医師のための 即効! 英会話フレーズ 
国際学会編

医師のための 即効! 英会話フレーズ 国際学会編

■編集 伊達 勲

■英文監修 Minton Timothy

定価 3,080円(税込) (本体2,800円+税)
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  • B6変型判  176ページ  2色,音声ダウンロードサービス付き
  • 2015年3月26日刊行
  • ISBN978-4-7583-0444-3

「国際学会編」でよく使われる英会話フレーズを網羅した1冊。すべての音声がダウンロードできます!

本シリーズは医師が英会話の必要性を強く感じる「外来診療」「国際学会」という2つの場面の英会話フレーズをまとめた,音声ダウンロードサービス付きの英会話書籍である。
「国際学会編」である本書は,発表データの確認など受付で使う表現から,演題発表,ポスター発表,座長としての進行,質疑応答,懇親会でのソーシャルな表現まで,国際学会で必要となる英会話フレーズのほとんどをカバーしている。日英併記なので自分が必要としている英語表現がすぐに見つかり,必要なときにすぐに役立つ構成となっている。また,すべての英語音声はホームページからダウンロードができる。
「スライドの右斜め上をご覧ください」「前方の席が空いているのでつめてください」など,日本語では簡単に言えることでも,英語となると出てこない表現は多い。これらは学会の「決まり文句」ともいえる表現なので,英語ができるかどうかというよりも,知っていればすぐに言えるが,知らなければ出てこない表現といえる。
「抄録はすべて英語にする」「発表もできるだけ英語で」など,学会の国際化が年々進んでいる。学会参加時には必ず役立つ1冊である。


序文

はじめに

 グローバル化がしきりに叫ばれる時代になりました。医師の世界もまさにその通りで,各地の病院で外国人患者さんを診察する
機会が増え,それに対応するために多くの病院で案内掲示やホームページが英語併記となっています。国内学会であっても,「抄録や発表スライドは英語」を義務づける学会も増加しています。しかし一番大切なのは,医師自身が英会話を含めた医学英語の勉強を生涯続けていくことでしょう。
 本書は,外来診療の現場や国際学会の会場で遭遇するさまざまな状況を想定し,それに対応する英語表現を集めたものです。それぞれの状況で使える重要単語も多く掲載し,読者の便宜を図りました。うれしいことに音声もダウンロード可能です。現場で大いに役立ててください。
 日本医学英語教育学会では毎年,日本医学英語検定試験(医英検,1級〜4級まで)を開催しており,これまで約2,000名の方が受験されました。本書で勉強し,その成果を医英検で確認するのもよいと思います。
 本書が皆さんの英語活動のmotivationになることを祈念します。

平成27年1月

日本医学英語教育学会理事長
日本脳神経外科同時通訳団団長
岡山大学大学院脳神経外科教授
伊達 勲
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目次

■Chapter 1 受付
 事前登録が済んでいる
 当日に参加登録をする
 演者として登録する
 懇親会に申し込む
 ランチョンに申し込む
 学会後のツアーに申し込む
 領収書を発行してもらう
 会場施設についてたずねる
 キャンセルする
 パソコン関連についてたずねる
 発表設備を確認する
 配布物についてたずねる
 スライド進行の操作を確認する
 
■Chapter 2 演題発表
 最初の挨拶をする
 発表テーマを述べる
 発表を始める
 研究の背景・問題点を示す
 研究の目的を述べる
 研究のタイプ・プロトコルを示す
 研究方法を説明する
 症例を提示する
 研究の群について示す
 統計処理について示す
 研究結果を示す
 得られる結論を示す
 症例を説明する
 研究結果のポイントを示す
 研究結果のポイントを繰り返す
 疑問形を使って強調する
 発表の要点をまとめる
 詳細を割愛する
 感謝を述べて発表を終える
 協力者へ謝辞を述べる
 質問を受け付ける
 照明の指示を出す
 別の言葉で言い換える
 間違いを訂正する
 発表の全体像を説明する
 スライドでデータを示す
 スライド内で視点を誘導する①
 スライド内で視点を誘導する②
 スライド間で視点を誘導する
 配布物で視点を誘導する
 次のトピックに移る
 
■Chapter 3 質疑応答
 自己紹介をする
 発表への賛辞を述べる
 シンプルにコメントする
 シンプルに質問を述べる
 発表への同意を示す
 違う意見を述べる
 研究内容の詳細を質問する
 不明確な部分を質問する
 他の研究についてたずねる
 質問を言い直す
 複数の質問をする
 発表の内容を確認する
 質問に謝意を述べる
 質問を繰り返してもらう
 質問の意味を確認する
 質問内容をフロアに伝える
 質問に順序立てて答える
 発表主旨をあらためて伝える
 質問に答える➀-一般論で答えるとき
 質問に答える➁-確証がもてないとき
 質問に答える➂-答えられないとき
 質問に答える➃-研究対象外のとき
 質問に答える➄-時間がないとき
 質問に答える➅-質問に同意できないとき
 質問に答える⑦-説明を保留する
 的確に答えたか確認する
 回答を終えたことを示す
 
■Chapter 4 ポスター発表
 声をかけて発表に招く
 発表途中で発表に招く
 発表のテーマを述べる
 研究のアウトラインを述べる
 研究の目的を述べる
 研究の結果を述べる
 研究の結論を述べる
 要点をかいつまんで述べる
 順序立てて説明する
 重要な箇所を強調する
 図表の説明を述べる①
 図表の説明を述べる②
 詳細を割愛する
 感謝を述べて発表を終える
 質問やコメントを受け付ける
 質問に謝意を示す
 シンプルに質問に答える
 難しい質問に対応する
 推論を述べる
 感想を述べる
 展望を述べる
 課題を述べる
 専門分野をたずねる
 興味の対象をたずねる
 理解度を確認する
 連絡先を交換する
 
■Chapter 5 座長
 フロアに挨拶する
 自己紹介をする
 共同座長との役割分担を伝える
 スケジュールを伝える
 発表順の変更を伝える
 演題の中止を伝える
 時間構成を伝える
 質疑応答について伝える
 総合討論について伝える
 座席を詰めてもらうよう伝える
 フロアに注意事項を伝える
 同時通訳について伝える
 セッションを始める
 演者を紹介する
 招待演者を紹介する
 演者に時間がないことを伝える
 時間切れで発表を打ち切る
 演者に発表のお礼を述べる
 セッションを終える①
 セッションを終える②(予定時間通りのとき)
 フロアから質問を受け付ける
 追加で質問を受け付ける
 難しい質問に対応する
 演者のために質問を繰り返す
 質問者に大きな声で話してもらう
 質問を簡潔にまとめてもらう
 答えを簡潔にまとめてもらう
 時間切れで質疑応答を中止する
 演者に質問する(フロアから質問がないとき)
 質疑応答を終える
 
■Chapter 6 懇親会
 開会の挨拶をする
 乾杯の音頭をとる
 乾杯の音頭をお願いする
 人物をフロアに紹介する
 挨拶をお願いする
 協力者にお礼を述べる
 アナウンス事項を伝える
 懇親会の終了を伝える
 初対面の人に挨拶する
 旧交を温める
 親交を深める
 会話を終わらせる
 食事について会話する
 会場周辺についてたずねる
 
■Chapter 7 会議・式典
 開会の挨拶をする
 議事を進行する
 議題を採決する
 表彰式を始める
 表彰式を終える
 閉会の挨拶をする
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