02 胸部のX 線CT 画像 梁川範幸・水上慎也
03 胸部のMRI 立石敏樹・坂井上之
04 心臓の超音波画像 福島浩二
05 心血管の造影画像 梅澤直樹
【胸部の核医学画像】
06 肺血流シンチグラフィ 飯森隆志
07 肺換気シンチグラフィ 飯森隆志
08 肺吸入シンチグラフィ 飯森隆志
09 心筋シンチグラフィ 飯森隆志・梅澤直樹
第6 章 腹部
01 腹部単純X 線画像 森本 良・髙田健太
02 腹部のX 線CT 画像 佐藤広崇・梁川範幸
03 腹部のMRI 山田功二・尾㟢正則
04 腹部の血管造影像 加藤英幸
05 腹部の超音波画像 白石周一
06 消化管・腹部大動脈の超音波画像 秋山敏一
07 消化管造影画像(食道・胃・小腸・大腸) 鈴木信昭・高倉 有
08 胆道系の造影画像 坂本 優
09 泌尿器系の造影画像 澤田晃一・磯辺智子
【腹部の核医学画像】
10 肝シンチグラフィ 飯森隆志
11 肝・胆道シンチグラフィ
12 肝受容体シンチグラフィ 飯森隆志
13 腎動態シンチグラフィ 飯森隆志
14 腎静態シンチグラフィ 飯森隆志
15 副腎皮質シンチグラフィ 飯森隆志
16 副腎髄質シンチグラフィ 菊池 敬
17 消化管出血シンチグラフィ 梅澤哲郎
18 蛋白漏出シンチグラフィ 梅澤哲郎
19 異所性胃粘膜( Meckel憩室)シンチグラフィ 梅澤哲郎
第7章 骨盤部
01 骨盤部の単純X 線画像 藤淵俊王・小林大輔
02 骨盤部のCT 梁川範幸・佐藤広崇
03 骨盤部のMRI 石森貴夫・尾㟢正則
04 骨盤部の血管造影像 加藤英幸
05 下腹部の超音波画像 秋山敏一
06 生殖器系の造影画像(子宮卵管造影) 磯辺智範・川又郁夫
第8 章乳房
01 マンモグラフィ 五十嵐隆元
02 乳房の超音波画像 広藤喜章
03 乳房のX 線CT 画像 広藤喜章
04 乳房のMRI 広藤喜章
05 センチネルリンパ節シンチグラフィ 梅澤哲郎
第9 章 四肢
01 四肢の単純X 線画像 富田哲也・杉本 開
02 四肢のX 線CT 画像 梁川範幸・宮田真理子
03 四肢のMRI 秦 博文
04 四肢の血管造影像 笠原哲治・小船井雅崇
05 四肢の超音波画像 秋山敏一
01 無散瞳眼底写真撮影像 吉村洋祐・下瀬川正幸
02 MRS 磯辺智範・只野喜一
03 DTI 佐藤英介・只野喜一
04 放射線治療領域における位置照合
05 骨塩定量 寺西幸光・吉村洋祐
【骨領域・造血器領域の核医学画像】
06 骨シンチグラフィ 菊池 敬
07 骨髄シンチグラフィ 菊池 敬
【腫瘍シンチグラフィ】
08 67 Gaシンチグラフィ 菊池 敬
09 腫瘍201 Tlシンチグラフィ 小野寺 敦
10 ソマトスタチン受容体シンチグラフィ 梅澤哲郎
11 リンパ管シンチグラフィ 梅澤哲郎
12 PET- 脳 白石貴博
13 PET- 心臓 飯森隆志
14 PET- 腫瘍 飯森隆志
第10章 その他
01 無散瞳眼底写真撮影像 吉村洋祐・下瀬川正幸
02 MRS 磯辺智範・只野喜一
03 DTI 佐藤英介・只野喜一
04 放射線治療領域における位置照合
05 骨塩定量 寺西幸光・吉村洋祐
【骨領域・造血器領域の核医学画像】
06 骨シンチグラフィ 菊池 敬
07 骨髄シンチグラフィ 菊池 敬
【腫瘍シンチグラフィ】
08 67 Gaシンチグラフィ 菊池 敬
09 腫瘍201 Tlシンチグラフィ 小野寺 敦
10 ソマトスタチン受容体シンチグラフィ 梅澤哲郎
11 リンパ管シンチグラフィ 梅澤哲郎
12 PET- 脳 白石貴博
13 PET- 心臓 飯森隆志
14 PET- 腫瘍 飯森隆志
資料
①核医学で使用される主な核種 関本道治
②核医学ー集積機序・原理/利点・欠点一覧 飯森隆志・中西崇仁・梅澤哲郎・菊池 敬・小野寺 敦
③検査と被ばく 細田正洋・南 一幸
④ MRI で超音波画像をひも解く(肝を中心として) 髙田健太
⑤インフォームド・コンセント 平野雄二
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「画像解剖学」初学者のための入門書,改訂第3版! 各モダリティにおける全身の正常像をこの1冊で
「画像解剖学」の入門書として多くの診療放射線技師養成校で活用されている書籍の改訂第3版。
単純X線,X線CT,MRI,超音波,核医学はもちろん,マンモグラフィや眼底写真なども網羅。豊富な正常症例の画像とともに,対比させた色調を反転させたり拡大した画像により解剖名をわかりやすく示している。箇条書きスタイルの平易な解説と欄外の囲みの記述(「ひとこと」「豆知識」「調べておこう!!」など)はブラッシュアップし,「画像解剖学」をより楽しくしっかり学べる1冊となっている。
改訂にあたり,脊椎・脊髄の血管造影のほか,センチネルリンパ節をはじめとする新たなシンチグラフィなどを新たに追加。また,できるだけ画像を大きく掲載するようにし,検査の概要などの記述は最小限にとどめた。モダリティの掲載順も統一し,記述を整理。
診療放射線技師養成校の学生や若手診療放射線技師はもちろんのこと,現在病院で行われている画像検査と正常画像のみかたを一通り効率よく学びたい,医師やその他の医療スタッフにもおすすめである。