試験対策問題集
糖尿病療養指導のための
力試し300題
※新版「2025-2026年版」が12月下旬刊行予定!
2023-2024年版
定価 3,630円(税込) (本体3,300円+税)
- B5判 256ページ 1色,Web問題集
- 2022年12月31日刊行
- ISBN978-4-7583-0174-9
序文
発刊によせて
わが国の糖尿病患者数は激増し、2016年の国民健康栄養調査では、糖尿病が強く疑われる者が1,000万人、糖尿病が否定できない者が1,000万人に達しました。一方、診療にあたる日本糖尿病学会の専門医は、2021年8月時点で6,300名余にすぎません。できるだけ多くの糖尿病患者さんに、より専門的で質の高い医療を提供する目的で、2000(平成12)年に日本糖尿病療養指導士認定機構が設立され、「糖尿病とその療養指導全般に関する正しい知識を有し、医師の指示の下で患者に熟練した療養指導を行うことのできる医療従事者」を「日本糖尿病療養指導士」として認定するための認定試験が始まりました。各地の診療機関で、医師の指導の下、さまざまな職種の多くの糖尿病療養指導士がチーム医療を行うことにより、わが国の糖尿病患者さんがよりよい治療を受けられることが期待されています。
日本糖尿病療養指導士の認定試験は2021年度までに21回実施(COVID-19のため2019年度の認定試験は中止)され、2022年8月現在18,591名が第一線で活躍しています。直近の2回の試験では、2021年度は受験者数1,094名、合格率95.2%、2020年度は受験者数2,177名、合格率95.0%です。
さて、日本糖尿病療養指導士認定機構から、ガイドブックが発行されています。ただ、糖尿病の医学・医療の進歩は日進月歩で目覚ましいものがあり、受験生が学習し理解・記憶しておく事柄は年々増加し、膨大な量となっています。受験生の負担を少しでも軽減すべく、「糖尿病療養指導のための力試し150題」と題する本問題集が企画され、2003年に出版されました。実際の受験生から聞き取り調査を行い、出題された問題を再現するように努めました。幸いにも多くの受験生に利用され、2年毎に改訂を重ね、2007年以降の改訂版では300題となりました。2021・2022年の出題からもできるだけ多くの問題を再現しました。出題された問題の復元にご協力いただいた受験生諸氏に感謝申し上げます。今回の改訂からは、第〇版という表示を止め、2023-2024年版という表記にさせていただきました。
2020年度の認定試験からCBT試験が導入されました。問題総数は計120問で、パソコン画面上で各60題を休憩15分を入れて90分ずつで回答することになります。問題、選択肢ともに文章のみで、前半は短い文章(1~2行)の問題、後半は症例提示に対する問題構成のようです。これらの変化に対応するため、「問題編」と「解説編」から構成されていた本問題集も、本書は「解説編」のみとし、インターネットを介してWebで問題と解説を学べるよう時代にマッチした問題集として装いを新たにいたしました。時間があるときに通勤の車内や職場でスマートフォンやパソコンで問題と解説をご覧いただけます。300題を10問ずつ呼び出して解答すると,1問ごとに正誤判定と解説が表示されます。
本書が、近年全国的に展開されてきている「地域糖尿病療養指導士」を含めて、受験生諸氏の勉学のお役に立ち、合格の一助になり、最終的には糖尿病患者さんのお役に立てば、編者・著者として望外の喜びです。最後に、本書の発刊にあたり終始御努力をいただきましたメジカルビュー社の石田奈緒美氏,宮澤 進氏、阿部篤仁氏、浦野直樹氏に深謝いたします。
2022年12月吉日
片山茂裕
河津捷二
野田光彦
わが国の糖尿病患者数は激増し、2016年の国民健康栄養調査では、糖尿病が強く疑われる者が1,000万人、糖尿病が否定できない者が1,000万人に達しました。一方、診療にあたる日本糖尿病学会の専門医は、2021年8月時点で6,300名余にすぎません。できるだけ多くの糖尿病患者さんに、より専門的で質の高い医療を提供する目的で、2000(平成12)年に日本糖尿病療養指導士認定機構が設立され、「糖尿病とその療養指導全般に関する正しい知識を有し、医師の指示の下で患者に熟練した療養指導を行うことのできる医療従事者」を「日本糖尿病療養指導士」として認定するための認定試験が始まりました。各地の診療機関で、医師の指導の下、さまざまな職種の多くの糖尿病療養指導士がチーム医療を行うことにより、わが国の糖尿病患者さんがよりよい治療を受けられることが期待されています。
日本糖尿病療養指導士の認定試験は2021年度までに21回実施(COVID-19のため2019年度の認定試験は中止)され、2022年8月現在18,591名が第一線で活躍しています。直近の2回の試験では、2021年度は受験者数1,094名、合格率95.2%、2020年度は受験者数2,177名、合格率95.0%です。
さて、日本糖尿病療養指導士認定機構から、ガイドブックが発行されています。ただ、糖尿病の医学・医療の進歩は日進月歩で目覚ましいものがあり、受験生が学習し理解・記憶しておく事柄は年々増加し、膨大な量となっています。受験生の負担を少しでも軽減すべく、「糖尿病療養指導のための力試し150題」と題する本問題集が企画され、2003年に出版されました。実際の受験生から聞き取り調査を行い、出題された問題を再現するように努めました。幸いにも多くの受験生に利用され、2年毎に改訂を重ね、2007年以降の改訂版では300題となりました。2021・2022年の出題からもできるだけ多くの問題を再現しました。出題された問題の復元にご協力いただいた受験生諸氏に感謝申し上げます。今回の改訂からは、第〇版という表示を止め、2023-2024年版という表記にさせていただきました。
2020年度の認定試験からCBT試験が導入されました。問題総数は計120問で、パソコン画面上で各60題を休憩15分を入れて90分ずつで回答することになります。問題、選択肢ともに文章のみで、前半は短い文章(1~2行)の問題、後半は症例提示に対する問題構成のようです。これらの変化に対応するため、「問題編」と「解説編」から構成されていた本問題集も、本書は「解説編」のみとし、インターネットを介してWebで問題と解説を学べるよう時代にマッチした問題集として装いを新たにいたしました。時間があるときに通勤の車内や職場でスマートフォンやパソコンで問題と解説をご覧いただけます。300題を10問ずつ呼び出して解答すると,1問ごとに正誤判定と解説が表示されます。
本書が、近年全国的に展開されてきている「地域糖尿病療養指導士」を含めて、受験生諸氏の勉学のお役に立ち、合格の一助になり、最終的には糖尿病患者さんのお役に立てば、編者・著者として望外の喜びです。最後に、本書の発刊にあたり終始御努力をいただきましたメジカルビュー社の石田奈緒美氏,宮澤 進氏、阿部篤仁氏、浦野直樹氏に深謝いたします。
2022年12月吉日
片山茂裕
河津捷二
野田光彦
全文表示する
閉じる
糖尿病療養指導における知識の整理,認定試験対策に必須の1冊,待望のアップデート! Web問題集付き
「日本糖尿病療養指導士認定試験」をはじめ,地域で行われている糖尿病療養指導士試験などの対策として,また勉強会などの復習にも使える力試し問題集。
2020年刊行の「第10版 糖尿病療養指導のための力試し300題」の構成はそのままに,2021年,2022年の日本糖尿病療養指導士認定試験の出題傾向を調査し,復元問題43題を掲載。復元度をA,B,Cで表している。
スマホ,タブレットでいつでもどこでも実力診断できるWeb問題集を新たに追加。