DS NOW 13

合併切除と血行再建

拡大手術を安全・確実に行うために

合併切除と血行再建

■編集委員 上西 紀夫
後藤 満一
杉山 政則
渡邊 昌彦

定価 11,000円(税込) (本体10,000円+税)
  • A4判  200ページ  オールカラー,イラスト250点,写真50点
  • 2011年3月18日刊行
  • ISBN978-4-7583-1158-8

在庫僅少です。


消化器外科手術における合併切除と血行再建の手技を学べる実践的な手術書

No.13では,経験豊かなエキスパートたちが,若手外科医でも知っておくべき必要のある「合併切除と血行再建」について,安全かつ確実に手術を実施できるよう,イラストを中心に懇切丁寧に解説している。本文中では,手術手技の基本的な流れの解説のほか,「手術のコツ,注意点」「Dangerous Point」「トラブルシューティング」が随所に掲載されており,術中トラブルの対処法なども解説された消化器外科手術における合併切除と血行再建の術式を身につけることができる一冊となっている。

■シリーズ編集委員
上西紀夫/後藤満一/杉山政則/渡邊昌彦


序文

 これまで『DS NOW(Digestive Surgery Now)』シリーズでは,消化器外科手術における「標準手術」,「そこからのステップアップ」,アドバンストとしての「腹腔鏡下手術,胸腔鏡下手術」,さらには「高難易度手術」について,それぞれの領域のエキスパートの先生方による解説を掲載してきました。豊富な図と的確な説明,そして大変参考になる手術のコツとトラブルシューティングが記載されており,お蔭様で高い評価を得てきました。そこで本書では,このシリーズの流れを基盤とし,しばしば経験する消化器に近接した臓器の合併切除を余儀なくされる場合の手術法と,その考え方について解説していただきました。
 最近の画像診断の進歩により,術前に周囲臓器への浸潤や転移の診断がかなりの精度で可能となってきました。しかしながら,手術時に予想外の病変の広がりを認め,それを切除することができれば病変の遺残なくR0の手術が可能な場合に遭遇することも稀ではありません。そこで,的確な手術により病変をコントロールすると同時に,その切除・再建に伴う術後合併症や後遺症を最低限に抑えることも重要であり,そのためにはそれら周囲臓器のことについての十分な知識と,切除手技について理解しておく必要があります。また,それなくしては手術を安全に行うことはできず,さらには拡大手術を行う場合のメリットやデメリットについて,十分なインフォームド・コンセントを得ることはできません。
 そこで本書では,消化器癌手術における比較的頻度の高い周囲臓器切除を取り上げ,その手技のポイントについて経験豊富なエキスパートの先生方に解説をお願いしました。このような合併手術を予定している場合,あるいは合併手術の可能性がある場合は,術前に十分なシミュレーションをしておくことが極めて重要です。そのために,本書が拡大手術や合併切除を安全かつ確実に行うために大いに役立つことを祈っており,また,確信しています。

2011年3月
編集を代表して
上西紀夫
全文表示する

目次

食道領域
  肺,気管,気管支  外村修一 ほか
  食道癌手術における大動脈合併切除  藤田博正 ほか
  横隔膜  平井敏弘 ほか
胃領域
  膵臓,脾臓  神谷欣志 ほか
  肝合併切除を伴う胃全摘術  木村健二郎 ほか
  横行結腸  市川大輔 ほか
婦人科  安野正道
副腎  福島俊彦 ほか
前立腺  池 秀之 ほか
イレウス  石井良幸 ほか
尿管  前田耕太郎 ほか
膀胱  藤田 伸   
下大静脈合併切除  島津元秀 ほか
後腹膜腫瘍  隈元雄介 ほか
腎臓  小杉千弘 ほか
胆道癌における隣接臓器の合併切除 (横隔膜,結腸,十二指腸,膵)  平野 聡 ほか
膵癌における門脈合併切除  杉本博行 ほか
肝腫瘍における合併切除(IVC,PV,横隔膜)  有泉俊一 ほか
静脈グラフト採取法(IMV,左腎静脈,外頸静脈,外腸骨静脈,大伏在静脈,その他)  高瀬信弥 ほか
全文表示する

関連する
オススメ書籍