脳神経外科専門医をめざすための
経験すべき手術44
定価 16,500円(税込) (本体15,000円+税)
- A4判 304ページ 2色(一部カラー),イラスト290点,写真150点
- 2007年9月28日刊行
- ISBN978-4-7583-0907-3
序文
大学の構内の本屋を見回せばたった6万人の医師と医学生のために医学書が溢れんばかりに並んでいます。脳神経外科の書物も少なくありません。しかし脳神経外科に入門し,手術を覚えようとしている諸君の友になれる本がいかに少ないかおわかりでしょうか。
多くの専門書や教科書は知識的記述が多く,また手術書はまだ経験したこともない難しい手術の解説ばかりですので,一人前の脳神経外科医になってから役立つ内容ばかりです。これは私の若い頃からずっと感じている事ですが,意外にも脳神経外科医の門を叩いた若者にその初歩的な手術手技を解説するような手術書は少ないのです。その理由は2つあります。その1つは初歩的技術が本を通してではなく,手術室で先輩の手から後輩の手へ手渡しで伝授されていたためと思えます。これは外科系の特徴ともいうべき長き伝統です。しかし手渡しの技術は往々にして先輩の技量や教え方に左右されることも多く,また研修先によっては体験することの難しい疾患も多いのです。
理由の2つ目はエキスパートになると容易な手術よりもより困難な手術を執筆したくなることかもしれません。しかし学会のリーダー達にとって最も重要なことは一部の専門家を育てることはもちろん,いやそれ以上に初心者に正しく安全な手術を教えることに他なりません。
本書はこのようなコンセプトから脳神経外科に入門し,専門医を目指す若者に初歩的な手術手技を満遍なく解説する為に企画されたものです。折しも2006年春から研修記録帳が配付され,専門医には知識だけでなく技術レベルが具体的に求められるようになりました。本書ではそれぞれの手術項目に研修記録帳の記載と同じ評価基準レベル−2.手伝うことができる,3.監視下に実施できる,4.独立してできる−の数字が記入されています。それぞれの筆者は読者がこれらのレベルにあることを想定して執筆しておりますので,研修時に該当する手術が予定されている時はぜひその予習として本書を活用する様にお薦めします。
「2.助手として経験」の場合は助手として手術に参加した場合の注意点,「3.監視下に実施できる」場合は初めての術者として陥り易い盲点などを「チェックポイント」としてまとめてありますので,術前にあらかじめ読まれれば大変役に立つと思います。
本書は入門した時から役立つように第I編では手術器具の使い方,手術顕微鏡の用い方などから始まり,1年目でまず経験すべきminor surgeryや頭部外傷手術法が収録されています。そして最も多く経験するであろう脳血管障害の手術法は第II編に,そして専門医受験までに経験しなければならない頻度の高い脳腫瘍や脊髄,機能手術などがIII, IV編に記されています。最近は専門医の質が問われるようになり,専門医認定制機構では知識のみならずその技術も問われる時代になりつつあります。少ない症例でも確実な技術が身につけられるよう,本書を活用していただければ幸いです。
慶應義塾大学脳神経外科 河瀬 斌
2007年8月
多くの専門書や教科書は知識的記述が多く,また手術書はまだ経験したこともない難しい手術の解説ばかりですので,一人前の脳神経外科医になってから役立つ内容ばかりです。これは私の若い頃からずっと感じている事ですが,意外にも脳神経外科医の門を叩いた若者にその初歩的な手術手技を解説するような手術書は少ないのです。その理由は2つあります。その1つは初歩的技術が本を通してではなく,手術室で先輩の手から後輩の手へ手渡しで伝授されていたためと思えます。これは外科系の特徴ともいうべき長き伝統です。しかし手渡しの技術は往々にして先輩の技量や教え方に左右されることも多く,また研修先によっては体験することの難しい疾患も多いのです。
理由の2つ目はエキスパートになると容易な手術よりもより困難な手術を執筆したくなることかもしれません。しかし学会のリーダー達にとって最も重要なことは一部の専門家を育てることはもちろん,いやそれ以上に初心者に正しく安全な手術を教えることに他なりません。
本書はこのようなコンセプトから脳神経外科に入門し,専門医を目指す若者に初歩的な手術手技を満遍なく解説する為に企画されたものです。折しも2006年春から研修記録帳が配付され,専門医には知識だけでなく技術レベルが具体的に求められるようになりました。本書ではそれぞれの手術項目に研修記録帳の記載と同じ評価基準レベル−2.手伝うことができる,3.監視下に実施できる,4.独立してできる−の数字が記入されています。それぞれの筆者は読者がこれらのレベルにあることを想定して執筆しておりますので,研修時に該当する手術が予定されている時はぜひその予習として本書を活用する様にお薦めします。
「2.助手として経験」の場合は助手として手術に参加した場合の注意点,「3.監視下に実施できる」場合は初めての術者として陥り易い盲点などを「チェックポイント」としてまとめてありますので,術前にあらかじめ読まれれば大変役に立つと思います。
本書は入門した時から役立つように第I編では手術器具の使い方,手術顕微鏡の用い方などから始まり,1年目でまず経験すべきminor surgeryや頭部外傷手術法が収録されています。そして最も多く経験するであろう脳血管障害の手術法は第II編に,そして専門医受験までに経験しなければならない頻度の高い脳腫瘍や脊髄,機能手術などがIII, IV編に記されています。最近は専門医の質が問われるようになり,専門医認定制機構では知識のみならずその技術も問われる時代になりつつあります。少ない症例でも確実な技術が身につけられるよう,本書を活用していただければ幸いです。
慶應義塾大学脳神経外科 河瀬 斌
2007年8月
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目次
I.基礎,外傷
体位設定 酒井圭一,本郷一博
頭部固定
身体固定
ピン固定
固定器具使用法 後藤哲哉,本郷一博
固定器具の種類
固定器具の位置
ピン固定
合併症と対策
気管切開 小山淳一,本郷一博
外科的気管切開法
経皮的気管切開法
その他の気管切開法
脳へら使用法 田中雄一郎,本郷一博
脳へらを安定させるための固定法
脳へら使用の前に行うべき処置
脳へらの脳表へのあて方
脳へらの形状
脳へらの選択と組み合わせた用い方
脳へらの特殊な使用法
顕微鏡操作法 本郷一博,田中雄一郎
術前準備
術中操作
穿頭術 新井 一
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脳室ドレナージ術 新井 一
術前準備
手術適応
開頭部位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脳室腹腔短絡術 新井 一
術前準備
手術適応
開頭・開腹部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脳膿瘍穿刺排膿術 新井 一
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
頭蓋縫合早期癒合症開溝術 新井 一
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
頭蓋陥没骨折整復術 島 克司
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
閉鎖性(単純)陥没骨折
開放性(複雑)陥没骨折
術中・術後の合併症と対策
急性硬膜外血腫 島 克司
術前準備
手術適応
開頭部位,体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
頭蓋骨形成術 島 克司
術前準備
手術適応
開頭部位,体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
減圧開頭術 塩見直人,重森 稔
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
硬膜下血腫除去術 宮城知也,重森 稔
術前準備
手術適応
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
内減圧術 森本一弥,重森 稔
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
髄液漏閉鎖術 塩見直人,重森 稔
術前準備
手術適応(重症頭部外傷治療・管理のガイドラインより)
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
II.脳血管障害
一側天幕上開頭術および動脈瘤クリッピング 寳金清博
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脳内血腫除去術 馬場雄大,寳金清博
テント上表在型(経皮質アプローチ)
開頭部位(体位)
手術手技
テント上深部型(経島回アプローチ)
開頭部位,体位
手術手技
小脳出血
開頭部位,体位
手術手技
定位的脳内血腫吸引術 原口浩一,寳金清博
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
後頭下開頭術 永廣信治
術前準備
手術適応
外側後頭下開頭
開頭部位
正中後頭下開頭
開頭部位
術中・術後の合併症と対策
天幕下脳動脈瘤頚部クリッピング術 永廣信治
VA-PICA動脈瘤
開頭部位(体位)
手術手技
末梢PICA動脈瘤
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脳動静脈奇形摘出術 永田 泉
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
STA・MCA吻合術(頭蓋内血管吻合術) 永田 泉
術前準備
手術適応
手術手技
もやもや病の吻合術の注意点
術中・術後の合併症と対策
移植用血管採取 永田 泉
橈骨動脈採取
大伏在静脈採取(saphenous vein)
術中・術後の合併症と対策
頚動脈剥離 遠藤俊郎
皮膚切開から頚動脈到達まで
基本的外科解剖
手術手技
分岐部近傍の頚動脈露出と剥離
基本的外科解剖
手術手技
内頚動脈・外頚動脈末梢側の剥離,露出
舌下神経の剥離と位置移動
内頚動脈・外頚動脈の剥離,露出
頚動脈内膜剥離術 遠藤俊郎,林 央周
術前準備
体位,頭位
手術手技
血管病変部の操作とアテロームプラークの摘出
アテロームプラークの形態的特徴
基本的考え方と使用器具
手術操作
血管内治療基本手技 土屋拓郎,滝 和郎
術前準備
手術適応
術前検査
テーブル操作,造影
手術手技
動脈瘤塞栓
頚部頚動脈ステント留置術
血栓吸引用カテーテルの操作
術中・術後の合併症とその対策
III.脳腫瘍
円蓋部髄膜腫摘出術 大西丘倫
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
天幕上深部腫瘍 大西丘倫
側脳室三角部髄膜腫の手術
術前準備
手術適応
体位
手術手技
そのほかの手術アプローチ
術中・術後の合併症と対策
松果体部腫瘍の手術
術前準備
手術適応
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
くも膜嚢胞開放術 大西丘倫
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
表在性グリオーマの摘出術 中村英夫,倉津純一
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
転移性脳腫瘍手術 牧野敬史,倉津純一
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
内視鏡下経鼻的経蝶形骨洞手術 佐伯直勝,村井尚之
術前チェック
手術適応
経鼻適手術に必要な内視鏡,手術器具
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
天幕下腫瘍 友金祐介,有田憲生
術前準備
midline suboccipital approach
手術適応
手術体位
手術手技
lateral suboccipital (retrosigmoid) approach
手術適応
手術体位
手術手技
paramedian suboccipital approach
手術適応
手術体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
頭蓋底部腫瘍摘出術 森 鑑二,有田憲生
前および中頭蓋底部腫瘍摘出術
術前準備
pterional approach
手術適応
体位,頭位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
subfrontal approach
手術適応
体位,頭位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
orbitozygomatic approach
手術適応
体位,開頭
transbasal approach
手術適応
体位,開頭
中頭蓋底腫瘍摘出術
術前準備
subtemporal approach
手術適応
手術体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
IV.脊髄,定位機能
椎弓形成術 金 彪
術前準備
手術適応
頭部固定,体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脊髄硬膜内腫瘍 金 彪
髄内腫瘍
術前準備
手術適応
手術手技
髄外腫瘍−神経鞘腫を中心に
手術適応
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脊髄血管奇形外科手術 冨永悌二
脊髄血管奇形の分類と病態
手術適応
手術目的と手術法選択
術前準備
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
頚椎前方固定術 花北順哉
術前準備
手術適応
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
腰椎椎間板摘除術 花北順哉
術前準備
手術適応
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
インスツルメンテーションによる脊椎固定術 花北順哉
腰椎椎弓根スクリュー固定術(L4〜5間固定)
術前準備
手術適応
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
頚椎椎体プレート固定術
術前準備
手術適応
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脳神経減圧術 小野田惠介,伊達 勲
三叉神経痛に対する神経減圧術
術前準備
手術適応
体位,頭位
手術手技
閉頭
顔面痙攣に対する神経減圧術
術前準備
手術適応
体位
手術手技
閉頭
術中・術後の合併症と対策
定位脳手術(脳深部刺激) 上利 崇,伊達 勲
術前準備
手術適応
体位および穿頭部位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
体位設定 酒井圭一,本郷一博
頭部固定
身体固定
ピン固定
固定器具使用法 後藤哲哉,本郷一博
固定器具の種類
固定器具の位置
ピン固定
合併症と対策
気管切開 小山淳一,本郷一博
外科的気管切開法
経皮的気管切開法
その他の気管切開法
脳へら使用法 田中雄一郎,本郷一博
脳へらを安定させるための固定法
脳へら使用の前に行うべき処置
脳へらの脳表へのあて方
脳へらの形状
脳へらの選択と組み合わせた用い方
脳へらの特殊な使用法
顕微鏡操作法 本郷一博,田中雄一郎
術前準備
術中操作
穿頭術 新井 一
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脳室ドレナージ術 新井 一
術前準備
手術適応
開頭部位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脳室腹腔短絡術 新井 一
術前準備
手術適応
開頭・開腹部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脳膿瘍穿刺排膿術 新井 一
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
頭蓋縫合早期癒合症開溝術 新井 一
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
頭蓋陥没骨折整復術 島 克司
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
閉鎖性(単純)陥没骨折
開放性(複雑)陥没骨折
術中・術後の合併症と対策
急性硬膜外血腫 島 克司
術前準備
手術適応
開頭部位,体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
頭蓋骨形成術 島 克司
術前準備
手術適応
開頭部位,体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
減圧開頭術 塩見直人,重森 稔
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
硬膜下血腫除去術 宮城知也,重森 稔
術前準備
手術適応
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
内減圧術 森本一弥,重森 稔
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
髄液漏閉鎖術 塩見直人,重森 稔
術前準備
手術適応(重症頭部外傷治療・管理のガイドラインより)
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
II.脳血管障害
一側天幕上開頭術および動脈瘤クリッピング 寳金清博
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脳内血腫除去術 馬場雄大,寳金清博
テント上表在型(経皮質アプローチ)
開頭部位(体位)
手術手技
テント上深部型(経島回アプローチ)
開頭部位,体位
手術手技
小脳出血
開頭部位,体位
手術手技
定位的脳内血腫吸引術 原口浩一,寳金清博
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
後頭下開頭術 永廣信治
術前準備
手術適応
外側後頭下開頭
開頭部位
正中後頭下開頭
開頭部位
術中・術後の合併症と対策
天幕下脳動脈瘤頚部クリッピング術 永廣信治
VA-PICA動脈瘤
開頭部位(体位)
手術手技
末梢PICA動脈瘤
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脳動静脈奇形摘出術 永田 泉
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
STA・MCA吻合術(頭蓋内血管吻合術) 永田 泉
術前準備
手術適応
手術手技
もやもや病の吻合術の注意点
術中・術後の合併症と対策
移植用血管採取 永田 泉
橈骨動脈採取
大伏在静脈採取(saphenous vein)
術中・術後の合併症と対策
頚動脈剥離 遠藤俊郎
皮膚切開から頚動脈到達まで
基本的外科解剖
手術手技
分岐部近傍の頚動脈露出と剥離
基本的外科解剖
手術手技
内頚動脈・外頚動脈末梢側の剥離,露出
舌下神経の剥離と位置移動
内頚動脈・外頚動脈の剥離,露出
頚動脈内膜剥離術 遠藤俊郎,林 央周
術前準備
体位,頭位
手術手技
血管病変部の操作とアテロームプラークの摘出
アテロームプラークの形態的特徴
基本的考え方と使用器具
手術操作
血管内治療基本手技 土屋拓郎,滝 和郎
術前準備
手術適応
術前検査
テーブル操作,造影
手術手技
動脈瘤塞栓
頚部頚動脈ステント留置術
血栓吸引用カテーテルの操作
術中・術後の合併症とその対策
III.脳腫瘍
円蓋部髄膜腫摘出術 大西丘倫
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
天幕上深部腫瘍 大西丘倫
側脳室三角部髄膜腫の手術
術前準備
手術適応
体位
手術手技
そのほかの手術アプローチ
術中・術後の合併症と対策
松果体部腫瘍の手術
術前準備
手術適応
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
くも膜嚢胞開放術 大西丘倫
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
表在性グリオーマの摘出術 中村英夫,倉津純一
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
転移性脳腫瘍手術 牧野敬史,倉津純一
術前準備
手術適応
開頭部位(体位)
手術手技
術中・術後の合併症と対策
内視鏡下経鼻的経蝶形骨洞手術 佐伯直勝,村井尚之
術前チェック
手術適応
経鼻適手術に必要な内視鏡,手術器具
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
天幕下腫瘍 友金祐介,有田憲生
術前準備
midline suboccipital approach
手術適応
手術体位
手術手技
lateral suboccipital (retrosigmoid) approach
手術適応
手術体位
手術手技
paramedian suboccipital approach
手術適応
手術体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
頭蓋底部腫瘍摘出術 森 鑑二,有田憲生
前および中頭蓋底部腫瘍摘出術
術前準備
pterional approach
手術適応
体位,頭位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
subfrontal approach
手術適応
体位,頭位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
orbitozygomatic approach
手術適応
体位,開頭
transbasal approach
手術適応
体位,開頭
中頭蓋底腫瘍摘出術
術前準備
subtemporal approach
手術適応
手術体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
IV.脊髄,定位機能
椎弓形成術 金 彪
術前準備
手術適応
頭部固定,体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脊髄硬膜内腫瘍 金 彪
髄内腫瘍
術前準備
手術適応
手術手技
髄外腫瘍−神経鞘腫を中心に
手術適応
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脊髄血管奇形外科手術 冨永悌二
脊髄血管奇形の分類と病態
手術適応
手術目的と手術法選択
術前準備
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
頚椎前方固定術 花北順哉
術前準備
手術適応
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
腰椎椎間板摘除術 花北順哉
術前準備
手術適応
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
インスツルメンテーションによる脊椎固定術 花北順哉
腰椎椎弓根スクリュー固定術(L4〜5間固定)
術前準備
手術適応
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
頚椎椎体プレート固定術
術前準備
手術適応
体位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
脳神経減圧術 小野田惠介,伊達 勲
三叉神経痛に対する神経減圧術
術前準備
手術適応
体位,頭位
手術手技
閉頭
顔面痙攣に対する神経減圧術
術前準備
手術適応
体位
手術手技
閉頭
術中・術後の合併症と対策
定位脳手術(脳深部刺激) 上利 崇,伊達 勲
術前準備
手術適応
体位および穿頭部位
手術手技
術中・術後の合併症と対策
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脳神経外科専門医合格のための研修必須項目を網羅した手術書
超難関といわれている日本脳神経外科学会認定の専門医試験を受けるまでの6年間に習得すべき手術手技の解説書であり,脳神経外科医としての必須事項を網羅して構成。
専門医試験の『研修項目と知識習得レベル』(研修手帖)に基づいて構成された術式44項目は,イラストを中心にまとめ,[基礎・外傷][脳血管障害][脳腫瘍][脊髄・定位機能]の4本の柱から成り立っている。
臨床経験を積みながら,専門領域に進む医師たちに求められている“専門医として必要な知識と手術(技術)”について,それぞれのエキスパートたちによるわかりやすい解説で理解を深め,日常の臨床から試験対策まで攻略できる一冊である。